春の風は遠くから来ます
夏の風は遠くへ行きます
あこがれ、とは違う
何処か知らない所へと
私を誘います

秋の風は通り抜けます
冬の風は通り過ぎます
喪失を知らしめ
懐かしい者どもと ....
後戻りはよく情けないとか
卑怯者のすることだとか
軽蔑の言葉すら浴びせられ
強い口調で諭されることも
卑怯だとまで言われることがあるけれど

そう言うひとたちにぼくは問いたい
高く跳躍す ....
こんなにちかく

腕が800メートルくらい伸びれば

額に手をおいてあげられる

首が800メートルくらい伸びれば

おつむであなたに甘えられる

300キロは無理だけど

8 ....
三輪車を 逆さにして
サドルを ペタンと地面に つけて
ペダルを おててでくるくるまわしながら
もうひとつの おててで 車輪に砂をかけて
しばらく くるくるまわして 突然叫ぶ
「ど ....
焼き芋売りのおじさんが
自慢の芋を 「新聞に包むんが一番 うまいんだ」とか
「栗より甘いよ ほら十三里だよ」と渡してくれて
九里たす四里で 十三里なんだよ とか なんのこっちゃか解らんこと ....
夕茜の
明るい目裏をみながら
ヘッドフォンの中にたてこもり
やがてしっかり目を瞑って
頭の中の音だけに浸った

天才たちが残してくれたメロディと
テキストの感傷を
ああ、天才でもないの ....
おまえの中学時代の詩集音読してやろうか 前世がマリー・アントワネットの会 自由って
探すと自由じゃない

おふとんの中ぐらいの広さでいい
伸ばした手足が届くぐらい
それより先が未知数で
それよりうちが私の温度

自由って
想えば想うほど自由じゃない

 ....
眉間の裏側に
落ちてきた
朝焼けの一滴

生温かい暗闇に
暖色の地平線が
引かれていく

意識の東から
明かされる
言葉の街路

慌ててスケッチ
しようとするが
間に合 ....
霖雨が好きだ
騒がしい街を沈黙させるから

落陽が好きだ
燃え尽きる前の灯りのようだから

吹雪が好きだ
すべての存在の輪郭を消してしまうから

昨日が好きだ
もう二度と訪れはしな ....
明け方
素になった
あしのうらが
のんびり呼吸をしていた

朝、起きて
人が再び活動を始めたときから
あしうらは忙しい
意にそまない誰かであっても
一緒に過ごさねばならない
破れか ....
僕たちがゲーセンで得るものなど何もない
ただ一つあるとすれば
二年ほどだけライブモニターに映るプライドだけだ

失うモノは沢山ある
親に安定した老後を送ってもらうだけの
山のような50円硬 ....
遠近感を失くした心に
圧し掛かるコンクリート色の空
それは浮力を相殺し
ひと気のない公園の片隅に
鳩のよう
視線は堕ちて行く

否定も肯定もしない
午後の息苦しさは
酸欠した金魚のよ ....
              130514



昭和へのミニトリップに使うんだから
お客様を乗せられる
程度の良い
小型のオート三輪を調達して下さい
 ....
私は私を{ルビ晒=さら}すように 
自らを日向に、置いてみる。 

天の願いは地へ下り  
自ずと夢は実るような気がしてくる 
 
うっかりしたり
どうかしていたり
つい他のことで
頭いっぱいになってたり
なんか体調でイラッとしたりして
間違ったことを言ってしまうことなんて
自分いくらでもあるんだから
他人の
 ....
生まれ年のワインが不味い 世界はつねに一歩進んでいる
それは信じないだろうけど
佳い方向へとね

そう想えば
そう感じれば
いつかこの世界は変えられる

そうサッチモが歌った
この素晴らしい世界へとね

 ....
毛が抜ける抜ける

ぼくちんが歩いた道には毛っ毛が落ちてる 落ちてる
よたよた歩いたフローリングは掃除機かけリング

毛が抜ける抜ける
毛っ毛が温度調整し始める

ぼくちんの体をブラッ ....
何時から皆泳げるようになったのか

すいすいすいすい
人間が横切る
何の不安もなく足が地球から離れる

風はないがもっと重苦しい流れがある
音は聞こえるのだが
ゴボゴボ空気の泡立つ音が ....
痛くて泣いてるってばかみたい
一人の闘い、だけど
お医者はきちんと診てくれてるし
看護師さんだってついている

