先ほどから頭の中を 潮の臭いが通過している
文字と文字の列の間に 空洞を見つけて
遊ぶ子供が 砂場でカラカラ笑う

 (ホラ、ミテ、コレガ、ボクノ、ホネ、)

そんなレトロな歌が  ....
あなたの願いや思惑が

うまくばかりゆきますように

そう立派な神様にでも祈ろうか

ほんとは立派でもなんでもない

立派な神様にでも祈ろうか


海から津波

山から土砂
 ....
告げた
告げられたこともあった

書いた
書かれたこともあった

そんな、繰り返し
サヨナラと書かないサヨナラ
曇の裏側 霧の糸
半分の眠り 半分の過去
器からあふれる
布地の光


闇を描き足す指の痛み
静かに眩む暮れのまばたき
ふいに近づき 消える影
遠のくことさえ知らぬ影 ....
             140825
かぼちゃがへんなになっちゃった
丸くなった父が寝言を言う
雨が降り続き天候不順だから育つ前に腐ってしまったのだろう
よくあることといえばそれまでだが
 ....
握った手を決して離さないでください。
そこに初めて僕はあなたを感じる事が出来るのです。


握った手を決して離さないでください。
それはゆらゆらと僕を子供に戻すのです。

握った手を決し ....
誰も知らない
夜明けが開けた時 僕は
コーヒーショップで考えごとをする
飲み物を飲む
きっとアイスカフェモカをすするだろう
いつも軽視していたことを
そして 考える 苦みの中で

 ....
男は炎の上で笑う
クリスタルがオレンジに白熱し
水温が上がっても
誰も彼に気付かない

一人、また一人
プールサイドに倒れてく

浴びるように酒を飲んだ
それだけの始末のように

 ....
 
あの頃のぼくたちにイスはひとつしかなかった

半分こして座ることもできたのに

いっしょに座ることもできたのに




 
天気予報によると午後から曇り、ところにより雨、らしい。傘を持っていくか一瞬迷ったのち、会社の置き傘を頼ることに決めた。階段をおりて、自転車に乗って、駅まで。いつもの道をペダルを漕いで進み、通学の児童は .... 何となくというセリフなんか吐くな
きちんと表現したまえ

されど私は優しいからそれを吐息と
あえて描いてきたんだろうと思う

書き込んで書き込んで
描き回るあなたの専攻のない ....
ROKUROKUBI (ろくろ首)


夕暮れの観覧車に
絡みついた
わたしを解いて

BMWの助手席に
しがみついた
わたしを引き抜いて

あなたの吐息と唇が
辿った
 ....
               140824
乱暴なのだよと言われた
狼藉を働いたわけではないが
乱暴に物を放り投げては
置きやすいように並べる
適当に積み重ねる
見た目も悪い
効率も悪い ....
  土嚢でも背負っているのだろうか
  きょうの町は、肩の辺りが硬く強張っている
  木陰のところで音楽は重なりあって死んでいる
  物欲しげな野犬は吸い殻に鼻を近づけやがて立ち去った
 ....
青田風赤いバイクに二人乗り 広すぎる青田のそばの墓地に猫 遠花火指輪の跡に気づかないふり 公園広場の人だかりに囲まれて
学ラン姿の少年は、笛を吹く。
指をぴろぴろ躍らせて
黒い瞳は{ルビ魚=うお}のよう。

楽しいメロディ奏でつつ
耳はだんぼに開いてる。
身も心も空っぽにして ....
明けにヒグラシが啼く
カナカナカナ…
 そそっかしい奴
夏の薄明は薄暮に似て
あの個体は感知できないのか
明けは涼しく暮れは蒸すのに

カカカカカカ…
ほら、また啼いている
確かに夜 ....
私は自分の信じたいものを信じ
見たいものを見つけ出し
聞きたい言葉を探し出し
不都合な事実は無視し耳を塞ぐ
反論に備えて(怯えて)理論武装する
あたかも敵国を想定して軍事演習をするように
 ....
「ち・よ・こ・れ・い・と」

