詩を書いていた
未だ見ぬ自分をかきなぐっていた
一体 いつ
僕はそれを叶えるのだろう
冷たい雨が降ってきた
おれは黒々と木のようで
 心臓だけがガス灯
何を照らすでもなく ぼんやりと立っていた


小さな春は震えていた
おれの心臓に寄り添い 冷え切ったからだを温めた
 ....
わたしたちはFEEDされている。

生きるには時間が経ちすぎている、
絶望は希望よりもすこしだけ早く感染する、
いるといないの合間を貪る猫。
不自由で浴びる、
嘘を吐くときは好きではないが ....
あぁ全てのひとは 
透きとほったぜんまいを背中に巻かれて 
晩夏に樹からぽてっと落ちる 
あの蝉に似ています 

(宇宙の銀河の果てから観れば 
 ひとの百年は一瞬です・・・) 

あ ....
百円で買った文庫本

アメリカのとある古い短編小説

マウンテンパーカーの前ポケに

ちょうどだからと出かけるときに文庫本

雨がぱらぱら

結局ざぁざぁ

一日降って傘をさし ....
聞こえていますか
僕のこの声

届いていますか
僕のこの想い

晴れ渡る日も
土砂降りの日も

叫び続けた

この声
この想い

素敵な音楽になって
君の心に響い ....
灰色のひかりが街道に爆発している

そのひとつひとつが銀河のようだ

とらえ所のないまぶしさに視線を落とす

花びらがアスファルトにこびりついている

となりの土に草葉の緑

それ ....
花びらたちが役目を終えてきみへと流れ出す
きみから涙は出ないのに
あしもとには戻らないため息の砂塵がしみ込んで
希望が小さい竜巻のよう わたげのよう
くるりくるりのてーま 

空けた球体の ....
参考資料の提出があった
瑣末な誤字脱字が散見された
作図と細則の改正が必要と思われた
差額についての催促を済ませて
採光のためにブラインドを開ける
サッカー場の方が
先ほどから騒が ....
{画像=120412064801.jpg}

多くの季節を生きて
わたしは幾度も春を迎えてきた
そして 毎年 
いろんな桜と出会っている

真新しい制服に身を包み
新たな出会いに心躍ら ....
 18歳のわたし
細い肩に
いっぱい夢を乗せていた
小さな足に
赤いハイヒールを履いて
この掌で
いっぱい夢を掴めると思っていた

 18歳のわたし
愛することを知らず
愛されるこ ....
重力が、こころもとない

息が、苦しいの

二度と還れない過去は

未来よりも遠く

遠く遠く踏みはずす

銀河を惑う星

まぶたを閉じても

ひらひ ....
バスタブからあがった
ブロッコリーが塩と胡椒で
身支度を整えている頃

次から次へと切り出された
キュウリの楕円形の
車輪は朝日を照り返して

クロゼットからはがされた
レタスが ....
土砂降りの日に偶然出会った。(偶然以外の出会いがあるのかどうかはまた別にするとして)都会の昼間に雨が降ればにぎわう場所といえばコーヒーショップ。人まみれのこまごました座席を一瞥して隣にしましょうと .... 熊の冬眠のように
僕は夢の中でぐうぐうと眠りたい
この世の全てを失って
打算と利害を放棄して
愛したいだの愛されたいだの
何かが足りない、何かが大きすぎる
そんな言葉を捨て去って
僕は永 ....
次の
風をつかまえて
兄弟たちは
ひとりぼっちの旅に出る
誰にも頼れない冒険
もう二度と
会うこともない
その
さようならは
白いの光のなかで
美しい羽になる

ダン・ド・リオ ....
今朝、

わたしが見たのは空へ跳ぶ夢

空はたしか温(ぬる)い灰色だった

風はきっと水の気配がした

見慣れた町のコンクリを蹴って

ふわり

跳ねる、跳ねる、跳ねる
 ....

