穏やかに時は流れますか
穏やかに時は流れ得るものでしょうか
ふわふわしたものが好きです
きらきらしたものが好きです
それだけの私にも
穏やかに時は流れ得ますか
人と人との関係しか書けなくなりました
人間失格です

神さま、教えてください

何故、私達の見る夢やドラマや映画の大半は
出てくるのは人間ばかりなのですか

何故、私達の見る夢やドラマ ....
いつか父が日曜大工で建てた日曜日の家。
その小さな家から僕が巣立つ月曜日の朝。
古傷や矢尻行火を貫きて 在るかないかわからないから書いているのかもしれない。
ここに在ったかもしれない、なかったことになるかもしれない、
この場所を覚えていたくて言葉に変えている。

書くことは願いにすこし似ていた。 ....
降り続ける雨は永遠の化身
わたしたちは閉じ込められている
どこかで花の匂いがするけれど
確かめに行くことはできない

濁った窓の外から聞こえてくる
心を削り取る無数のノイズたち
に耳を傾 ....
子供の頃に母親の財布から小銭を抜いた。
母親はそれを知ってか知らないか何も言われなかった。
勿論、紙幣には絶体手を出さなかった。バレてしまうし、それ以上に私んちが貧乏なのはイヤと言うほどわかってい ....
あのひとはやみに閉ざされていたころの
北極星
もう去った
気配だけが

ことばにつながる みち が幾らでもあったことを

まだわたしはひとではない
ひとであったことはいちどもない
こ ....
問い質すことはしない
その背にただ頷くだけ
否定も肯定もしないことで
ぬかるみを隠し
死へ そっと後押しする



数十億の盲人が夜を編む
匂いを持つ風は翼を解くと
女のつま先をし ....
雨が降る
漆黒のタール、銀に輝かせ
雨が降る
懐かしい匂い、散布しながら
雨が降る
遠い記憶の感触、浮き上がらせ

今宵すべてすべて静まり返り
わたしは独り寝の床を整える
未知の予感 ....
詩のような 詩じゃないような 詩のような


痔のような 痔じゃないような 痔のような


侍のような 侍じゃないような


待っているような 待っていないような
 
 朝の生ぬるいミルクは狂者に揺れる鏡

それは夢と希望を織りまぜた苦い蜂蜜の跡
 
        急ぎ足に躓いた 襟巾の呼吸が

今日も樹海を彷徨う亡者の影が     みえてくる
 ....
恋愛をもうやめたのねきみひとり《幸せ》になれていいねと風吹く


愁あるおんなの仕草が試される《詩》を書く涙のわけとは無縁の


泣かないで強い大人になるんだろ、わかっちゃいるけど止ま ....
冬の陽だまりは
いつだってやさしくて
初夏の風は
いつだってあたらしい
あなたのとなりで
春を聴いた私は
なつかしい秋を待つために
紅い日傘を買うだろう
君との距離が
縮まるほど
言葉が少なくなる

言わなくても伝わる想い
重なり合った想いがときめく

恋が始まって
切なさの重みよりも
明るい日常が生み出される

愛されているとい ....
わたしの潮位はあたたかいですか

あの肌のぬくもりよりも

潮汐ふたつ

重ねたりして

潮騒も遠く

弔意をしるべ

さすれば息が上がっても

さすれば息が絶えても
 ....
名人戦は日程がずらされたが
それ以外の棋戦は
普通にやっていたりする
別にそーしゃるですたんすを
守って2m離れているわけじゃない
だってそんなに離れたら
歩ひとつ成るのも大変だからな
 ....
声と声が交わるあいだ
柔かな光が横切って
わたしは不意にいなくなる

うねる大気が木霊して
もうここにいたくない
と言う気持ちと裏腹に
もう何処にも行きたくない
と言う気持ちが交錯して
一歩も前に進めなくなる事
それは
誰にでも起こりうる

