夜寒さの無音の部屋で飲む焼酎

何故だろう独り静かに此処に居る

ゴォとまた街の彼方が唸っている

薄陽射す花野広がる忘却の果て

ひたすらに草を食む牛只在りて
今日、JAZZ喫茶映画館に集う僕等は
日常の仮面をそっと外す。

万葉の頃から続く〝言の葉〟への思
いを胸に秘め、見えない風に背を押
され、見えない糸に導かれ、この夕
べに集う僕等は一枚の ....
未完成な 時空ほど美しい

 たとえばそれは 忘れていた
 あどけない ことばにぃ しぐさにぃ

まるふぇいす ぼでぃでっばぐ


さぁ りいんすとぅーる しなきゃ


嗤え ....
「吐き出してしまえば、その場で楽になれる場所」として、ぼくは作られた。
誰かの口から出る汚物、言葉も想いも退廃物も全て受け入れるための便所。

 ぼくは黙って暗い場所で口を開けていればよかった。 ....
人が沈む
沈むのに言葉はいらない
臭い肉体が一欠片あれば良い
沈む先が行き先
水底ならばそれだけで幸せなことだ
ただ沈め
美しい時代もある
酷い時代もある
すべては時代が理解してく ....
海岸に流れ着いた死体は
名前のないまま葬られた
世間から隔離された
小さな漁師町の住民たちの優しさは
どちらかといえば退屈から来るもので

テツは一五歳
マチは一六歳
ラノは一四歳だっ ....
重いテーマじゃない詩は軽いと誰かが言う
震災、津波、原発、自殺、貧困、差別、
そういうものを扱わなければ詩じゃない
そういうものを書かなければ詩人じゃないと
重いテーマを重い言葉で綴った重い詩 ....
私が見ている光景と
あなたがたに見えている事件は違っている
ということを
驚きとともに思い知る事がたまにある

でもあなた方が一斉に
同じ景色を見ているのだと思うのは
たぶん私の錯覚で
 ....
死んだ父が
殺された、という
名札をつけて立っている

その横をコンビニ袋に
かつ丼を入れた男が
実存の靴を鳴らして歩く

蛍光灯の下で
頭だけ照らされた女が
命について考えると
 ....
レタスって
あの
苦味がすきなんです

雨降りあとの
鉄さびのような
あの
匂いもうれしいです

かさを
ぐる ぐる
回してみました


ぐる ぐる
ねこが
丸い手 ....
後ろで手を組んで
足をそろえて
ちょこんと立つ女の子のように

春が遠くで見ている

少し
体を傾けて

小さく笑いながら
前向きな気持ちになれるリゾート地停滞気味な運気は上がる

近道は工事中で使えない瞬間移動出来れば最高

菜の花が集まり黄色眩し過ぎ風を黄色に変える幻

決まった道ゆっくり歩き散歩する頬触る ....
青いケーキはおいしいかい
寒の戻りだったよ 今日は

昨日も 勘が戻っていなかったし
競馬は当分自粛しなきゃね

昨日まで元気にぶーんぶーん やってた

ハエも自粛しちゃったのか
 ....
教室の窓が開けられ
春の匂いの風が
冬の空気を追い出す

窓辺に並べられた
小さな鉢に小さな願いが
込められている

妖精の透けて光る
白いワンピースが踊る
音楽室からピアノが聴こ ....
春風が つよくふいても
なびかないで立っているのに
触ればそのぶん減っていく
きみの 強さと弱さ

  コンクリートと
  まぶしさ を
  並列に考える
  どうして永遠が
  ....
モノに囲まれ暮らしている
ただただ沈黙を守っているモノ達
わたしの部屋にただ在るモノ
それぞれに魂が宿っている
銀河系を漂っているかのように
決められた距離を保ち存在している
捨てられる空 ....
土塊を捏ねる
指先に気を集め
煮え立つ熱を流し込み
ゆっくりしっかり力入れ
未定形の粘る分厚い土塊を
思い思いのまま捏ねくり回す

捏ねくるうちに不思議なこと
土塊と指先は拮抗しながら ....
二七度目のクラクションのあとの殺人事件、三十代のサラリーマンは運転席で生涯の幕を閉じられた、みぞれ交じりの雨が降る二十二時のことだった、アスファルトに流れた血液は真っ先に車道脇の排水口へと姿を消した、 .... 季節の変わり目、肘の内側にアトピーが少し出る。
新しい季節への扉を開けて、アトピーが少し顔を出す。
流行り出した疫病の雨風に
情報の川が氾濫
氾濫した川に
押し流されたデマ

