吃音的思考
促音が音叉のように
響き渡る
繰り返し繰り返し繰り返し

長音と撥音の区別の無い思考
一音節で何を語る
テンションとリラックスの繰り返しが
微妙にずれ

吃音的身体運動 ....
 埃だらけのコンクリートに影を焦げつかせ、
立っているひとりぼっちの後ろ姿を見つける
のに君がずいぶん手間取ったのは、二歳の子
には高すぎる太い鉄柵がちょうど君の視界を
遮り、そこからコンクリ ....
空っ風の吹く夜は
別宅の湯屋のうすい硝子戸が
ぶるぶる震えて怖かった

ぼんやり灯る電球の下
木の蓋をとれば
お湯はもうもうと息を吐く
祖母は
もう、いいよ、というまで
ごつい亀の子 ....
    
    水道の蛇口を閉め忘れたようで
    寝ているうちに耳の方へと
    冷たいものが流れてきます
    明日は仕事なのだからはやく
    眠らなくてはならないと ....
 
愛染夜曲をききながら

たいして飲めやしないお酒をちびりちびり

いつの間にやら夜が更ける



*愛染夜曲 http://www.youtube.com/watch?v=gwc ....
どこから好きが始まっていたのだろうか

好きが終わることなんてあるのだろうか

始まりもなければ終わりもない

ぼくらがどんな容姿であろうと

ぼくらが生まれようと死んでしまおうと
 ....
     死にたいと
     ほんとうは生きたいがために
     ひしひしと迫る死期に怯え
     死にたいと
     そればかりを
     口にするあなたを
 ....
毎晩ネットで
ばかなことばかりつぶやいてると
ばかな女があつまってくる
あたしのばかを
代弁してくれてありがとうと
ご丁寧にお礼をなさる
みなりっぱな
女のひとばかりなのだ
 ....
  接続詞を
  石の上に載せ
  はげしさを宿した鉄でもって
  あなたが叩いている
  灰色の部屋に閉じ篭って
  その外を通りがかると
  カンカンと逞しい音がきこえる
  ....
      あなたとわたしは一膳の箸でした
      年を経た槐の木から
      それはそれは丁寧につくられて
      生まれたのでしたね
      ある朝 ....
有名な寿司屋の

決して安くない

にぎりを食った

どうして心伝わらぬ

裂くどりと

それに対する

考慮の不足

確かに素材は悪くない

客が味を堪能するには
 ....
私はこの歳まで生きてきて
分からないことがたくさんある
まず「正しい」という言葉の
意味がよく分からない
「正しい」ってどういう意味ですか?
知ってる人は教えてください

「間違い」の反 ....
言葉、とは
不思議なものだ

スリッパだと覚えれば
スリッパ以外の
なにものでもなくなる
寒い冬
人の足をあたためて
踏みつけられているくせに
そのいでたちは
ほんのり可笑しみを含 ....
あの日掬ったひかりは
いつかカタチとなり
カタチとなったからには
失われるのだろうか

案じながら
モニターで監視している
こんな灰紺の夜に
まばゆさを







 ....
木のうえから

あなたが見つめるぼくが帰る

あなたのもとにぼくが帰る


あなたは若葉に頬そめて

頬に若葉の影ゆれる

あなたが見つめてくれていた


その道たどり
 ....
振り向けば昔 雲のないあの日 おっぱいで一敗 ラッシュアワー
千本足の林立の狭間
スーツケースからはぐれた
よそ行き幼児が泣いている
わめき声は動物じみて
朝を病んだ善男善女の苛立ちを
憎悪域にまで掻き立てる
半ばは勤労地獄に子を詰 ....
      あなたにあげる
      おおいぬふぐりのあおい花
      うぐいすのなきごえ
      おひさまのあまい香り
      はるの日のはじまりを
 ....
     からっ風に吹かれ
     あなたはひとり
     どこへ往く
     寒かろう
     たったひとりでは
     あなたの暖となり
     ともに往き ....
     ときはきた
     木々は熟し芽吹きを待つ
     凍る大地のなかで
     目覚めたる巳
     いのちを包みしものなれば
     巳は脱皮する
     ....
シクラメン曇りガラスの向こうから微笑み返す師走の窓辺

