叩きつけるような
全てを絞り出しているかの

言葉、
言葉、
言葉、



言葉に魅入られた者は

言葉で自身を
癒やすのか…

痛い
痛すぎるよ

名前も
顔も知 ....
枕の下から ひらりひらり
貴方の写真がベッドの下へ落ちる

忘れなさい 貴女のため
諦めかけた天使の声がする

あの日 私たちは幼くて愛を知った
今日 私たちはその一文字も描けない
 ....
こいつの人生ぜんぶを

過去もいまも未来も

ぜんぶそばにいなければならないと思った


となりで女が泣いていた

手をあたためてやりたかった

肩をあたためてやりたかった

 ....
あなたは
決してわたしをゆるさなかった
はじまりの
隠しあう接触のぬくもり
黒くながれおちる髪を
手櫛でやさしく梳きながら
洩れる水を袖口に運ぶ


清潔な距離がくれた
まどろみの ....
中学二年生のころ、
友達が、
雑誌の広告に載っていた、
身長がぐんぐん伸びる秘宝を、
1万円で、買った。
ドキドキしながら、待っていた。
虎の巻には、
毎朝、ジャンプしよう。
と書いて ....
大塚のベーカーズは静寂に満ちている。
パン屋とイートインコーナーが隣接するその店は、むかしロッテリアだった。

幼かった私は、子供のいない都会のファーストフード店で心ぼそかった。
ホームレスが ....
ぼくらのいのちのかたまりが

こころとなって かたちとなって

やってくる

あしたにはちがうかたち

になっているかもしれないし

そのままのかたちをしているかもしれな ....
凸凹のこころは
少しずれた
凸凹を探し

おたがいの
凸凹を埋めたいの
かもしれない

そうじゃなければ
この胸の
ざわざわは
何?

恋でもない
愛しさでもない
同情で ....
いのちにいろがあるとしたら
なにいろでしょうか

たいようみたいにあかいのかな
おそらみたいにあおいのかな
ゆきみたいにまっしろなのかな
もりみたいにみどりなのかな

いろいろないろを ....
ひらひらと水にたゆたう金魚
その小さな赤が目に焼き付いて
あの日の浴衣、後ろ姿をリフレインさせる

僕はあの子の白い手を見て
隣にいる誰かを見て
佇んだ
友人とたこ焼き屋に並 ....
あぁ、ここにあったのか私の肩。

誰か抱いてください。
輪郭を感じたいのです。
暑さも寒さも痛みも、すべて感じないのです。

誰かに抱かれると
触られた場所だけ感覚が戻る。
太古から、 ....
{引用=   夏祭りは静かなの。太鼓と囃子と人の声とで、耳
  には暑い夜がぎゅうぎゅうと詰まっている。唇の動
  きが形づくる。視線だけが傷をつける。夏祭りは映
  像的ね。あなたの心 ....
馬の背に乗り駆けるは姫か
囚われの君そなたはおのこ
牢獄の窓には月が射し
枷を鳴らしてうずくまる
姫は剣を携えて
光る光る蛍の様に
向かう先には地獄があるか
だが
駆け ....
君は花火をみましたか

