夕暮れの電車は 地獄そのものである

真っ赤な夕日をさんさん浴びて

老いも若きも 疲れ切った能面を 血糊で真っ赤に染めている


学生達が大声で憂さ晴らし

卸したてのスーツを着た ....
真昼の草原 翼をたたんだ君と
ありふれた恋人同士のように 会話をする
光と戯れ 砂丘から届く風を浴びて
深呼吸する君の 胸の膨らみを見ないように
僕は普通を装う
 ふたりは普通を装う

 ....
  雨に濡れたアスファルトに
 
  並木のみどりが映っている

  言葉に餓えた人たちが
 
  傘に隠れて哭いている

  雨は涙に良く似ている
 
  昼は処刑台に良く似てい ....
猫 聞いて
きのう わたし
乗り越えた柵
おきたらまた
目の前に柵
猫 ねそべって
聞いてない
あした わたし
終わりをみに
いこうかな
猫 おまえ
やさしいひとに
拾 ....
寄りかかる君の重み
心地よいゆれ
それに合わせてゆれる僕のじゃない肩の重み

それら全てが
僕の鼓動に合わせて動作していて
居心地のよい1つの空間を形成していた。
他にあるものが
無い ....
僕は
コトバに打たれ
コトバに追われ
コトバに泣く

今日も
コトバの色暗く
コトバの音重く
コトバの肌ざらざらと。

時に僕は
コトバへ逃げ
コトバへ叫び ....
オーディオの世界は異性や酒や賭博とは
較べ物にならない程 のめり込めばのめみ込めほど
留まることのない私財を投入してしまう

そのひとたちはオーディオを製品と呼ばず作品と呼ぶ
そう呼ぶひとの ....
何を信じればいいの

誰を信じればいいの

何を守ればいいの

誰を守ればいいの


何年、何ヵ月と時間をかけて
培ってきた友情も

たった1週間で
簡単に崩れた
 ....
感情や感性の揺れ とは

どこから来るのだろう

恋はするものではなく
落ちるものだという


それに似た感覚

視覚から入った言葉は
意思を持った生き物のように

あた ....
アチッ

二日酔いの朝
朝靄に包まれた意識の森で
突然発火するのは
昨夜の記憶の欠片

アチッ

酔いにまかせて
自分のてのひらとあしうらに
醜く刻まれた皺を
語ってしまっ ....
いつからだろう
戦わなくなったのは
リングコングはもうならない
15ラウンドもたないな

ダメージがきつくなる
簡単な平和主義
もたなくなきてる肉体も心も

チガウンダヨアンタノソノ ....
その昔、水は鉄を含み、鉄は水の浄化を畏れ池の沼と溜まる
森の樹海より沼を這いい出た
池は湧き水へ灌がれ
道を逸れた一人の女僧が餓鬼を孕む
いつの日か鬼が母となり
母は子を宿しながら性 ....
あることないこと つぶやいて
名のある人が 闊歩する

ごんべいは 名無しというのかいわぬのか
誹謗中傷 人知れず

2次元の世界に生きて 暗躍し
地震雷家事親父 

果てはみえない ....
○号分の亜麻を
木枠に張って
憧れの画家の
許を訪ねた

描いてください
とお願いして
その、写真も
手渡した

画家は

受け取った

契約成立
お会計をお願いいたしま ....
その頃僕はまとめて洗濯した一週間分の靴下の仕分け作業中。
全部黒でポイントもない靴下の片割れを洗濯籠の中から見つけるのは至難。
もとからして同じような靴下なのだから、とあきらめる事も出来ず、
他 ....
         作詞 花 水子
         作曲 奥座敷まこと
         歌  キャシー芭菜々田
 赤ちゃん列車


あゝ、カンテラもなく黎明の
生ぐさ暗きトンネルを
 ....
子等つどい笑いほうばる柏餅

小豆つけ気づかず子等の柏餅

ちまちまと「ちまちまもー」と五月雨と

五月雨はみどりいろとの歌があり

雹が降る邪道な感じの五月雨の

花しょうぶ蜘蛛の巣かぶり陽のあたる
Baby 空の高さなんて
   気にせず見上げて欲しい

   太陽にも優しく
   眩しさを感じて欲しい

生まれながらの幸せに よそ見で零れる涙を
拾ってくれる人に 投げかける心を忘 ....
ある用事があって久しぶりに
母校の大学の図書館を訪れた帰り坂

どこかから何かを燻らしている様な
芳しいとも苦っぽいとも想える

懐かしいような想い出したくない様な
薫りが否応もなくぼく ....
ひらり おちる
消しゴムのかす

えんぴつを研いだ時の
木の破片

真っ白なノートに書きなぐった
たくさんの言葉たちが

笑う 泣く 笑う

書いては消した 小さな唄
ちっ ....
たいようの直下で
あおあおとした稲妻を注ぐ空を見た
母が困り顔のまま少し笑う
午後二時の積乱雲

影が濃度を増して
昼間の星が透けて見える
どこへも行かれなかった星座の線のような
稲妻 ....
歌声をたよりに 君を探してた
夢だとわかっているのに それでも君を…

