泣くことに努力はいらない
笑うことにも
泣かないことにも
努力は必要だ

雨がふったといっては
泣いているかえるのように
ほんのりうれしさをまじらせながら

女のなみだは
意味がな ....
お金を数えていたはずなのに
気がつくと
銀行の人は星を数えていました
こんなにたくさん
どうやって集めたんですか
と尋ねるので
生まれた頃からあったと言いました
使いきれない ....
パン屋の朝は早い。太陽が昇る前には起床。
パンを作る工程は秘密だ。
私がパン作りを人に知られないのには理由がある。
秘密にしないと魔法が上手くかからないのだ。
そう。私は魔法使い。パン ....
宇宙に拡散された水滴の表面張力に支持された塵芥
大きなものは大陸その千切れた微小な島嶼程もあり
十分に人類の生存するスペースたりうるが
ごく僅かな身震いに過剰に反応する塵芥達

化学反応を起 ....
仕事の合間を縫って山や自然を巡り歩く。私は、山歩き。


「たかが」が「されど」たる所以。
どんな自然でも、些細な事でも見逃すのはもったいない、そんな気持ちになる。

鼓膜の内側で美しいB ....
死にたくなるほど疲れていた
早く寝た方が 幸せになれるのだろう
何よりも 一人でいることが うれしく思えた
音の無い水曜日のフトンの中で

好きな物など 何もない
毎日が 恥ずかしいほ ....
しばしば自分はひとりだと思うのだと
古い、古い、友人に話してみた

今、感じている、この世界との不調和は
ときにどうにも、こうにもと

しかし彼女は、私が就活でメゲているときには日本におら ....
 ストーンド

(2007年 某月某日)
「ハロゥ」
「おう、元気か」
「何とかな。お前は?」
「変わりないよ」
「今どこ」
「家。お前は?」
「パリス」
「そう」
「実はな、さ ....
夏の盛りの
透明な記憶の破片

縁側のよしずの陰の
幼すぎた沈黙

君のちっちゃい手が
大人びた仕草で
泡立つコップを
気まずさの真ん中に
ふたつ置いた

言葉の結び目が
 ....
小さな花が
音も無く咲くとき
小さいなりの輝きがあるだろう

太陽は
惜しみなく笑顔を贈るだろう

私たちは
知っている
どんな花も魂をゆさぶると

小さい花は
小さいことを
 ....
{引用=   1.服を着ています
     私は分けています
     したがって私は健康です


   2.一房の葡萄を
     あなたに任せています
     何処に捨てる ....
わたしM子
様々な姿を見せるけど
青空は一番好き
実は八等身でフリーのモデル
いま就活中だけど、自尊心だけは高いのよね 。
試しに一時間だけプラカード下げて立っていたら(ほらほら) ....
ひとはだれでも忘れられていく
忘れないでと言われても
忘れないと誓っても

最初はその顔も憶えていたのに
少しずつ歳月が流れると
時の鑢に削られていくように

顔立ちは輪郭だけになり
 ....
1.田村隆一詩集

四千の日と夜

一篇の詩が生れるためには、
われわれは殺さなければならない
多くのものを殺さなければならない
多くの愛するものを射殺し、暗殺し、毒殺するのだ

見 ....
すこやかな眠りのなかにいる
夜に沈みゆく胸の中
あたたかいよどみが根を張っている

迫りくる楽園の音
その手はつめたく喉にのびて
まだ、いつまでも、と言う

そうやって歩きつづけて
 ....
千切れかけた夜に流れる月が未練する

  (月をハート型にくり抜いた夜貴方と)

君の面影が遠い空の飛行機雲に乗って

  (寄り添う私は無言の約束)

初恋は通り雨のように虹 ....
日差しだけが強くて涼しげだった

まだ朝のような夕方

木々の緑は身を揺らせて

一日じゅう空は青のままだった

ぼくは泣きたいほど懐かしかった

ひかりがひかりだけになっていた

それいがい

僕等 ....
客車の窓から外を見て
景色が後ろへ飛んで行く

しゅっしゅらしゅっしゅ
しゅらしゅっしゅっしゅ


山は青から朱に変わり、
不気味な道が這い回る。

しゅっしゅらしゅっしゅ
しゅ ....
雲をながめたり
雨をながめたり
次第におおいかぶさる
暗闇の手をながめたり

そのたびに
母に
「またぼんやりして」
と言われた

私は
実にぼんやりした子どもだったのだろう
 ....
 ユニバーサルデザインは1970年代後半にロナルド・メイスと言うアメリカの建築家が気づいたもので、障害者の住宅は、車椅子の人だけでは使いにくく、すべての人に向けた住宅を作ろうとしたもので最低の費用でで .... 誰かを 好きになってみたいね
この心を 奪われてみたい

皮肉なことだが
失うことに 飢えている

寂しいから、じゃなくて
そそられるから、じゃなくて
好きだからという理由で 誰かを追 ....
 