背中にかくれてりんご飴

綿菓子クレープかき氷

金魚はうしろで掬えない


君がいて夏のよる

お祭りさわぎの胸のうち

花火がしずかに打ち上がる
 ....
誰かに手紙を差し出したい
秘めた恋心を
白い便箋の罫線の間にそっと忍ばせて

誰かに手紙を差し出したい
今朝咲いた朝顔の欠伸が
黒いインクの文字から聴こえてくるように

誰かに手紙を差 ....
かなしみ島の住人は
毎朝、かなしみの海で顔を洗う。
その顔はまた涙でいっぱいになる。

朝は顔を洗わないと始まらないから、やはり洗う。

人生なんて終わればいいと叫びながら、朝がくれば顔を ....
  お願い、
  ドアを閉めて。
  その椅子に座って。



  涙のギター、
  スライドして。
  出来るだけ、
  音を伸ばして。



  歌うなら、
  ....
どれみふぁ
どれみふぁ

かなしいうたをうたっていても

あなたが現れると
笑い顔になってしまう

こまりましたどれみふぁそらしど

背の高いあなたと並ぶと
子供になった気持ちで ....
あなたはわたしを綺麗だと言ってくれました

だけどあなたの目指すものが美しすぎて

わたしは後ずさりをしてしまいました


あなたのためにクリスマスは

好きな色のマフラーを編みまし ....
緑色が波打って
濃くなって
育まれている
数えきれない夢たちを
数えてみる試み

1から10まで
10からまた1にもどる
5、くらいでたいてい数を忘れるから
また1にもどる
本当の ....
? 目覚め

「いい加減にしろよ田中。そんなお前見たくねぇぞ」
今朝も俺を説諭する友人、工藤の夢で目が覚めた。
俺は田中じゃない。


? 山本または山室

「ゴゥ、ゴゥ、ヤマモロ! ....
パン工場に出かける前に 
海辺で裸になる日課
務め後は陸上公園で裸足になる日課 
仕事中はいつも外ばかり見ている

砲丸投げのサークルには水がたまっている
べとべとする地面で走る馬鹿は他に ....
                    110702


能天気ノー電気だとビラ配る

天気雨電力不足は管轄外

平日は電気が不足足擦る

子育ても介護も知らぬ放射能

危険だと ....
みえるひとって
苦しくはないのかな

あらゆる人の悲しみ
あらゆる人の痛み
すべて 引き受けてしまうのに


みえるひとの痛みは
どこへ行くのだろう

月のない夜に紛れて
そっ ....
鏡の裏から七色の道化師がひょっこりと顔を出してこう言う、
この中に入ってみないかいとおおざっぱに誘われた、
箱の中に入ってはいかがかな?
箱の向こう側からは七色の幻がうねりながらこちらを傍観して ....
にゃーちゃん

その首筋に
そっと
顔をうずめると

とても
安らいだ
気分になるんだ

ほのかな
洗濯の匂いと
慣れ親しんだ


ぐぅぐぅと
寝息をたてて
ぐっす ....
 http://www.youtube.com/user/melonmaeda#p/a/u/0/-V1WgjuIFu8

愛してるくせに
無視してるんだね

リアルな恋は
素直じゃないと
 ....
わたしは女の子になりそこねた女の子

欲しいものはむかしから

すぐには手にはいらなかったの

だから

作ってみたりする。



「わたしの作ったケーキはおいしい?」

 ....
ふわふわ浮かせたり

箱につめたり。

なんだかもてあそんでしまいます

こんなに晴れた空の下じゃ

とてもとてもほどけない。


「どうして分かってくれないの!

わたし、 ....
わたしの右脳と左脳が
けんかをしています

頭が悪いのはきっとそのせいです

わたしの右足と左足が
けんかをしています

足がのろいのはきっとそのせいです

わたしの右手と左目が
 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言葉が痛い- 森の猫自由詩9*11-8-10
ベッドの下- アヤメ自由詩111-8-10
髪の匂い- 吉岡ペペ ...自由詩411-8-10
こいびと- 因幡菫子自由詩32*11-8-9
小林ひとみ- はだいろ自由詩511-8-9
大塚のベーカーズ。- そよ風自由詩6*11-8-9
いのりの詩- 吉澤 未 ...自由詩1111-8-8
凸凹- 森の猫自由詩23*11-8-8
いのちのいろ- 洞野いち ...自由詩611-8-7
金魚すくい- 田園自由詩2*11-8-6
ここにあったのか私の肩。- そよ風自由詩311-8-6
顔へのコラージュ- 草野春心自由詩4*11-8-6
とある姫の物語- 田園自由詩2*11-8-5
君は花火をみましたか- 小鳥遊儚自由詩211-8-4
誰かに手紙を- 乱太郎自由詩26*11-8-4
かなしみ島- そよ風自由詩211-8-3
クソ- 草野春心自由詩211-7-31
lovely- 小鳥遊儚自由詩411-7-28
言えない恋の- 小鳥遊儚自由詩411-7-26
七月を数える- 橘あまね自由詩1211-7-24
夏のお楽しみ抽選会- salco自由詩7*11-7-18
死んだ目をした警官に海_- 民次郎自由詩511-7-7
雷雲- あおば川柳2*11-7-2
みえるひと- 伊織自由詩8*11-6-8
七色の道化師からこんにちは- うんち自由詩311-5-21
にゃーちゃん- 森の猫自由詩14*11-5-3
♪愛してるくせに- A-29自由詩1*11-4-18
女の子になりそこねた女の子- あきひめ自由詩111-4-14
かわいいあのこ- あきひめ自由詩111-4-7
けんか- マフラー ...自由詩8*11-4-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458