不安に露呈したのは人間の弱さ
ウイルスよりもはやく感染が広がっていく

新型新型新型
新型だから怖い

 ....
ギフはそれでも男の子だ。今日の午後に何があっても。 {引用=デマ}
風に煽られるロウソク
それでも消されることもなく
怯えて 震える炎
ささやかな灯と温もりを
与える術も忘れたかのように




{引用=御免だね}
出来事は恐れな ....
生きている道
生きていく道

途中踏み切りにぶつかる事は何度もあった
無情に遮断機がおりているときは
じりじりと待たなければならず
運よく遮断機が上がっていても
慎重に渡る必要があった
 ....
眠れぬ夜に

月から地球を眺めて俯瞰した

私は強かった

 まだ今も人間であるが 愛に飢えているのか
 錆を吐き出せず 溢れている 磁気も強烈に
 男と女の創りの誤差如きに 己で己の ....
窓の外は春らしい春の日
郵便配達員などもいつもの時間どおり

うちの中では冬を生き延びた一匹のハエがお試しフライト

楽しそうだ
でもあまりはしゃぎすぎるとウィルスにやられるかもね ....
ちょっと耐えて
触れずにいた、かさぶたが
ぺりっと めくれ
新たな肌が日に照らされた

ほんとうは
回復しよう、しよう、としている
皮ふも 心も

まるごと
川の流れにゆだねた ....
午後が落ちている
歩くのに疲れて
坂道を歩く
人だと思う

エンジンの音
やまない雨の音
降り積もる
昔みたいに

曜日のない暦
夏の数日
確かに生きた
覚えたての呼吸で
 ....
口だけじゃんと言われても、何度も、何度でも





祈りを忘れてしまう夜がいくつもあります
誰かが亡くなったことを耳にしない日はないというのに

ハンバーガーを食べながら
我が ....
ひとりぼっち、の人は
ひとりぼっちの景色を

知っていて

遠くを静かにみつめている
たまに夜半の丘に立っては
叫んだり泣いたりしている

眠れば星雲の渦にまかれて
わからない ば ....
知らぬまに
小石を投げつけてわたし、わたしに
その水面の波紋は
かたちを歪ませて、きっと
こころとか
生きていくとか
そういうものの足元を崩していく

きいてほしい話は
きいてほしく ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
推移(改訂)- ひだかた ...俳句720-3-23
『詩の映画館』に寄せて- 服部 剛自由詩420-3-23
みかんすう- ナンモナ ...自由詩6*20-3-23
ぼく- 為平 澪自由詩120-3-23
春に沈む- たもつ自由詩220-3-23
からっぽの世界- ホロウ・ ...自由詩8*20-3-22
重さ- もとこ自由詩10*20-3-22
今宵強風が吹き始める- Lucy自由詩10+*20-3-20
何時- 為平 澪自由詩920-3-20
かさぐるま- ナンモナ ...自由詩11*20-3-20
ひなた- ガト自由詩10*20-3-19
散歩- 夏川ゆう短歌320-3-17
寒の戻り- ナンモナ ...自由詩7*20-3-16
クロッカスの妖精- 丘白月自由詩220-3-16
春風- はるな自由詩220-3-16
モノ- あおいみ ...自由詩420-3-16
土塊(改訂)- ひだかた ...自由詩520-3-16
長い自殺みたいな正義に囚われたやつらの顔を見てみなよ?- ホロウ・ ...自由詩2*20-3-16
アトピー- クーヘン自由詩2*20-3-16
疫病が流行り出して- こたきひ ...自由詩220-3-16
ギフと。- もっぷ自由詩120-3-16
行方知れずの抒情_五- ただのみ ...自由詩2*20-3-15
踏み切りの前で- こたきひ ...自由詩820-3-14
憩の月- 朝焼彩茜 ...自由詩6*20-3-13
ぶーんぶーん- ナンモナ ...自由詩5*20-3-12
かさぶた- 服部 剛自由詩720-3-10
引き出し- たもつ自由詩1120-3-10
口だけじゃんと言われても、何度も- AB(な ...自由詩13*20-3-9
ひとりきり- 帆場蔵人自由詩17*20-3-7
こころとか記憶とか生きていくとか- かんな自由詩820-3-4

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