吊革につかまる
リュックを背負った妄想の列

モノクロフイルムの
買い出し列車
一応に皆、リュックを背負い
何があってもリュックを手放さない
網棚には何も無い
大したものが入ってい ....
われわれが絆創膏の王様に

流水であらう2月のカレンダー

素潜りの資格を海に返すのよ

生い立ちの代わりに脱脂綿がある

やさしさに無手勝流に触れている

地図記号みたいに大人し ....
なんという
中途半端なコロナ対策だろう

感染が増えたら
緊急事態宣言を行い

減ったら解除して
オリンピックも行い

ロックダウンなどは
考えていません


ズルズルもう ....
二〇一七年七月一日 「双生児」


 いま日知庵から帰ってきた。きょうもヨッパである。寝るまえの読書は、ここ数日間、読みつづけている、クリストファー・プリーストの『双生児』である。いま、ちょ ....
わたしけっきょく書きたいことなんてないからノート引っ掻きまわしてるだけなんですって言ったら、おまえそんないいもんじゃねえだろって、そりゃそだ



雨上がりの虹をマフラーにして ブラックホール ....
創造性も想像力も欠けた者ばかりの波物語
錚々たる有名人が総出で騒々しく煽る造反
看病した人の愛を知っても3秒にて失忘 滑る羨望
大量の陽性者を出して追加された医療の稼働要請
勇気を振り絞って
油は多めに
小さ過ぎないフライパン
見えてるものはひとつ残らず
もう褒めた

おそらく脊髄の早とちり
目覚めの悪さで駆け出した
羊をたくさん空に上げて
口移しのペリ ....
※ほぼ感想文です。

どうも、私は彼のとても薄い教え子の一人のようです。
 明治大学法学部の一般教養課程の「国語」で彼に教わっていたようです。
 それも一年生の時で一、二回しか授業を受けていま ....
誰もいない部屋で、昔のことを考えている、パソコンの画面を見つめながら。窓の外は楽しげな声も聞こえなくなった、日曜日の夜の通り。それ以前に、疫病が流行りだしてからというもの、もうめっきり、そのような声を .... 最後の弦が切れて
風の音だけになった
折れたマストが流れ着いて
今来たばかりの海を見ている
アザラシの子守歌を流氷が真似ると
夜は胸ポケットの暖かさで
誰の豊かさも上手に隠すだろう

 ....
きみの笑顔が欲しくて
生きてきたのかもしれない
きみの苦しみは あたしの外側にある
その時が流れ去るのを待っているしかない


いくら寄り添ってもたどりつけない
深い井戸の底から見上 ....
手を合わし目をつむり
「みなさま
 今日も一日 ありがとうございました
 今日もこうしてお休みできます
 ありがとうございます
 みなさま
 お休みなさい またね」
と夜の布団の中で声を ....
心に愛がなくても
今朝の空は清々しい

心にに愛がなくても
通勤時間は駅も道路も混雑する

心に愛がなくても
地球は温暖化して行く

心に愛がなくても
氷河期やって来ないよね

 ....
この胸から一枚の
夏の風景をとりだしてひろげよう
青い湖 まわりは緑の森
そのむこうになだらかな丘々
湖には小さな桟橋 つながれている幾叟かの小舟
ほとりに小さく白い館

そこで僕らは
 ....
ワクチンを接種することでできる
コロナウイルスに対する抗体の量は
人によっていろいろ異なり

全く抗体ができない人もいるらしい

どんなに調べても
100%抗体ができる

なんて
 ....
(詩論)初級編:(必読)ギフトについて
 
今まで繰り返し商業誌のなかで詩人の作品はどう読んでも良いというセリフを耳にしてきたけど、内心の自由の当たり前なことをわざわざ紙面使って、名の知れた詩人達 ....
あの曲を
叩いてくれよ
あの曲を
叩いてくれよ
叩いてくれよ























 ....
背後には誰もいない
開け放した窓から雨が降りそそいだ
部屋には部屋がなかった
区切りのない家に不可視の声ばかりこだましている
迷宮ですらない
音楽を挿れたら違う生き物になる
誰も別人でなか ....
たまのかわ広げてみたら8畳かー収斂進化空も飛べるよ 中央アジアの国は
最後にスタンが付きがち

