噛み続けた沈黙は味のなくなったペパーミントガムだ
吐き出すタイミングを逃したら、あとはばらばらになるだけ
僕と同じだ

悪い夢は現実になる、そうじゃない
悪い言葉が現実になる、

P ....
朝凪の浜に降り立ってみると
詩が
たくさん打ち上げられていた
、それらには
誰にでも読めるようなカタチで

と書いてあった

それぞれに棘だとか
ウィルスだとか
病原菌だとか
 ....
雪ふる悲しみのなか

ひとり海にたたずむ友よ

海はもうなきやんだ

君はどうだ


ハーモニカは錆び

かもめは帰る

雪ふりやまずとも
 

言葉がまだじゅうぶんでなかったころ

わたしたちはそれを呼ばなかった

知ってはいたけれど

おはようも こんにちはも

いただきます

もなかった



雨がふ ....
幼い日々が
やわらかく在ったのは
いつわりごと、が
易しかったから

不器用な手に
添われていたから


ひとつひとつの横顔は
おぼろ気だけれど
ぬくもる匂いは
きえ去らな ....
子供が育ってくると
この世に未練がなくなっていく
休日は外食したいとか
趣味をまたはじめたいとか
生きてるうちに
一度は海外に行きたいなとか
昔あったはずの欲望が
次第に枯れ ....
昨日が消えていって
今日もほとんどが消えようとしている

私の心には
残るだなんて
そんなこと

忘れないよ
っていう人の
どこに残るというのだろう

思い出を
思い出す時間が ....
  何冊かの本を捲りながら
  目についた語句にマーカーをひく
  燕
  ウクレレ
  信用取引
  太陽と五徳ナイフ
  辛亥革命と水たばこ
  有機ELディスプレイとビート ....
あんたには
ゴミにしか見えへんのやろが
ワシには
一つ一つ
思い出があんねん
それを捨てろっちゅうんか
そんな殺生なこと
よう言うわ
ワシには
もう思い出しかないねん
これがすべて ....
何かをのこしておきたくて
つづりたい指がかじかんで
きもちごとポケットの中
くしゃっとしたままだ

あきらめることがたくさん?
しかたないに変換
かなしいことを冬の海の底へしずめるの ....
  終着駅まで眠っていた
  雪がこそこそ降っている
  
  
  
  汚い水のなかに
  ゲンゴロウは浮かんでいる
  だが、その正確な形状を
  ちっともしらない私だ
 ....
折れない筈の
芯の上に立ち
折れない筈の
心の平衡感覚を保つ
泰然自若の筈の
聴衆が

右へ左へと
弥次郎兵衛に誘われて
激しく揺れる

鳩が
似合わない声で
咽び泣く

 ....
人間がうさぎを喰っていたころ
うさぎたちは月へ逃げた

いま うさぎを喰う人が無くなって
うさぎたちが青い星へ帰ってくる

風の朝 小高い山から眺める海に
浪の上を走る姿が見える
偶然触れてしまった
手と手の間に
青い花火が散ったのを
キミは静電気だと言ったけれど
人と人の間に
ぶつかって発生する電気信号みたいなもんさと
ボクは思った
キミが粒ならボクもありふれた ....
なべなべそこぬけ
そこがぬけたら 
つながれた両手のうちのどちらかを
くぐる
ふたり一組になって遊ぶこともあれば
大人数で輪になって歌いながら
そこがぬけたら そこぬけに笑う  ....
{画像=130129031256.jpg}

寂しい深夜に元気な子

ちぃちぃとお話するよ

おめめもちゃんと開き

毛並みも素敵なおちび

もうすぐ乳離れするよ

手のひらに ....
強くなりたいと歌うのも疲れたよ
強いと称えられる人も 結局弱くて
強いと思い込んでいる人は 弱さを知らないだけ

大人になれば 少しは変わると
たしかに 信じた時もあった
いつからか 気づ ....
梅の便りを公園は
おとなこどもに知らせてる
いやいやまだだという冬は
春遠からじと知らないで

そのうち自分のこころとは
うらはら泣いて泣きやめず
どうしてなにがかなしいか
問うても問 ....
もしも 私に もっと時間が 有ったなら
生きる 全ての時間を 紡ぐことに 費やすんだ
そんなことを 思っていた

