女だって許してくれるさと
眠る そして
酒を飲まされている時の感覚がする
気づけばそう気づく
自分が何をしていたのかなんて
みかんの皮をむいたからこそ忘れた
こたつのあるその部屋の ....
ざらざらの掌で
温められ
擦られ
撫でまわされて
摩耗した挙句
まるく つややかな光を放つ
表面に一点の翳りもない
器が
轆轤の上に
遂に生成し得たとしても
掌の持ち主の
荒れた ....
ゆらゆら路地裏に消えていく猫の尻尾
日曜日の午前9時
空がある
雲はない
宇宙がどのようになっているか いつの日か科学は突きとめるだろう
宇宙が何故在るのか 誰も永遠に分からないだろう
テ ....
聖夜の灯天使がまわすオルゴール
ケチャップと青のりかけたタコ焼きに金箔載せてクリスマス会
「小さく生まれてこないでね
お母さんのおなかの中に
しっかり40週間いるんだよ」
<お母さんたちへ>
おなかの中の赤ちゃんたちは
とても賢い
お母さんの栄養が少ない ....
ブルースが聴こえない
新しい朝も訪れない
ダムの放流が始まる
辿り着ける場所が限定される
すべからく天気は雨模様で
テナントビルには入居者がない
世界は静かに眠っている
目覚 ....
イスタンブールはトルコの大都会だ。沢山の人々、群集の中で僕は佇む。
トラムでグランドバザールで街の中で行きかう人々。
僕はこんな感覚を東京で学校に通っていた頃、新宿や小田急線で味わっていた。
た ....
とある娘に、とある感情をいだき
とある表情に、頬を赤らめる
とある私
2003年4月に今の形の現代詩フォーラムが稼働し始めてから、後3か月ちょっとで11年になります。
自分は2005年頃から参加させてもらっているのですが、
思わず「え?」と声に出してしまいそうになる ....
サンタは日曜日もクレーンの玉掛けをする
もうすぐクリスマスじゃけん
ガンバラニャ
サンタは祝日もクレーンの玉掛けをする
わしは大黒柱じゃけん
サンタは家族思い
....
振り向いてももう見えない
あれは何だったのか
過去への置き土産
もう見えない
思い通りのストーリー
作り上げた この
解放感 なんて
素敵
だって いらなかったから
探していたの
....
乾いた風吹き抜ける頃
地平線の向こう側を想う
手を伸ばしても届かない
叶わぬ夢のような
湿った風とさよなら
水平線の向こう側を目指す
願いはどうしても届かない
最初から諦めてる夢のよ ....
追い出されて
やっと探し当てた新天地
アネモネの花がいっぱい
色とりどりでその背は高く
私を隠してしまうほど
ここは樹海の中にぽっかりと
在る 秘密の場所
帰らない ここからはどこへも
....
眠れない夜の睡魔の召喚に英語の本を開いてZZZ(ずずず)
乳ぽつり
僕の人生や夢なんて薄っぺらく、脆い物なのに
必死になって傷付きながらも大切にしてきた
だけど、何の為に歩き続け何を見たくて夢を
見ていたのか僕にはもう、わからない
誰か、僕の描 ....
原因不明の
高熱の真昼に
ビーチサンダルの真似事
灼熱の砂浜を
踏みつけながら
彼女に伝える
夏の終息
沖へ行った
片方だけ
流されていった
さようなら
ビーチサンダ ....
なぜだか私は卑怯者のように口を閉ざしてしまった。
まるで描写に値するものを失ってしまった画家のように。
よもや今に始まった訳でもあるまいに。
そう、私は穴蔵の鼠で人知れず格闘しているのだ。
....
日常生活には様々な違和感が存在している
その違和感は
違和感を感じる当事者以外には
どうでもよいことが多い
このどうでもよいことが
新たな違和感を生み出すことも考えられるが
まず私は
....
夜はごうごう
手足はしろく
わたしを売って
あなたを買おう
頭のないロボットが
あざやかなシュートを放つ
鍛えぬかれた一秒が
光ることなく埋葬された
水色のカーテン
隙間から揺れる朝の光
私のまぶたを刺激する
偽善ばかりの色
ねぇ、せんせい
受動的に生きていたら
いつのまにかつまらない人に
なってしま ....
立ち止まる 私の中に
暮れていく 背中の中に
それは広がる
そっと広がる
枯れて枯れない樹木のように
許されないあの嘘のように
追いかけてきて
そっと広がる
見上げたのは
....
アイドルの水着写真を見るたびに君がゴメンと謝って夏
手旗信号でプレゼンテーション
猫だけを置いて
家人が出かけてしまうと
猫は人になると飼い主は言う
電話が鳴る
猫は眠っている
電話が鳴っている
....
【おしまいの彩り】
るるりら
胸が焼けただれるような思いが ある
たとえば 死の足音におびえ すすり泣く声
黒点が太陽の灼熱を際立たせるように
終ら ....
