時空のゆらぎを感じて漂う心情。
ある時は旅情となり、またある時は慕情となる。
孤独に縁どられた私の過去の墓標の前には、
今はもう懐かしさを感じさせるものばかりが並んでいる。

私が嫉妬を ....
お気に入りの女の子の鷲鼻
久しぶりに若かった頃を思い出す

呼吸で濡れて
すべて思い通りになると思った
その瞬間をほんのフタツキだけ味わって

永遠と思われた群れない日々は
貴女よ
 ....
箸が並んでいます
きれいに連なって並んでいます
じいっと
待っているのです

箸が並んでいます
もう
ここには帰ってこないのです
        かなしみが
        かなしみが
        ふってくる
        
        おともなく
        
        しずけさに
 ....
「……解ったか? 」

「 否 何も」

「 感じたか? 」

「 ああ 何かは」

「知りたいか? 」

「それを? それともそれについての知識を? 」

「与えられるのは知 ....
グワシにもI LOVE YOUにも見える手話 生き恥を晒し合って空が青い 交番のまえ銀杏あり

悲しみ抜けおち

この透明は涼やかだ


悲しみなくなりゃ

いのちも透ける

おばちゃん怒れば

バイトもびびる

のぞいて見えるよ

内に秘めたもの

のぞいて見えるよ


 ....
ペットボトルのごみの日
中身(心)はもうとうになくて
キャップ(顔)やら
包装(洋服)やらを
捨て去ったら
みな
潔い裸になった
とても清々しいごみの日には
カラスさえも
素通りする ....
耳たぶをあまがみされて女の子どうしの夜はこれから始まる 幸せの余韻は漂っていた
静かに訪れる至福の時は
穏やかな心を呼び覚まし
淡い透明の色彩が流れる

珈琲は如何それとも紅茶
ココアに致しましょうか
湯気の立ち込めるカップ
まろやかな香り ....
夜、檸檬は乾いた
ソーダはふにゃふにゃにすきとおって
青ごしに見た君は
僕のかたちにくり抜かれている
夜が
街のかたちに染まるように

いったいどれくらいのなみだが流れたろう
街角 ....
濡れたアスファルトに夜が映る
泣いているような夜の顔
ネオンの化粧が滲んで行く

綴った言葉は今朝もまだ濡れていた
光と音/朝のピンで留められたまま
すべての顔が微笑んでいるわけではない
 ....
支柱のない螺旋階段初時雨 仕事休む気で夢のつづき見ようとして寝る むしり取られ山積みされた路傍の名も無き草
人は一括りに雑草と呼ぶ けれど 
一本一本取りだし丹念に調べればたいそうな名が有って
いや 持たされて 力芝 車前草 藪枯らし 葛
ああくず 葛餅 葛 ....
俺さびしいか

いかさまか

俺さびしいか

さかさまか

渋滞ゆっくり

ながれてく

光をともして

ながれてく

俺さびしいか

いかさまか

俺さびしい ....
我家の軒下にやってきた 
つがいのツバメ

気がつくと
いつの間にか
1羽だけになっていた

それから
ずっと
一羽のツバメは
巣の中で
じっと外を見つめていた

あたりを警 ....
【古非のぷろぺらぺら】

寄る辺なき人を包む卵白は
光を まだしらないから 蔭も しらない
光に かざすと 水路のように やさしい 
血管は だれの目からも 守られている
けれど あなたは ....
何も見えない
彩るような 日々が
日々としては見えない 何も
感じない


暗がりの中で
詩を書こうとしたけれど
印象的な絵が
頭の隅にひっかかる


去っていく鳥たち
潜ん ....
等圧線の険しい尾根道を
一気に駆け下りた寒気の精鋭に
容赦なく身体を押えつけられて
また2センチ青空が遠のいた

街路樹の痩せた指先から
次々に零れ落ちた枯葉の巡礼を
容赦なく運動靴 ....
MRIに写った骨に
ほんの少しの ヒビ在り
しばし見入る

ヒビは歌わない
ましてや笑わない
責めたりしないし
冗談も言わない
財布の心配もしない
後悔もしない
原因があって
結 ....
与那国の海底遺跡初時雨 別れた女の良いところを100挙げて外は明るくなってきた 遅咲こうとしている ※「松島の月まづ心にかかりて」芭蕉

  ー崖の上から延びる松の枝
      その先に見える月と海

回復できないクラゲが漂う水面に
揺らめいているのは風の溜息か
天空にはクラゲの昇天 ....
それは現代詩
たぶん現代詩
祝!現代詩
頭痛に現代詩
ごっつ現代詩
馬の耳に現代詩
目.肩.腰に現代詩
とびだせ現代詩
ストップ現代詩
主演現代詩
脚本現代詩
監督現代詩
近日 ....
わたしたちは
ふたり

いつも別々

ふたりのわたしたちは
ひとつになる試みもしたけれど、

きっと
その時は気付いていなかった
けれど
ひとつになるのは
窮屈だっ ....
海底の遺跡の上に初時雨 レールがなくて芝生にころがっている
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幸福のゆらぎ- ヒヤシン ...自由詩9*13-11-18
サウザンハーベスト- コバーン自由詩313-11-18
- 乱太郎自由詩2213-11-18
おとのないよるに- 石田とわ自由詩14*13-11-18
問答BROTHERS- ただのみ ...自由詩17*13-11-17
グワシにもI_LOVE_YOUにも見える手話- 北大路京 ...川柳1313-11-17
生き恥を晒し合って空が青い- 北大路京 ...自由詩1913-11-17
銀杏あり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-11-17
とうめいな容れ物が収集を待っている- そらの珊 ...自由詩2613-11-17
耳たぶを- 佐野まこ短歌313-11-17
至福の余韻・・・- tamami自由詩13+13-11-17
二酸化炭素- はるな自由詩1113-11-17
週末の欠落- ただのみ ...自由詩17*13-11-16
支柱のない螺旋階段初時雨- 北大路京 ...俳句313-11-16
仕事休む気で夢のつづき見ようとして寝る- 北大路京 ...自由詩713-11-16
名も無き人- イナエ自由詩8*13-11-16
俺さびしいか- 吉岡ペペ ...自由詩1013-11-16
震えが止まらない- ichirou自由詩613-11-16
【非】古非のぷろぺらぺら- るるりら携帯写真+ ...9*13-11-16
街は曇りの色- 番田 自由詩213-11-16
子供は風の子_大人は火の子- nonya自由詩25*13-11-16
ヒビいった- そらの珊 ...自由詩15*13-11-15
与那国の海底遺跡初時雨- 北大路京 ...俳句213-11-15
別れた女の良いところを100挙げて外は明るくなってきた- 北大路京 ...自由詩713-11-15
遅咲こうとしている- 北大路京 ...自由詩513-11-15
海月ー2- ……とあ ...自由詩12*13-11-15
ようこそ現代詩地獄へ- 左屋百色自由詩12*13-11-14
ふたり- 鵜飼千代 ...自由詩10*13-11-14
海底の遺跡の上に初時雨- 北大路京 ...俳句613-11-14
レールがなくて芝生にころがっている- 北大路京 ...自由詩1013-11-14

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