僕は歩くことで
僕の思いを
知るのだろう 僕は
僕の中の道を
高いところから
低いところへ、
広いほうへ
明かるいほうへ

夥しい言葉の群れが
かたまり
解れ、また 縺れ
しまいに
いちまいの 布のようになった

それを拾いあげ
 ....
私の中に降る雨は
永遠に枯れることを覚えず
汚したものは数知れず
許したものは僅かなれど
愛してしまうのだろうか?
私も人となって
愛していくのだろうか?
春の訪れるに任せ

私の足 ....
音の滴、斑点となって飛び跳ね
郷愁、遠い深みから到来する

胸掴む憧れ、未知から溢れ出し
遡行する魂、源頭の水流を浴びる

振動する大地 、脈打つ心臓
  終わることのない命
   終 ....
学校から盗んできた椅子は
そして 今も部屋にある
それを自転車にのせて走った日
何も考えていなかった 僕は
元ビルマ
現ミャンマーで
なにごとかが起きている
しかし、ミャンマーと言っても
ミャン坊マー坊天気予報の
ミャンマーディーゼルぐらいしか
思いつかないのだ
だからといって
何も言わない ....
口元から読経がながれる
もの言わず燃えたぎる焼き場にて
圧倒的なあの世が降りてくる

惜別をぶち抜く感情のほとばしり
わなわなと肩が共鳴する後ろ姿
人目を払いのけ崩れ落ちる黒影

命に ....
行くあても無く歩行する
真っ青な夜に靡く草原を

やがて月の照る浜辺に出る
遠く漁り火が燃えていて
忘却された団欒のようだ

月光がつくる海の道が伸び
僕は何処までも歩いていく

 ....
紅葉の美しさに心奪われる自然の色に愛が宿る

落書きを消しても消しても切りがない場の雰囲気が淀んで見えた

止まらない人の流れは休まらない眠らない街忙し過ぎる

事故多い交通量が多い場所児 ....
することがないので
なにかをした
なにかをしたら
なにか変わるとおもったけど
なにも
変わらなかった

だから
することがないのを
そのままにした
そのままにしたら
なにか起きる ....
マスクして上からスカーフサングラス 記念撮影 だれが誰だか

あのスイス「ブルカ禁止」でBCP。狂乱の民に引き裂かれた口。

ローカルな芦花公園のチョコアイス舐めていただきFatFootP ....
暗闇のなかにて、
わたしは黒豹だ。
黒豹でなくっても、
黒猫でも良かった。
それでも、わたしは黒豹で、
黒猫よりも㸃いと思っている。
大烏でも良い。
それでも、エドガー・アラン・ポーの、 ....
{引用=じっと殻に背を丸め
春を待つ{ルビ蛹=さなぎ}のように森は
いまだ
あわい{ルビ揺曳=ようえい}の入江

冬木立のはざま
小橋のそでに
ゆたかな寝がえりをうつ
にがい{ルビ蕗= ....
元気におなりください、って何回も言ってるお母さんの影にかくれてじっと、屋台の光を見ていたの。お地蔵様の赤いべべが汚れてしまって、お供えしたポッキーが雨の日に溶けて、わたしは蟻の道から欠片をとりあげて、 .... 君は絹ごし豆腐のファンだったね

僕は木綿のほうが好きだよ


話しかけると


どうして
木綿のほうが好きなの


君はふり向いた


コロナの時代は
何が起きる ....
冬の終わりに
ふと
雨が降り出す
雨に打たれて
ふと
今わたしを温めうるのは
人肌だけなのを知る。
僕は時々木の家に帰ることを考えている
そこへ向かい歩いている道の景色を 僕は
にぎやかな きっと 交差点の 今日という日に  
鳥のように通りを見ているかのようにして 
  見えないが それは
  熱の蛇が 這っているのだ
  かんぜんな 石を湿らせ
  なにもかもが黙る