わたしを救いたいなら

あの月を涙でくるんで

そして、ピアスにしてください



 
「歌集五年」(”tanka anthology five years”)
(1)A driving tour along the roads of the back land near Lake B ....
捕虫網右手に持ってアテナ狩り

静かなる主従関係金魚玉

兵隊の餌食にされる夏芝居

背徳と呼ばれる行為日焼けあと

十五夜に蠢くオンナ蟻地獄

膨らんだ妄想隠し夕涼み
 ....
もの悲しい口笛のイントロ
ブレイクのアルトサックス
異邦人の生まれ故郷のニューヨーク
そこから彼の歌が始まる

彼の歌は哀しい
生まれ故郷の大都会で
鳴かず飛ばず
鬱病になって病院へ
 ....
わたしたちの細胞は
毎日少しずつ
死んでいる
そこには
痛みもなく
悲しみもなく
怖れもない
どんなからくりなのか

思えば
自分の身体なのに
知らないことだらけだ
いや、違う ....
雨の日の憂鬱の原因が
洗濯物が乾かないせいだと
今、気付いた
湿っけた洗濯物が
部屋中に吊るされて
うっとうしい
ベランダに干された洗濯物も
いつ乾くか分からず
さらに絶望的気分になる ....
すこし太った と
しわだらけのあなたが言う

たしかに 
しわの数はへっていないけれど
わずかに 浅くはなっている
一年ぶりに 団地にUターンしたのが良かったのか
また 
独居 ....
私自身をいつも
卑下する私が

誰かに発する
褒め言葉なんて

結局口先だけの
ものとなり
とうてい心から
喜ばれるはずがない

一人は辛いと
誰より感じて生きてきた
はずな ....
初潮ということばが
海のことばみたいなのはなぜかしら
などと考えていた頃に
おまえの家は紙の家だとからかわれ
わたしは学校へ行けなくなった

わたしは紙のにおいが好きだった
ノートのにお ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ないたかえる- 朧月自由詩8*12-6-29
星空銀行- 小川 葉自由詩13*12-6-28
#空想の街_#魔法のパン屋- 北大路京 ...自由詩17*12-6-28
宇宙の塵- ……とあ ...自由詩8*12-6-28
森林浴- Neutral自由詩3*12-6-28
明るい人とはいたくない- 番田 自由詩112-6-28
世界との齟齬を埋めるために- うめバア自由詩212-6-28
二本木劇場- salco散文(批評 ...4*12-6-27
サイダア- nonya自由詩24*12-6-27
小さい花- 朧月自由詩1512-6-27
詩の磁場(1)- 草野春心自由詩712-6-27
婚活なし就活中- アラガイ ...自由詩9+*12-6-27
忘却- HAL自由詩6*12-6-27
田村隆一詩集_現代詩文庫を読む- 葉leaf散文(批評 ...7*12-6-27
いきつくところ- 白詰ちゅ ...自由詩312-6-26
夢幻- 永乃ゆち自由詩6+*12-6-26
本当の自由- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-6-26
汽車の車窓から- ……とあ ...自由詩10*12-6-26
ぼんやり- そらの珊 ...自由詩24*12-6-26
福祉住環境コーディネーターを勉強して- ペポパン ...散文(批評 ...6*12-6-26
石ころ- まーつん自由詩812-6-25
救いたいなら- 殿上 童自由詩27*12-6-25
歌集五年(1)"tanka_anthology_f ...- 生田 稔短歌212-6-25
#百句悶々- 北大路京 ...自由詩11*12-6-25
PIANOMAN- ……とあ ...自由詩6*12-6-25
貸し家- そらの珊 ...自由詩1012-6-25
【_乾燥機問答_】- 泡沫恋歌自由詩17+*12-6-25
M_2012- たま自由詩35*12-6-25
生きていく辛さ- 日向なつ自由詩412-6-25
紙の家- yo-yo自由詩2112-6-25

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