仕事を辞めて 時間が出来て
真っ先に 実行したのは ドライビング

帰る ....
自分が、好きでやっていることなのに

時々、どうしてだろう

無性に嫌になって、嫌になって

くだらない、つまらないもんだと

唾棄してしまう。



自分が、好きでやっている ....
こんなにもなにもないものなんだ
こんなにもなにもないものなんだ

積み重ねてきた幾月で
泳ぎ渡って着く孤島で

生きている意味なんて探し続けていたんだけど
プラネタリウムが作り出した 匿 ....
 松の内を過ぎると、これを広告するポスター、ポップがコンビニの定番になった。
 チョコレート一色までの中継ぎといった位置づけか、成人の日も過ぎればランチ時、オフィス街の店舗では言われないのに自宅近
 ....
老人ホームで百歳のお婆さんが旅立ちました 
「若い頃桜島が噴火してねぇ・・・ 
 首輪をつながれた愛犬の悲鳴が 
 今も聴こえるんだよ・・・   」 
遠い昔に世を去っても 
お婆さんの心に ....
誰かが出ていった
後ろ手にドアを閉め
光の紙面に輪郭を焼き付け

誰かが出ていった

窓の外で知らない鳥が鳴き


鍵を開け
重い抑圧から君を逃がし

振り返るこ ....
                   
厳寒のなかで花は枯れることができない
雪をかぶり凍てつきながら
己の色を発し続ける
夢見るように

生きることと
夢を見ることとは違う
 ....
  人の心は水に似て
  器に合わせて形を変える

  だけど時には凍りつき
  器の方を壊してしまう


  水は低きに流れるが
  それは惰性の気楽さで

  時に情熱の火に触 ....
雪のあと
空おだやかに澄みわたる

望みをひとつと問われれば
家族が健康で過ごせますように
儀式の火は燃え上がり
今日という実をはぜていく
紅白の餅は黒くこげ
昨年収穫した稲藁で編んだ ....
気づけば内定していた印刷会社で
ぼんやりと ひたすら ローテーションワークする 
詩をひたすらにノートに書くように
目を刺す 昼の強烈な日差しだけは 二月の初旬は貴重だった


だけど ....
朝だと思ったらまだ夜中だった

漫画を二冊読んだ

雑誌を一冊読んであくびをした

傍観者たちに面白おかしく噂されては

おまえの名前をとなえて心をなぐさめていた

おまえを失いた ....
愛の鞭は必要か
そもそも愛する者を
鞭打つような愛があるのだろうか?

それを愛と呼べるか?

暴力は
最も原始的な言語だ
だからそれを用いる者達は
獣のようだと ののしられる

 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わるいゆめ- 衣 ミコ自由詩413-1-30
- もっぷ自由詩813-1-30
- 月形半分 ...自由詩613-1-30
言葉がまだじゅうぶんでなかったころ- かかり自由詩413-1-30
千代紙- 千波 一 ...自由詩11*13-1-29
命のリレー- 小川 葉自由詩14*13-1-29
今日の残り香- 朧月自由詩513-1-29
マーカー- 草野春心自由詩713-1-29
人生ゴミ屋敷- 花形新次自由詩213-1-29
すぎてゆくこと- 唐草フウ自由詩14*13-1-29
終着駅- 草野春心自由詩14*13-1-29
掌の上の弥次郎兵衛と壊れた鳩時計- subaru★自由詩18*13-1-29
月のウサギ幻想- イナエ自由詩8*13-1-29
スクールデイズ- そらの珊 ...自由詩17*13-1-29
_やさしいちえのわ- るるりら自由詩17*13-1-29
ちゅっちゅの_ちゅ- ドクダミ ...自由詩5*13-1-29
強くなりたいと歌うのも疲れたよ- 凪 ちひ ...自由詩8*13-1-29
春遠からじ- もっぷ自由詩513-1-29
君の海馬- 藤鈴呼自由詩3*13-1-29
自分が嫌いになってしまったら。- 元親 ミ ...自由詩413-1-28
匿名の海で- ねこ歩き自由詩413-1-28
風物考_恵方巻- salco散文(批評 ...1*13-1-28
愛犬の声_- 服部 剛自由詩8*13-1-28
誰かが出て行った- Lucy自由詩13*13-1-28
凍てつく花__ー病床の父にー- Lucy自由詩17*13-1-28
水心- まーつん自由詩15*13-1-28
どんと焼き- そらの珊 ...自由詩14*13-1-28
今もどうやら生きている- 番田 自由詩613-1-28
こんな孤独- 吉岡ペペ ...自由詩613-1-27
愛の鞭は必要か- まーつん自由詩8*13-1-27

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458