水滴の柱が
ゆうるりと地に立ち
午後と夜を映し
震えている


沈みきるまで
樹を見つめる月
荒れた青を
荒れた灰の的に射る


諦められた水色のむこう
 ....
客席で唄うあなたが見たいから次のライブも連れて行ってよ 波音にとける言葉を汲み取って砂に名前を書いたりしない ポプラが空を掴む
悲しみにざわめきながら
母の袖を引く幼子のように

風の指先がかき分ける
激しく 優しく
トランスする巨人たち

幾千万の囁き
言の葉は巻貝を廻る
古の涙から ....
親指と中指の間で
引く糸から
きみは頬染めて
目を逸らした

やった!
これが
正真正銘の
愛だぜ
そう確信した
ハードペッティング
イン夏の鎌倉海岸

ねばあ~
ねばあ~ ....
はやく行きたいな

夕方に行きたいな


暖簾をくぐればほのかな木の匂い

カウンターの香ばしいひかり

ほのぼのとした血の匂い

いい感じで湿っている

やっぱりぼくはここが好きだ

神田三州屋がや ....
ぼくら背中合わせで
羽根を千切った
きらきらきら
昇華してゆく

世界を残して
すべて消えてしまう
きらきらきら
海になって
ぼくらは再生する
コーヒーを飲んでいると
窓に伝書鳩が降りてきた
うん? 私に宛てて?
指にパン屑を乗せて差し出すと
小さな嘴でせわしく啄ばんでくる
ふふ 可愛いやつ
光沢のある胸を撫でてやると
クク ....
栃木県に告ぐ
抵抗するのは
止めなさい
おまえは
新潟県
長野県
福島県
群馬県に
完全に包囲されている
いつまでも
関東にしがみついていたって
無駄だ
今すぐ
出ていきなさ ....
ウハって

穴をのぞいて

エって

みあげたら空
人を畏れない 愚かさに 小娘め!と舌打する 私も未だ小娘

 頭に腹が立ち塞がりに来る 魔物を避けれないこともある

刑務所に入ってでも殺す価値があると 魔物は思える そんな感情を白状するよ
 ....
「夕凪」

遠い昔
粉々になった水平線が
白い海鳥に姿をかえました

白い海鳥の
さいごの羽ばたきで
のばされた夕凪で
ひきよせられる
白い骨



「内緒」

わたし ....
とんがってるのが
雨にたたかれて

とんとんとん
まったいら
ならいいけど
でこでこでこ

だから
くっついても
もういたくないよ

雨がつくった
ひととひとのうえいぶ
さて また、あのすすり泣き
深夜不気味な静寂と
心の中を踏みにじる
遠吠えのような鳴き声と
嗚咽を漏らしたすすり泣き

寝静まった街の中
街路樹に風
   風だけがざわざわと
聞 ....
毬藻なら目に優しいし苔ティッシュ美脚モデルの仮想変装 カントリーブルースを鳴くヒグラシとオープンGのCole Clark さみだるる音楽堂に悲愴かな 少し横顔を見せただけで
思わせぶりに去っていく夏

雨が 家々のトタン屋根から
ライラックの葉の一枚一枚から
信号機の黒ずんだカバーから
夏を洗っていく

雨が 夜更け ....
夏の香りをコバルトに立ち 足跡はどこへ辿る

慕う人の鮮明な記憶なしに 足跡はどこへ辿る

 これからは通り過ぎる 切なさえ 斬る 泣きながら前へ突き落とす 護衛
 これからが貫き過ぎ 安堵 ....
色硝子のようにあざやかに
此の世へと迸りつづける君の生

でありながら同時に
{ルビ果敢=はか}なく無へと消え入りつづける君の生

誰よりも
あやうくきわどく揺らめきつづける ....
かなしみとは獣のようなものだ

この涙はどこからくるのだ
あのおおきな海原からか
ぼくの中に海があるのか
ああ
どうりで
母の腕へと温かい

ぼくに流れる潮がかなしみだと知った
 ....
ぼくは

命なのだろうか

魂なのだろうか

心なのだろうか

精神なのだろうか

それをいつか感じられたら


ビジネスで

文学で

愛で

ぼくたちで

 ....
初夏の北の港町
突き抜ける青 鳥の舞う空
ビットに繋がれ漁船数隻
塗装の剥げた漁船たち
小さく体を上下しながら
早朝の漁から帰還して
体を休めるまもなく人だかり
そのあたりの漁師たち ....
ひたひたと
ありったけの水を吸い上げ
あおく 
あかく
丸く
咲く

