『この春に』
私十九のこの春に命を捨てに参ります
積丹半島神威岬念仏トンネルくぐって行きます
私の好きなあの人は関係無いと行ったけど
耳の聞こえぬその事であの人の親が反対しています
都会じ ....
私は皆が羨ましいのです
生きている事
自己の存在を正当に思える事が


二十歳までの自殺は
やたら御涙頂戴的な悲劇の象徴にも関わらず
二十歳を過ぎると
やけに御笑いな敗北の象徴にな ....
 九月十九日、登山道除草九日目。先月中旬から土日を狙い、作業は遅々ではあるが進んでいた。
 未だ暗い早朝、ヘッドランプを点けて準備をする。ときおり、行楽に向かうのか県境トンネルの中を疾走する車たちを ....
秋は仏頂面のヒゲ男を察知してイヌやネコも傍らに近づいては来ない

積み石で寝仕度を整えているのは巣を閉じた青蛇の一団だろう

まあるくそれでいて刈り取られた雑草の刺々しさがのこる畦道
 ....
外人の友が質問僕にするラジオで聞いた忖度の意味

冬だけど営業してるかき氷屋寒いけれど美味いから食う

大相撲人気を下げる出来事が大改革が必要な時期

冬の花名前と色が出てこない白さばかり ....
哀しい象の群れ
午前中夢を見た

恋を踏み潰せ
心の中のアッフリカ
九月のしずかなあかるさは
透明な翳りを含んで
その中に点々と
露草の青 浮かんで

波紋するさよならを
心に溜めて
やわらかく孤立しながら
佇む意識の彼方に
ほそい岬
それは空へ帰 ....
二〇一七年十一月一日 「年間アンケート」


 現代詩手帖の編集部に、年間アンケートの回答をいまメールに添付して送った。2016年の11月から2017年の10月までに読んだ詩集で感銘を受けた詩集 ....
久しぶりに六本木で
僕は展望台の景色を見ていたのだ
もう でも 何回目だろう
今日もこの景色の中で
夢を 目で見つめながら
夜の闇の向こう側から
鳥の鳴き声が響く
鳥目ではなにも見えないだろうに
まだ眠りについていないのかと
胸騒ぎを覚える
羽を休めていればいいものを
月も星も輝かないこの夜は
刺激を与えてし ....
明日が怖いとよく思ったものだ。
なぜあんなに怖かったのか
何がそんなに怖かったのか思い出せない
今日私はそこまで明日は怖くない
時は過ぎることを知っているからだ。
我慢はその時だけしておけば ....
きみの笑っている顔がこわくて、距離をとる足
どりは軽く、まるですでに知っていることがあ
った、みたいだ、つまらない日に非人が働くと
聞いて、天使の居場所は真下から少しだけずれ
ていた、ここで丁 ....
午前中地獄
午後、座学
放課後、自習
後、心療内科

この年で看護師になろうとした自分呪う
心療内科の予約券、胸ポケットに入れて耐え抜こう
東京五輪に足りなかったもの

東京五輪が終わった。あくまで個人的な感想だが、どこか記憶に残らない大会だった。いや、記憶を探さないと自然に出てこないと表現した方が適切だろうか。率直に言って、もっ ....
子供たちが三輪車で走り回る公園に 精子が乾燥して凝結した模様の透けるピンクのコンドームが落ちている


長閑な公園の中央に なにかの脱け殻のように



ピンクのワンピースを着た ....
『雪の中』
雪の中歩いてく
膝まで埋まって歩いてく
春が来るのを信じながら
明日は明日の風が吹くと
無理をして
引かれ者の小唄を歌っていた

雪の中歩いてく
腰まで埋まって歩いてく
 ....
現在、日本国内の人口の約1/3、4,000万人以上が近視と推定されている。
近視人口の増加はとどまる所を知らない 。
生活を取り巻く目を酷使する環境、パソコン・スマートフォンなどの長時間利用が主な ....
{引用=うたごえ・一}
空気の花びらが散って
時折ほこりが舞うように
手をふって消える光の棘



