もうすぐ君の好きな

冬が来る




冬が最愛の

季節だなんて

高村光太郎みたいだねと

僕が言ったら



そんな人は

知らないと ....
玄関の前で鍵を開けようと
ポケットを探っていたら
いきなり足元の落ち葉が舞い上がった
予測していなかったので 
わたしはすごく驚いた!

よく見ると
それは一羽の蛾だった
木の葉によく ....
さしだされた 日差しに
両手を広げ 
思い出を 手放す

記憶にない私の産着
世紀を飛び越えて 目の前にある紋付袴
晒された金襴の帯 鯨尺の和裁版 
沈没しても浮上する船箪笥 ....
うたってしまえ
と いいきれない現実の

火 消えることなく

いのちのように
燃えるからこそうたになる

理由といえば理由
秋の葉は
黄色く色付いて
何かとても疲れているようだった
家に帰れば 違う仕事を探していた
休みの日は面接に向かう度に耐え難い疲労を重ねていた
しかし土日も休み無く働かなければならないとは 過酷だ
僕らには苦い ....
夜の星は
雨に溶けて
始発の電車の
窓に降っている

五時七分の
まだ暗い街の
微かなネオンが
無数の煌めきを
そこに貼り付けてる

誰の顔も見れない
こんな街に一人
雨に降 ....
沈黙の夜に雨降りて
火照るからだを晒そうと
愛してるとは口が裂けても
言えませぬ
嵐が来ると知らずの夜
一目惚れの自惚れは 
オドオドとコインランドリーに居た
蒲団が回っている
客はいない 入口に天糸瓜が植えてある
白々しい小屋 一時待つのもよいし他所へ行くのもよかろう
 ....
スライスチーズを1がじがじ
 ねこちゃんみたいなお耳になった

上からもいちど1がじがじ
 Tシャツの襟くびみたいになった

両はじおのおの1がじがじ
 ヨセミテのお山みたいの2個できた ....
自分探しの旅100年目 街で


首を竦めてぼくはひとり歩いていたのですが。
日暮れ色で賑わう通りでは
うっかりしていると
さっさと擦れ違ってしまいます
だぶだぶな外套(オーバー)に身をつつみ
壁のような背中 ....
                121106



異性の漂白剤、混ぜるなと言われると混ぜたくなり
危険といわれると益々やってみたくなり
マグロ一本釣り漁船に乗って遙々アメリカに出かけた ....
一つ数えて 春を越え
二つ数えて 夏を越え
三つ数えて 秋を越え
四つ数えて 冬を越え

五つ数えて
軽く握る拳で
ポンと胸を叩く

吐き出した想いが
突如 目の前に現れる
誰に ....
{引用= 
お気をつけなさい
今宵ばかりは、
死人たちの 郷愁が森に充ちる

丸々と太った 月 明かりが、短い影を落とした 

物の怪も 死人たちも往来を徘徊する夜
始まりは、痩せた  ....
ナナメだろうと
まっすぐ生きたい
まっすぐ行くが理想です

ぶつかりながら
転がりながら
みえない方まですすんでゆく


きこえないけど
確かにひとりじゃない地球で
わたしのなかに泣き女が棲んでいる
彼女はただ静寂なかなしみだけの世界にいる
声も持たずに泣いている
泣くという行為が彼女の全てであるように
花よ、咲くなと泣いている
花が、咲いたと泣いている ....
どこで食べても

お味噌汁はご飯の右

ぼくはこの配置が苦手で

いつも、必ず

ご飯の左に置き直す

お味噌汁が右にあると

右手で倒してしまいそう

その不安でいっぱい ....
僕に責任はあるようには思えなかった
一体 何故だろう それは
ぼんやりと流れていく
やりきれない 毎日が
きっと 確かだった 体の疲れだけが
だけど仕事は決まらない 
コールセンターの ....
ぼくは知っている

