ブランコを欲しがったのは私
それを父にせがんだかどうかはおぼえていない

どうだ こんな大きなブランコ
どこにも見たことないだろう

校庭にあるブランコよりも
はるかに高い木の柱と
長 ....
朝がやってくる
風がやってくる
音がやってくる
虫がやってくる
雨もふりかかれば
猫もやってくる

人がやってくる

外へ広く放たれた
寛容な空間だった

祖母が景気よくぞうき ....
あ   な た    
            の   首   を
 
                      絞めて



押 

  し 花   ....
何を書こうとしたのか忘れてしまった
私はお風呂の中で
或いは教室で、バス待ちで
ふと詩を思いついたのに

それを脳みそに留めたはずなのに
今こうしていざ向かい合うと
うっかり何処かへ ....
夜ごと女は白面を貼りつけ
コラーゲン、ヒアルロン酸、レチノール誘導体
スクワラン、高麗人参エキス、丁子エキス
零芝エキス、甘草エキス、陳皮エキス
当帰エキス、真珠エキス
面皮が乾くと浸透の幻 ....
 
 
剥がれないようにして走る 
名前を失った
低い温度のままで

足元を照らす僅かな灯りを
希望と呼ぶこともなくなった 

脆い身体は既に
言葉の繰り返しとなり
穏やかに壊れ ....
いい天気
賃金労働者は
今日も朝から
堪へ難きを堪へ
忍ひ難きを忍ひ
小便器に抱きついて
Fuck
Fuck
Oh! my God
時間給労働者は
苔のむすまで
堪へ難きを堪 ....
              鍵をかけた秘密

              ガラクタの木箱

                *
 
              テレビの闇

  ....
星を 造る

真っ赤がほしいと思ったのは別にあなたが好きだからじゃなくて

きっと子供たちに分かりやすいから

まじないの よう

なにも変わらない距離と

なにも変わらない距離と

なにも変わらな ....
選べと問い詰められたとき
できれば“Oui”を選ぶ人間でありたい
風が吹いたなら バラード
君のまつ毛に触れた歌を
そして君の唇からこぼれた吐息が
空になって雲になっていつか
明日へと届く (耳をすませている)
風が吹いたなら バラード
君の頬にそっと触 ....
現代に於けるcrusadeは歴史の繰り返しなのだ

エルサレムを「平和の町」とする為に流された血は

無駄に大地に吸い込まれ「シャローム」は偽りと告げる

偽りの平和の達成を目論んで

 ....
                 130220



きいちゃんとは僕のことです

きいちゃん
{引用=
 龍は問うた
 ことばではなく
 ことばにならないことばで
 胸の暗がりで蹲るあらぶるものに
 なぜ
 龍の子は
 ひとを殺めたのかと

 水晶に映される
 流血の惨劇は ....
さみしいと
雪になる
凍えて咲く花になる

産まれて
すぐに旅立った
あの子の魂なのでしょう

てのひらで包めば
睦みあって水になる
笑って
消えてゆきました
健康を気遣ってくれるのは
ありがたいんですが
バターではなく
チーズにしたところで
カロリー的に
余分なものには
変わりないので
今の私には
やはりありがた迷惑と
言わざるを得ないで ....
ばぁちゃんの畑の相続に協力してくれてありがとう
叔母から感謝されて居心地が悪くなる
肝心な役割ができなかったと後悔しているから

