あっきーの冷たいマクランも、あっちゅのしまちゃんはなちゃんもえすけ、抱き枕サイズのファミちゃん、みんないなくちゃダメだから。

あっちゅは中3になって、東京にだってひとりで電車に乗って行けるように ....
自称詩人だけを
荷台に乗せたトラックが
踏み切りで立ち往生しているところに
京浜急行快速特急が
みんなの期待を一身に背負って
時速120㎞で突っ込んだ

これでドナドナ自称詩人は
奴隷 ....
金曜日の夜の街はざわついている。
お洒落した、色情を掻き立てるような身なりの女が居たりして、誰かを待っている。
私は待つべき人など誰もいない。
約束なんてない。
ただここに座って帰りたくないだ ....
多色チークの1番可愛い色。
僕のためだけに使ってよ。
あの日誓った言葉も、
新しく宿った生命さえも、
失ってしまった僕らには
何が残るって言うんだろう。

君の傍にいるってことは
毎日のはずだったのに、
そんなことも非日常になるなんて
誰 ....
孤独
個の毒
ことごとく

苦悩
愚の脳
このうえなく

恨み
うらやみ
暗闇のなか

夢想
無の相
嘘うたう

存在
その際
空ぞらしく


その ....
昼ご飯を済ませて
横たわって
眠りに落ちて
目が覚めたら
もうすでに夕方で
ふと鏡を見たら
頬に線ができていて
それが畳の跡だと
やっと気づいて
消す術もなく
消す必要もなく
と ....
君と毎日同じ空間に帰ってきた幸せ。

絡めた君のか細い指、
君の面長な輪郭、背中、くびれ、
あれもこれも忘却に葬られてしまう。

きっといつか君の名前だって、
存在だって、忘れてしまう。 ....
先生方は人を診ないで環境を診ようとする。人はクローンじゃない。人は個性です。内側・外側ひっくるめての個性の総体です。
まず、「人」があります。それは環境やあるいは遺伝と歴史では語ることのできない事実 ....
鍋や木べらはあらかじめだしておくこと。もうだめってくらいにはりつめた茄子やトマトを刻んだそばから鍋に放ってすぐ火にかけてしまうので。近頃の味付けは簡単で、肉を入れるなら塩だけで、野菜だけの煮込みな .... 僕達の関係なんて、
たかだか青い春でしかなくって、
赤い糸なんて微塵も感じなかった。

ただそれだけだ。

花が咲いて、風に吹かれて、ただ枯れゆくように、
希薄な儚いものでしかなかった。 ....
耳を塞いで
音楽を聴いている

心をいっぱいに開かないと
聞こえてこないメロディ

やさしさ
とか
愛しさ
とか
切なさ
とか
刹那さとかが
入り交じって
この胸の奥底から ....
持ちきれないほどの
暖かい気持ちが
なんどもなんども老いたミュージシャンの胸を
叩き割ろうとしたから
とても遠いむかしのような
白い霧の朝のニュースを止めてでも
真空管ラジオに乗せ ....
高齢者の運転は危険だよって
母から車のキーを取り上げた
買い物に行けなくなっても
母は文句ひとつ言わない
ただ
バッテリーが弱るから
エンジンだけはかけてやってと
小さな声で頼まれた
 ....
海に潜り
息を全部吐き切って
胚を空にすると
体は砂底まで沈む

水が冷たくなって
辺りが暗くなって
とても怖いんだけど

そこで仰向けになって
見上げる海面の
美しさと言ったら ....
肩が痛い
もうずっと以前から痛かったような気もするし
肩が特に痛いことを日記に書き留めておこうと思った時ぐらいからは
丸一か月は過ぎた

色々対策を試みてみた
少し良くなった時もあり
悪 ....
ぬるい雨粒が
わたしの存在なんか、
なかったことのように
重たい空から落ちてくる。

反射した空想世界を生み出す
水たまりを作っているね。

そこにわたしの姿は見えるの。
君の姿も見 ....
去っていく夏が感じられた今日、
斜光が大地を均一に照らし出し
涼しい微風が絶えず吹いて
僕は独り
夏の後ろ姿と入れ替えに
やって来る秋の姿を受け止めた

