昔々あるところには
ありました
ないところには
今だってありません
そんな乳首の先から
お爺さんと芳枝さんが
生えてきました
それに引き換え
光五郎さんは剛毛なのか
ここのかとうか1 ....
しらない国から
風が吹き
しらない国へと
わたってゆく

鳥でもこうは
とべません

しらない国から
雲がきて
しらない国の
滝となる

鯉でもこうは
のぼれません
 ....
2009年7月9日、少年の頃から行こうと思ってた木梨サイクルへ行きたくて、絵手紙発祥の地・狛江から小田急線で3駅の祖師ヶ谷大蔵で下車して、ウルトラマン商店街を北へと歩いてる

今でも思春期の心を思い浮 ....
その瞬間 ホールドを掴む ためだけに自分と闘う



俺だってわかってないんだ

手を伸ばして 失敗しても人生なんか たいして変わらないこの指で
必死で 必死で 

ホールドを  ....
なないろの架け橋から
ダムが嘔吐している
あじさいが
潤んだ目を擦り合わせ
ねむたげな林道
葉うらで演奏される口琴
耳をすます野池
水面の波紋に
意識が吸い込まれ
蛙の呼吸に同調した ....
まつげが
長いから
ほかのひとよりも
うす暗い世界で
生きている

ときどき はっ として
息をとめている
チェリーを吸ってた
女の子

思い出すように
生きるから
死ん ....
  座るきみの膝に
  とうめいな猫がねころんでいて
  真っ赤なりんごを撫でている



  僕のじっぽんの指は
  オルガンの鍵盤に載せられ
  ゆるやかにだまりこむ
  ....
カモミールティーを水の様に飲む

ラベンダーを鼻の奥に記憶させるくらい嗅ぐ

 どこかの民族系の音楽をイヤホンに差し込む

安らぎを懸命に起こす

呼び起こす 安らぎを

 それで ....
こっそりと私を
押入れに隠しました
母さんに見つからないよう
襖の裏にしゃがんでます

真っ暗い中
怖くはないけど
心臓がドキドキして
飛び出す機会をうかがって

期待をこめてそれ ....
夕べに
生まれた
小さな泡が
今日に
命の鼓動を始め
明日に
いつつの指を得て泳ぐ

空に
生まれた
小さな塵が
今日に
光の鼓動を始め
明日に
いつつの指を得て泳ぐ

 ....
よくなくきみがなかなくなった

あえば「だいきらい」っていってたきみが
ほんきでみらいをみつめようとしてから
ぼくのめをみてはなしてくれる

よくなくきみがなかなくなった

くちもとが ....
豊玉中まで子どもを送って
環八を南下
野方、高円寺、方南町、井の頭通りを左折して代々木へ
なんだ坂こんな坂ママチャリの旅
けど全然やせないな
腹がでっぷり
163cm 77kg


 ....
悪いことも良いことも
僕の感じ方一つで
違ってくるんだという
君のセリフに唾を吐いた

どうせ
僕はひねくれもの

君からの好意を邪推して
疑って撥ね除けて
素直になりますって書い ....
ロマンチストはどの時代にもいる
ここにも一人

彼はインチキ古物商と素人骨董愛好家の一人二役だ

誰もが経験するようなありふれた出来事を
時を超えて微笑みかける
運命という名工の作として ....
空気人形、という言葉に
いつしか親近感を覚えるようになっていた



乾いた言葉たち
伝えたいことなどなにもなく

空気と同化するだけの日々
私の中身もきっと空気でできているに違 ....
夏のなごりの草原で
天使と悪魔が背比べしてる
人恋しさがゆきつく場所は
越えられなかった声の向こう

枯れかけの街路樹で生まれた虫の
青い方へ 青い方へ
こずえを目指す早足な痛み
草原 ....
「世界、終わるんだってよ」 
『終わらないよ』 
「終わるんだってよ」 
『終わらないよ』 
「終わるんだってよ」 
『終わらないよ』 
「終わるんだってよ」 
『終わらないよ』 ....
あまり歩かなくなった
うすうす感じてはいたのだが
認めたくない体力の衰えだった