  故郷を離れて暮らす叔父から電話が架かってきたのは
  お ....
久しぶりに紙飛行機を作ってみて

狭い部屋の中を飛ばして見た

ひょいっと

指先から放たれた私は

少しの間だけ時を止めて

音を吸い込み色を無くし

透き通った羽を生やして ....
新宿
人ごみの中
白いウサギが
紛れてた


何も無いと
きっと
わかっていた だけど
エサを探した


社会の
海は
深そうに見えて
とても浅い
首が回らないのに
辛気臭いが被さったら
最悪
食えないカビの温床

なんとか上げ上げで脱出したら
足を引っ張る奴の
便利屋にはならないよ
いますけど。

陽があたれば途絶える命
 ....
塩を振られたなめくじは 
縮みあがった僕なのです 

縮みあがった僕だけど 
今は一児の父なのです 

一児の父であるならば 
縮みあがった、この体 

自分らしくのそぉりと 
濡 ....
会社から出ると

タワーマンション、星、ときどき月

夜風に見送られてなぶられて

いちにち使い終わった命

あっという間に洗濯されている


ぼくは地震から助かるために

 ....
  居酒屋にはいると男は
  コートを椅子の背にかけ
  焼酎と焼いた秋刀魚を頼む
  それからラークに火をつけて
  深く吸い、
  重く吐き出す
  カウンターに載せられたテレ ....
{画像=130128065313.jpg}

木綿半丁の値段を御存知だろうか

極めて安価だ

「贅沢は敵だ!!」のスローガンは

今や復活を余儀なくされている

無資本の階層はそ ....
ある朝 目覚めたら 部屋には 誰も居ない
机の上の 置手紙 さよならと お袋の文字
何が何だか 分からないまま 俺は 親戚中たらい回し

親父と お袋 愛し合って 一緒になったと
死んじまっ ....
たわむれで総理大臣してみれば地震はくるし津波もくるし        靜かな小夜の幕が落ち
       氷がカランと啼きました
       喉を刺すのは涙の小骨
       盃を重ねど取れませぬ
       刺さった小骨持て余し ....
字のない手紙をおくった

絵のないスケッチブックがとどいた

おと(な)しあながみちてゆくように
光が次の
季節を連れてくる
風はそれを
押し戻そうとする
雨が次の
季節を置いていく
人はそれを
なかなか見つけ出せない

ひと雨ごとに
行きつ戻りつしながら
季節は摺り足で ....
 たまになら食べてもいいかも。と、軽い気持ちで言ったが最後、有名なわけでもアンニュイ雰囲気なわけでもないファミレスで、大して好きでもないナポリタンの大盛りをつつく羽目になってしまうように。詩作 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
父のブランコ- Lucy自由詩23+*13-2-21
縁側- そらの珊 ...自由詩16+*13-2-21
押し花- 川上凌自由詩5*13-2-21
忘れてしまった- 川上凌自由詩7*13-2-21
仏壇をんな- salco自由詩9*13-2-20
地下鉄- たもつ自由詩1013-2-20
プロレタリアート落涙2- 樹圭介自由詩113-2-20
テレビの闇- 北大路京 ...自由詩913-2-20
その夜- 瑠音携帯写真+ ...213-2-20
“Oui”か“Non”かを- HAL自由詩3*13-2-20
バラード- 石瀬琳々自由詩6*13-2-20
蹂躙- ドクダミ ...自由詩1*13-2-20
きいちゃん- あおば自由詩3*13-2-20
神の前で- 石川敬大自由詩813-2-20
むつのはな- そらの珊 ...自由詩1313-2-20
チーズ人- 花形新次自由詩213-2-20
逃げてしまった僕が感謝されて戸惑っている- kauz ...自由詩10*13-2-20
紙飛行機- 灰泥軽茶自由詩7*13-2-20
草原- 番田 自由詩413-2-20
首が回らない- 鵜飼千代 ...自由詩11+*13-2-20
なめくじ親父_- 服部 剛自由詩14+*13-2-19
タワーマンション、星、ときどき月- 吉岡ペペ ...自由詩713-2-19
秋刀魚- 草野春心自由詩7*13-2-19
だからぁ_豆腐は味方なんだってばさ- ドクダミ ...自由詩5*13-2-19
お袋_俺を捨てたんだって- 板谷みき ...自由詩8*13-2-19
たわむれ- 北大路京 ...短歌513-2-19
朧に謡えば- 石田とわ自由詩12*13-2-19
Nostalgia - 阿ト理恵自由詩8*13-2-19
雨水(うすい)- nonya自由詩27+*13-2-19
深夜のナポリ譚- faik自由詩8*13-2-19

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