炎が眠っている
その熱と光を休めながら
かつて燃えたことを証明する
灰が柔らかな布団になって
炎は夢を見ている
かつて照らし出した
闇の中に浮き立つ人の顔が
ばらばらになって融合 ....
 夜空に咲く花は美しい音楽を奏でる。
 恥ずかしがり屋の月が雲に隠れぬよう。
 眠りを知らぬ私らは窓辺に佇み
 チェンバロの響きに耳を澄ます。

 慈悲深い月がいよいよその姿を雲にくらま ....
ようこちゃんのおうちは
このへんにあったの

そこは
うつくしく聖地化された
さまざまな国から贈られた
木々からなる緑陰

なにもかも
うつくしい緑に塗り ....
いいにおい
夜のおわりのみどりのにおい
なま白い手足で泳いでいく女のこたち
文字の群れとあかるいカステラ
いいにおい
頭の右うしろのほうの記憶
こうばしいおとこの子たち
めくばせとジ ....
その下に何があるのか知るのが怖いので、ずっとそのままにしている波うつ灰色のカーペットには前の住人の、そのまた前の住人の足跡なんかが見えないけれど無数に残っていて、運び込んだばかりの段ボールの真ん中で、 .... :四行詩:


 #


「迷宮入事件の深層」
詩の、死亡推定時刻に、
あなたは、いったい何をしていましたか?
偶像崇拝?異端審問? えっ、罪の無い作文を書いてた?
みんなやってる ....
          160513

結果がすべてと
紅い絨毯は知らん顔
可愛い顔した幼子が
伸ばす筆のその先に
白波5人男の艶姿
多いと呼べば
少ないと答える
燃費の悪い車を走らせて ....
わたしはバター
熱いあなたの舌に
乗せられ転がり踊り
少しずつ少しずつ
溶かされトロリ
液状になるの

そしたら、

一人難儀に苦悩する
愛しいあなたも
いつのまにか
蕩け溶け ....
もしもたとえば恋の詩を
どこかで発表したならば
こんなに狭いそのどこか
きっと思惑され放題かと

匿名希望のそれ以前とは
全く私の居る場所なのに
なにゆえひろびろ考えて
自分の知るあて ....
ふわり舞ういぐさのカーペットに、くっきり白くひかるやまぼうしの花、ひかげでお腹を出して寝そべる犬や、ミニクーパーの下でおひるねちゅうの猫、水鉄砲で遊ぶがきんちょたちに、ちゃりんこの蛇行運転じい .... わたしは初夏
水の跳ねるところへ座り
地べたを行く蟻に尋ねる
( )
空を行く鳩にも尋ねる
( )
枯れ行く薔薇たちに尋ねる

道を急ぐ人びとには
 ....
仔犬を胸に抱いた少年
あるいは
眠っている赤子を
抱っこ紐で抱えた母親
のように

買ったばかりの
ラナンキュラスの
花束を
両手で持ち

包装紙の隙間から覗いて

微笑ん ....
100億光年離れた
レッドポイント星(赤点星)に
帰りの燃料無しで
送り込まれたhayataroは
役立たずの自分が
実験台にされたことを知り
人類への復讐を誓った

酸素も水も食料も ....
愛したのは
哀しい目でした

わたしより弱いひとしか愛せませんでした

あなたはいつも俯瞰していました
わたしのことも俯瞰していました

わたしの浅ましさ
こころの醜さ

あなたはいつも俯瞰していまし ....
落ちる白い壁、この真夜中

沈黙の充満、物という物
剥き出しに在り
全てが均一に在るという
無機の死の奈落
無言の虚無の生々しい幻の告知
そうして俺はこの胸の広がりゆく空洞を抱え
物質 ....
きっつきつのジーパンの中の
ポコチンと同じで
すべて脱ぎ捨てれば楽になる
なんてことはない
そこには
突き刺さるような
他人の視線があるし
「ガハ、短小で包茎じゃん」
という嘲りの声が ....
ピアスの数だけ恋をした
傷付く度に増えてゆく穴を
キラキラと光る星で飾ると
少しずつ痛みを忘れられたが

朝になるとまた気付いてしまう
もっと良い人が居るかも知れない

私の耳には三日 ....
わずか数滴
血を受けたグラスのように
鈍く燃える吊り照明の下
やり過ごす唇に 骰子ひとつ

  十一時五十三分発特別急行

待たすより急かすより
テーブルに降りた静謐を挟んで
流れ  ....
 