あなたは樹木
草原に立ち
両手を広げ


あなたはグラス
降り注ぐ声を
すべて 
受け止め


あなたは交差点
別々の人生が
いつしか
ひとつに


ひら ....
笑われるくらい
跳ねて喜んで

鬱陶しいくらいの
ハイテンションで

くだらないことで
笑って
笑って

顔が見えないときだって
いつも
心で繋がってる
不思議

 ....
乾燥注意報だらけ
途方に暮れる街角
掌がからっぽ、というわけじゃない
     
するべき宛はある
ありすぎる
したい宛はある
ありすぎて
踏み出せない

なにもできない
白々と ....
丑二ツ
闇底の寝屋
戸板の合わせ目の
線なす月影に蒼く透け
枕辺にうずくまるおんな
痩せさらばえ
ざんばらと髷ほどけ
何処から入り来たやら
長い鉤爪震わせて
寝入る頭骨に額つけ
中 ....
死神を副業にする桜守

満開の冷えた桜に沈む船 

堕天使も枝垂れ桜で白くなり 

漆黒の翼の痕に桜KISS   

JOKERが姿を消して花吹雪    

夜桜の影で小悪魔服 ....
ある番組で繁華街の
酔っぱらいにインタビューを
すると云うコーナーがあった

あるほろ酔いのサラリーマンが
インタビューを受け
こう答えていた

『オレ、元気やろ、元気やろ』
 イン ....
会えなくても
二人は恋人同士

僕は表
君は裏

泣きたい日も
寂しい日も
僕は照らすよ
笑顔だよ
ときには陰っても
届くように
みんなを見てる

君のことは
見 ....
               降らずの空は高すぎて
               手を伸ばしても届かない
               花曇りの憂鬱ならば
              ....
干からびた石像の腕組み
褐色に統一された甲虫が貼りつく髭海苔
汽水へと至る流れ
浮き草は毟るだけ毟り取ればいい
空気もそれぞれが渇いていた
医者は煙草を止めろって言うけどね
 ....
別に、

あなたがいなくても
生きていくのには困らない
しばらくは悲しいだろうけど
時が経てば忘れるし
寂しさもやがて埋まるのだから
何も問題はない

ただ、そういうことでは ....
8を4にする方法 
を持った少年が 
走って走って走って 
8を4にする方法 
を運ぶんだけど 
急ぎすぎて汗をかいて 
さらに水溜りで転んだものだから 
掌を開いたらインクの染みが広が ....
時折 背負った荷物をすべて下ろしたくなる
 そしてまぼろしの中の風のように
 異邦人たちの衣を揺らしながら
  何も持たずに消滅したい

時折 鳥となって旅路の終わりへと飛び去りたくなる
 ....
            疲れちまったと吐き捨てて
            ビールをあおり
            憂さを晴らせるうちはいい
            吐き出す言葉す ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くそったれの、人生- 番田 自由詩412-4-13
つぐない- ただのみ ...自由詩22*12-4-13
ふりそそぐ- はるな自由詩9*12-4-13
夢の惑星_- 服部 剛自由詩812-4-12
雨に濡れた文庫本- 灰泥軽茶自由詩20*12-4-12
心の音楽- ジュリエ ...自由詩212-4-12
土の草葉に- 吉岡ペペ ...自由詩612-4-12
春のテーマ- 唐草フウ自由詩14*12-4-12
サマータイム- たもつ自由詩612-4-12
【_桜アルバム_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-4-12
【_18歳_】- 泡沫恋歌自由詩12*12-4-12
火星の桜- RT自由詩212-4-11
サラダヶ丘七丁目- nonya自由詩25*12-4-11
踊り子- はるな散文(批評 ...312-4-11
起こしてくれ- yamadahifumi自由詩712-4-11
たんぽぽ- そらの珊 ...自由詩11*12-4-11
背徳の朝- mm自由詩2*12-4-11
- umineko自由詩23*12-4-11
幸せ?- ジュリエ ...自由詩112-4-10
またも街角で- 木原東子自由詩18+*12-4-10
憑依- salco自由詩10*12-4-10
桜ユグドラシル- 北大路京 ...俳句23*12-4-10
街頭インタビュー- HAL自由詩7*12-4-10
太陽と月- ジュリエ ...自由詩412-4-10
憂鬱を土に還し- 石田とわ自由詩6*12-4-10
灰色の堰- アラガイ ...自由詩5*12-4-10
告白、とかそんなたいそうなもんではなくごく生来的かつ普遍的な ...- mm自由詩7*12-4-10
8を4にする方法- オノ自由詩612-4-10
乖離したものが_いま_月のように弧を描き- ただのみ ...自由詩26*12-4-9
残骸を投げ捨てろ- 石田とわ自由詩7*12-4-9

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