  
  熱の蛇が
  這っていくのが見えない
  街はいつも 叫んで ....
  瞳からのぞくと
  馬たちが みえた


  日が薄ぼやけ
  あたりは冷えて
  草の においだけが
  ほそながくかがやいていき
  わたしたちの
  愛はきえた
 ....
「大地」

大地がぼくを落とさないでおくのは
それはやはり
大地がやさしいからだ
そうかんがえないと
「今」にいられない


「ゆきがふる」

あの子
ゆきにさわりたいから
 ....
探しに行こう
探すものなんて何もないけど
探しに行こう
いつまでも空が青いわけじゃないから

傷付くことにも慣れた頃
ポケットが疼いてる
私の笑顔は誰にも見つけられない
それでもいい
 ....
人命は尊いと言うよりも
他人の生命についてはさておくと言うのが皆さんのホンネなんだよね
俺も正直そうなんだよね

命については自分第一主義
そして家族親族友人知人
だよね

見も知らな ....
「象の墓場」

大地が肉あるものを{ルビ篩=ふるい}にかけてしまわないのは、それはやはり大地の優しさからではない。惑星の{ルビ核部=コア}に必ず一個はある象の墓場のお蔭なのである。琥珀に浮かぶを殊 ....
僕は昔
代官山でコーヒーを
ちょっと高かったが
飲んでいた あの日
目の前でいきなり事故が起きた
4車線で反対側の道からこっち側に右折しようとしていたクルマが
そっち側の道に渡ろうと停車した俺のクルマをさいわいにチャンス到来と渡ろうとしたら
俺の横からかっ飛ばし ....
あなたの形見のランプは、魂の姿に似て
夜になると書斎の椅子に腰かける
僕の仕事を照らし出す

* * *

あの日
この世の時間と空間を離れ
自らのからだを脱いだあなた ....
耳から咲いたうつくしい花の声たち
眠っているときだけ、咲く花がある
あなたはそれを観る事はないだろう

生きた証し、誰かの
言葉に耳を傾けた証し
母さんの声は咲いているか
愛しいあの娘の ....
猫はバンドネオン
彼女の腕に抱かれ
残像の融解と拮抗する
毛皮のレジスタンス


霧の池に耳を沈める
跳ねる魚
飛び立つ水鳥

昨夜の夢から浮かび上がる
白い死体
隠れた月が手 ....
二〇一五年九月一日 「明日」


 ドボンッて音がして、つづけて、ドボンッドボンッって音がしたので振り返ったら、さっきまでたくさんいた明日たちが、プールの水のなかにつぎつぎと滑り落ちていくのが見 ....
真夜中の台所で 小さく座っている
仄暗い灯りの下で湯を沸かし続けている人
今日は私で 昔は母、だったもの、

秒針の動きが響くその中央で
テーブルに集う家族たちが夢見たものは
何であったの ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13736)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜の散歩- 番田 自由詩221-3-12
なんかいも忘れなおす- はるな自由詩621-3-11
空席- 妻咲邦香自由詩321-3-11
螺旋- ひだかた ...自由詩7*21-3-10
水路の横を- 番田 自由詩221-3-10
ビルマでなにごと?- 花形新次自由詩121-3-9
焼き場にて(改訂版)- 宣井龍人自由詩10*21-3-9
歩行- ひだかた ...自由詩12*21-3-9
眠らない街- 夏川ゆう短歌221-3-9
くしゃみ- 道草次郎自由詩3*21-3-8
続コロナ禍短歌3首- 足立らど ...短歌221-3-8
黒豹- 朧月夜自由詩3*21-3-8
啓蟄と芽ふき- 道草次郎自由詩6*21-3-8
お地蔵様お地蔵様- 這 いず ...自由詩421-3-8
木綿豆腐讃歌- st自由詩421-3-8
冬の終わりの雨- 黒田康之自由詩121-3-8
渋谷のドトールで- 番田 自由詩221-3-8
- 草野春心自由詩621-3-7
馬たち- 草野春心自由詩421-3-7
ついーと小詩集2- 道草次郎自由詩11*21-3-7
探しに行こう- 妻咲邦香自由詩1*21-3-7
人命は尊いと言うよりも- こたきひ ...自由詩521-3-7
三つの墓について- 道草次郎自由詩4*21-3-7
木のテーブルで- 番田 自由詩221-3-7
ホンネはざまあみろさ- こたきひ ...自由詩321-3-7
風の吹く午後- 服部 剛自由詩421-3-6
たまゆら- 帆場蔵人自由詩12*21-3-6
三面鏡に挟む春- ただのみ ...自由詩4*21-3-6
詩の日めくり_二〇一五年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-3-6
くりかえしの水- 為平 澪自由詩8*21-3-6

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