ホームパイ 割れた原因 キツツキか

円柱の 赤に差し込む ラブレター

春になり 下されるのは どのポスト

クチバシで 作る樹液の 吸い口を

ココア味 買いそびれたの ホーム ....
すでに起きたのか 
これから起きることか
おまえの吐息 ひとつの形のない果実は
始まりと終わりを霧に包み
不意に揺れ 乱れても 損なわれることのない
水面の月の冷たさへ
わたしの内耳を し ....
どこかで誰かが泣いていても

私はまったく気がつきません

どこかで誰かが笑っていても

私はまったく関係ありません

けれど

今日も沢山の人が感情を殺して生きている

 ....
彼方少年はいつも彼方を駆けている

街の彼方を
丘の彼方を
地平の彼方を
世界の彼方を

彼方 という成分が
分離しようもなく組み込まれてしまっている

だから
たとえば
自ら ....
像の消失した世界、
ふとした瞬間に立ち上がる
 全て失い弱り果てている時に
 神経尖んがり一杯一杯の時に

無視しても無駄だゾウ
ソレは混沌を超えた
異様な響き力動の界
剥き身の形象世 ....
生きていてこそ
花を見つける
実りを見れる
カルピスは美味い

生きていてこそ
空はあおく
雲はしろく
カルピスは美味い

生きていてこその友よ
生きていてこその私だ

未来 ....
ちいさな公園で
ブランコをこいでいる
あれはともだち

ほうりだされたカバン
あそびすり切れたクツ

おりおりのかわいい花
うつりかわる葉のいろ
近くなる遠くなる空
すりむいて熱い ....
ある晴れた日に

平野にあなたが帰ってくる

自転車を避けながら

国道の渋滞にめまいを覚えながら

膚がかさかさになる家に

丘からそれを見つめている

思わずふたりは

 ....
雲の隙間から降りてくる
やわらかい陽射しから

「  」

って聞こえた


それが
はじまりで
それで
おわりのようだった

結局
きみにとっては
ってつぶやいた
空 ....
さて今日も花が咲き
往来はあざやかな灰色
卵を割る指に思いが絡まって

( )

シャツを洗い シーツを洗い くつ下を洗い
はがれ落ちる自意識をかき集めてくり返し洗い
 ....
新しい季節は いくつかの出来事を
思い出に変えていく 流れつづける川のように
流れない肉体を持て余し 大切だったもの
手を伸ばしても 届かなくなっていくばかり


言葉にできる言い ....
脇目も振らずに走ってきたよ
余所見をしている余裕はなかった
家と会社を往復するだけの毎日

ケースに入れたままのギター
若者の音楽を受け付けなくなって
大好きな歌も歌えなくなっていた

 ....
樹木の恥じらいが小鳥の逢瀬を覆う頃
光を浴びてあなた
光を断って歩き
文字から浮き立つイメージのように
境界を越えて往く
今朝の雫にふるえながら幼さを脱いだ
蝶のように 華やぎながら
― ....
竹の子の皮には
小さな産毛が生えていて
まるで針のよう
はがすごとにちくちくする
皮の巻き方は
妊婦の腹帯のように
みっしりと折り重なっていて
はがされたとたんに
くるりと丸くなる
 ....
飲み込んだ言葉が
胸にわだかまりの
どろりとした沼を作る

沼の中で
人に見捨てられ大きくなった亀が
悠々と泳いでいる
よく見ると
子どもを食ってふくれた金魚の尾が
ひらりひらり
 ....
仕事で大きなミスをして
通称仏の課長に怒鳴られた
そんな日の帰宅時に
声を掛けられる


あの…すみませんが
名古屋駅は初めてなもので
エレベーターはどこですか?

案内しますよ
 ....
コーヒーをかき混ぜるとスプーンが何かに触れた
すくい上げると 懐かしい腕時計
そっと指でつまんで 見る――当然死んでいると思ったが


――蘇生するような
        秒針の震え!
 ....

