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きらきら光る
硝子の破片
きらきら光る
小川のせせらぎ


寂しく独りで
光っている


きらきら
きらきら
光っている
 ....
太鼓の音がなり
わくわくする
今宵一人泣く
昔を思う。

孤立無援の我
人はいるけど
人はいない
優しいけど冷たい

目に見えるものよりも
目に見えないものを
信じたい
お金 ....
はなちょうちんは
ふしぎだ

うまれてすぐに
はじけてきえる

おかあさんに
みせようとした
そのときに

まだなかった
ことばといしきの
だいしょうのように
 ....
狭いベッドで二人
さくらんぼみたいになって
朝が来るのを待っていた

外は花散らす雨
目覚まし時計の針の音
グロー球の淡いオレンジ
微かに残る朝のシャンプー

数奇な運命でも何でもな ....
君は右手の人差し指を空に挿し
微笑みながら僕を睨む
一行の眼差し

二行目の僕は
圧倒されて黙り込んでしまった

覚えてないの
私のこと
怒りの女神は叫ぶ
私の名を思い出しなさ ....
ああ 俺の態度は冷たかったかもしれない
だけど しかたがないだろ
君の愛が 本物だったなんて 分かるはずもなかった

そこいらじゅうに まがい物の宝石が光ってるんだ
騙されることに 誰もが慣 ....
その空行を「空白」に化けさせているのは
誰でもない自分自身だと
言い切らない
いや
言い切れない
いや
言い切りたくない
ということにしてお(老)いた。

去年か一昨年に見えた、突然 ....
休日に早朝起床 毛布洗うが為に 気性は晴天

下の住民に気づかれないよう 忍び足の洗濯機
静かに泡をふく

そして ベランダの手すりを拭く二往復 

準備完了 気象は陽陽

 夏以外 ....
ななめの線は おめめ
口が にっこり
点は よだれ
いや 指って事で

心 って
にっこりマークみたい

コンロの上に鍋があって
コトコトと

音 って
お料理しているみたい
 ....
二階の子供部屋で
共有した記憶が
わたしたちの繋いだ手になる

おはよう今日もがんばろうね

くすくす
笑ってるふたりが
手をふるあの窓の中

それぞれがえがく今日の日を
星をみ ....
美しい指を
持つものがおりました
絶望の夜
静かに瞬く
光と光をつなげて
星座をつくりました

美しい指を
持つものがおりました
歓喜の朝
深く広がる
闇と闇をつなげて
瞳をつ ....
東京で 生きていくのは 辛いね
何故だろう
クレームをつけるのも バカらしくなる
まるで 死んでいくようにも思える


日本の起源が どっちなのかなんて 僕には関係ないことだ
昔 建 ....
真っ白な心に色を付けるなら
何色の鉛筆が必要だろう

赤は 情熱
青は 冷静
緑は 安心
紫は 思慮
桃は 幸福


だけど小さな空白だけは
どんな色を付けようとしても
埋めら ....
目覚め 
悪意が芽生える その刹那

化粧 
七色の砂嵐は旅人の死を覆い隠す 

時は
ナイフのように刻みまた削る 皺を 記憶を
残された心拍数を

図書館で
昼過ぎまで文字たち ....
 いやお義父さんね
 そういう言い方って
 反動的なんじゃないっすか
 やっぱ

 大体無知だね
 お義父さん
 婚姻は両性の合意のみに基いてって
 知ってんでしょ
 知んない
  ....
夜中、近くで唐突に
金槌の連打が始まった
どこかで屋根を叩く
天気予報では
明日は雨と言っていた
大工は屋根を叩く
厚い雲の下、夜闇の中
もの皆眠る屋根の上
一人の大工が屋根を叩く
 ....
あなたの骨というものは、果たしてあなたそのものなのでしょうか。
それとも、それはただあなたを指し示していたに過ぎなかったのか。
あなたの肉はひどくあなたに似ていたが、どうもあなたではなかったようで ....
痛みを感じた左腕が

必死に
「生きたい、生きたい」と
赤い滴を流した

僕はそれを見て
「生きていること」を感じた

僕の左腕の生きた証を見る人の目は冷たく
僕はまた生き ....
雨はやわらかい線をともなって
ねむりを誘い
さそり座のアンタレスが輝くころには
夏らしい秋がおとずれている

