マダム・スミダを貴方に
   (原題:Serve The Last Pie For Me) 
     {引用=作詞:Doc Pomus・Mort Shuman・岩谷時子
補作詞:因縁崎渡世子
 ....
ゴルフはからだの使い方だ

からだの使い方を3分で会得する者もいれば7年で会得する者もいる、ただそれだけのことだ

会得のスピードが才能なら会得するまで諦めない根気強さも才能にちがいない

いのちの使 ....
Agains 

今年はじめての 雪でした
足の下に さくさく 
冬の音がする

雪のつめたさに
舌打ちしたり
みなが冬をきらうから
少しばかり 冬は意固地になっていたりするのです
 ....
駅でたくさんの人が下りたあとの座席に
包みが置かれている
忘れ物だ
ぼくはあわてて取って
フォームを歩いて
事務室にいって
遺失物の届出をしようとしたのだが
形のあるものでないと受け取れ ....
 かけおりてくる兵隊がいる
 指揮だけがあって四季のない顔のない
 丘のうえから
 いっせいに声があがる
 雲がわく


 あがる声には
 責任がないから自主性がない
  ....
本当の自由を求めて空を見る

名も知らぬ黒い鳥が
隊列を組んで空を渡っていった

翼があるから自由でいいねと
そんなふうにつぶやくのは
自分の翼で空を翔んだことがない人間が想うこと
あ ....
私には何かが足りない

満ちた月が少しずつ欠けていくように

足りない何かが

少しずつ時間をかけて暗闇が私を包んでいく

すっぽりと暗闇が私を包んだとき

私はどこかに向かって
 ....
正しさってなんだろう

正方形の角が 誰かの頬に食い込むとき
その痛みが 真四角の正しさを証しするのだろうか

正しさってなんだろう

まっすぐな線をまっすぐに歩くことが
そんなに尊い ....
紅いやら
黄色いやら
騒いでるんじゃない

山の中に勝手に入ってきて
ジロジロみて 
写真撮って
弁当食い散らかして
ゴミだけ残して帰る
観光客たち

俺は
おまえらに怒って
 ....
自分自身を言葉が伝えられたなら
僕は だけど そう思って 生きてきた
何故だろう だけど わからなかった
僕は何故生きているのだろう
そう思うほど だけど
眠気がやってきた すべてが遠い ....
ひとの哀しみを

知りたい

深く…より深く




青いビーズの散らばる

大広間に

君と寝そべっていた



手を…手を繋ぎたい…

 ....
  ジャック・ダニエルを呑んで  
  やってられないとつぶやく
  おぞましい闇を
  月明りが潰す
  猫のようなきみの手も時に  
  すばしこいジャブを繰り出す
  痣模様 ....
       

うしろからきこえる声
噛み切れば
冷たい雪を
ひとつひとつ積むだろう
棺の
かわいた脈動
その影を
一本の湿地の思想に
束ねている

あなたの
まぶしい眼光 ....
「もも色の風だよ もも色の風だよ」
と誰かが言った
そんなはずはない 
冬の真っ只中なのだ

「もも色の風だよ もも色の風だよ」
とまた誰かが言う
窓を開け のぞいてみると
確かにもも ....
皆が助けてくれる。
皆が声を掛けてくれる。
皆が救ってくれる。
死んではいけない。

2時間も電話で話して
くれる人がいる。
心配してメールをくれる。
本をくれる。
本当に俺を救える ....
 も吉と歩く


何もない冬の午後
も吉と歩く
はたちの頃 一年ほど日記をつけた
何も残せず ただ消えてゆく日々が
とてもこわかった
時間はたっぷりあったのに

いつもの散歩道
 ....
どこにも代わりのない
私だけの詩を描いてみたい
心のなかのもやもやがそう言う

私という存在が唯一無二のものならば
出てくる言葉もそうであるべきなのではないか
そうではないということは
 ....
てのひらひらひら

紅葉ひらりひら

ほぅらほら

どこかでだれかが呼んでいるよ

重なり合った呼吸が

色を濃くしはぜる音

夕焼けが沈んでいくように

どこかに吸い込ま ....
{引用=
 男士たちが 
屏風をもってきた
眠る女の 枕元にさかさのそれは、
薄の天に 雁が地を飛び去っていく


 踏み絵さながら 鏡のおもてに裸足をのせる
足元をみつめれば むこう ....
本日のメイン
アサリの皆さんです


お命
お美しく戴きました



合掌
冬の祖国から君はやって来た

ぼくは君にサーフィンを教えた

君はぼくに祖国の秋の美しさと

命を使うということを教えた


君は祖国に殉ずる

冬の祖国から来た君に殉ずる

ぼくは君に殉ずる


冬 ....
 