からだじゅうのあなたを摘みとりながら
指はあおく湿っている
記憶はうすくひきのばされて
ところどころやぶけながら
いつまでも種を蒔きつづける

おもたい夢を湯舟に投げこんで ....
あなたは針で
わたしを刺していった
はたちきっかりでいったあなたの
のこしたことば
いくど読み返したことだろう

「あなたにわたしを息づかせるよ」

あなたを愛で殺してしまっただれか
 ....
桃をおろし金に擦りつけ
埃をかぶって臭うストローを水で洗った
プラコップの水面は穏やか
遠い南国の、夏の海の、奥の奥

レンジから元気のない食パンを取り出して
固いバターをスプーンで擦り落 ....
みんなイイネなんか押してないで

詩でも書けばいいのに

似てるなにかに頷かないで

ちょっと違う!って叫べばいいのに

秒速5センチメートルみたいに

青春に恋はしたけど

 ....
かれは、いま 叫んでいる
遠くを見ている人々にむかって
かつては 矢じりを誓う猿だった人々にむかって
現代という うつつに居る私にむかって

かれは ごみ捨て場で 半透明の袋にいれられたまま ....
 残雪に
     鴉

   なにかを咥えて木の間に消え た

 黒々と濡れた道の上
枯れ枝のような足を引きずる音がする
淡く暈した{ルビ空=から}の{ルビ天=そら}

惜しまず捨 ....
雪の冷たさの青の空
桜のつぼみに咲くなとわめいてる
私を殺していたあのころ

なんで

好きな人は働かなかった 家事もしなかった 絵だけ描いてた
絵は息をのむようなやさしさだったのに
 ....
針穴に糸が通った遠い日から
ずいぶんいろんなものを縫ってきた
時には
縫われることを嫌って
ぴちぴち跳ねて
てんでに海へかえってしまう布もいたけれど

人の営みのかたわらに
一枚のぞう ....
口の中に広がる 錆びのような味
毎回 思い出す 鉄棒のシーン

Tシャツの裾を 括りつけて
何度も後ろ手に 回り続ける

逆手にするのが 邪道だった
順手のままで 十手を持つ構え
 ....
自称詩人の夢とは何か

自称詩人の多くは
プロフィール上
センシティブで眠れない人を気取っているが
実は床についたら
2秒でグースカ鼾をかきだす奴等なので
一応夢は見る
そして、それ以 ....
ふりをしていた

やさしいふり
あたたかいふり
幸せなふり

がんばってるふり
愛してるふり
それから

もう
私の隣に誰がいても
動かされることは
たぶん 
ない

 ....
ゴミ捨て場に群がるカラス
性質の悪い笑みを浮かべる人間よりは 美しい

羽根が 七色に染まる度 描く曲線は
一度 空へと舞いあがり
再び 地上に 降り注ぐ
天使の梯子のよう

細や ....
詩の思考が
衰弱しつつ在る肉に
抗うことも出来なくなり、
死の硬直した体と観念に
ズルズルと引きづられて
いくだけ なら
いっそのこと、
燃やしてしまおう己ごと!

脳髄に吹き込まれ ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ホームパイ- 藤鈴呼自由詩1*17-5-4
濡れた火の喪失- ただのみ ...自由詩18*17-5-3
貴方と私と、どこかの誰か- 薔薇の人自由詩217-5-3
彼方少年- 塔野夏子自由詩4*17-5-3
像世界/蛾兆ボルカ氏への一つの応答として- ひだかた ...自由詩2*17-5-3
カルピス- もっぷ自由詩4*17-5-2
さよならブランコ- 田中修子自由詩13*17-5-1
ぼくを見つけたら- 吉岡ペペ ...自由詩817-4-30
雲雀- AB(な ...自由詩817-4-30
洗いざらし- はるな自由詩917-4-30
フール・オン・ザ・ヒル- 讃岐どん ...自由詩6*17-4-30
花残り月- 1486 106自由詩9*17-4-29
ご旅行ですか、お嬢さん- ただのみ ...自由詩10*17-4-29
竹の子の皮をむく- そらの珊 ...自由詩17*17-4-14
みどりの沼にひそむ- 田中修子自由詩13*17-4-14
押した分だけ- しょだま ...自由詩317-4-9
春と詩はよく似た病と嘯いて- ただのみ ...自由詩11*17-4-8
- はるな自由詩1217-4-5
花の針- 田中修子自由詩1017-4-4
いただきます- 印あかり自由詩14*17-4-4
みんな詩でも書けばいいのに- フユナ自由詩12*17-4-4
黒曜日に- るるりら自由詩10*17-4-3
残雪に鴉- ただのみ ...自由詩14*17-3-29
なんで- 田中修子自由詩11*17-3-29
虹色のさかな- そらの珊 ...自由詩14*17-3-29
鉄クサイ男_水臭い女- 藤鈴呼自由詩2*17-3-28
自称詩人の見る夢は- 花形新次自由詩117-3-28
ふり- umineko自由詩4*17-3-25
天使の梯子- 藤鈴呼自由詩8*17-3-25
息吹_新たに__- ひだかた ...自由詩417-3-24

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