金を寄付したからって
文句を言われるというのは異常だと思う
しかも貰った側が得意気に
吠えまくって
告発してやった的な感じ満々だけど
冷静に考えたら
「あいつ、俺みたいな奴に
100万も ....
よるになると
ぴい、と音が鳴る
この部屋のどこからか
耳を澄ませる
出どころを
さがしあてようと
眼をつむり
耳だけになってみる
飼ったはずはない
けれどそれは
とりのこえに似てい ....
母のことを思う
始発のプラットフォームに立つ時は いつも母に一番近づく
故郷を離れてダウンロードした新曲が 終わらないうちに
新幹線の窓の田畑や山の緑は速度に燃やされ
灰色の街が 繰り ....
窓辺に座って目の高さの夜桜を眺める

春霞の空は街のひかりを吸って灰色に濁っている

額にあたる風が花びらを舞わせている

涙のようだ

あのときわたしが流した涙のようだ

涙はし ....
私は一人で川べりの道を行く時に
私は一人で考えていた
頂上に美術館のある見覚えのある坂道 しかし
空の どこか色あせた風景の中で


山手線が遠くに通る
春なのに そして 重いコート ....
桃色の花が青い空に映えて
その名前を知っているように思う
思いながら、足早に通り過ぎる朝

ドミノのように倒れながら
日々は、わたしの心を置いてきぼり

立ち止まったら迷子になるから ....
氷の針が心臓に突き刺さって苦しいと思うとき 海から全ての海水が巻き上げられてぼくの口へ吸入器のように入れられるとき きっときみはひとつの歌を口ずさむ ひとつの祈りを口ずさむ、ひとつの海の駅名を口ずさむ .... 夜が明けるまえ車を出した

帰る道がわからなかった

なのにライトが道を照らしていた

タバコを求めるためだけに酒場にはいった


おととい加齢臭のおとこに7時間拘束された

む ....
{引用=
朝がほどけると、水面に横たわり あなたは
かつて長く伸ばしていた
灰色の髪の、その先端から 
魚を、逃がす 
皮膚は、透きとおって ただ
受容する 水の、なまぬるい温度だけを
 ....
ここにはもういなくなってしまった

ひとたちが

ときどき浮かんでくる


そのたんびに僕は

夕焼け 夕焼け

って詩を書き始める




いないいないばぁ
 ....
このメールを打ちながら
ほんの少しあなたは微笑んだのだろう
ありふれたジョークのような
たった二行から
一滴零れた微笑みが
ザクザクの雪解け道をよろけながら歩いていた私の
胸の底にぽたりと ....
黄金の虫が
炎に包まれ
檻の中から
飛び立った
見学していた
子供達の間から
歓声が上がった

黄金の虫は
ドーム状の
天井近くまで
舞い上がり
ふらふら堪え揺れ
すっと力尽 ....
今日はぴかぴかに舗装されているから、うつぶせのままで背中の上をどんどん歩いていっていいから。夏になればまた雲が次々とやってきて積み重なるから、ふわふわと背中のほうからすこしあたたかくなる。街路樹の根っ .... いつのまにか名前を忘れていて
出席番号だけになった

常緑樹はかわらなくて
花のにおいはかけている
校舎と門
息をするのがむずかしいような
薄い空だけ

水に飽和して粘液のような砂糖 ....
あの陽だまりに置き忘れられた深い裂け目
おれの胃袋はもう紫色の朝へ停泊していた
窓から女が見えた裸のまま
微笑んでいた カメラの前みたいに
ブラインドが降りるまでの一瞬だった
おれはその一瞬 ....
こどもたちは みな せなかをまるめて
せなかをまるめていないのは みみずのこどもくらいです
どのこも せなかをまるめて 卵やおなかの中で すごします
拡張現実を手に入れた にんげんのこどもも
 ....
ベロアの
ワンピースきないまま終わっちゃった
冬の、
のりしろを引っ張ってだきあう

夜になるとひかる体は
百円ショップで買った
キーホルダーみたいに
だんだんにぶく光をやめる
 ....
大抵の自称詩人は
5流大学以下出身なので
学歴とか知識に対して
異常なまでのコンプレックスを持つが
自分は詩の愛好者だと思うことで
それを乗り越えようとする
つまり、学歴や知識がなくても
 ....
風が吹けば桶屋が儲かる的な?
あるいは悲しい事件、事故、災害が起きると
自称詩人が湧いて来る的な?

えっ、最初のは近いけど
二番目のは違う?
何故?