それでも
一人の闘い
痛い、痛い
きょうは具合が悪すぎる

家族がいたならと
夢をみる
 ....
 田んぼ


乾いた田んぼに水が入って
追いつけないままに去っていった
春の詩をようやく諦める

花菖蒲は元気に咲いている
紫陽花もゆっくり色づいてゆく
発芽した朝顔は満員電車みたい ....
              130514


すっぽんの手下となってからは
なりふり構わず
化粧もしたことがない
眉を剃ることも
描くこともなく
石鹸で顔を洗わず
水で洗うから
生 ....
違う私になりたいなんて
思ったことは一度もない

違う私になってしまえば
たとえば
眼もくらむほどの美貌とか
今より
たぶん7センチ
すらりとのびた背筋とか

だけど
あなたに出 ....
僕には何もない
詩の生まれる
世界で
僕はいつも
知る
エスカレーターを登り
街を走る車や
色々な人から話しかけられながら
元来た道の交差点を目指して
今日は一日天気で

日の照る中ティーシャツで過ごしたので

夜寝る前になっても

背中に暖かい温もりまだ残っていて

身体のストレッチをしていくと

太陽の温もりがゆっくり手足まで ....
とってもうるさい上の階

上の階には飢えが無い

飢えが無いからわからない

・・・わけじゃなかった

知っていた

特にうるさいお休み日

お客がいっぱい集まって

ドン ....
とってもうるさい上の階

上の階には上が無い

上が無いからわからない

・・・わけじゃなかった

知っていた

特にうるさいお休み日

幼子ふたりとその父と

ドッジボー ....
 
アカシアの雨がやむときをききながら

雨がふっているんじゃないかと、窓をあけてみる

月夜なのに、こんなに明るい月夜なのに、



*YouTube アカシアの雨がやむとき (西 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13736)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
便り- salco自由詩29*13-5-16
反論- HAL自由詩4*13-5-16
こんなにちかく- 吉岡ペペ ...自由詩613-5-16
美味しいね- るるりら自由詩19*13-5-16
栗より甘い- るるりら自由詩11*13-5-16
群青「緑」の詞__感傷- 木原東子自由詩13*13-5-15
おまえの中学時代の詩集音読してやろうか- 北大路京 ...自由詩1013-5-15
前世がマリー・アントワネットの会- 北大路京 ...自由詩613-5-15
自由の泉- 朧月自由詩713-5-15
なんちゃって- nonya自由詩17*13-5-15
本質と原理- HAL自由詩8*13-5-15
あしうら- そらの珊 ...自由詩23*13-5-15
機動戦士ガンダム_EXTREME_VS._FULL_BOOS ...- 一 二自由詩413-5-15
名無詩- ただのみ ...自由詩21*13-5-15
昭和ノート- あおば自由詩12*13-5-14
日向の祈り_- 服部 剛自由詩513-5-14
自分お料理は苦手なんだけど今夜はカレーライス- Lucy自由詩26*13-5-14
生まれ年のワインが不味い- 北大路京 ...自由詩12+13-5-14
What_a_Wonderful__World_!- HAL自由詩4*13-5-14
毛っ毛の時期- 朝焼彩茜 ...自由詩913-5-14
間氷期- ……とあ ...自由詩10*13-5-14
優しい母さんいたならと- もっぷ携帯写真+ ...613-5-14
北の亡者/Again_2013皐月- たま自由詩35*13-5-14
すっぴん- あおば自由詩7*13-5-14
東京恥ずかしい宣言- umineko自由詩18*13-5-14
ある日のグルーブ- 番田 自由詩413-5-14
太陽の温もり- 灰泥軽茶自由詩6*13-5-14
もうひとつのスローターハウス- もっぷ自由詩313-5-13
スローターハウス- もっぷ自由詩513-5-13
アカシアの雨がやむときをききながら- 殿上 童自由詩24+*13-5-13

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