春がやさしく微笑むと 
白く積もった嘘が融け
ぬかるんだわたしの心を
悲しい泥水となって流れ下る

ひび割れたアスファルトの肋骨
空に頭を踏まれたままの道あるいは時間か
仰向けに開いた記 ....
それは冷たいことではない

何がやってこようが揺るがない

それは温かいことでもない

ぼくは遠いこころになるだろう

互いに幸福を見せつけよう


自分の人生だ

愛だ
 ....
瞼を閉じるのだって ちからは要る オイラがガキの頃
教育テレビ
今はなんだ
ETVとか言うのか?
なんじゃ、そりゃ!
ま、そこはいっか
はたらくおじさんって
番組やってたんだけど
この現代日本で
復刻するなら
どう ....
此岸のこの世に 深みにふけず 軽はずみに挫くこともなく
ただ受け取る 両手が無くても その形を補う

 強さしか滲み出ない エネルギーの みなぎ

此岸は彷徨いの足跡を己の銀漢を巻くDNAに ....
目を開けても閉じても闇の中
空の高い所で星が輝いている
百均のペンライトを再び点灯し
川沿いを降りていく

もういくつめの滝だろうか
雪解け水が勢いよく流れ落ちていく
擦り傷だらけの身体 ....
女の子の
苗字と名前にある
わずかな空白に
小さな川が流れて
いる
せせらぎのような気安さであるから
そこをいったりきたりすることが
できる
時々流れてくる桃を
無邪気に拾って遊んで ....
  春の光が曇天を縫い
  硬い空気を細く通り抜けてくる
  すべては卓上に出揃った
  いくつかの瞳、
  いくつかの臓器



  毟り取られた数枚の花弁
  床に落ち埃 ....
つまりそういうことにしておこうかな)あっちこっちで閉じ忘れた括弧をあつめて閉じて廻ってみたりして)立派なカメラを持ってるくせに何もしないから)こちらからタイミングよく飛び込んでいかなくちゃならない)背 .... 言葉は何も
見つけられない


この僕に対し
君はエロを禁じ


金と時間を
有効に使う


勉学に励み
空に祈る
一部分を見る時

0あるいは1

○または✕

白そして黒

拡張すれば

悪と善

生と死

是と否

対で意味を成す

無とは違う

空でも無 ....
  雨が降り木々の葉は濡れた
  川沿いに張られたガードレールの錆び
  秘密を抱えるように口を噤む家並み
  けれども日記帳にしみこんだ太陽の匂いを
  夜がきてもこの胸に憶えている ....
あなたがこの世に

肉をまとって現れてくれたから

ぼくはあなたに出会い

そのいのちに懐かしさに包まれていたんだ

ぼくよ、それを、忘れるな!


肉をまとったあなたが

 ....
春が来て
花曇り
二時限目のチャイムと
遅れているバスと
並行世界
私 ....
こんな日に限って
ケータイ忘れた

夜桜、
休み明けまで
散らんといてや。
俺が久米明の声を聞くと
憂鬱になるのは
この番組のせいなのだ
そして日立グループが
嫌いなのも
妙にデカイ木を見ると
不安になるのも
この番組が日曜夜だったからなのだ

この毛何の毛 ....
ノストラダムスの予言を信じ地球を離れ12年 人生に迷った時おいで いっしょに迷ってやる  
曖昧な更衣室で
僕らはすべてのものを
等号で結びあわせた
軟らかい材質でできた身体は
嘘をつくことが
何よりも得意だったから

花粉の積もった改札を抜けると
溢れだす人という人
 ....
あなたはぼくが広告界に入ったときに
すでに殿上人かのような女性でした

しかしあなたが階段を昇られる時代は
男性が重で女性が軽のときのはずでした

でもあなたはその類い稀なる才能と努力で
 ....
爽やかをどう表現しよう 漢字の中に幾何学を見る淡白
この候を満たす 華麗な空の下 色などつけなくとも いと美しい

