わたしの猫は名を呼ぶと
どこに居たって走って来た
わたしの隣に居たとして
動けばどこでもついて来た
疑うことを知らない仔
たとえばそこがガス室でも
あるいは壁が押し迫ってくる
そんな部屋 ....
ときめきを紙飛行機に託す夏の夜
すれ違っただけのあのひとが忘れられない
再会の祈り込め
紙飛行機に託す夏の夜
飛んで飛んで紙飛行機
どこまでも飛んで
わたしの想い乗せ
あの星までも
あ ....
小舟のようだ
夕闇を漕ぎ進む
君だけが
それを孤立と呼ぶのなら
力を込めて
一漕ぎ
ふた漕ぎ
頑なに握る
黒錆びた銀のオールの先から
反転しながら
零れる飛沫は
やがて発光する蒼 ....
ひと押し
ふた押し
み押しするたびに
深いところから
吸い上げられてくる
手応えがあって
ほとばしる
夏でも冷たい水、水、水

水という命を手に入れるために
用意された
一連の単 ....
水が氷になると、体積がいくらかふえる
でも水蒸気になると1700倍になる
最近やっと知ったのだが(あまり当てにならない)
そうかそれで蒸気機関車ね

いわゆるビッグバンか何かが
どうし ....
詩 舌足らず
詩 知ったかぶり
詩 失敗ばかり
詩 四苦八苦
詩 死んでたまるか
詩 しらけちゃダメね
詩 しっかりしろよ
詩 叱咤激励
詩 獅子奮迅
詩 試行錯誤の
詩 支離滅裂 ....
 
メガネをはずそう

まわりがかすむよう

少しは自分が見えるかもしれない


 
{画像=140706133117.jpg}




フリーという言葉に何を思い浮かべますか?


海月(くらげ)?


海面に写る月の影のように
ゆらゆら揺れて
掴もうとする ....
図書館からの帰りに
海まで回り道をする
梅雨の雨の香りと
潮の匂いが混ざり合っている
夏の海は
まだ未完成のパズルだ
子供の頃の浅い海の色
去年の海の濃いインクブルー
どれもうまく組み ....
そろそろですね
そろそろです
そろそろ準備
夏館の


そろそろですね
そろそろです
そろそろ準備
夏館の


簾に打ち水
蚊取り線香
朝顔凛々しく
ついでに懐メロ

 ....
誰ひとりみてない笑みがまたひとつ荒川で身投げしたような夜


誰ひとりみてない夜がまたひとつ荒川で身投げしたような笑み
  1 ベランダのアマガエル あるいは セミ

人工石に囲まれた中空にひらひら揺れる緑色の片鱗が
さまざまな生き物の宿る大木の小枝に見えたのか
ベランダに並んだ化学合成陶器に盛られた疑似土に
 ....
おっぱいを百枚描いて冬の暮れ 句読点のない手紙が励まそうとしている 七夕ばたばたアブラカタブラ

笹に願いをかけました

みんな仕事ができますように

仕事ができるなら

たぶん金持ちでなくてもいい

お星さま願いを叶えて

七夕ばたばたアブラ ....
色の薄いピンクした煙が空を漂っている
この場所は、世界の屋根の下にある火葬場だ
おどろくべきことに、神さまは面倒を見ないという
薄汚れたビル群が、異邦の地を区分けしている
言い訳と嘘がごちゃま ....
太れ!
太れ!
太れ!
太れ!
太れ!
この病は皆痩せてから死ぬ
ダイエットなんか糞食らえだ
病院食なんか糞食らえだ
だから太れ!
太れ!
太れ!
太れ!
太ってくれ!
『いつの日か魚になってあの人に食べられることそれが夢です』



