渦まく過去を蝸牛のように引きずる。




除夜の鐘に憧れた児童の、夜色の瞳。




ヘッドホンから流れる星で夜が明るい。
三が日素早く終わり仕事始め張り詰めてない空気は軽い

成人の日は寒くなり雪が降る大人の世界また一つ知る

雪は止み冷たい風は弱まった遠くの山は白一色

ゴルフして心は何処か晴れやかでダブル ....
二〇一七年四月一日 「ある注」


 ディラン・トマスの268ページの全詩集のページ数に驚いている。こんなけしか書いてないんやと。散文はのぞいてね。こんなけなんや。ぼくはたくさん書いてるし、これ ....
ステイホームの重い雲を見上げながら
仕事のついでに郡山に出向いた
賛否両論で割れる早春の空
聖火リレーの案内がくくりつけられていた大通りを
ひとり 歩き続けると
スタジアムのある大きな公園に ....
  それはまるで
  昨日の太陽のさんさんと
  眩しいばかりの煌めきで在り
  今日の雨のしとしとと
  深く深く浸み込むさまで在り
  いつかの風がそよそよと
  凪い ....
一本だけ
まつよいぐさに
自己憐憫は欠片もない
高速道路の高架下なので雨露はしのげる

水はない
疾走するクルマがはね飛ばす
わずかな飛沫かたまに流れてくる霧
あるいは迷い込んだ野良犬 ....
いずれ
世界に終末来るのは間違いない

問題はその前に
俺っちに終末来るか
来ないか
だけど

その可能性は
百パーセント
俺っち
だよね

地球は温暖化に
一途に向かって ....
あとは標的を見つけるのみ、といった感じの鋭角的な光線は、ちょうど天井の一角を貫こうとでもするみたいに壁を走っていた、がらんとした部屋の中に突然展開されたそんな光景は、時代錯誤なパンク・ロックバンドのジ .... {引用=涼を狩る}
池の青さ
  屏風と扇子

ボタンを外した
   指は行方知れず

アオダイショウ
   そっと跨いで 


墓地へと続く
   坂の木陰

吸った唇
 ....
死ぬまで生きていく
死ねないから
生きている

死んだらどうなるか
おそらく
死ななきゃ
わからない

死んだらどうなるか
死んだ人間に聞いてみるといい
一度死んだら
お終い
 ....
「悪い」について〜赤の他人の介入に屈しない

破壊されたバックルのズレを直しに駅前商店街路地裏のジーンズ店に行くまでの間、みっともないのでベルトの位置を固定しなくてはならず、雄鹿皮のワッペンの ....
車の助手席に乗って病院へ行く
アル中たる僕は運転などしない
母がする

通る自転車の若い女が僕の車を見て
もぅやだ~というとてもイヤな顔をする

ごめんねぇ、僕だってイヤなんですよ
そ ....
病院の午睡時は
誰も居なくなる
ただ人の気配だけ
影絵のように残り
自分が此処に居ることが
怖いくらいはっきりと浮き立つ

病院の午睡時は
誰も居なくなる
ただ人の気配だけ
影絵の ....
幼子は昆虫ゼリーが食べたいと

大型粗大ゴミの日の熱風

初めての目薬ついに成功し

古い黄色いバイエルに花丸

犬と観る2020オリンピック

斎場の蝉アスファルトに墜落す

 ....
文字をじっと見つめていると
それが何なのかわからなくなる
ことがある
単なる汚れなのか
乳児の落書きなのか
新種の虫なのか
意図された呪文なのか
深夜の箱の中
ヒト科は液体を体内に取り ....
カサカサの身體で砂丘を步く

