突然
中1の長女が私の単身赴任先のアパートに転がり込んできた
つまり家出だ
終業式まで後2日

どうしたんだ?

  洗濯 掃除 ご飯の支度 
  全部やるから ここにいさせて
   ....
蟄虫啓戸
すごもりのむしとをひらく


ギィっと
闇に穴が開くと
部屋は一瞬で眩しさに満たされた

クラっと
意識が旋回して
しばらく身動きが出来なかった

何の理由も告げ ....
春が降り注ぐ
固くこわばった雪山に
冬の汚れをこびりつかせ

シャーベットに足を取られ
車が跳ね上げる泥水に
コートを汚され

春が降り注ぐ
微笑がこみあげる

春が降り注ぐ
 ....
街角で
色々な人間とすれ違う
陽気の中を
何か忘れて
そして短い詩を書くだろう
靴を履いて
静まった街に出て行く
誰かと会いに
行くのだろう

行くだろう
わからないが きっ ....
春の日射し
山間の里
富士の清水の恵みを人々に振る舞う
酒蔵の蔵開き
心に沁みる酒
わさびと酒粕のかおり
皆の笑顔と笑い声

一年振りの再会は
社交辞令の欠片もなく
互いに肩を ....
 
 
秋田に来てはや二年。気がつけば、すっかり美人慣れしてしまった私がいる。逆に言えば、美人慣れするには、二年も要するということである。これはたいへんな試練である。
美人を見ても動じない。読者 ....
 
髪を切りました、ばっさりと

決別です

春です、今日からわたしは



 
持ち上げては
こき下ろす
嘘をつかない人間はいないのだが

良い目を見たから許せないのか
騙されたから許せないのか
自分の嘘はばれたくないものだが

真実を追求する
マスメディアもか ....
梅便りダウンのなかのホッカイロ


風の名のいろとりどりに春来る


朝まだき恋する猫の散歩道


春うららタンポポですと名乗る君


御宿の二人と駱駝に春の風


空が ....
寝ぐせはゆめの死顔
つまらない
ゆめの


微熱を帯びる新聞紙を
鼻先に近づけ
一日の予言を受けるように
朝を吸い込む

行方不明の飛行機
アイドルの恋人
どうでもいい
 ....
餞(手なずける、価値を洗う)

掛けねを外せば、
誓った小指の奔流がしぶきをあげて
耳の浜辺に打ち寄せてくるのなら
瘡蓋も指輪も剥がしてむせび泣こう

信頼が断罪されるさまを
私秘の傍 ....
今朝食べたものを忘れて春愁 産む人とおろす人いる病院の男子トイレは二階奥だけ チミ!
今度の研究のテーマは
「道に迷った認知症の方が家に帰れる方法」にしよう

え〜 社長
それって うちの商品に関係ありますか?
そんなことをしたら
お金をドブに捨てるようなもの ....
頭蓋骨のなかに花咲けるユートピアの蜜の味を
知りたいのだ いつか
それが眼前の限りなく広い空間に
溢れ出し 咲乱れ 母親の子宮のように心休まるのを
味わうことを
してみたいのだ

してみ ....
ロボット兵器を
デアゴスティーニ並みの
低価格で製造し
国防の要にしたい

ゲーマーを遠隔操縦士として
自衛隊に採用すれば
何の生産性もないと思われていた彼らも
お国に貢献出来る良い機 ....
                    140315

売れ残りのさんけーテレビを売り歩く
早く売り払わないと消費税が8パーセントになってしまうし
4Kテレビの宣伝も激しい今、売れ残ってしまう ....
エコは信仰

おばさーんと呼んでも返事しない

三百六十五日ダイエット中!

