ソファーで寝転がり落ち込むお母さんをはげます
休日の午後
海外のビールを飲んでいる
夏休みだとおもう
地下鉄にひとりで乗れなかった

ないしょで飼ってるのに
賃貸の壁でつめをとぐねこ
 ....
横向きで寝る
いっさいの灯りを消しても
消せないものが浮かんでくる
まぶたを閉じても
眼球が光のない世界で動くように
スイッチを切ったつもりでも
同時にもうひとつのスイッチが押されている
 ....
今日は素晴らしき日曜だ
嵐に弄られる街路樹と
無意味に転がる棒切れが
呼吸のように入れ替わる
ペテンのような日曜だ


あなたの瞳の奈落に潜む
鬼火のような問いかけは
閃くごとに ....
転職を考えている。
今まで肉体労働を考えてきた
しかし部活も文系で
体を鍛えていない。

勉強ばかりしてきた。
頭脳労働を目指すべきである。
自分の特技は考える事
組み立てる事。

 ....
遠い星を見つめて
丘のうえ爪先だちで
手を伸ばしてみる

遠い
遠いんだと実感する
掴めるものは何もない

墨色の空/新月の空
星はこんなにも
たくさん瞬いている

風が吹いて ....
あの日あなたが何気なく
捨てた言葉を後ろから
こっそり拾って生きてます。


あの日あなたとすれ違った
独りよがりな愛してるを
こっそり胸に抱いたまま眠ります。


あ ....
雨の夜には
わからないことを
わからないままに
しておいてもいいらしい

とりあえず
今日をちゃんと終える
それだけでいいらしい

雨はなぜふるの
今日と昨日までを
とんとんとな ....
歩いていたら
むやみやたらに歩きすぎていたようで
でも本当は進んでいなくって
うまれるのは
足の振子と呼吸数
皺と涙
そして自分の影の数

5ねんご10ねん・ご
わたしは
・・ ....
                121028




唐黍を蒸す
蒸す蒸す
蒸してから喰らう
食うとは異なる表現でかっ喰らう
腹がふくれるまで喰らう
麹町まで出かけていって喰らう
 ....
自然界は排除をしない

ただ命で在るだけなのだ

受け容れては華やぎ

受け容れては澄まし

受け容れては汚れ

受け容れては誕生し

受け容れては滅びる

自然界は排除を ....
僕は 忘れていた
詩を 書くことを
わからないと思うからこそ忘れていた
イメージを ノートに 感じたかった


大きな山を見た
確かめられなかったのは紙の内側にある青い海だ
苦しん ....
年頃だから

家族共用のコップがいやで

表面張力の水で くちをゆすぐ

吐き出した 唾液まじりの泡々は

キシリトールが効いていて


小4のくせして

甘ったるいイチゴ ....
            121027


空中に凧が・・、
小刻みに揺れている
糸を引く男の背がくの字になっているのが可笑しいと

哀しみを糸に託して天井に張り付くように降りようとしない ....
                         121027



本当かなと思ったら
本当だった
なんで今頃と
不思議に思うのが当然で
根拠の由来を問う私の疑問は
8 ....
セックスのあとで
めずらしく君が眠っている
男は眠るものだろうか
君は起きていることが多いようにおもう
日常には官能がおちている
おち窪んでいる
せいかいに近づくには
どこかまち ....
なぜきみはぼくに逢いにきてくれないんだ
これほどにきみと逢うことを望むぼくにだ

でもきみは遠い日にぼくに手を差し伸べた
ぼくはきみのその手を掴もうとしたときに

きみは邪険にぼくの手を振 ....
もうすぐ間氷期が終わる
と言ってももうすぐは
宇宙サイズの話だから
明日の事かもしれないし
百年後の事かもしれないし
なかなか終わらないかもしれない

まもなく氷河期がやって来る
 ....
夕刻の道
ヘッドライトをつけると
うす暗い未来に
灯りが
ともる

おまえのゆくべき道は
目の前にあるではないかと
指をさすように

向こうからも
ふたつの光の輪が
あらわれて ....
とにかくまるなのだ

そうして
なんだかとぎれとぎれの
まるを描いて
完璧だよ

世界はまだ3ミリメートルくらいで
幾何学的な空に浮いていた
そのアウトラインもまるだった

あな ....
いくらおしは(か)らいしたら、狂ってくれる?