今はししが野にかえり
地の上を歩く季節
かえるは家を守ることなく
足の吸盤 ....
ただよう空気のようにここにいる
今の自分はただそれだけだった

決まり事に疑い持たず信じてきた
自分で考える事をしなかった
疑問を持とうとすると
何もかも驚く事ばかり

見えない何かが ....
五月というのに
 
 北極の気圧がすねているのか
それとも 威張っているのか
    虚空にはなぜか
原発で汚染された寒気が
   黄い苔の舌をペロリとだしている
ひょっとして コスモと ....
月や星が必死に輝いているのを初めて知った

駅から出ると月が雲を照らし星が輝いていた

タクシーで久しぶりに家に戻ると泥のように眠った

夢の中でもずっと月や星が必死に輝いていた

ぼ ....
 
 
たくさんの羊たちを乗せて
母が猛スピードで
寝台列車を運転している

眠れない父のところに
早く羊を届けなければならなかった
車線変更を繰り返し
いくつもの列車を追い越して行 ....
どうしたら
あなたのこと
忘れられるのでしょうか

手の届かない人
その目 その声
ぬくもりに届かない人

虚構に恋したあなた
あなたと同じ気持ちのわたし

片思いでもいいの
 ....
こんなに長く生きるつもりはなかった
こんなに長く荒廃した街を彷徨うつもりはなかった
ただ、高みに登りたくて
{ルビ宙=そら}への階段を探していただけ
時間は無慈悲に流れ
すっかり年老いてしま ....
新しい下敷きと筆箱
小学校に上がる頃
新緑が眩しくて
世界のすべてに希望が満ちている気がしていた

水泳 習字 ピアノ 絵画
同級生と通う教室
集中して 戯れて
成長の度に褒められてい ....
長い降り 明けて晴れ晴れ 澄み渡る 庭の緑の 縁のひと粒

便利だな 倒れる事を 前提に 膝と足首 上手に動く

こよこよと えさてにもちて ささげたる けさのわたしを きみはみている

 ....
海への道を進む

枯れ枝の軌跡を追う
その感動的なフレーズが生まれたのは偶然

はるかと名づけられた子供が
遠くを見ている
一生その名に囚われ続ける
その名から出ることはできない

 ....
北国に桜が咲いて幾日も経たず
昨日突風が吹いて花びらを散らして行った

今朝 桜は冷たい雨に濡れそぼち
うつむき滴る 運命を受け入れつつも

儚げな美しさを愛でる者が
その色香に誘われて ....
磨かれた空に足跡つけていくいたずら小僧のような雲たち

なんにでもなれる人がやわらかく五月の樹々の若葉となって

この指をアンテナとして建てました心のスイッチ押して下さい

まなこから鱗は ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
硝子の破片_/_きらきら光る- beebee自由詩25*12-5-6
孤立無援- ペポパン ...自由詩6*12-5-6
鼻提灯- 小川 葉自由詩312-5-6
さくらんぼ- 葛西曹達自由詩112-5-6
タイトルと名前で何行?- 乱太郎自由詩22*12-5-6
ハーレクイン- まーつん自由詩8*12-5-6
空白が種を結ぶ、その日まで- yuugao自由詩412-5-6
毛布殿の晴れ姿- 朝焼彩茜 ...自由詩4*12-5-6
かわいい絵_- 砂木自由詩15*12-5-6
糸電話- 朧月自由詩112-5-6
美しい指- そらの珊 ...自由詩9*12-5-6
誰も電話に出ないんだ- 番田 自由詩112-5-6
色鉛筆- 春仙自由詩6*12-5-6
毒の香水- ただのみ ...自由詩13*12-5-6
詩人- 藪木二郎自由詩2*12-5-6
連打- salco自由詩7*12-5-5
骨のあなた- 73自由詩812-5-5
生きる- ジュリエ ...自由詩412-5-5
- 中川達矢自由詩8*12-5-5
丸くおさめて- 加藤自由詩612-5-5
風のサイレン③- 信天翁自由詩212-5-5
成長- 吉岡ペペ ...自由詩512-5-5
羊列車- たもつ自由詩712-5-5
恋い焦がれて火から下ろす前に- いぬぐす自由詩2*12-5-5
蒼穹- 無限上昇 ...自由詩712-5-5
文房具の時代- れもん自由詩412-5-5
短歌式- ドクダミ ...自由詩112-5-5
海への道- ふるる自由詩9*12-5-5
悲恋- ただのみ ...自由詩11*12-5-4
離岸流- そらの珊 ...短歌712-5-4

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