林檎の花は雪色 蕾は朝焼け
雪に枝を折られながら
木を裂かれても 根は雪を吸う

発芽し実になる芽の成る術を
同じく過ごし 来年の芽は待つ

芽が実になるのは二年越し
熟成は枝から始ま ....
花のように生きることが夢だったのに
こんなに老いてしまった

何もかも失くした私には
魔法が残った
沢山の花を枯らせる魔法
心に咲くどんな花も
枯らせてしまう

私は魔女ねと
窓辺 ....
  ストライクが入らない
  言葉の投げ方を、忘れたから

  キャッチャーを
  キリキリ舞いさせながら
  交代を告げる声を、待ち望む

  変化球に入れ込みすぎて
  指の関節が ....
弱虫の夜明けはまだ来ない
弱虫の夜明けはまだ遠い

優しい話をしておくれ
悲しい話しは運べない
嬉しい話をして欲しい
愛しい人がしておくれ

俺はきっと
いつまでも
弱虫のまま
 ....
とにかく熊は
とてもつかれて
泳ぎはじめた川の途中で
夢をみることにした
川を渡りきる夢を
熊は

夕やみは
あ と言うまに夜へ伸びて
人びとを愛へ仕向けます
 ....
IKEAから国仲涼子根深汁 タバスコを一滴二滴根深汁            131227
今朝も断続的に雪が降る
大動脈を絶たれない訓練が
湿り気を帯びた雪を降らすんだ
知ったかぶりを披露する乗客たちを
スコップでいっぺんに運んでゆく
線路脇 ....
薄紅の花びらの真中で
一匹の蚊が死んでいました
その造花の霊廟には
微かに白く埃が積もり
異なる時が流れているのです

知っていましたか
昆虫は外見が骨格なのです
死んだニンゲンが放置 ....
いのちある
きのうは

醜く
苦しく
さびしく
うれしく
輝いて


いのちある
言葉は

清く
汚く
痛く
美しく
生きる


いのちある
今日は

泥 ....
今年も届いた母からの小包

まずは
?AKB48みたいな洋服がほしい?
という娘達のリクエストに応え
母が見つくろってくれた 
チェックのワンピースやミニスカート

その下には
ハロ ....
忘れている何かの先に

頭の狂ったマンドリン弾きが
丘の上に座ってじっと
坂の下を見ている。

その男の着ているコートは
薄茶色のバックスキン
しかも、足元は合成皮革のハッシュパピー
 ....
寝室の窓の外で
また今夜も
切れかかった街灯が
青白い点滅を繰り返す

この世に未練があるのか
ただ惚けてしまったのか
それとも
死二ユク前のあがきなのだろうか
今夜も
わたしの静 ....
どんなに騒いでいても
静かに眠っていても
来るものはくるのだ

 小川一本の県境
 だからといって
 
 天候が
 変わるわけでもないのに
 天気予報は変わる

 水の性質が ....
コロコロ ゴトゴト
コロコロ ゴトゴト

車のドアポケットの小石が
今日も小言を言う

夏休み
娘が海岸で拾った
薄緑色の小石が
車のドアポケットで
今日も小言を言う

アクセ ....
いつも思い浮かぶのは遠くにある街だ
帰り道を探していた気がする 僕は
見えるものに何だと思わされた
いること自体が わからなかった 君が


時折 何だろうと思う
壊された瞬間がある ....
合コンで虫の話や年の暮 地獄に君がいない アホカト ちがう
アボカト ちがう
アホガト ちがう
アホカド ちがう
ア゛ホカト ちがう

ア゛ボガド ちかい
(明日世界が終わっても) #pw冬組
ドミノ倒しのように難しい言葉から滅び始める。
ひび割れた空から失われた声が漏れ、
抱えた純粋が白い息となって冬に紛れる。
花は色を失い、太陽は光を失った。

ああ

おなかはすく

 ....
閏が来るたびに先延ばしのかなしみがある
一日の重さが微差とはとても思えないほどの
骨には痛みを伴って、こんな冬の日

そとの曇り空の下へ行ってみようか
たとえば、
あの児童遊園
ブランコ ....
花言葉は知らない
知らないで選びました
ほかには浮かばなかった
記憶のなかでそれは相応しく

焼べられて、もう
枯れることのない思い出となって
ひとり泣くだけの十二月に
その棘すらもい ....
ことしのめまいの中で
しあわせなため息をはきだせば
すぐに空へと蒸気になって
糸のついた風船、飛んではどこかへ落ちるけどしらなくなる

雨が笑顔だったらいいのにな
気持 ....
水面に月が揺れている

岸の見えない
海の真ん中
それは誰にも見つからない

布製の光が
波の上を滑るように航海する
誰にも掬えない航路を行く

あの人の
おさげ髪が懐かしい
 ....
階段をのぼりながら僕は
そして 今日も この部屋で 
誰かに読んでほしかった
だから 詩を書いた 
布団を敷いて
書くべきことを考えてばかりいた


子供だった時代を忘れた
僕の ....
風邪薬小児用のを2倍飲む 手の平を見つめる

指の間から零れるものは
幸福の粒と
不幸の砂
選ることもなく
一緒に零れ落ちる

頭上から降るものは光
雲に閉ざされた陰も降る
選ることもなく
一緒に降り注ぐ ....
一茶忌やお馬の前に仁王立ち ポジティブで死す 限りの見えた 二人のそばに
新たな選択は見えていた

矜持よりも
恐怖に突き動かされた別れ
だからあんなにきれいな終わり方でも
後悔ばかりが湧き上がる

一人きり残されて
嘆いてばか ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゆ木- 砂木自由詩16*13-12-29
魔女の苦しみ- うみこ自由詩6*13-12-29
マウンドにて- まーつん自由詩19*13-12-28
弱虫の夜明け- うみこ自由詩4*13-12-28
とにかく熊はとてもつかれて- はるな自由詩1113-12-27
_IKEAから国仲涼子根深汁- 北大路京 ...俳句213-12-27
タバスコを一滴二滴根深汁- 北大路京 ...俳句513-12-27
断続的- あおば自由詩13*13-12-27
安らかに眠れ- ただのみ ...自由詩29*13-12-27
いのちある- ichirou自由詩12*13-12-27
味噌漬けと詩集- 夏美かを ...自由詩32*13-12-27
うけいか- ……とあ ...自由詩5*13-12-27
死二ゾコナイ- そらの珊 ...自由詩17*13-12-27
越年- イナエ自由詩18*13-12-27
小石の小言- ichirou自由詩11*13-12-27
詩に書かれた詩- 番田 自由詩213-12-27
合コンで虫の話や年の暮- 北大路京 ...俳句413-12-26
地獄に君がいない- 北大路京 ...自由詩413-12-26
(明日世界が終わっても)_アボカドVersion__#pw冬 ...- 北大路京 ...自由詩313-12-26
(明日世界が終わっても)_#pw冬組- 北大路京 ...自由詩613-12-26
雑記_2013.12.26- もっぷ自由詩4*13-12-26
花言葉は知らない- もっぷ自由詩2*13-12-26
何もわかってないけど- 唐草フウ自由詩6*13-12-26
光造船- うみこ自由詩4*13-12-26
詩を書く- 番田 自由詩313-12-26
風邪薬小児用のを2倍飲む- 北大路京 ...俳句413-12-25
還暦の感懐- ……とあ ...自由詩12*13-12-25
一茶忌やお馬の前に仁王立ち- 北大路京 ...俳句713-12-24
ポジティブで死す- 北大路京 ...自由詩313-12-24
首の傷- クナリ自由詩6*13-12-24

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