青い陶器瓦の下に埋もれた
記憶を掘り出してどうなるというのだ

焼け落ちた家の跡の
現実と幻想の交叉した風景の中に
私が立っていたあの日
陽光に照らし出された井戸の
湧き出る水に沈んでい ....
すがすがしい あさのよろこび ひる歌い ひる歌ったよろこび よる思いだす 義経の奇襲戦法蛍烏賊 「しぇけなべいべなぁ」と書くための墨を黙って擦っている 雹かな?と思ったけど、シラウオだった
晴れマークの天気予報が
小魚が 朗らかに ピチピチはねて
アスファルトの下で壊死していた イノチも復活

死者だって降ってきて 必死に飛び跳ねて ....
繁みの間から語りかけてくる友だち

幼いころに拾い集めたら
食べるとどもりになるよ
あの子はきっと
食べたんだよ
という子がいた

友だちの中にひとり
どもる子がいた

きみはド ....
あの頃わたしの精一杯で生きていた。



遠い記憶は優しいものではなかったが
大きな怪我も病気もせずに
三十年以上生きてこられた。
親には感謝すべきなのだろうが
生憎ずいぶん前 ....
真夏の彼方から
静かな夜空へと手前に延びる
扉を開けると
独り涙に濡れている君がいた

ぽろぽろ汗を流しながら
仕事から帰り着いたばかり
ずっと一緒に生きていこうと
伝えた僕は
花瓶 ....
夏の日の夕暮れ
いつまでも続け
つないだ手のぬくもりほどの
せつなさを抱えて

メビウスのまんなかに
つかのま立ち止まり
見つめ合った、ぼくら
いまよりもずっと
不器用で、素直だった ....
坂道を 上ることには 意味はない 上る自分に 意味がある フィヒャアー
フィヒャアー

ぼく泣いちゃうもん
ママにだっこじゃなきゃ泣いちゃうもん

フィヒャアー

ぼく泣いちゃうもん
電気を消したら泣いちゃうもん
でも眠い時は暗くしてほし ....
道路に飛べない鴉がいた 危うく轢きそうになった
大人という者は 大人という冠を被ったガキだ
もう短い命だろう この鴉はそんな大人たちよりも
余程 命を懸けて生きている

……
 ....
リラの花ブラスバンドのチューニング 投げキッスして逃げ去る足にドクター中松のバネの靴 おでこにおでこくっつけてジェリービーンズの雨降る 清々しい朝の光に芝の緑が艶やかに萌える。
美しい旋律は時代の背景となり、
脈々と流れ、
粘りを含んだ人々の呼吸の中で発展する。

季節の花々が咲き乱れる様は
まるで人間の感情のようだ。 ....
並ぶつもりで
並んでいるのではないし

何億光年も離れた小さな星の住人が
語り伝えた
神話など知らぬ

集まって
輝いているように見えても
それぞれ
果てしなく遠い

線でつな ....
涙を語るのは
あの流れに立つアオサギの得意とするところだ
ながれてゆく
今を
捉えようと
日がな一日立ち尽くす彼は、彼女は
ここに生き場所を求めているかもしれない
あなた、や、わたし。
 ....
蝉時雨が
それほど新しくない記憶を
影縫いするものだから
そのまま置き去りにもできず
立ち止まる