場所が

今ないことの

口惜しさを

得意であるのに

その場所が

今ないことの

不安を

ぼくは知っている


知っているだけでは

足りない

時間がない

悔しいぞ

 ....
自由という
苦境
自我という
魔物

奔走する
道程
翻弄される
生命

この身は
いったい
なにものか

なにものでもない
混沌のうちの
ひと泡
 
想いの珠がふくらんだり、しぼんだり

どっくん どっくん 鼓動する


あたいは、生きる



 
白い朝が冬の到来を告げた
水やりに素足でベランダに立てば
コンクリートの冷たさが
足の裏からはい上がり
からだのぬくもりをしらしめる
ベランダにつくった小さな庭
たくさんの命の ....
私の名前がつけられた病 治らない 友人からのながい電話を受けていると、耳もとで言葉がばら、ばら、と雑音のように崩れていく。夜。夫は仕事のあとに飲み会があると連絡をくれた。冷めてしまったスープ、かたくなったパン。きのうやっと出してきた、 .... 振り絞る様な虫の音の外は雨
空木岳は雪にちがいない

湯に浸かるこの体は疲れていて
もう少しだけ このまま眠って居たいのに
天井から落ちる水滴が冷たくて

まだ羽根を すり合わせている
 ....
いま沢山のひとたちがこころを病んで生きてる
でもそのひとたちはこころが病んでいることを
だれにも悟れないように隠しながら生きている

それは憐れみや同情を引きたくないだけじゃなく
想う以上の ....
かき鳴らすギター
踊る君のつま先
私はただ恋の歌を高らかに歌い
きらめく君の瞳だけみつめていた

枯葉の舞い散る
落ち葉のステージの上で
娘たちは恋のステップを踏む

君の黒髪が揺れ ....
男と別れた夜
ひとり寝の布団の中
音が聴こえる

肋骨の奥のほう
ピシッピシッと
何かが砕ける音がした

心の薄氷を踏む音か
未練の鱗を剥がす音か
遠ざかっていく男の靴音か

 ....
死んだ卵から冬が生まれる 魚嫌いの女 寿司屋に連れてきてしまった
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の花- 多紀自由詩13*12-11-7
【_擬態_—_mimicry_—_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-11-7
光る陰- るるりら自由詩18*12-11-7
黄色の季節- 朧月自由詩212-11-7
販売員との立ち話- 番田 自由詩312-11-7
さようならブルースマン- うみこ自由詩5*12-11-7
しめやかなるもの- 石田とわ自由詩2*12-11-7
渦中にて- 民次郎自由詩212-11-7
夜中にお腹が空いた時- salco自由詩4*12-11-6
自分探しの旅100年目- 北大路京 ...自由詩512-11-6
秋を見つめてみませんか_三篇_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩18*12-11-6
まぜるな危険- あおば自由詩3*12-11-6
ワガママな季節- subaru★自由詩16*12-11-6
万霊節の夜- 月乃助自由詩13*12-11-6
ころころ- 朧月自由詩612-11-6
泣き女- そらの珊 ...自由詩1612-11-6
お味噌汁- 三田九郎自由詩11*12-11-6
もう、髪が、伸びてきた- 番田 自由詩212-11-6
時間がない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-11-6
ひと泡- シホ.N自由詩6*12-11-5
生きる- 殿上 童自由詩22*12-11-5
寒風にさらされて春を待つ- 石田とわ自由詩6*12-11-5
私の名前がつけられた病- 北大路京 ...自由詩612-11-5
カーペットのこと- はるな散文(批評 ...412-11-5
虫の音- ぎへいじ自由詩10*12-11-5
仲間だから- HAL自由詩6+*12-11-5
秋の恋人- 未有花自由詩12*12-11-5
【_音_】- 泡沫恋歌自由詩9*12-11-5
死んだ卵から冬が生まれる- 北大路京 ...自由詩1112-11-4
魚嫌いの女_寿司屋に連れてきてしまった- 北大路京 ...自由詩812-11-4

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