ゆきずりがいい
ゆきずりに出会い ....
昔々ある一人の若者が国中を旅して回っていたところ、金のすももを鈴なりにつけた樹を見つけた。

若者はその美しさに夢中になり、たったひとつだけその金のすももをもいでしまった。

それを見つけたの ....
誰かの口から
誰かの口へ
思いがけず飛沫する菌が
感染しやせぬか

 警戒セヨ 警戒セヨ

と、怖れるほど
ビニールシートの向こう側へ
あなたの顔は遠のいて
ぼやけて・・みえる
 ....
とくに好きではない歌なのに、ふと、聴きたくなったこと。


なんとなく読んでいた漫画が、急に、面白くなったこと。


言い間違えた言葉に、予期せず、あなたが笑顔をみせたこと。


 ....
お酒とバカ騒ぎの魔法が色褪せ
宴の糸も解れて独りになる時刻
酔いが醒めると共に膨らんできた
得体の知れぬ不吉で黒々とした塊から
逃げるように入ったファミレスの
無機質なトイレで化粧を直せば
 ....
月が薫っている
星たちも薫っている
今夜は月と星たちだけでなく
とりどりの薔薇窓が
大きいのや小さいのや
しずかに廻転しながら
いくつも空に浮かんでいるよ
   この夜空のどこかで
  ....
いつでも蛇口を捻れば水は出るのに、スーパーマーケットにミネラルウォーターを買いにいく人たち。ちまたにあふれている。
私は含まれない。

非常事態になるほど売れるのはなぜだ?

いつでもLIN ....
久々に2枚のカード
その内1枚が解凍した

「少し別の世界」に来ている自分に気づいた
この状況下で、別のカードが解凍していたら
「過去」へ帰ることが出来たのにと悔しがる

食卓で食事して ....
0から生みだされた0のような、
1から作られた1のような、
とっても楽しい当たり前がある。
小雨は
薄日を乗せて
銀の色

濡れて
照り映える
ふくらはぎ

白く優しく季節に溶け

小雨は
薄日を乗せて
銀の色

遠く
夏の予感を
膨らませ




 ....
世界内ウイルスは無数である。

その内の一つが開示され名辞された。

「」は内世界で言語ゲームの対象となりプレーされる。

各プレーヤーは、言語化できるなら「」について、
な ....
満月が頭上にかかり
地に潜むものを照らし出す
私は月明かりを手で掬い
落ちる陰影の青白さ
いつまでも見つめ待っている
地に潜むものの輪郭が
現、露わとなる時を
忙しく過ぎる世相の奥に
 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13736)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今日の風- もっぷ自由詩220-5-10
神さま、教えてください- 足立らど ...自由詩2*20-5-10
日曜日- クーヘン自由詩5*20-5-10
一句- 足立らど ...俳句120-5-10
なかったかもしれない- 水宮うみ自由詩3*20-5-10
やわらかい牢獄- もとこ自由詩14*20-5-10
子供の頃駄菓子屋で- こたきひ ...自由詩420-5-10
小さな庭- 田中修子自由詩8*20-5-10
流刑者の楽園- ただのみ ...自由詩4*20-5-9
雨が降る- ひだかた ...自由詩9*20-5-9
寺のような- 水宮うみ川柳1*20-5-9
針時計- アラガイ ...自由詩10*20-5-9
風に舞う夢- 秋葉竹短歌520-5-9
今日の風- もっぷ自由詩320-5-9
恋に生きる- 夏川ゆう自由詩420-5-9
冥腑- ナンモナ ...自由詩6*20-5-8
5月バカ- 花形新次自由詩220-5-8
街角にて- ひだかた ...自由詩4*20-5-8
何処かで誰かと- こたきひ ...自由詩420-5-8
金のすもも- 愛心自由詩120-5-8
コロナ詩篇2- 服部 剛自由詩420-5-7
ある日- 水宮うみ自由詩1*20-5-7
もう若くない- もとこ自由詩7*20-5-7
薫る夜空- 塔野夏子自由詩3*20-5-7
私も含まれる。- こたきひ ...自由詩520-5-7
解凍- 足立らど ...自由詩5*20-5-7
当たり- 水宮うみ自由詩4*20-5-6
銀の雨- ひだかた ...自由詩520-5-6
「コロナ」ゲーム- ナンモナ ...自由詩4*20-5-6
地に潜むもの- ひだかた ...自由詩4*20-5-5

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