列車の暖かいシートに座ると
向こう側のガラスの奥には
半透明な私が少し微笑んでいて
疲れて座っている
暗闇にうっすらと光り浮いている私は
ゼラチン質のように柔らかで他人の ....
色硝子の目玉をガリガリかじる
虫食いの肉体をベリベリ剥がす
おれはおれを一本の死に花として石の器に生けてみる
瞬間凍結された踊る舌先の焔として
勝ち目のない戦いに身を投じる高揚感で
己の文字 ....
国道二号線を走っていたら
ふいに視野の右側から
何か小さなものが飛び込んで来た
と思ったらサイドミラーの上に
シジミ蝶が止まっていた
小指の爪ほどの大きさの
灰白色の翅をピタリと閉じて ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト
(13736)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かつての心にいる人と
-
番田
自由詩
3
13-12-24
会わぬが華
-
Lucy
自由詩
20*
13-12-23
散歩の途中で__take2
-
空丸ゆら ...
自由詩
20
13-12-23
聖夜の灯天使がまわすオルゴール
-
北大路京 ...
俳句
6
13-12-23
ケチャップと青のりかけたタコ焼きに金箔載せてクリスマス会
-
北大路京 ...
短歌
4
13-12-23
日本の赤ちゃんたちへ_小さく生まれてこないでね
-
ichirou
自由詩
10*
13-12-23
未来について
-
kauz ...
自由詩
6*
13-12-22
イスタンブール群集の中の僕
-
ガンジー
自由詩
2*
13-12-22
とある私
-
殿上 童
自由詩
18*
13-12-22
もうすぐ現代詩フォーラムがができて11年経つという事実と11 ...
-
健
散文(批評 ...
11*
13-12-22
玉掛けサンタ
-
ichirou
自由詩
11*
13-12-22
なんて素敵
-
もっぷ
自由詩
6
13-12-22
このままどこかへ
-
もっぷ
自由詩
4
13-12-22
アネモネ
-
もっぷ
自由詩
7
13-12-22
眠れない夜の睡魔の召喚に英語の本を開いてZZZ(ずずず)
-
北大路京 ...
短歌
6
13-12-22
乳ぽつり
-
北大路京 ...
自由詩
4
13-12-22
捨てて
-
リィ
自由詩
2
13-12-22
ビーチサンダル
-
うみこ
自由詩
6*
13-12-22
粉糞
-
ヒヤシン ...
自由詩
9*
13-12-22
穴のあいていない五百円玉に対する私の願い
-
ichirou
自由詩
5+*
13-12-21
テレビ
-
はるな
自由詩
9
13-12-21
朝食
-
自転車に ...
自由詩
4
13-12-21
侵食する、それ
-
健
自由詩
10*
13-12-21
アイドルの水着写真を見るたびに君がゴメンと謝って夏
-
北大路京 ...
短歌
4
13-12-21
手旗信号でプレゼンテーション
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-12-21
猫と電話
-
イナエ
自由詩
20*
13-12-21
【終】おしまいの彩り
-
るるりら
携帯写真+ ...
12*
13-12-21
もうひとりの私はゼラチン質のようだ
-
灰泥軽茶
自由詩
12
13-12-21
シオマネキ
-
ただのみ ...
自由詩
15*
13-12-20
シジミ蝶
-
壮佑
自由詩
22*
13-12-20
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
79
80
81
82
83
84
85
86
87
88
89
90
91
92
93
94
95
96
97
98
99
100
101
102
103
104
105
106
107
108
109
110
111
112
113
114
115
116
117
118
119
120
121
122
123
124
125
126
127
128
129
130
131
132
133
134
135
136
137
138
139
140
141
142
143
144
145
146
147
148
149
150
151
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
193
194
195
196
197
198
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
240
241
242
243
244
245
246
247
248
249
250
251
252
253
254
255
256
257
258
259
260
261
262
263
264
265
266
267
268
269
270
271
272
273
274
275
276
277
278
279
280
281
282
283
284
285
286
287
288
289
290
291
292
293
294
295
296
297
298
299
300
301
302
303
304
305
306
307
308
309
310
311
312
313
314
315
316
317
318
319
320
321
322
323
324
325
326
327
328
329
330
331
332
333
334
335
336
337
338
339
340
341
342
343
344
345
346
347
348
349
350
351
352
353
354
355
356
357
358
359
360
361
362
363
364
365
366
367
368
369
370
371
372
373
374
375
376
377
378
379
380
381
382
383
384
385
386
387
388
389
390
391
392
393
394
395
396
397
398
399
400
401
402
403
404
405
406
407
408
409
410
411
412
413
414
415
416
417
418
419
420
421
422
423
424
425
426
427
428
429
430
431
432
433
434
435
436
437
438
439
440
441
442
443
444
445
446
447
448
449
450
451
452
453
454
455
456
457
458