噂の発信基地

マスゴミに染脳されやすい

化粧品の宣伝見る度、美しくなる自分を想像している

お ....
価値観のベクトルは
進歩と発展ではなく
共存と調和
競争原理が働かないので
社会の進歩はゆっくり
先進技術も先進医療もない
平均寿命は70歳ぐらい
でもほとんどの人間が死ぬまで楽しく働い ....
生と死、幸と不幸を分ける境界線の
なんと曖昧なことか
一体彼らが何をしたというのだ?
彼らと私の違いなど何もないではないか

奪われた二万千五百十名もの尊い命
決して癒えきれぬ悲しみを不意 ....
いつ
スイッチが入るのか
分からない

それが
ONなのかOFFなのか
分からない

そもそも
何処にスイッチがあるのか
分からない

行方不明のUSBメモリを探そうと
 ....
駆け抜ける想念とは裏腹に
書き抜けぬ言の葉裏の蝸牛
雪の積もったノートには
あと数羽カラスの行方が不明です

時の刃の上をゆっくりと滑る私たち
やがて「私」「あなた」という二つの断面へ
 ....
よく喋る女の横でうんうんと頷きながら飲むハイボール おもしろい人になりたい僕の名を聞いただけでも笑えるほどの 揺れる心地よさに
居眠りしていたわけではないが
通過してしまった駅があったという
ぼくを待っていた人に気付かず
遠ざかった町

乗車駅の ....
知りたかった
僕を
取り巻く
空気の中に

どれだけの
水の粒子が
溶けているのか

手と手
心と心
乾燥地帯で
ぶつかるたびに
静電気が起き
そこに生まれるのは
青白 ....
膝 様様。

私の日に日に重くなる体重を支えて頂き感謝申し上げます
妊婦が一番感謝しているのは 膝 様様です

よっこらせが呼吸なのです
それでも努力は怠っていませんよ 

毎日きちん ....
地平線の彼方も
ここと同じ地面が続いているだけって
ことは分かっていても
認めたくない自分がいる

夢とか希望とか
そんな言葉で未来を飾ってみても
今日の続きでしかない
明日に期待して ....
もう誰も飼ってないのに猫は自分の首輪をはずせない

猫がいる 怒りもせずに泣きもせず人のいない村で猫が生きている
九官鳥の鳴き声知っているかい
真似しすぎて
とうとう自分の声を忘れてしまった
めすをよんでも相手にされない

そんな人も居たな
人まねしていて自分の姿を失った
そんな人になるには
白紙 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
掛け布団- ichirou自由詩20*14-3-19
蟄虫啓戸- nonya自由詩17*14-3-18
春が降り注ぐ- Lucy自由詩17+*14-3-17
怖い人たち- 番田 自由詩214-3-17
蔵開き- ichirou自由詩13*14-3-16
美人慣れ- 小川 葉散文(批評 ...1014-3-16
決別です- 殿上 童自由詩19*14-3-16
嘘つき- ただのみ ...自由詩25*14-3-16
ごおしちご「春」_(二〇句)_1- もっぷ俳句414-3-16
新聞紙- 末下りょ ...自由詩3+*14-3-16
◎餞- 由木名緒 ...自由詩10*14-3-16
今朝食べたものを忘れて春愁- 北大路京 ...俳句714-3-15
産む人とおろす人いる病院の男子トイレは二階奥だけ- 北大路京 ...短歌314-3-15
5年後のある会社のお金の使い道の話- ichirou自由詩9*14-3-15
空想都市- 白雨自由詩114-3-15
国防の要- 花形新次自由詩214-3-15
3Kテレビ- あおば自由詩7*14-3-15
自由律_【_おばさんの流儀_】_其の一- 泡沫恋歌俳句9*14-3-15
架空世界- ichirou自由詩8*14-3-15
二千十四年三月十一日に- 夏美かを ...自由詩24*14-3-15
スイッチ- nonya自由詩16*14-3-15
失念れすとらん- ただのみ ...自由詩17*14-3-14
よく喋る女の横でうんうんと頷きながら飲むハイボール- 北大路京 ...短歌514-3-14
おもしろい人になりたい僕の名を聞いただけでも笑えるほどの- 北大路京 ...短歌314-3-14
通過駅- イナエ自由詩18*14-3-14
湿度計のある部屋- そらの珊 ...自由詩16*14-3-12
膝_様様。- 朝焼彩茜 ...自由詩21+*14-3-12
【_垂直思考_】- 泡沫恋歌自由詩16*14-3-12
猫が生きている- そらの珊 ...短歌11*14-3-11
Who_are_you_?_- イナエ自由詩14*14-3-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458