 
ことばは
しょうじきなのだ

できないときは
できないと
わたしにいわせる

むりなことは
むりだと
わたしにいわせる

わたしよりさきに
いきものなのだ
ことば ....
クリスマス会が行われた
みんなまだ小学生だった
りんごすくいをして プレゼント交換をして ケーキを食べた
だけど一番覚えているのは会場の窓だ
吹雪で窓の外は真っ暗で何も見えなかったけど
その ....
昼間、つめたい雨がすこし降っていた。音もしないでしずかに、「長く」というかんじで降ってくる雨。

母親になった友人と、これから母親になる友人と、母親になる予定のない友人とわたしとで会った。生ま ....
神無月歌舞伎町まで追い込まれ ふくらみの去ったあとに
なぜつめたさが残るのだろう
もともと無いものばかりもとめる

いつも見つめるたびにこぼれる
気持ちになまえをつけるのはやめて

指をあらって
木を植える
 ....
ぼくはこれまでに一度も、
ほんものを所有したことがなかった
ことに気がついた。
かつて幾度も、ほんものらしいにせものや
にせものらしからぬにせものを、
ばかみたいにつかまされてきた。
つか ....
時間を掴み取って宝箱に仕舞っておけるのなら
僕は、初めて君と会ったあの古ぼけた体育館の片隅で
君に卓球をやろうと声を掛け、ガムをあげた
あの時間をそのまま宝箱に入れよう。
あの時の気分あの時の ....
泣いていた心理相談受けた人              121128


番号で呼ばれるのになれておりますから
わさわざ氏名を読み上げないで欲しいなと
声の好い看護師を睨み付けるように無言で立ち上がり
ドアを横柄に開け ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マダム・スミダを貴方に- salco自由詩4*12-12-1
いのちの使い方- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-12-1
FinAgains- 月乃助自由詩7*12-12-1
箱詰め電車- 殿岡秀秋自由詩912-12-1
丘にいる兵隊- 石川敬大自由詩11*12-12-1
胡蝶の夢- そらの珊 ...自由詩2112-12-1
欠ける月- 灰泥軽茶自由詩5*12-12-1
正しさってなんだろう- まーつん自由詩12*12-11-30
【_紅葉_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-11-30
現代詩フォーラム…中毒- 番田 自由詩112-11-30
青いビーズ- 多紀自由詩10*12-11-30
ジャンプ- 草野春心自由詩7*12-11-30
葬送-_デッサン- 前田ふむ ...自由詩512-11-30
もも色の風- 凪 ちひ ...自由詩10*12-11-29
辛い時- ペポパン ...自由詩12+12-11-29
北の亡者/Again_2012霜月- たま自由詩33*12-11-29
アルビノ- そらの珊 ...自由詩17*12-11-29
さようなら- 灰泥軽茶自由詩10*12-11-29
褥焼き- 月乃助自由詩7*12-11-29
ボンゴレビヤンコ- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...10*12-11-29
冬の祖国- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-11-29
ことばはいきもの- 小川 葉自由詩1112-11-29
祈り- 加藤自由詩3*12-11-29
雨、犬、つむじ、台所のこと- はるな散文(批評 ...312-11-28
神無月- 北大路京 ...俳句412-11-28
木のなまえ- はるな自由詩312-11-28
ほんものを見つけるために- 綾野蒼希自由詩2*12-11-28
時間の感触- ……とあ ...自由詩18*12-11-28
人生好転しない- ペポパン ...川柳6*12-11-28
わたしは- あおば自由詩8*12-11-28

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