装飾花は結実しない
ただ
水をひたらせる

小雨
大雨
さみだれ
にわか雨
夕立ち
根拠のない憂鬱 ....
ああ僕はハードロックしか知らないから

失恋しても母が死んでも

おまけに英語なんてわかりやしないから

もしかしたらセックスがどうのとか
神を殺したとか

そんな歌で泣いてるのかも ....
安心すると
ねむくなる

亀になって
ねむくなる

君のこうらはどうしたの
ずうっとうしろに脱ぎ捨てて
だからかな
とがってる
かみつきそうな
顔してる

待っててやるから
 ....
ポケットに辛口の酒詰め込んで貨物列車に飛び乗って旅 でんせつの

こっぺぱん

こっぺぱん

でんせつの

こっぺぱん

こっぺぱん


ぼくの愛だけ

こっぺぱん

こっぺぱん

魂が呼ぶよ

こっぺぱん
 ....
谷中ぎんざの通りには 
石段に腰を下ろした 
紫の髪のお婆さんが 
せんべいを割り 
群がる鳩に蒔いていた。 

向かいの屋台は 
木の玩具屋で、おじさんは
「ほれっ」とベーゴマを   ....
雨が硝子を 舐めるので
時間すら 舐めまわすので
歩くことの意味や 進むことの意味も舐めるので
この世界には もう 紫陽花しかありません

飴細工のように 雨に舐められて
窓の向こう ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こがね_ふちどり- 木立 悟自由詩713-6-26
客席で唄うあなたが見たいから次のライブも連れて行ってよ- 北大路京 ...短歌1*13-6-26
波音にとける言葉を汲み取って砂に名前を書いたりしない- 北大路京 ...短歌713-6-26
風と踊るもの- ただのみ ...自由詩19*13-6-26
あいえき- 花形新次自由詩213-6-26
夕方に行きたいな- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-6-26
銀貨- 自由詩313-6-26
風と共に去りぬ- 壮佑自由詩17*13-6-26
栃木県に告ぐ!- 花形新次自由詩413-6-26
カロやかに加えるように文字をかいてみる_ - 阿ト理恵自由詩11*13-6-26
畏れよ_小娘め!- 朝焼彩茜 ...自由詩613-6-26
引き潮/あとさき- 佐東自由詩12*13-6-26
人波- 朧月自由詩313-6-26
余命- ……とあ ...自由詩13*13-6-26
毬藻なら目に優しいし苔ティッシュ美脚モデルの仮想変装- 北大路京 ...短歌313-6-25
カントリーブルースを鳴くヒグラシとオープンGのCole_Cl ...- 北大路京 ...短歌213-6-25
さみだるる音楽堂に悲愴かな- 北大路京 ...俳句313-6-25
夏の横顔- Lucy自由詩22*13-6-25
夏の護衛- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-6-25
少年刻- 塔野夏子自由詩10*13-6-25
猛獣使いにさよならを- ゆったい ...自由詩513-6-25
ビジネスで文学で- 吉岡ペペ ...自由詩613-6-25
北の鴎- ……とあ ...自由詩9*13-6-25
水の器- そらの珊 ...自由詩17*13-6-25
ぼく- なかうち ...自由詩213-6-25
いねむり亀- 朧月自由詩413-6-24
ポケットに辛口の酒詰め込んで貨物列車に飛び乗って旅- 北大路京 ...短歌513-6-24
でんせつのこっぺぱん- 吉岡ペペ ...自由詩113-6-24
谷中日和__- 服部 剛自由詩1013-6-24
紫陽花と砂糖菓子の関係- るるりら自由詩26*13-6-24

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