点々と続く足跡は猫みたいに小さいのに
その向こう側に君がいると確信する僕
足元が滑って まるで地球儀の上を歩いてるみた ....
なかまとあそんでると
かぞくが
たいせつになる

かぞくとすごしてると
なかまが
たいせつになる

ひとりでいきてると
どちらも
たいせつになる

まようなあ
し ....
小さな家のベランダに
くつしたが干してある


大きなくつしたはお父さん
中くらいのはお母さん
ちっちゃいのは赤ちゃん


足の家族
川の字に並んで
風に吹かれてる
お金とのめぐり合わせ
悲観に胸を打たせず
雇われ芸人のように平らな道で滑る 

お金よりも大切なもの
そんな美徳 3拍子で振り終える
マーフィーを書き写す がむしゃらな上り坂

頭だけ ....
村の外れの道祖神
何時からそこにおわすのか
村の平和を守るため、
悪霊妖怪退散の
結界 男女二柱
 天津麻羅の矛を持ち
猿田彦と天宇受売命(あめのうずめ)か

村の外れの道祖神
苔生 ....
僕は知ってたよ、僕は人の好意を受けるような資格のある人間じゃないって。
ラーメンのスープのように濁った世界。
宇宙では、星雲が、ごうごうと唸りを上げて時間に踊っている。
掃除婦のおばあさん。あな ....
ボロボロの毛布を子どもの頃いつも持ち歩いていた

それは僕にとって母であり祖父であり分身だった

手放したのは中学の時で好きな子ができたから

今大人になってあの毛布の ....
隣室から響くオルガンの音で目が醒めた
そこには何もない
ただ 君と過ごした時間の跡形だけを そのままにしてるだけなのに
やっぱりオルガンが鳴っている

ノックをしたら 音楽は止むだろう

 ....
ベッドの上に宇宙を広げる
彼との間に導線をひき
私は今を塗り替えた

暖かい闇に包まれる
どこかで唸る救急車も
私だけは、ほっといてくれた

難解なテレパシーで
彼は私に詩をくれる
 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黄昏、憂鬱- シンバ自由詩4*12-5-17
フラッシュバック- 南 さや ...自由詩4*12-5-17
映したものは- ただのみ ...自由詩18*12-5-17
猫聞いて- はるな自由詩912-5-17
ある帰宅の雰囲気。- 神木♪龍自由詩112-5-16
僕はコトバに泣く- 御笠川マ ...自由詩412-5-16
憑依- HAL自由詩3*12-5-16
積み木- ジュリエ ...自由詩2*12-5-16
感覚- 森の猫自由詩13*12-5-16
火傷- nonya自由詩18*12-5-16
リング- じじ自由詩10*12-5-16
鬼火- アラガイ ...自由詩12*12-5-16
名無し- yoyo自由詩412-5-16
あったよ- もっぷ自由詩412-5-15
pairing- haniwa自由詩112-5-15
演歌のニーズを探る_2- salco自由詩11*12-5-15
柏餅、五月雨、花しょうぶ- 榊 慧俳句112-5-15
- 朝焼彩茜 ...自由詩5*12-5-15
燻製- HAL自由詩11*12-5-15
文房具- 三奈自由詩31*12-5-15
すいか(習作)- 月見里司自由詩312-5-15
光になる- 南 さや ...自由詩5*12-5-14
サービス- 小川 葉自由詩412-5-14
素描Ⅳ- 八布自由詩512-5-14
宇宙銀行- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-5-14
村の外れの道祖神- ……とあ ...自由詩9*12-5-14
清めることに哀歌- 黒髪自由詩1*12-5-14
孤独- 永乃ゆち自由詩3*12-5-14
風とオルガン- 南 さや ...自由詩4*12-5-14
嘘つきの宇宙- モリー自由詩10+*12-5-14

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