 雨上がりの喫茶店で煙草の煙を追いかけていた。
 ここでは思想が絵となり、歌となった。
 私の目にするもの全てが題材となり得るのに、
 私は過程の楽しみを忘れていた。

 昔は一つの言 ....
苦しい思いをしたからと
他人(ひと)もそうであれと願えばこの世は地獄となる

苦しみを知るからこそと
他人に同じ思いはさせまいと願い接すれば
楽土への道は拓かれる

思い返すとあの時まだ ....
素因数分解した僕らは
裸足になって砂浜を駆けていく
照りつける日差しはひたすら加法だ
無限が婉曲に伸びて
規則的に押し寄せる波は
静かに四本の絃を鳴らして去っていく
これ以上はない
その ....
夜の足元に浸透する無色な表情たちは鋭利な棘を準備している、浮かれた心はだから、すぐに冷めて大人しく蹲る、折り曲げて抱いた両の膝越しに見える足は爪が少し伸び過ぎている、無色な表情たちはそいつ .... その男は42人のハンドルネームを持っている
ちなみに今のメインは千切りキャベツだ
近いキャラとしては息子設定のプロセスチーズ(24)がいる
この2つは、ともに今食えない病気にかかっていて
健康 ....
         160510

進行癌を囃し立てる
圧倒的に多いのが
胃ガンに大腸癌
ゆっくり進行する前立腺癌
C型肝炎に感染すると
何十年も経って肝臓癌に
進行する
腹部のしこり ....
鳴りやまないっ、かまってちゃん、雲に乗って、鳴りやまないっ、鳴りやまないっ、かまってちゃん、よかったね、よかったよ、うん、いいよ、運だね、うんっ、かまってちゃん、の向こうがわ、笑ってるっ、ふっ、か .... 便秘の腹に顔描いて踊っている 貴族議員かなんかで
金持ちで余裕のある奴が
「一般庶民のために、
いっちょ頑張ってやるか」的な感じが理想だ
二世、三世議員なら尚更いい

そうでなければ
町内会の役員みたいに
「え~! ....
咲き誇る花を殺した。
きれいだったから殺した、
そういえば意味が繋がるだろう。
しかし、私は花を殺すことによって、
自分のなかの花さえも、
千切り殺してしまいたかった。

あなたの腕のな ....
握った手を離したくはありません。
父が寂しくないようにと
両手いっぱいの白菊を
棺の中に入れました。
(お父さんさようなら。)
その一言が言えなくて
私はもう一度
両手いっぱいの白菊を
 ....
都心へと続く田んぼの中の線路。
田植えを終えて一息つきながら
父がおにぎりを頬張った。

梅・おかか・こんぶ。

母が麦茶と重箱を差し出しながら
にっこりと笑っている。

汗を拭いて ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠った炎- 葉leaf自由詩1516-5-14
夜空に咲く花- ヒヤシン ...自由詩4*16-5-14
大統領にいいたいこと_What_I_want_to_say_ ...- るるりら自由詩616-5-14
いいにおい- はるな自由詩1216-5-14
波うつカーペット/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩2*16-5-13
四行詩- ハァモニ ...自由詩3*16-5-13
波うつカーペット- あおば自由詩2*16-5-13
優しい女- ひだかた ...自由詩316-5-13
たとえばではなく恋歌を- もっぷ自由詩4*16-5-13
波うつカーペット - 阿ト理恵散文(批評 ...5*16-5-12
よろこび- はるな自由詩116-5-12
街角- Lucy自由詩17*16-5-12
100億年hayataro「100億光年の孤独死」- 花形新次自由詩116-5-12
馬鹿- 印あかり自由詩5+*16-5-12
真夜中の恐怖- ひだかた ...自由詩616-5-12
安住の地などない- 花形新次自由詩1+*16-5-11
イミテーションゴールド- ミナト ...自由詩516-5-11
待つふたり- ただのみ ...自由詩6*16-5-11
創造するということ- ヒヤシン ...自由詩3*16-5-11
明日の情- 梟 由香 ...自由詩4*16-5-11
青空の下で- 乱太郎自由詩9*16-5-11
夜光虫たちの晩餐- ホロウ・ ...自由詩2*16-5-11
こいつら全員同一人物- 花形新次自由詩1+*16-5-10
ファンファーレを鳴らす人のために- あおば自由詩2*16-5-10
ファンファーレを鳴らす人のために- 阿ト理恵自由詩5*16-5-10
便秘の腹に顔描いて踊っている- 北大路京 ...自由詩416-5-10
積極参加する奴が嫌い- 花形新次自由詩1*16-5-10
苦い匂い- あおい満 ...自由詩716-5-10
心残り。- 梓ゆい自由詩516-5-10
田植えの季節。- 梓ゆい自由詩5*16-5-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458