虹の画家の回顧展を見に行った

虹のグラデーションで染め上がられた
フォルムの絵ばかりが流布していて

そんな絵しか描いていない
と思っていたから
異形のフォルムを纏った
怪物のような ....
大飯原発ゲート前を占拠した勇者たち。
出遅れて30日、23時から参加。
私は機動隊にかなりびびっていた。
反対の連呼、ダンスが楽しい。
その光景に涙が流れる。

涙を誘ったのは、 ....
おぼろ月夜の 帰り道
家の鍵束を頭上に放って 銀のきらめきを掴みとる
幸せってやつも こんな風に掴み取れればいいのに
冷ややかな街灯が そんな姿をあざ笑う
屑同然の値札が付けられた 役立たずの ....
扇風機の前で
アイスキャンディを片手に
あああと言う
気まぐれ
その振動する声が
遠い青空の積乱雲を
かすかに
揺らす



しあわせな抜殻が
あちこちで彫像となっていて
 ....
たった
ここからここまでのどこにでも
どこからでも
たった
ここからここまでで
どれだけでも
どこまででも
「怒」


怒れ
とりあえず怒れ

開けろ
風穴を開けろ

亀裂でもいい
そこから侵入しろ

浸透でもいい
じっとり考えながら浸透しろ

正義ではない
生活だ

 ....
一人なら 寂しさなんて 感じない 時々激しい断捨離をする

春に頭痛 夏秋泣いて 冬に殼 外部刺激でたゆたう身

違えた道の先端に立つ カルマの最後を見届けるため

傷だらけの 腕に抱かれ ....
釣り堀の釣られる魚釣れぬ人

JR三鷹で降りて桜桃忌

短夜や痴豚のラジオ聞いており

南天の花に雨粒直撃す

夏至の日が一番嫌い吸血鬼 

藻の花や子供に会えぬ日は続く
 ....
白いミルクに 足先を浸す
グラスに浮かんだ 臆病な飛行船は
午後の温度に溶けていく

飾りだけの生活や
苦し紛れの性格に
飽き飽きしたころ
夏の気配を感じた

ノートの罫線に陽の光が ....
梔子のかおりを運ぶ
early summerの風の中で
僕たちはまた君と出会った

思えばいくたび
僕たちは君と出会っただろう
雛菊咲く丘や
光る雲の上や
美しい夜明けのバルコニーで
 ....
黒い木陰に巣くう羽根音
砕いた殻墓 添うて鳴く

まみれた草にのけられた
くちばしこもり 膝の上

はばたき とどまり うちふり さえずる
影に塗る 黄緑 黒 音は チチチッ

うま ....
闘いの布石をする
陣地を作るために
白石を置いても
ほころびはでる

黒い石を
囲んだつもりが
逆に囲まれて
陣地が取られそうになる

碁盤の闘いのひとところ
先を読むために重ね ....
川面を見つめていた
この色彩の中にいる魚の姿を思い浮かべていた
風が吹いた
夜が来るまでの時はまだあるのかもしれない


今の仕事は 続かない
だけど やめはしなくても
他の仕事は ....
空に伸びる歩道

それは眩暈と痛みの序章

まるでドブ溝ノヨウナ

都会の底には

血潮の色をした泥が沈殿していて

真っ黒な魚が羽ばたいて

波が届く 阿呆 阿呆 ....
雨いくつか
ふりそそぐなかで
思いだしている

傘をさすのをあきらめて
抱きあった

抱きあえば
しんまで濡れて

雨ふるふる
あきらめる

いまごろどこかで
かわいて ....
財布とケータイだけ携えて、ひとり
夜道をドライブする
行く当てもなく、本屋にたどりつき
駐車料金と550円を支払って
本屋をはしごする、ひとり
夜道をドライブする
行き先どおりに、本屋にた ....
まるちん・るったー
ヴィッテンベルクで思索の散策中
村の娘をやっちゃった
長いおくれ毛、まあるいお尻
めくれ上がった唇が
まるちん・るったー 
そそったと