ただでゆらしてさしあげますって


ただよってるだけじゃん


はくくらい、して


いけないことなんか、あるわけないから。


ごろつきとにらめっ ....
いつまでも吊りさがっている
きみたちの残像はかたどられて
切り揃えられた爪も
ほどけてしまう
蹴りあげた砂さえ、

不確かならば
つながれない点と線
結べないまま
いまを問いつづけ ....
きみはもう夢は捨てたんだと言う
夢だけじゃ食っていけないもんな

でもなぜそんな悲しいことを言う
昔ぼくらは夢を食べて生きてきた

家族が多くなったからかい
息子にも娘にも孫ができたから ....
グレッチで林檎殴りて無罪かな なぜなんだろう
なんて答えのない
それぞれのひとのすることに
一喜一憂する自分もまた不思議

納得いかない
なんて当たり前なこと

秋の実またひとつおちた
身の程知らぬ柿は
まだ足 ....
物語の主人公で終わるのは当然わたしなのだが
思いもよらず次から次へと脇役に死なれてしまうとは
脚本はやはり書き直すべきだったのだろう。
肉体的に屈強な男だったり
あるいは繊細で我慢強 ....
 皿洗い考

寂しい匂いを嗅いだ
消え去った時間に取り残された自分がいた
私は前進して来たのではない
ここに留まったまま置き去りにされたのだ
今も私は振り返るのではない
背後には何も無い ....
おやすみなさいと
私の周りで泳いでいた言葉の魚たちがささやく
まるで百年の眠り姫の林檎のように

私が初めて口にした小魚は母の胎盤の中
臍の緒に繋がれて
息遣いの音と共にやってきて
生き ....
          言葉は骨折しない
          言葉は咳をしない


          言葉は恋をしない 
          言葉は愛ではない


          言 ....
 人の爪の根元に、白い浮島があることを知ったのは小学生の頃。

「これね、大きいほど元気な証拠なんだって。病気になると薄くなったり、小さくなったりするらしいよ」
 友達から教えてもらったなんの根 ....
夜ふけの町を
自転車で走っていると
住宅の庭から
金木犀がほんのりと漂ってくる
ああ 甘くてよい香り 

若い頃 東京に住んでいた
渋谷 荻窪 吉祥寺が大好きだった
私は男と漫画を描い ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13660)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
家族旅行の計画- ともちゃ ...自由詩512-10-29
夜へ- そらの珊 ...自由詩20*12-10-29
感傷に溺れて笑う日曜に- ただのみ ...自由詩15*12-10-28
明るく楽しく- ペポパン ...自由詩7*12-10-28
流れ星をつかむ- kauz ...自由詩17*12-10-28
透明なまま- 永乃ゆち自由詩7*12-10-28
雨の夜- 朧月自由詩212-10-28
うまれまくる- 唐草フウ自由詩7*12-10-28
- あおば自由詩5*12-10-28
自然界- 吉岡ペペ ...自由詩612-10-28
AKB2がAKBの次に控えている- 番田 自由詩712-10-28
ながい夜- 川上凌自由詩2*12-10-28
- あおば自由詩3*12-10-27
私はヘルメスの鳥。私は自らの羽を喰らい、飼い慣らされる。- あおば自由詩2*12-10-27
スマートフォンの向こう側- かんな自由詩7*12-10-27
待ち惚け- HAL自由詩4*12-10-27
もうすぐ_まもなく- nonya自由詩25*12-10-27
ヘッドライト- そらの珊 ...自由詩13*12-10-27
まあるを描く- 塩崎みあ ...自由詩2*12-10-27
ジャンキー- 阿ト理恵自由詩5*12-10-26
点と線- 高瀬自由詩412-10-26
友情- HAL自由詩2*12-10-26
グレッチで林檎殴りて無罪かな- 北大路京 ...俳句7*12-10-26
百の柿の実- 朧月自由詩812-10-26
事件とウイスキーと- アラガイ ...自由詩15*12-10-26
皿洗い考- salco自由詩4*12-10-25
おやすみなさい- 乱太郎自由詩1812-10-25
使用上の注意- 涙(ルイ ...自由詩512-10-25
浮島- そらの珊 ...自由詩14*12-10-25
【_金木犀と月_】- 泡沫恋歌自由詩13*12-10-25

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