喉が渇くんじゃない

慾しているものは別のもの

オレが死んだとしよう、例えば



眠りに似た

骨か

いいじゃん
 
 
雨の日、唐突に、思い出すように、
ありもしないことを、
考えている、
そのとき、過去と未来は同義

水たまりを、世界だと思って
生きた
愛のなかを、海のように思って
干上がっていく ....
こんな非常時でなかったら
誰もが避けるはずの

副反応データだらけのワクチンを
全世界の人々が受け入れている

最近ようやく明らかになった
その副反応の割合の異常な高さが

なにか言 ....
唇に歌なんて持ってないけど
音楽は嫌いじゃないかな

スマートフォン
ユーチューブで音楽よく聴いている

難しい事は
考えたくもない

明日の事も考えたくない

頭ん中
空っぽ ....
君は良いことがひとつも無いって
生きていても辛いだけだって
そう嘆くけど

それは当たり前の話

だって

「しめしめ。アイツから奪ってやろう」
と考える奴はこの世 ....
ガラスの少年は
メタルの青年となり
ハガネの壮年をすごし
ヒノキの中年になった

壮年までは
炎で形を変えてきたが
中年は炎から遠ざかる
温かいと感じたら少し
焦げているから

 ....
鏡の向こうに誰か住んでいる
見たこともない人
じっと見ていると
あちらもじっと見返してくる
右手を上げれば右手を
左手を上げれば左手を
同じように掲げてみせる
言葉をかけるがそれは通じな ....
マスクを外してはならない
感染リスクを恐れた人々は
飛沫だけでなく
言葉を話し書くことにも抵抗を
何せコンピューターにも
ウイルスが混ざり込む時代だ
言葉にも付着している可能性がある
私 ....
蝉の鳴き声と赤ん坊の泣き声がこだます 夏の朝に
いくつめかの台風の いくつもの風が小さく渦巻いている

まだ
窓辺の風鈴を鳴らすこともなく

起き抜けの肌を
割れた鏡のような朝の破片に
 ....
感染爆発の今だから
この街にはロックダウンが必要だ
金をくれよそうしたら
おとなしく家にいるからさ
テレワークもできない環境じゃ
外に出なりゃ稼げない
行きつけの食堂も瀕死だし
行ってや ....
また、あした

また、あした


きょうも暮れる、

かえり道


も一度あえたら

そうしたら


どんな話しを、

しようかな


あかく染まった

 ....
美しいケモノに見とれていたら
自分を見失なってしまいました

ケモノも美しくなると手に負えなくなるものでした
イエイエ
男の錯覚でした

ケモノは美しい人間のオンナでした
だけどね
 ....
 隠れているものが有ります

 捜さないでください

 笑いの言葉が

 感情の渦のなかに吸い込まれ

 行き場を失い迷います

 助け出してください

 悲劇のはじまりを ....
思う。心底学校に向いていなくて最早窒息寸前の私にもう耐えられる力がない。 かの日々に似るを恐れよ原爆忌
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13736)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜が明るい- 水宮うみ自由詩4*21-8-9
ゴルフ- 夏川ゆう短歌321-8-9
詩の日めくり_二〇一七年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-8-9
郡山ヨーク開成山公園- 松岡宮自由詩721-8-9
雨上がりの日に- 石田とわ自由詩7*21-8-9
コンクリートの継ぎ目の孤独- 藤原絵理 ...自由詩3*21-8-8
世界に終末きたら- こたきひ ...自由詩321-8-8
光を避け- ホロウ・ ...自由詩4*21-8-8
オリンピックとコロナとわたし- ただのみ ...自由詩3*21-8-8
耳を塞いで- こたきひ ...自由詩321-8-8
「悪い」について〜赤の他人の介入に屈しない- 足立らど ...自由詩221-8-8
主体性とは- りゅうさ ...自由詩421-8-8
病院の午睡時- ひだかた ...自由詩621-8-8
はなのあとさき- そらの珊 ...俳句3*21-8-8
ゲシュタルト- やまうち ...自由詩221-8-8
調べ- 墨晶自由詩2*21-8-8
水たまり- はるな自由詩5+21-8-8
非常時の憂鬱- st自由詩321-8-8
ララララララららららら- こたきひ ...自由詩221-8-7
世界中がロックダウンされた今夜、たった一軒だけ開いているバー ...- TAT自由詩221-8-7
ヒノキの中年- イオン自由詩2*21-8-7
- やまうち ...自由詩121-8-7
マスク- やまうち ...自由詩1*21-8-7
夜にそなえる- 末下りょ ...自由詩5*21-8-7
ハッピーロックダウン- 紀ノ川つ ...自由詩221-8-7
また、あした- 令和9年自由詩2*21-8-7
美しいケモノ- こたきひ ...自由詩221-8-7
喜劇- 佐白光自由詩1*21-8-7
看護学校日めくりカレンダー- 杏っ子自由詩121-8-6
かの日々に似るを恐れよ原爆忌- 酔横俳句321-8-6

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