この言葉が随分昔から頭にありました。どこで聞いたのか、もしくは読んでいたのかと思っていたのですが、朗読ソフトで久しぶりに夏目漱石の『三四郎』を聞いていると、この言葉が出てきました。
 アフラ・ベ ....
まばゆさに目をとじれば
暗闇となった世界に浮かんだ
円が燃え上がる
そんな遊びを繰り返していた

あれはぶらっくほーる
宇宙への入り口か出口だった

だれもかれもみんなおとなになってし ....
駅から続く桜並木
だらだら坂のドン詰まり
君がいた病院があります。

桜並木の木の下には
死体と狂気が
埋まっています。

もう四年も前の想い出ひとつ
今年も桜の木の下で
散りゆく ....
真珠はだれに殺された
孫娘に殺された。

 (はないちもんめ あの子が欲しい)

孫娘は泣いている
おうちに帰りたいと
泣いている
真珠の背中のぬくもりが
帰るおうちよ
ほたほた落 ....
 花瓶の近くに置かれた姉の唇が燃えてゐる。

 うす紫色の炎が小さく上がつてゐて、読んでゐる文庫本に今にも火が移りさうだ。

 目を細めて見ると、表紙に「菜穂子」と書かれてゐた。
 ....
現と擦れて詩が浮かび
境と接して死が浮かぶ
現も境ももう近しく
それなら詩と死と
しとしと濡れて
行ける処まで生きませう
現と境の溶けるまで
背負った重荷の露となるまで
背を正すこと、 ....
冷えた春 今日は冷えた春
乾燥が目に見える景色
駐車場の桜の木は視界からずれて
僕は肉食動物 ヘッドライトの光線
その空間しか得られない

心臓を握りながら生きている
意識したくない呼吸 ....
牛になって

風にふかれながら

草原を食べていたい



できれば

あなたとふたりきりがいい
雨は解かれる時間
こどもたちの声の重なり
散る 花のモザイク
煙は祈り 空は響かず
水は光を乗せて黒く笑う
蛇のように去る なめらかに


井戸に落ちた人
井戸が歩いている枯渇した
 ....
こう寒くては
昨日も今日もあったものじゃない
ヒーターのスイッチも加減の憂き目に遭う!
私事を語れば少しく
時間に及ぶ慣わしが 峠の冥さを補っている
「時間愛?」
音を立ててパジャマに着替 ....
丸い小窓を抜けたなら
まぁるい形になるだろか
四角い小窓を抜けたなら
しかくい形になるだろか

まぁるくしかくくなりながら
眠る赤児のくちをぬければ
どんな形になるだろか

そこにい ....
遠い空に憧れていたあの頃に戻れるような気がする日暮れ

春風に誘われ辿る夕暮れはいつか来た道やさしい{ルビ既視感=デジャヴ}

涙拭いてまた歩き出す夕焼けに僕は平気とうそぶいてみる

ざわ ....
飲んでもよい水なのだろうか
川辺の花は
瑞々しい

夢が夜霧に濡らされて
私に指が生える頃

花を摘むのが
私のしごと
花を摘むのが
私のしごと


舟が渓間をぬって
流れ ....
手に取るようにしてわかった 店員のひどい作り笑い
一人で海賊版を探して歩いていたあの頃
ストラトキャスターの音色に狂っていた 僕が
好きだったフレーズを試奏した店


毛皮のコートを脱 ....
{画像=190326234533.jpg}


{引用=
詩とかわいいイラストを融合できないかな~と考えていました。
詩の説明のためのイラストではなく、
イラストの説明のための詩でもなく。 ....
カヌーに乗り川に映り込む自分自身風は友達勢いをくれる

虹を見てロマンチックな想像し空想の世界拡大させる

足湯でも身体の芯まで温まる元気が漲り楽しい一日

連休はバイクに乗って遠出する身 ....
今日は少しだけ
穏やかな風

ブラウスの白い
襟がとんがって
羽ばたいてゆくよ
大地を蹴って

新しい生活を
求めながら
その羽根に
何を乗せるのだろう

宛て先のない
手 ....
はい、4が出た
1、2、3、4っと
なになに
「自称詩人になって
定職に就かず、一生家族に養われる
10万ドルマイナス」
あちゃー、ショック!
自称詩人になっちまったよ!
自称詩人は
 ....
高等遊民になるだけの
知性も教養も才能もない
若い自称詩人は
自称詩人になる前に
先ず働いて
稼げるようになりなさい
最低5年は同じ職に就きなさい
それだけに集中しなさい
一人前になっ ....
滑落した真夜中の亀裂の底辺に横たわり
衝撃の中で朧げな幻想を見ていた
ままならない肉体のどこか入り組んだ場所で
仕切り直しよりもシャットダウンが要求されていた
そこは氷山の中心のように ....
詩、書けない 念じていたら そのままだ
月落ちて 目からウロコと コンタクト
独眼竜 めだま親父は 一眼流
流された 眼球何処と コミカルに
名古屋駅 めだま親父の 御彫像(時計台)
デジタ ....
 低気圧が近付いてゐる午後。