ナニナニ
二番目のは
ウン ....
田舎者!! と言われると
イラっとする ことがある

田舎が良いねぇ なんて
したり顔で 呟くのは

都会の便利さを
知ってしまった者の
戯言

今度 何処が良い?
転勤族の ....
睡眠ぐ城に通って
かれこれ数十年になろうとしているが
欲望の肥満体質はいっこうに変わらないようだ
むしゃ修行も必要とやってはみるが
腹の虫はなかなか剣に収まらず
相手に具の音も出ない ....
  枯木のまえに坐り
  わたしは次第にあなたになる

  滲む
  たくさんの色たちのように
  あなたも次第にわたしになるのか
  河のかげにうつろう赤茶色の葉

  昼の ....
品川の道をぼんやり歩いていた
しかし自分の行き場を失ったかのように私は
3月の 川面を 私はたどった
去年も同じ道を歩いていた 私は憂鬱だった


街の見知らぬ子供も我を失ったかのよう ....
ジャルジャルのコントに
バス停でバスを待つおばはんが
サングラスを掛けた学生服の若い男に
ただひたすら
「おばはん、おばはん、おばはん
おばはん、おばはん・・・・」と
連呼され絡まれるとい ....
遠くの情景に
ひとまず別れを告げて
内なる心象に目を向ければ
喜怒哀楽と
それらに紐ずけられたものどもが
溢れてくる

それらは、別々に現れるのではなく
万華鏡で回し見するみたいに
 ....
今日は。
昨日の。
明日ではない。
明日は。
永遠に。
やってこない。
時の果て。

まあるい。
星の。
いのちは。
今日を生きる。
だけ。
あの日を。
越えて。


 ....
意味を考えると よごれてしまうんです
途端にそれはうたかたです
だからなみだは
無心にあるべきです
ほんとうに必要な日にいつしか泣いている自分の心のひかりを
手放す愚かがありますか
十年経って
ようやくわかった
窓はない
最初からなかった


{引用=向こうのひと
と思っていた
向こうの世界だと
思っていた
よくわからないまま
手を振った
まだ会ってもいな ....
ただ自分の思いを口にすれば良い
と勘違いした自称詩人が
今までのクソみたいな経験と
足りないクソ頭で読んだ本の情報を
絞り出してこね繰り回して
出来上がったのがクソ自称詩だ

ひとりひと ....
シニイタル(裸の王様の)純白の衣は光を撥ねる
飛沫は激しく辺りに散って眼球も例外ではない
橋は静かに燃えている 赤い闇が河のような朝
盲目に見知らぬ鳥のタクトだけが縄梯子として風に揺蕩い
「握 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
寄付- 花形新次自由詩117-3-24
よるのとり- そらの珊 ...自由詩23*17-3-24
し、についての考察- 為平 澪自由詩617-3-23
夜桜- 吉岡ペペ ...自由詩917-3-20
3月と生涯- 番田 自由詩217-3-20
春分- 祥希いつ ...自由詩3*17-3-20
塩の柱- 白島真自由詩31*17-3-20
帰る道- 吉岡ペペ ...自由詩817-3-20
記憶を、汲む- 望月 ゆ ...自由詩27*17-3-19
いないいないばあ- AB(な ...自由詩7*17-3-18
微笑み- Lucy自由詩15*17-3-16
黄金の虫- ひだかた ...自由詩1017-3-16
雑草嵐- 片野晃司自由詩1117-3-16
まなびや- 田中修子自由詩8*17-3-16
ビショップ- ただのみ ...自由詩15*17-3-15
おせなかまるいね- るるりら自由詩10*17-3-14
蓄光- はるな自由詩517-3-14
国語の授業- 花形新次自由詩217-3-13
バタフライ効果- 花形新次自由詩317-3-13
ぽつり_あなたが_つぶやいた- 藤鈴呼自由詩1*17-3-13
家老ではありませんが- 乱太郎自由詩9*17-3-12
滲む- 草野春心自由詩517-3-12
影の透明な街で- 番田 自由詩117-3-12
おばはん- 花形新次自由詩217-3-12
自照詩人- 長崎哲也自由詩9*17-3-12
あの日を越えて。- たま自由詩817-3-12
- もっぷ自由詩217-3-12
窓はない、最初からなかった- AB(な ...自由詩4*17-3-11
無駄なこと- 花形新次自由詩2+17-3-11
詩絵- ただのみ ...自由詩7*17-3-11

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