{引用=うたごえ・二}
その肉体は一本の弦だ
わななきながらさまよって
わたしの ....
電車に乗って
今日は秋葉原へ行く 
今は もう 電気屋の無い
かつての通りにある
興奮を 見つけに
熊笹の獣道を誰かが歩く
うっかりと穴を踏み抜く
ガサ
滝つぼに落ちたあと爆発音がして
誰かの身体はもう粉々
自分のなかにはそんな穴があって
胸に手をあてたとき
大きくもないその手はすでに ....
雨の滴が欲しい
しばらく見ていない
しばらく打たれていない
乾いた心を潤して
満たして欲しい
意味はなくていい
ただなにかを詰め込んでいたい
いまはそれだけでいい
ただそれだけでいい
 ....
雨降る夜に
孤独を曝し
けぶる地平へと
走っていく
滾る思いを
冷雨に濡らし 

救われないと分かっていながら
逃れられないと分かっていながら
夜闇のなかを走っていく
ひたすらに、 ....
時々
自分が何処の誰だか解らなくなる

頭が痛いし
眼が霞む

言葉は何の役にも立たない

絶頂に至る迄は夜は明けない

昨夜死んだような気がしてならない

気狂いにはなれそう ....
ふうと息をつく
青空の下
草むらの上
砂の城を向こうに
ため息ではなく
影を探す
動き出しそうな遊具が
無表情に輝く
土曜日の朝が終わる
誰何する声のさなかのスイカ割り


数式といっしょになったお葬式


お惣菜コーナーにある物心


思い出す泥の匂いと冷たい火
からっぽの心を手土産に家へ向かって歩く
雪がふわぁっていっぱい降って
皆と一緒に居たかった
ふと降っていたのが
ちぎれた雲なのに気がついた


日の当たる場所に座って
帽子を深く被って ....
黄金色した木の葉が欲しい僕は
風に頼んでまだ離れたがらない葉を
無理やり取ってもらうんです


暖かなお日様の光をいっぱいに浴びて
草原に無造作に寝転んだ僕の下の草は死んだ


風の ....
これから始まる学芸会 
ゆっくり幕が開きはじめ
可愛いあの娘はお姫様 
憎いアイツが王子様

僕は一人で暴れ出し 
舞台の裏では大騒ぎ

王子と姫は手を取り合って 
舞台の上では ....
関係者すべての電話番号

メールのやり取りも、すべて消して


何処の誰ともわからぬ身分で

ふわっと次に行けよ


オマエの研鑽も

達成も

業績も

全部白紙で実 ....
お爺さんから聞いた
松茸がたくさん採れる場所

少ない年もあるけれど
たくさん採れる場所だと知った
迷いながらも辿り着いた

その場所までは距離があり
結構疲れてしまう身体

毎年 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
二十歳に書いた歌詞_- 板谷みき ...自由詩3*21-9-27
二十歳の呟き- 板谷みき ...自由詩3*21-9-27
雲海- 山人散文(批評 ...4*21-9-27
善師アキの空- アラガイ ...自由詩15*21-9-27
忖度- 夏川ゆう短歌221-9-27
朝の呪文- ひだかた ...自由詩8*21-9-27
九月_昼/夜- 塔野夏子自由詩6*21-9-27
詩の日めくり_二〇一七年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-9-27
東京の夜- 番田 自由詩121-9-27
開始の合図- 坂本瞳子自由詩121-9-26
_- 杏っ子自由詩121-9-26
天国- あさ自由詩221-9-26
明日の予定- 杏っ子自由詩321-9-26
東京五輪に足りなかったもの- 足立らど ...自由詩3*21-9-26
ちょこっと寒いところにちょこっと長居しただけですぐ体調を崩す ...- 末下りょ ...自由詩3*21-9-26
十九歳に書いた歌詞- 板谷みき ...自由詩1*21-9-26
近視- TwoRivers散文(批評 ...6*21-9-26
詩の歌声- ただのみ ...自由詩4*21-9-26
アキバへ- 番田 自由詩121-9-26
_攻撃性- 松岡宮自由詩10*21-9-25
雨だれ- 坂本瞳子自由詩221-9-25
DNA- ひだかた ...自由詩821-9-25
此処は何処だ- こたきひ ...自由詩121-9-25
公園の風景- 坂本瞳子自由詩621-9-25
物心- 水宮うみ川柳5*21-9-25
十六歳の呟き- 板谷みき ...自由詩2*21-9-25
十五歳の呟き- 板谷みき ...自由詩2*21-9-25
学芸会- 板谷みき ...自由詩4*21-9-25
訣れ- 墨晶自由詩2*21-9-24
松茸狩り- 夏川ゆう自由詩321-9-24

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