海草が足に絡まり動けない傷付け合った二人の代償

唇は奪うものだと知った時魚の情事を悲しく思う

つま ....
波打ち際で花束のような人

野にある姿は幻だったの

手の内を隠して

笑いかけるだけ

振り向いたら負けと言いながら

波に呑まれて魚と愛し合った

夕立の前に
 ....
いつから

奥歯を噛み締める癖が

ついたんだろう。


こんなにも

自由なのに。
くそくだらない人の恋路を
特急列車が踏み潰す
お腹の減りすぎた少女の頭から
おかしなアンテナが伸びている
食欲と性欲の区別もつかず
リンリンリリンと手の中が鳴る
ウッドベースでも良いけれど ....
竹馬で川を渡りて登校す 頭のわるい男がいる
それはあいつ
あいつの頭はわる過ぎる
頭わるいまま突き進む
頭わるい自覚がないのがこまる
自分じゃいいとさえ思っているのが
ホントに困る

頭わるい男が突っ走る
 ....
相手にしない
挑発にのらない
同じ土俵に
のぼらない
というやり方で
勝とうとしている
恋とは
とびきりの恋愛詩を
異性同性親子兄弟姉妹親友友人同僚知人 人間愛とは

第一章として
男女の恋愛詩を
恋とは 何だろうと自身を振り返る 紫色の羽根から桃色に変わる粉が瞬く
そんな ....
独身中
    家と家の間の狭い庭に居着いたアマガエル一匹
    今年も紫陽花の葉に上にあらわれた 

眼 さましたか
やせたな

ひとりか
女房はどうした
子ども ....
私は負けるのが嫌い
スポーツは好きだけど
負けるのが嫌い
だけど必ず順列がくる
おはよ
君すごいね
疲れない?

順列は
いつも無言だ
彼が指さす
その場所には
いくつもの数字 ....
うっすらと雨の音

心の殻を指先で

とつとつと叩くような

なにか楽しいことないかなと

マーチがとつとつと

一日雨が降って

夜にやむ

空気を吐き出したくて

 ....
あの坂は
登りきるとすぐに
すこしだけくだりになる

なんど嘘をついたろう
あの天辺で
幸福など
真実と同じように
絵空事だとおもっていた
風はその指先
山の緑を掻き分け
光の欠片のよう
白蛾の群れ舞い散って

橋から覗き込む
水音は涼しげに響き
燕が足下をくぐり抜ける
遠く切り取られた海が

傾いだ陽射しを溶かして
 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わたしの猫は- もっぷ自由詩6*14-7-8
夏の夜の紙飛行機- もっぷ自由詩414-7-8
熱帯魚- Lucy自由詩11*14-7-7
古井戸__【詩サークル群青_六月の課題『水』への提出作品】- そらの珊 ...自由詩14*14-7-7
サークル群青_課題詩:水素、水、水気、集中できない疑問- 木原東子自由詩15*14-7-7
おれの……- ただのみ ...自由詩17+*14-7-6
メガネをはずそう- 殿上 童自由詩22*14-7-6
フリーでありたい_/_手段こそが望ましい- beebee自由詩28*14-7-6
葉書_夏風- まんぼう ...自由詩614-7-6
風流夏館- もっぷ自由詩914-7-6
夜_⇔_笑み- もっぷ短歌414-7-6
アマガエル- イナエ自由詩8*14-7-5
おっぱいを百枚描いて冬の暮れ- 北大路京 ...俳句214-7-5
句読点のない手紙が励まそうとしている- 北大路京 ...自由詩514-7-5
七夕とワンピース- 吉岡ペペ ...自由詩414-7-5
わたしはどこで生きればいいの- 黒髪自由詩7+*14-7-5
太ってくれ!- ……とあ ...自由詩11*14-7-5
海に沈む- 永乃ゆち短歌3*14-7-5
ある日魚になった彼女- 永乃ゆち自由詩6*14-7-5
- 永乃ゆち自由詩3*14-7-5
呪ってんじゃねぇ、光にあふれろ- クローバ ...自由詩7*14-7-5
竹馬で川を渡りて登校す- 北大路京 ...俳句714-7-4
頭わるい男- Lucy自由詩16+*14-7-4
負け嫌い- Lucy自由詩8*14-7-4
第一章として_恋- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-7-4
アマガエルー独身中- イナエ自由詩10+*14-7-4
私は負けるのが嫌い- 倉橋ゆい自由詩614-7-4
雨と鼻唄マーチ- 灰泥軽茶自由詩714-7-4
えそらごと- はるな自由詩114-7-4
夏らしき日よ- ただのみ ...自由詩16*14-7-3

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