手くらがりから詩片は
あふれる
ひと群れの鳩が雲に飲まれる
(わたしが眠っている隣で)

晴れた記憶野にからしの種を蒔く
轍のぬかるみに空が映っている
いきものたちはみな早起きで
時折 ....
何故此処に問われて林檎染まりをり


秋暮るる猫と私の三畳間
それを夢見たのはいつだろう?
すべては澄みわたり凪いでいた
吹き抜ける風、高い空
光の彼方に虹は立ち
すべては澄みわたり凪いでいた

秋も半ばこの十一月
日射しの入射は既に深く
カーテ ....
   夕陽が背伸びして犬の影がおちていた    森や林にさびしい色が川や海にかなしい色があった    ゆく雲が鳥になるまで空をみていた なんて原始的なんだろう


空に浮かぶ雲たちがささやく

それに
値段も八千万円近くと
普通の人間にはとても買えない価格だし

まあ
空を飛ぶ車よりは
ちょっとマシかな

 ....
一本のごぼうを買ったのだ
家に持ち帰る 道で
線路にかかる長い橋を渡る
でも 僕は暗がりの中で 一人  
バイクとすれ違った
ライトをつけた 二台と 
クロとシロが交じるとき
光は放たれるだろうか
奇跡とか希望を求めるのは
夢に過ぎないのだろうか
目の前の現実と向き合っているけれど
目を背けたくなることも事実であり
思い通りにならないこと ....
目元が有村架純に似てるって
あなたに言われたとき
良かったと思った
だって先生に
そうお願いしたんだから

手術の翌日に
私はすべてのアルバムを燃やし
画像ファイルを消した
例え誰か ....
ワンイシューで
戦うのがこれからの選挙だと思う
あれやこれや
政策並べたって
一般人は高度に複雑化された
今の政治問題なんか
これっぽっちも分かりゃしないし
立候補している政治家だって
 ....
快晴に
飛行機雲一筋

圧倒的安全圏より放たれる銃弾
狙いは無差別

I wanna be killed by Something I can't resist.

If so, Ev ....
お前は煤色の赤ん坊を抱いて
焼け焦げたアスファルトを裸足で踏みしめる
サイレンだと思っていたのはいくつもの悲鳴で
雨雲に見えていたのはなにもかもが
無に還ろうと爆ぜる努力の証だった
 ....
散らかして主人の目をみてはぐらかし
 畜生はさるじゃましたと
手の甲に痣ができた
どこにぶつけた訳でもないのに
赤紫のそれが鮮明に色を放っている
そして不安を覚える
夢見心地に徘徊しているのではないかと
月も星も輝くことのない暗い空の下を
どれほど歩 ....
くしゃくしゃに
まるめた明日は
60兆のキセキ

あの日の、
これからの
まぼろし

くしゃくしゃの
わたしの
こころの
からだの
すべての
くしゃくしゃの
キセキ
なにもかもおしまいにする
口にしてはいけない
例のあいつ

わたしは疑っている
道をゆく九分九厘の人が
みんなそいつをふところの隠しにいれているのではないかと

シータとパズーの重ね合 ....
あなたの楽園へ行った人へ
帰ってこないでください

きっとそこでは、なにもかも違うのでしょう
あなたは俗世の言葉を忘れて楽園の言葉を口にする
わたしにはわからない
耳に心地よく華やかな調べ ....
生きているかぎり
食べない人はいない
だれもかれも食べている

そのありようは
そのままその人の日々を反映して

丁寧に手をかけた一汁三菜も
インスタントに湯であたためたものも
凍え ....
ぬかの手入れをし朝食を作りながら考える
誰もこんな風にはできないのだと

PCに更新をかけながら考える
誰もこんな風にはできないのだと

生活が複雑になりすぎた
多く一般人が置いてけぼり ....
洗濯物が溜まるので
夕方まで洗濯機を回す
(日差しが格別透き通る日
 遠くを選挙カーが通る)
乾燥まで回すと
匂いがちょっと嫌なので
乾燥かけず外に干す
外はもうすっかり暗いので
夜空 ....
自分との闘いなのか人生は方向性を決めれば早い