 少年が鉛筆を削つてゐる。

 室内に、新しい芯の匂ひが満ちる。

 「隆、下りてらつしやい」

 と、羊羹を切り終へた母の声が階下から聞こ ....
柔らかな陽射し、
惜しげなく降り注ぎ
光の道、
何処までも続く
世界はきらきら煌めいて
風がもう絶えず吹いている

ああなんていいんだろう!

この春日の緩やかな傾斜に沿って
ゆっ ....
詩というのは、心情の吐露とか、綺麗な風景を綺麗に書くとか教訓めいたこと、哲学めいたこと、社会批判、を共感を得やすいように、大勢が納得するような比喩をつかったり美しい表現をしたり、あるいは素敵なぐっとく .... 手渡す人の人相が好かろうと悪かろうと
ついでにナントカ法人取締役だとか
はたまた○○財団ナントカ会長だとか
いつまでも覚えられない本人の名前と
どこまでも続く法人名・財団名・団体名

本人 ....
響きが立つ
 色彩が立つ
  輪郭が立つ
   知覚が立つ
広がる意識 何処までも

壁が近い
浮き上がり
近い壁
くっきりと
像を結ぶ
私は喜びに満たされ
壁の響きを聴く
 ....
公園のベンチで寝ている女を

小学校三年生の女の子は汚いと言う

ずっとそう教えられて来たから

口をとんがらせて泣きそうになって

汚い汚いとかん高い気分が滅入る大声で叫ぶ ....
詩は勝てない

自分の意見を言葉にできる人に
詩は決して勝てない

気づいたことをちゃんと調理せず(素材そのものの味とか言って)
なんとなく寂しいだとか嬉しいだとか
そういう気持ちのソー ....
面白き事もなき世を面白く 高杉晋作

脇句 きみが居たから 変わった世界
三句 死神は 上から目線 バカじゃない?
四句 真実なんてケ・セラー・セラー
五句 内心は 動けなかつた イトウ君! ....
何となくよく目が合う
他の部署から異動してきた
その女性が気になる

何処かで逢ったことがあるような
ないようなよくわからない感じ

とにかくよく目が合う
人見知りな僕だけど
自然に ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13736)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かあいそうだたほれたってことよ- beebee散文(批評 ...319-4-13
ぶらっくほーる遊び- そらの珊 ...自由詩1919-4-11
鬼と桜- ……とあ ...自由詩12*19-4-9
花真珠のくびかざり- 田中修子自由詩1219-4-3
菜穂子- 石村自由詩19*19-4-3
walk・on_12- ひだかた ...自由詩1119-4-1
イチゴチエコ- 朝焼彩茜 ...自由詩9*19-3-31
戦争- ねむのき自由詩1519-3-31
潤むモザイク- ただのみ ...自由詩9*19-3-31
ボビー・コールドウェルと僕のために- 吉岡孝次自由詩319-3-30
風、風、風よ- 帆場蔵人自由詩12*19-3-30
黄昏遊戯Ⅴ- 未有花短歌6*19-3-30
花運ぶ舟- 秋良自由詩1119-3-29
新宿駅から歩く- 番田 自由詩119-3-27
三月_はすむかい_ベクターレイヤー- ふるる自由詩119-3-26
連休- 夏川ゆう短歌219-3-26
白鳥- ミナト ...自由詩219-3-25
人生ゲーム- 花形新次自由詩119-3-25
残酷ではない、当たり前のことを四月に言う- 花形新次自由詩119-3-25
冷たい七面鳥- ホロウ・ ...自由詩5*19-3-25
最初から_きみが悪いと_僕、思う- 足立らど ...川柳219-3-24
室内- 石村自由詩21+*19-3-24
春の讃歌- ひだかた ...自由詩619-3-24
詩について思うこと_- ふるる散文(批評 ...9*19-3-24
名刺- 為平 澪自由詩319-3-23
開く宇宙(改訂)- ひだかた ...自由詩419-3-23
3月の終わりに- 秋葉竹自由詩719-3-23
詩は勝てない- 印あかり自由詩7*19-3-23
勝手にひとり半歌仙/表六句- 足立らど ...伝統定型各 ...119-3-23
見つめ合い- 夏川ゆう自由詩219-3-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458