真昼のまま凍りついた
ひとつの情念
名づけようもない一編の詩を装い

光明な思想が引きずる裳裾の陰鬱
石仏のように摩耗して正体もなく

言葉は羽 風に舞い
人は水 流れ集まる低く低く色 ....
のんべんだらり
日長一日 だらだらと
ソファーの小舟で
文庫本が櫂に
目が疲れたらひと休み

音楽の風に吹かれながら
好きな時間を小舟に乗せて
無為の海を漂流しよう

のんべんだら ....
「 My name is Oni 」と鬼 そうしてわたしたちは眠りについた
朝、
無遠慮にかたちを引きずりだす光にまみれながら
疲れきって でも
ほっとして
役目を終えた靴のように萎びて
わたしが
とても小さなこどもだった頃
なにも知らない
知らないということが許されていて
それが
どんなにか幸せだったかということさえも
知らなかった
笑うたび頬に
くぼみを作っていた頃 ....
冬のベランダに
月の光が降り積む夜は
白く凍えて眺める空に
故郷の庭を思い出す

月の白い光にぬれて
赤いつばきも 寒菊も
色吸い取られ白く震えていた

就寝前に外の便所
白い庭に ....
余った皮が
捻れに捻れて
蝶結びになったら

貴女はそれを
ポップだと
言ってくれますか?

ポップだって
言って欲しいから・・・

言って欲しいから・・・

チンボップ、チ ....
誰かより自分に届く歌を詠む私よ私あきらめないで 鬼の子に『桃太郎』を朗読させる小学校教師 うれしいに
まみれてますは
れんあいの
かわにながされ
わたし、さらさら


わくのなか
かまわれまして
れれれのれ
またのこしつき
うまくまうくま



[う ....
川嶋医院の
門柱までの石の階段を
ケンケンしながら昇って行く
昇った先に待っている懐かしい顔
随分と草臥れたセーターを着ている子や
今日おろしたてのジャンパーが
砂や泥で白くなってしまった ....
人間の蛮行を悲しむのは
人間だけなのであろうか

諸々の神を世に送り出し
それを受け入れた者達は

神に事の真意を問い続け
贖罪の何たるかを尋ねて

今日もまた祈り続けては
神の悲 ....
短い時間 さささのさ
書きたくなるの 

子共のことも
オッサンねこも
季節のお知らせや
ぐちぐちだって
悪玉菌の回答だって

ネタいっぱいで書きほうばって ひとりでに
そよぐアタ ....
あ〜あ、見ちゃいましたか
残念です
ここに書かれた文章を読んだあなた
24時間以内に
何らかの行動を起こさないと
この1年ずっと気が晴れません
晴れないどころか
落ち込んで落ち込んで
 ....
いくら死人に口なしと言ったって
死んで間もない死人はそっとしておけ
代弁なんて口寄せじゃあるまいし
死んで間もない死人をパペットにするな
祭り上げるな自分たちのために
理想の英雄に仕上げるな ....
鏡に向かって
眠気と髭を剃り落していた朝
くたびれた自分の顔に重なるように
ふっと浮かんだ父の輪郭
丸くて憎めない
目の記憶

電車の中吊りは
気の早い春の旅への誘い
オーデコロ ....
本当には無い音が聞こえてくるのがとてもつらい
独白と称してこんなふうに書き出してみる
工夫はきついんだけど不可欠で
そうでもしないといろいろとあれで

ほんとはつらいつらいつらいよしかみえない世界に
 ....
ひとつも
うまく言えない気持のする
2月
ぼうと立ったまま

こころのなかで
頁を繰って
見つけます
いとしいかわいいやつら

あなたはもうあなたになりましたか
森の手前でと ....
     しゅんしゅんしゅんと
     蓋をカタカタ鳴らしながら
     やかんがじれている
     それを尻目にガリガリと豆を挽く
     ペーパーフィルターの二辺を
     丁 ....
七月のある日 兄は ぼくを呼んだ
風通しの良い部屋に一人伏せていた兄は
「今度は帰れないかも知れない」という
「弱気なことを…」
ぼくはそう言ったきり次の言葉が出ない

幼少時父も母も病で ....
 