海沿いの国道沿いのカフェテラス近くの道の駅に押される

行ったことない街を見て興味湧く街を見下ろす神社に惚れる

パシュートの動きを真似る子 ....
話せることは少ない。

むかし、Monster を読んでいて主人公と悪魔くんの人生を賭した長いやりとりがあり、銭形警部とルパン三世みたいな関係無さすぎの糸をたぐい寄せては、私と関わるとろくなことが ....
偉大な羽生九段の時代にも
結構面白い指し手は多々あったが

指すたびに現れる
これまでにない斬新な指し手に

いつも驚かされ魅了されるのは
私だけではないだろう

人はそれを
AI ....
大通公園の花壇に面した歩道の脇にしゃがみこんでいたおれの前に男は
白昼、立ち止まり、コートのポケットからスマートフォンを取り出しておれに
差し出した。おれは手を伸ばして薄いそれを受け取った
傍ら ....
二〇一八年三月一日 「ぼくは、あなたの大きなおっぱいで終わりました。」


 きょうも寝るまえの読書は、チャールズ・ボーモントの短篇集『夜の旅その他の旅』のつづき。なんか40年とか50年まえの小 ....
{引用=習作たちによる野辺送り}
鏡の森から匂うもの
一生を天秤にのせて
つり合うだけの一瞬
混じり合い響き合う
ただ一行の葬列のため

 *

軒の影は広く敷かれ
植込みの小菊は ....
狼がやって来る
身構えなければならない
狼がやって来る
銃に弾を込めて
狼がやって来る
棍棒を手元に置いて
狼がやって来る
暖炉に火をつけて
狼がやって来る
暖炉でお湯を沸かして
 ....
とろりと金色の滴りは オリーブや椿や葡萄の種から得たもの
蓮から採った精の封を切り ボウルに張った油におとす

傷を いつくしむこと

じくじくと痛む恨みを切りひらけば
妄念の脂が現れ 穢 ....
君があまりにも傾いた樹木として
僕に近づいて来たように視えたものだから
君の大きな瞳の奥の
二三の星の連れ子を伴った
密かに見え隠れする
もう一つの月の貌を受けいれる
現実という測り知れな ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
前夜- 紋甲メリ ...自由詩321-11-5
秋2句- もっぷ俳句121-11-4
すべては澄みわたり凪いでいた- ひだかた ...自由詩621-11-4
犬の影- 黒木節子俳句5+*21-11-4
悲哀の色があった- 黒木節子俳句5*21-11-4
雲の鳥- 黒木節子俳句5*21-11-4
空を飛ぶバイク- st自由詩521-11-4
夕方の道- 番田 自由詩121-11-4
ドリーミング- 坂本瞳子自由詩1*21-11-3
有村架純- 花形新次自由詩221-11-3
自称詩人的人間を世の中から抹殺する党世界に平和をもたらすため ...- 花形新次自由詩121-11-3
together- TwoRivers自由詩5*21-11-3
野性よ、削ぎ落された地平を- ホロウ・ ...自由詩3*21-11-3
じゃあまた明日- 足立らど ...短歌221-11-3
痣ができた- 坂本瞳子自由詩3*21-11-2
60兆のキセキ- 草野大悟 ...自由詩221-11-2
例のあいつ- 凍湖(と ...自由詩321-11-2
あなたの楽園- 凍湖(と ...自由詩121-11-2
だれもかれも食べている- 凍湖(と ...自由詩2*21-11-2
ハードモード- りゅうさ ...自由詩521-11-2
洗濯物が溜まるので- オイタル自由詩8*21-11-1
海沿い- 夏川ゆう短歌221-11-1
それでもカタル- 足立らど ...散文(批評 ...521-11-1
斬新な指し手で人々を魅了する少年- st自由詩221-11-1
まンりき- ゼッケン自由詩521-11-1
詩の日めくり_二〇一八年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*21-11-1
知らずにもとめて- ただのみ ...自由詩8*21-10-31
狼がやって来る- 坂本瞳子自由詩2*21-10-30
香油- 46U自由詩721-10-30
星星- 本田憲嵩自由詩1021-10-29

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