彼女の耳に音階の異なる民謡が流れる もう初夏に目覚めている南風の栄え
イソヒ ....
米櫃を覗く月末の瞳

集める音のさあらさら

一掬いして落とす音

ぱらぱらと ぱらぱらと

眺めやる心の

注視するのは隅の方

骨のように 月のように

あるいは 雲の ....
【カタツムリの抜け殻】


実家には もう人の気配は無い
生気のない 家に行くには 迂回路しかなく
すぐそこに家はあるのに ふるい路は
家を まの当たりにしていながら ゆるやかに曲がり ....
駅のホーム
立ち食いそば屋で
かき揚げそばをすすりながら
おにぎりをほおばる

小学生の高学年
夏休みなどに入ると
私はひとりで新幹線に四時間ほど乗り
田舎に帰省していた
とても酔う ....
この街に
とどまれば 色々な
この街の 誰かなんだと 理解する 君も 僕も
荒れ狂う矛盾の中を歩く 透明な 風を受けながら


やがて 語ろうとする 自分の言葉も忘れ
それを忘れさせ ....
きゅうりの存在感ってば 凄いんだゾ!
昔は 何だか 味気もないし
どっちかって言うと 彩豊かな
トマトの方が サラダの主役!

な〜んてコト 思ったって ひ・み・つ☆
だって だって
お ....
      浴衣をあわせ夏祭り
      太鼓の撥がみつからない
      山車の担ぎ手きまらない
      祭りはまだか、もうすぐか
      あなたが来るまで始まら ....
あひるは腰かけていた
石のおいろはみどりいろ
あひるはそこへ腰かけて
誰かが来るのを待っていた
誰かが喋り声を出すのを
じっと待っていた
しんしろの太陽は黙っていた

これらの人を知っ ....
誰だ?
マオたんが
なんとなく
首相に似てるって
言ったのは?
マオたんは
どこぞの
金メダリストと違って
何度見ても
ハッキリ特徴が
掴めないみたいな顔じゃ
ないんだかんねーだ ....
銀紙をくしゃくしゃに丸めたあとで
拡げたみたい
海面で瞬く無数のさざ波が
煩い

雲から
スポットライトが注ぐ
見えるはずないステージが
現れ

翳む
ぼやける
ぶれる
沈み ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13736)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この春を何と呼ぼうか- ただのみ ...自由詩28*13-3-21
旅立ち- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-20
ちから- HAL自由詩10*13-3-20
はたらかないおじさん- 花形新次自由詩513-3-20
此岸にて- 朝焼彩茜 ...自由詩1113-3-20
山中- 灰泥軽茶自由詩5*13-3-20
川岸にて- そらの珊 ...自由詩18*13-3-20
祭壇- 草野春心自由詩6*13-3-20
シャッター- 片野晃司自由詩1313-3-20
自分を架せられ- 番田 自由詩213-3-20
グレースケール- ドクダミ ...自由詩3*13-3-20
- 草野春心自由詩9*13-3-19
いのち- 吉岡ペペ ...自由詩513-3-19
花曇り- 方舟自由詩813-3-19
心あらば、初春- 伊織自由詩6*13-3-19
すばらしい世界旅行- 花形新次自由詩113-3-19
ノストラダムス【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...913-3-19
人生に迷った時おいで_いっしょに迷ってやる- 北大路京 ...自由詩1913-3-19
初夜- たもつ自由詩613-3-19
遅れし弔辞- HAL自由詩4*13-3-19
この候を満たす風- 朝焼彩茜 ...自由詩9*13-3-19
月末のうた- ドクダミ ...自由詩5*13-3-19
カタツムリの抜け殻- るるりら自由詩28+*13-3-19
駅のホームと立ち食いそば屋- 灰泥軽茶自由詩18*13-3-19
幸せと名付けられた街で- 番田 自由詩313-3-19
かぼちゃくん- 藤鈴呼自由詩4*13-3-19
赤い金魚と水風船- 石田とわ自由詩12*13-3-19
みどりが丘で- salco自由詩16*13-3-18
マオたん- 花形新次自由詩113-3-18
凪ぎ- Lucy自由詩19*13-3-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458