ひとは、これほど醜いのか

愛は、これほど弱いのか

ただ祈るしかないのか



※2005.7.7 ロンドン同時爆破事件の日によんだ詩
 今、一度


 
一面の雪の朝
私は
兄とかまくらを作る
田んぼ中の
雪を集めて

できました
私たちの秘密基地
しゃがんで入れば十分余裕
通学路からも
はっきり見える
不格好な雪の家

それ ....
朝の五時半を少し回ったころでした
六畳の畳が漂流し始めたのです
思わず活けようとしていた椿を咥えましたの
そうしてうんと股を開いて立ち上がりました
初めてですこんな太ももの上まで晒しちゃって
 ....
     光のあたらない
     すみっこにこそ
     きらりと光るものが
     ひそんでいる

     目立たなくても
     すみっこの力を
     侮っ ....
ふしあわせは
雨のように降ってくる
不穏な空から予定通りに
稲妻をともなって突然に

傘も持たずに
ぼんやり歩いている時に限って
ふしあわせ予報ははずれて
私の思考と良心はずぶ濡れ ....
外葉をめくったら
白い小さな亀がい
て、脱皮直後の未
防備ゆえのその純
真な甲羅にしばし
じいっと魅入る、
命あるものはみな
平等にそんな生ま
れたてがあった。
 ....
担任は校長に造られたロボ 中身はたぶん教頭先生 雨の日に嘘の記憶をさかのぼり視えるわたしの花柄の傘 思い出になった 沢山の雨の日々
あたし 傘ふたつ持って
バス停まで
ひとつは差して
ひとつは握りしめて
お迎えに行くひとがいた
お迎えに行くと喜んでくれるから
お迎えに行くと頭を撫でてくれるから
 ....
えば・るーじゅはわたしにだけみえるらしい
でも えば・るーじゅはほんとに居る
彼女のことを信じてほしくて
きょうは一日描いていた

えば・るーじゅはこんな女の子
えば・るーじゅの目は優しくって
彼女 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
観測者の逸脱- ただのみ ...自由詩18*15-2-7
【_のんべんだらり_】- 泡沫恋歌自由詩18*15-2-7
「_My_name_is_Oni_」と鬼- 北大路京 ...自由詩615-2-6
眠りにつく- はるな自由詩715-2-6
雨上がりのステップ- そらの珊 ...自由詩1715-2-6
月の光が降り積む夜は- イナエ自由詩11*15-2-6
ポップであること- 花形新次自由詩115-2-5
誰かより自分に届く歌を詠む私よ私あきらめないで- 北大路京 ...短歌715-2-5
鬼の子に『桃太郎』を朗読させる小学校教師- 北大路京 ...自由詩1115-2-5
うまれかわ- 阿ト理恵短歌4*15-2-5
年をとるといろいろ- ……とあ ...自由詩13*15-2-5
嘆きの神・・・- tamami自由詩1015-2-5
さささのさ- 朝焼彩茜 ...自由詩15*15-2-4
呪いの投稿詩- 花形新次自由詩115-2-4
無題- ただのみ ...自由詩16*15-2-4
記憶- nonya自由詩17*15-2-4
2015.02.04(独白「色鉛筆を買った」)- もっぷ携帯写真+ ...815-2-4
- はるな自由詩1315-2-4
束の間- 石田とわ自由詩14*15-2-3
寒い夏- イナエ自由詩22*15-2-2
祈り(テロの日)- 殿上 童自由詩20+*15-2-1
雪の家- umineko自由詩16*15-2-1
終ノユメ- ただのみ ...自由詩21*15-1-31
【_すみっこの力_】- 泡沫恋歌自由詩19+*15-1-31
ふっ、しあわせ- nonya自由詩16*15-1-31
夢見るキャベツ- そらの珊 ...自由詩20+15-1-31
担任は校長に造られたロボ_中身はたぶん教頭先生- 北大路京 ...短歌315-1-30
雨の日に(短歌)- もっぷ携帯写真+ ...315-1-30
二度と- もっぷ携帯写真+ ...415-1-30
2015.01.29(独白)- もっぷ携帯写真+ ...415-1-29

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