気づいてよヤドリギの下に立つ私キスして欲しいなんて言えない

雪の降る聖なる夜に祝福をポインセチアの火よ燃え続けて

凛とした清楚な ....
凍る
水の表面で
足先から
凍ってゆく
満ち欠けの
潮騒のように
訪れては
去ってゆく
感情に
感覚が
乗っ取られる
肩の上に
降り積もる
雪は
道にできた轍を
消そうと ....
ぼくとつ



一人のぼくとつを見た
五十手前のぼくとつは
頭を低く低く下げ
ただ芸を身に付けようと
足掻いておられたもくもくと

「芸を極めるか
 家族を愛するか ....
ただそこに在る 思考より感情を含む空気
色だけ覗けば 桜を待つ橙色 生命の明るい炎

窓を邪魔とも云わず 柔らかく射して来る ここへ来る

四季がまた美しく溶け出す マーブルにキラメキを添え ....
冬をついばむ
くちばし

幼い蕾が
羽ばたく季節の夢をみている
今はまだ色を持たずに

たくさんのおみくじが
今年の枝に結ばれて
羽ばたく明日を待っている

少し前まで
小さな ....
火にくべた
きみの手紙が くすぶって
なくしたものに 焦がれる夕べ
ひとりのひとを ほんとうに愛することができたら
多くの人に愛される 気がします
くらがりが覚醒している
背筋を伸ばすとからだがこまかく震えているのだが
それはそれ以上のことにもそれ以下のことにもならなかった

全てが語尾上げのコミュニケーションがつくりだす古めかしさで
 ....
小寒の一発ギャグがだだすべり
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
吃音- ……とあ ...自由詩11*13-1-9
動物園- Lucy自由詩19*13-1-9
湯屋のおもひで- そらの珊 ...自由詩14*13-1-9
蛇口がみつからない- 石田とわ自由詩12*13-1-9
愛染夜曲をききながら- 殿上 童自由詩16*13-1-9
奇跡- 吉岡ペペ ...自由詩813-1-8
狭間をみつめ、いつまでも- 石田とわ自由詩5*13-1-8
ネット詩- 小川 葉自由詩713-1-8
- 草野春心自由詩913-1-8
一膳の箸- 石田とわ自由詩16*13-1-8
どのさかなにも- ドクダミ ...自由詩4*13-1-8
【_マインドセット_】- 泡沫恋歌自由詩16*13-1-8
名前を呼ぶ- そらの珊 ...自由詩23*13-1-8
靴を履いて- もっぷ携帯写真+ ...413-1-8
ぼくが帰る- 吉岡ペペ ...自由詩713-1-8
振り向けば昔_雲のないあの日- 北大路京 ...自由詩313-1-7
おっぱいで一敗- 北大路京 ...自由詩213-1-7
貨物- salco自由詩11*13-1-7
はるをつめこんで- 石田とわ自由詩11*13-1-7
からっ風がわらうとき- 石田とわ自由詩7*13-1-7
巳の目覚め- 石田とわ自由詩4*13-1-7
Flowers_〜冬〜- 未有花短歌10*13-1-7
一月- within自由詩8*13-1-7
ぼくとつ- 田園自由詩11*13-1-7
晴れた冬空を- 朝焼彩茜 ...自由詩11*13-1-7
素描- そらの珊 ...自由詩18*13-1-7
粉々になる- chocoa短歌313-1-7
I_love_you_&_ゆー_らぶ_みい- るるりら自由詩19*13-1-7
ポイントいりません(12針)- モリマサ ...自由詩213-1-7
小寒の一発ギャグがだだすべり- 北大路京 ...俳句213-1-6

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