まるちん・るったー
女子 ....
ところどころ淀んでいる、日々のあわいに
用意された長椅子に座ると、
世界が淘汰されていく
眼前には池があり、蓮が眠っている


見たことのない男が隣に座り、
見たことのない水母の話を続け ....
別れの朝
男に眉カットをせがんだ

手先の器用な男は
小さなハサミで
体をまげて
カットしてゆく

接近した顔に
息がかかる

ほらできた

すっきりとした眉

ありがと ....
折り畳み傘の畳み方には コツがあって
器用ではないのに私は そこは 得意で
自慢するほどでもないことが一番素敵で

端麗に畳まれた造花の朝顔を傘だと指差した指が
私の人差し指をちいさ ....
ぼくらは馬鹿だったのか知れない
違反デモに参加し火炎瓶を投げつけた機動隊に捕まったら
徹底的に暴行され治安を乱したものとして前科だって残る
でもぼくもぼくの仲間もそんなことを
一度も考えてみた ....
豆腐の角

これで死ねるか

可能性はある

お前の冷たい息で

岩の様に固く


一撃必殺の

トルクフルな

円弧を描いて

直撃ならば


血潮に染まった ....
    窓を開け放ち
   空気を入れかえる

朝の訪れを遮ってだらりと垂れ下がる
 色褪せた思想を派手に揺らし
  この胸を蝕み患わせている
積もりに積もった誇りや死っけを吹き飛ばし
 ....
半分皮を剥がれた人体模型


ホルマリン漬けの胎児


『密会』と言う名がふさわしい場所


此処で総てが始まり、総てが終わった


もう二度と戻らない蜜月


 ....
私が修論で言いたかった事は「生態系は成熟すると愛に満ちてくる」
と言う事である。
植物生態系が遷移が移り変わるにつれて「潰し合う競争の社会」から
「共生する愛に満ちた社会」になる事を証明したかっ ....
国道のアスファルトが車列もろとも溶け落ちてセンターラインの痩せ尾根が現れたなら
俺は歩いてみたい
両手で抱えた老木の幹が一瞬で消え失せてすべての枝葉が一斉に降り注ぐなら
俺は立ち尽くしてみたい
 ....
甘い誘惑はわたがしみたいにあたしにまとわりつく
でもね、いいことないみたい
苦い薬はね、頭にくるけどいいみたい
だって、ほんとのこといわれてるもの

おとなこども人は何回もそれをくりかえして ....
明日がやってくる
道すじに
サァァ、サァァァ……と
雨が降る

──誰も寝てはならぬ

けれど
そのうち
雨だれのアリアを
聴きながら
いつのまにか睡ってしまう

今日に
 ....
そのポストマンに
ぼくが初めて会ったとき
彼はひたすら
ラブレターを書きつづけていた
その時はすでに
ポストマンではなかったけれど


いちにちに
白い氷の丘をみっつ越えるんだ
と ....
強い雨がからだを叩く
吹く風はずっと向かい風
傘なんてまったく役には立たない

だからさっき橋の上から
激流に放り捨てた
その茶色の濁った水が目指すのは
どの水も同じ所

きみよ俺だ ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
虹だけじゃない- kauz ...自由詩6*12-7-1
再稼働反対!- 八男(は ...散文(批評 ...6*12-7-1
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鍵盤- 美砂自由詩6*12-7-1
刹那的発泡詩_<_2_>- nonya自由詩22*12-7-1
じしょう- やや短歌2*12-7-1
_俳句2012_6月下旬- 北大路京 ...俳句15*12-7-1
a_ice_air_ship- Akari Chika自由詩5*12-7-1
そして再び君と出会う- 塔野夏子自由詩4*12-7-1
ヒキナギの唄- 砂木自由詩15*12-7-1
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City_of_chaos- ドクダミ ...自由詩112-7-1
雨かわく- はるな自由詩612-6-30
夜道- 中川達矢自由詩312-6-30
検証_淫らはマグダラか馬鹿野郎- salco自由詩6*12-6-30
混沌- 望月 ゆ ...自由詩6*12-6-30
眉カット- 森の猫自由詩8*12-6-30
雨上がりに開く傘のおはなし- るるりら自由詩1912-6-30
馬鹿だったぼくら- HAL自由詩3*12-6-30
鈍器- ドクダミ ...自由詩212-6-30
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白いノートに捧げる巻頭詩/ii冊目- 夏緑林自由詩212-6-29
雨音がやさしい夕暮れどき。- じじ自由詩13*12-6-29
雨の夜- そらの珊 ...自由詩13*12-6-29
ポストマン- yo-yo自由詩912-6-29
家路- HAL自由詩4*12-6-29

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