吹き出す汗
ハンカチを忘れたことに気づく
いつもそうだった
肝心な時に何かが欠 ....
真昼の烈光は
漂白剤のように
景色も
僕の影も
脳も
真っ白にしていく

何もない


真昼なり
君が隠すあの娘(こ)は誰だろう
そんなことまで整ったうたにしたい
わたしの心はまた自殺未遂
かなしさやさびしさを拾い集めに

また旅支度
帰ってくるつもりもないのに
旅先で帰り支度
お ....
たばこへの率直を置いてみるならばおまえがこの世に居なかったなら



泣きながらマスターにでも絡みつつ飲める体を持ったとしたら



嫌煙家を広場に集め尋ねたい他人に迷惑かけてないかと ....
阿佐ケ谷に引っ越したKに会いに行った
Kの働く作業所(主に知的障がい者の人たちなどが働く喫茶店)で
Iphoneのゲームの情報を交換などした
昨日ipadを買ったらしい
彼は高円寺の路上である ....
とりとるたらら
暑い中
とりりつぅたらら
汗を掻く
かすむ目の中
景色が揺らぐ
あたまがゆーらゆら
もやもやで
街路がユーらユら
ゆらいでる
並木がユーらユーら
ゆらいでる
身 ....
おしえたくないけどきみだけにおしえてあげるうそでもおしえる


みたいものないけどみえてしまったみたいなことにみたされてゆくみたい


ひっかける気もないというとっかかりひっかかる気は ....
   窓を這う
   ゴーヤの日除けに
   蝉の声

   首に巻いたタオルで
   額の汗を拭く

   夏の昼下がり

   冷たい麦茶と
   生ぬるい扇風機
   微か ....
都合よく堕ちるサヨナラの螺旋  
検診前なので、節制中

恋愛前なので、節制中

節制クラブ、部員募集中



 
糸色 意図的 色々と
軽く 韻を踏んだつもりに なりながらも

ミシンは 踏めぬから
人には 踏まれぬようにと

歩き 続ける
これぞ 雑踏

雑多なコトを 考えながらも
大雑把に ....
瞳の奥底に隠れてこっちを覗いている
裸の抒情の手足を縛り上げ
哭きながら何度でも犯し続けよう
石切り場から運んできた
重い想いを凪いだ風に浮かし
寛容な字面をことごとく摩耗させて
のっぺら ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13736)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
八月の記憶- イナエ自由詩18*14-8-2
- 陽向短歌2*14-8-1
義経の奇襲戦法蛍烏賊- 北大路京 ...俳句114-8-1
「しぇけなべいべなぁ」と書くための墨を黙って擦っている- 北大路京 ...自由詩514-8-1
「おかえりなさい」- るるりら自由詩18*14-8-1
ドングリ- 殿岡秀秋自由詩914-8-1
さよなら、お母さん。- 永乃ゆち散文(批評 ...714-8-1
真夜中の向日葵- りゅうの ...自由詩16*14-8-1
それでね。- 佐野権太携帯写真+ ...11*14-7-31
自分自身- 陽向短歌2+*14-7-31
フィヒャアー- 朝焼彩茜 ...自由詩17*14-7-31
- 陽向自由詩8*14-7-31
リラの花ブラスバンドのチューニング- 北大路京 ...俳句514-7-31
投げキッスして逃げ去る足にドクター中松のバネの靴- 北大路京 ...自由詩714-7-31
おでこにおでこくっつけてジェリービーンズの雨降る- 北大路京 ...自由詩414-7-31
- ヒヤシン ...自由詩11*14-7-30
プレセペM44- Lucy自由詩18*14-7-30
凍える- 草野大悟 ...自由詩1*14-7-30
蝉時雨- nonya自由詩25*14-7-30
真昼なり- ichirou携帯写真+ ...17*14-7-30
原石たちよララバイを- もっぷ自由詩614-7-30
「たばこのうた」2014.07.30_(一〇首)- もっぷ短歌6*14-7-30
高円寺、阿佐ケ谷、下井草、中野- 馬野ミキ自由詩314-7-30
夏・公園- ……とあ ...自由詩8*14-7-30
まほうの西瓜 - 阿ト理恵短歌5*14-7-29
【_昼寝日和_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-7-28
都合よく堕ちるサヨナラの螺旋- 北大路京 ...自由詩7*14-7-28
節制中- 殿上 童自由詩21*14-7-28
ミシンは- 藤鈴呼自由詩2*14-7-28
わたしは喜んで嘘を書こう- ただのみ ...自由詩27*14-7-27

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