何もかもが遠く浮き立ち鮮やかにな ....
濃密だった夏が
あっけなく身体からほどけてゆく
世界から色を消してゆくような
雨が降る
雨が降る

あの光きらめく汀を歩く
私の幻は幻のまま

それでも
夏はこの上なく夏であったと ....
どうしても
無欲には
なれない
なれる訳がない

それどころか
この心も体も欲望が満載で
特に体は
時には自制がきかない

選ばれた一握りの人間にはなれなかった

俺は
満載 ....
色んなひとと出会ってきた
少なくはない恋もしてきた
でもこの埋められない空白は何だろう

寝苦しいひとりの夜
寒さで目覚める未明
僕はその隙間の正体を知る

淋しさが僕を飼い慣らそうと ....
蕩けてしまった君の体温を
両手でかき集めようと、
必死にもがいたって、こぼれ落ちる。

そんなものを僕はもう、
忘れてしまったのかもしれないね。

記憶なんて、きっとそんなもの。

 ....
今日の月は電気みたいにピカピカ
お月様ははね 宇宙なんだ

君が言うから見上げてみる

眩しいなあ
今日の月
光が丸におさまりきれないよ

そうかぁ
ピンホールカメラなんだ
 ....
イオンタウンはいつでも涼しい
冷えた野菜の匂い
乾いた人混みの匂い

駐車場には警備員さんが
汗流し車両整理に精を出している
まるで神さまみたい

むかし、ふたりで
買い物してた ....
互いから目を反らすため見るテレビテープを貼った風船に針

見開いて水に倒れた金魚の目土葬にした日の絵日記帳

酒が止み雨に酔ったら{ルビ螻蛄=ケラ}の声死ぬまで愚直に夢を掘り

四十万にも ....
今日の地球は輝雲の塊り
夥しい雲を集めては流し込み
遠去かっていく、巨大な星の地平線

)僕は今日という日に何を求めていただろう?
)今となってはすっかり忘れちまった

ただただ絶えず吹 ....
雨でも晴れでも傘をさしていく
表側は防水布
裏は遮光布で紫外線をカット

実は私
屋内でも透明な傘をさしている
表側は防水布
そして裏地は防傷加工の滑らか素材
顔には丈夫な笑顔を貼り付 ....
まだまだ続くと
誰もが思っているだけで
夏は終わろうとしている

長いようで短い夏だと感じる
何をしようか悩むのがもったいない

夏だけは何故だろう
終わろうとする時
寂しさが押し寄 ....
詩の言葉を置くことは
一つの救い
わたしがあなたが
不安に恐怖に脅えていても
詩はわたしをあなたを守ってくれる
その細やかな細やかな律動で
二度と反復され得ない
真新しいビートを刻んで
 ....
頭の中のくすり棚に
そなえておく言葉のかずは
足りないと思うくらいでちょうどいい

からっぽの引き出しを開け
ない言葉に黙するとき
僕はひっそりと真新しいひとつに返る
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ダメだから- 鵜飼千代 ...自由詩5*19-9-6
唸る京浜急行、泣き叫べ自称詩人- 花形新次自由詩219-9-6
金曜日- 杏っ子自由詩219-9-6
チーク- クーヘン自由詩3*19-9-6
虚無- 都築あか ...自由詩219-9-6
孤独のうた- シホ.N自由詩919-9-6
午後の贅沢- 坂本瞳子自由詩4*19-9-5
記憶- 都築あか ...自由詩119-9-5
親・ご先祖・生い立ち、環境。それだけがその人間の可能性だろう ...- もっぷ散文(批評 ...119-9-5
メモ- はるな散文(批評 ...219-9-4
感情の極彩- 都築あか ...自由詩219-9-4
耳を塞いで- こたきひ ...自由詩619-9-4
ブルーな歌がブルースというわけではない- 秋葉竹自由詩919-9-4
錆行く声- ガト自由詩11*19-9-4
光の窓- ガト自由詩7*19-9-3
平穏- Lucy自由詩4*19-9-3
雨の日- 都築あか ...自由詩319-9-2
到来- ひだかた ...自由詩6*19-9-1
晩夏の雨- 塔野夏子自由詩5*19-9-1
昼と夜が交互に繰り返されている- こたきひ ...自由詩919-9-1
肉食獣- HAL自由詩3*19-9-1
明るい夜- 都築あか ...自由詩519-8-31
満月- 鵜飼千代 ...自由詩16*19-8-31
静かな世界- 秋葉竹自由詩1319-8-31
まねごと――悲哀のもどかしさ- ただのみ ...短歌4*19-8-31
今日の地球- ひだかた ...自由詩619-8-31
晴雨兼用- Lucy自由詩3*19-8-31
夏の終わり、寂しさ- 夏川ゆう自由詩319-8-31
詩を書くということ(改訂)- ひだかた ...自由詩819-8-30
薬棚- ぽりせつ自由詩12*19-8-30

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