あの夏の

「ぱ・い・な・つ・ぷ・る」

打ち水のキラキラ

「ぐ・り・こ」

夕日のバイバイ
  しろい頬をこちらにむけて
  月が肩をふるわせている
  窓の外から、じっと
  石でできた町がぼくを見上げる
  けれども雨がふっているのはまだ
  きみの瞳のなかでだけ
  ....
 夏祭りの帰り

 土産もない手を
 ボッケに突っ込み
 田舎道を歩いていた

 暗い山影と
 遠ざかる喧噪

 鈴虫の声と
 小川の水音が
 草葉の陰から
 呟くように
  ....
湯船の湯の中でアルファベットを書いていると
いくつものカルマン渦が生まれた
小さなCの渦
乱れたEの渦
投げやりなXの渦
Qを書くと
Qの渦が生まれ
その中心が優しく輝いているのが見 ....
できれば月に還りたい

できれば土に還りたい

犬の鼻っつらに広い夜

人工衛星お尻を見せて

できれば月に還りたい

できれば土に還りたい


指さきには赤ちゃんの匂いが
 ....
かわいい子にはたびをはかせろつまりとりつくしまへとりつかれてる


とりつくろうためにふくろにおしこむそのよこしまよ、ぼくらがすくう


できることだけして花でいることにいけないわ ....
恋をしましょう
恋をして
乳首つねって
頬染める
あの日見た夢
叶わぬが
口に含めば
まだ甘い
(佐村河内音頭)

あさし新聞大スクープ
おぼちゃんは
火星人に
STAP細胞 ....
昔々のその昔
東勝神州の小さな島国
国がとても若い頃
残虐な無残な報復の果て
滅びてしまった王家の話

青空見上げ兄は涙する
謀殺された父に涙する
暗い地面を凝視して
弟は疲れ果 ....
鳩を鴉に差し出して
また一日を生き延びた
誰も居ない橋の下に
ただ雨だけがやって来た


苦労知らずの三十路の子供が
にこやかに自身のことばかり言いつづける
聞いている ....
笑顔描かれた靴で蹴られている
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
晩夏- 為平 澪自由詩9*14-8-25
生命の陳腐- 吉岡ペペ ...自由詩714-8-25
サヨナラを言わないサヨナラ- 中原純乃自由詩10*14-8-25
雨の表紙- 木立 悟自由詩914-8-25
昨日のかぼちゃ- あおば自由詩7*14-8-25
握り合った手- ヒヤシン ...自由詩15*14-8-25
冷凍カレー- 番田 自由詩114-8-25
devil_sit_flame- mizunomadoka自由詩314-8-24
イスはひとつしか- 殿上 童自由詩32*14-8-24
ぼくらが旅にでない理由- メチター ...自由詩7*14-8-24
湿度詩- 朝焼彩茜 ...自由詩21*14-8-24
百鬼繚乱_<_1_>- nonya自由詩27*14-8-24
乱暴者- あおば自由詩5*14-8-24
移住- 草野春心自由詩814-8-24
青田風赤いバイクに二人乗り- 北大路京 ...俳句314-8-24
広すぎる青田のそばの墓地に猫- 北大路京 ...俳句414-8-24
遠花火指輪の跡に気づかないふり- 北大路京 ...自由詩714-8-24
笛を吹くひと__- 服部 剛自由詩614-8-23
誰そ- salco自由詩914-8-23
私を認めて- ただのみ ...自由詩25*14-8-23
帰り道- ドグー自由詩514-8-23
砂の城- 草野春心自由詩514-8-23
火の河の畔で- まーつん自由詩8*14-8-23
Qの渦- ichirou自由詩14*14-8-23
月に還りたい- 吉岡ペペ ...自由詩1014-8-22
ぼくらが旅にでない理由 - 阿ト理恵短歌7*14-8-22
佐村河内音頭- 花形新次自由詩114-8-22
貴種流離譚_(きしゅりゅうりたん)- ……とあ ...自由詩6*14-8-22
ノート(金網)- 木立 悟自由詩514-8-22
笑顔描かれた靴で蹴られている- 北大路京 ...自由詩914-8-22

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