そう
ほんの少し歩いただけで
ふくらはぎが痛くなる

筋肉痛は
ヒラメ筋って云う筋肉かなぁ

ヒ ....
老人ホームでは
いねむりするひとが多い
あっちで うとうと
こっちで こっくり
いっしょうけんめいに
ねむっている

そのしずかな風景は
さなぎの待機のようだ
白い髪にときが重なりあ ....
とうへんぼくが
ぼうっと立っている
とうへんぼくは
とうへんぼくなので
なにも考えていない
ぼうっと立っている間にも
鳥はさえずり
人ははたらき
とうへんぼくは
ぼ ....
映画が終わり
グラスの水滴が流れて
伝わっていく泉に
手を浸す
深夜のこと
頬にスタッフロールは
逆さに雨となり
取り返しのつかない
早回しにも似て
繁茂した
森の奥に隠されている ....
真夏だが雪の降る日である。こんな日に足湯へゆこうと誰ともなく言い出すのはしごく真っ当、ふだんは気難しい祖母までもが電話を寄越して「足湯かねこんな日は」とめずらしく意見をそろえてきている。
「冬の靴下 ....
本は終わりから読む
音楽は終奏から聴く

恋は別れからはじめる
映画はエンドロールから観る

旅は終車駅からはじめる
夢は目醒めてからみる


そしてぼくは死から誕生する


 ....
 妻と居て

 秋の日の午後3時に妻と居て今日は彼女がきれいに見える

 窓越しのゴーヤは枯れて涼しい日空気は清く部屋は静かな

 九月より妻は黒髪あきらめて白髪を抜かずともよしと言う
牢獄が私の家だった
手枷をジャラジャラと鳴らし
監守の持ってくるまずいパンと汁を待つのみの
私はそんな女だった

ある日
男が来た
男は理解できない言葉を
とても丁寧に話 ....
◆ 果たされないまま思い出になろうとしている幾つかの時間を夢に見る。


黒い鳩がこちらを睨みつけており、私はそれから逃れるために海辺の街へ向かうことに決めた。
乗り込んだバスに無かっ ....
 中国人が、そんな許せないアピールを
 とあるサッカーの試合でしたという。
 何をバカな。

 蒼井そらは俺のモノだ。
 良く見ろ、ほら、彼女は僕の19インチの
 ブラウン管TVの中に ....
 ここ2回ほど、批判的な詩を書いている。
 かっとなって殴り書いた、というのはその通り。
 その意味では反省している。ぺこり。

 「アジビラだ」とのコメントもいただいた。
 それはきっ ....
ひとりでいるときに風が吹いていた
夢を見ることが 虚しい
こうして遠くを行く雲を見ていることのほうが楽しかった
なぜなのかはわからないけれど そうだった


山手線で街行く人たちを眺め ....
そのくちびるが
どんな形で動いていくのか
最後まで見届ける勇気が、ない

今にも飛び出しそうな心臓
耳をすまさなくても聞こえる
生きている証

あたしの左肩は
心地良く鉛を背負う
 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新訳_ジャックと豆の木- 花形新次自由詩212-9-8
しらない国- はるな自由詩412-9-7
ウルトラマン純情specium- TASKE携帯写真+ ...212-9-7
ホールド- ぎへいじ携帯写真+ ...5*12-9-7
釣れないな- sample自由詩412-9-7
チェリー- はるな自由詩612-9-7
とうめいな猫- 草野春心自由詩712-9-6
カモミールティーの底- 朝焼彩茜 ...自由詩1012-9-6
うちのこ- テシノ自由詩412-9-6
星という海星- そらの珊 ...自由詩1512-9-6
「こおりがとけるまで」- ベンジャ ...自由詩412-9-6
高円寺で亀を買った- 馬野ミキ自由詩512-9-6
ちっさい懺悔- eris自由詩2*12-9-6
ろまんちすと- ただのみ ...自由詩16*12-9-5
空気人形- 三奈自由詩16*12-9-5
夏の思い出- 橘あまね自由詩712-9-5
#poem24_世界の終り- 北大路京 ...自由詩14*12-9-5
ひらめの筋肉痛- 板谷みき ...自由詩3*12-9-5
しずかな午後- 朧月自由詩9+*12-9-5
とうへんぼく- 田園自由詩10*12-9-5
眠りの淵で- 春日線香自由詩612-9-5
真夏の雪、地蔵骨峠の夢- はるな散文(批評 ...312-9-4
誕生- HAL自由詩9*12-9-4
妻といて- 生田 稔短歌1012-9-4
牢獄の女- 田園自由詩512-9-4
夜を溶かした数だけ抒情は真実味を増す- 青土よし自由詩5*12-9-4
尖閣諸島は我々のモノ、蒼井そらは世界のモノ- Ohatu自由詩3*12-9-4
サイレントマジョリティに罪は無いか- Ohatu散文(批評 ...112-9-4
君らとはもうやってられない- 番田 自由詩112-9-4
愛しいひとへ。- AquArium自由詩312-9-3

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