パキスタン
タジキスタン
キルギスタン
カザフスタン
トルクメニスタン
アフガニスタン

しかし、私にとって
スタンといえば
やはり ....
月見草バケツ転がすトタン屋根雨の底へと金魚が沈む

アマビエを描いた短冊笹飾り願い事までパンダが食べる

ポイントが貯まってよろこぶきみの部屋がらくた溢れ窓も見えない

信号もつかない ....
実にくだらない理由で電車に乗った
乗る前に実にくだらない理由で立ち食い蕎麦を食べた
それが上り電車だったか
それとも下りだったか
乗ってから悩みだした彼は実にくだらない中年サラリーマンだった
 ....
泣きぬらしたガラス
とり乱す樹木
細く引きよせて
下着の中へ誘いこむ
風とむつみ合い
あお向けに沈んでゆく
せせらぎも微かな
時の河底
陰影に食まれながら


缶ビールを開けて
 ....
爪がずっとぼこぼこなんだ
前に聞いたことがある
これは不健康な時間の地層なんだって

でも、人差し指のだけ桜貝のようにつるりとしてる
どうしてだろう
人差し指だけは社交的だったのだろうか
 ....
カツサンドを食べて
心臓を強化しようとしたが駄目だった
美味しいんだけどなあ
強化の効果はない
お茶を飲んでしばしの休憩をとると
夢の中でキスをされて
有頂天になっていた
つまり私は寝て ....
何となく良い流れが見える
眼を閉じても見えそう

悪い流れは黒々して
重々して気持ちが悪い

良い流れは直ぐに身体に馴染む

ポジティブに過ごしていれば
自分の過ごしやすい世界になる ....
  

あたりはふるえ続けていた。そしてあなたは、手縫いのように丁寧に畳んで、爪がまたよごれていた。この、ことばで。あるいは、そのことばで。どのことばも少ない会話のほとんどが詩であ ....
重症化する原因を研究し
遺伝子のある部分が共通だった

とか
最近報告された

高齢者では
キラーT細胞が大幅に減っており
また老化したT細胞の数が多い
それらが重症化の原因だ

 ....
なにをしていても時は過ぎてゆく
その道を
歩き続けてゆく

やわらかな蝶が舞う
あかるい春も
逃げられない太陽に
照らされる過酷な夏も
月をみあげて愁う
静かな秋も
希望もみえ ....
行ってほしくない

カプセルを割って記号を盗む
調合の腕もないのに試した
頼りは他になかった
免罪符にもならない
実りは業にくべた

治療痕を掻く
なにかいる気がして

ある朝、 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝の列車- ……とあ ...自由詩7*21-8-31
ばいばいきん- 暮田真名川柳121-8-31
中途半端なコロナ対策- st自由詩221-8-31
詩の日めくり_二〇一七年七月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩10*21-8-30
べつにお前のリアルなんてどうでもいいよ_/_ある女の子篇- 末下りょ ...自由詩3*21-8-30
波物語- 邦秋自由詩1*21-8-30
太陽風- 妻咲邦香自由詩121-8-30
大岡信の評伝について- ……とあ ...散文(批評 ...221-8-30
土曜日、千葉で- 番田 散文(批評 ...121-8-30
ジェルソミーナ- 妻咲邦香自由詩221-8-29
避暑地の恋- 藤原絵理 ...自由詩321-8-29
お礼- こしごえ自由詩8*21-8-29
心に愛がなくても- こたきひ ...自由詩221-8-29
夏の風景- 塔野夏子自由詩14*21-8-29
ワクチンでは全く抗体ができない人がいる- st自由詩421-8-29
(詩論)初級編:(必読)ギフトについて- 足立らど ...自由詩321-8-29
Charlie_Watts- TAT短歌221-8-29
壁のない家- 凪目自由詩221-8-29
多摩川の彼方- 足立らど ...短歌221-8-28
アフガンの風に抱かれて- 花形新次自由詩121-8-28
雑歌- 藤原絵理 ...短歌2*21-8-28
くだらない理由で- こたきひ ...自由詩321-8-28
ユーラシアの埃壜- ただのみ ...自由詩3*21-8-28
人差し指の不思議- 凍湖(と ...自由詩221-8-28
カツサンド- 間村長自由詩721-8-28
良い流れ- 夏川ゆう自由詩421-8-27
じゃこれを文句とする- よんじゅ ...自由詩2*21-8-27
感染爆発で吹き飛んだ医療- st自由詩221-8-27
夜を生きてゆく- 秋葉竹自由詩321-8-27
留守番- 凪目自由詩221-8-27

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