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レモネード・エピソード

目が醒める
夜は明けて
しかし、桃色の
風が吹く

体の中に、心地よき
彩の水が流れる
レモネード・エピソード
そっと口を拭く
 
結婚し三十七年過ぎゆきていまだ夫婦と此処に立つなり

五時九分灯ともしごろの交差点夕暮れて十二月塑日
 妹子の郷

晩秋の妻の庭先飾るごとそそと花々咲きにけるかも

吾心誰に恋すかひそかなる想い集いてありてあるなり

日曜の午後のドライブ妻と行く妹子の郷に妻行くという

小かぶらと漬物 ....
木曽路より伊那に

湖の大津市を出て今日一日景色を眺めかく歌にせむ

クリスチャン五十年瞬く間過ぎ神信じても人は儚し

車乗る四人はみんな信仰にいそしむ人にありにけるかも

話し合う ....
 或る日

椅子座り笑顔浮かぶる妻の顔かわゆらしとひとえに思う

伝道にいでゆく妻に声かけて頑張ってねと妻うなづきてゆく

昨夜には二人してとも二杯のカクテルをあけ気持ちよかり

賛美 ....
 夢幻の街路

真昼の交差点に
ヨット走る
白き挺身に
青い帆を纏い
白鬚の老爺とぼとぼと行く
彼方に二本足の土筆
歩む
夢幻のごとき
ある午後の街路

夏の幻
情愛きわまる ....
 
ブローチ

妻が声をかける
隣室から
お出かけの
ブローチを見てくれと言う
あれこれ五つばかり

結局、黒髪に合う
黒みががったのにした
素朴という言葉がある
辞書にはス ....
 ピンポン

いつしか、ピンポンが
ひとしきり終わって
妻とブティツクに洋服を見ていたら
同じように
外套に身を包んで
佇んでいた、ピンポンで一緒だった
娘、年はいくつとも
判らず
 ....
「妻の庭」

温かい光が
いっぱい,紅、桃、イエロウ
さーつと、蝶々が
訪れて、あいさつして
去った
風が吹いて
五月、青い空
お花は
沢山、沢山
今日は幸せです。
ビュツフェ


ビュッフェの絵
左右に見て
4月の長閑な日

テレビに映る
婦人いとよし
庭の植物いきいきと

今日も明日も
ビュッフェと
テレビの婦人

床に散る
花 ....
Evening into night
The sun gradually sinks in the mountain beyond.
I stand before a little gar ....
Walk Along

Flows the river Thames
In the middle of London city.
I read a shakespeare in my roo ....
七十九歳になって

 今日七十九歳になった。よく生きたものだと思う、というのも、身の回りの知人の次々と、訃報を聞く。とにかく来年の傘寿八十まではまずは死ぬまい.昔流行った歌を次から次とyoutub ....
 
デイケア・センター

チカヨレバ
淑女メヲヒラキ
ネムイノヨトイウ
デハアッチヘユキマス
ウナズイテ、マタメヲトズ
若イコロノオ写真ハ
キットオキレイデショウネ
デハ今度オ持 ....
青い水

青い水パルテノンの湖の
川の岸辺に,流るる日
乙女の目、青い水もて
洗うなら、恋の思いは
消え失せん
その日には木々にざわめく
鳥たちも、喜び歌しきりうたわん
 花

花に心はなけれども来てみれば何やら恋し山の赤ばな

人は消え名は廃れども歌の色残りて消えじ常世の今も

悲しさや人の別れも会うことも多くの人の顔思いいず
キツネうどん

体が疲れた時は
キツネうどんを食べるがよい
関西のキツネはねー
甘味がするでよねー
つるつると入ってゆく

キツネうどんはねー
大阪がよい
夫婦善哉のねー
 ....
  

  神の御手

シンプルな野菊の如き神の御手

かみをほむ教会の記事今どく了

せいひつな会堂のなか神おはす

疲れたる心とからだみことばは

足らぬことある人の子を神 ....
今日の仕事

朝のコーヒー店
陽の明るさ
部屋に立ち
診療所の
コーヒー店
九時半に来て
準備して
私達の仕事
これからだ。
  形象

黄色いきつねが
    三角形持ちおる

白い大根が
    赤かぶらを添えて

おちょぼ口の
    お月様二つ

ブルーの二つの影
    さっとよぎりいく
 十月

くもり空台風近づく坂本の今朝のしじまの一切合財

拭き掃除いちおう終わりあとはなくギリシャ語とへブル語を

テレビには女性ゴルファー球を打つ木の幹のよう姿をすれば
大津の町に

煎茶会妻のとなりに座りたり

二人して妻の口紅選びけり

湖べきて妻の指さす三上山

今日の日は大津曳山妻とみし

書展にて阿修羅とう字を妻とほむ

八年前春は過 ....
小川コーヒー

ニコニコと母子立ちけり横丁に

あれこれと注文考う小川コーヒー

テーブルでビール一本つぎて呑む

午後の店三人立ちより談笑す

白き手で水を注ぎては立ち去りぬ
 ....
秋の夕暮れ

夕暮れに白き根を噛み青き菜も

紅い水コップにつぎて砂糖足す

聖霊のたすけをかりて聖書読む

玄米のかゆを食みおり鮭そえて

賛美歌を歌う秋の日こころ富む

造 ....
盛り花ひとつ

妻の心は本当に強し
冬の寒さ
夏の激しきめげず
クリスチャン宣教なし
笑顔たやさず

ひとつの盛り花
今朝生けけり
かわゆげなる生け花
妻の口のごとく
品よき花 ....
小説や高村薫や読みてのちあきのながあめきとにつきけも

一杯の酒をすすれど空しゅうてこの酒になし何らかの意味
執拗な猫

細いしっぽをふる
白い執拗な猫
身をよじらせて
低くなく

白い体を地になすりつけ
我らを誘惑するように
よちよちと歩く
目を光らせて

今年も同じように
伝道で ....
妻はかなし今朝荷をもちてクリスチャン学校へ赴けり

讃美歌は奏でる愛と希望の贈り物をもて

妻出かく歓びつつあとの寂しさを思えば空し

青い朝顔五つ咲き光さす窓辺に似つかわしき今朝よ
アジサイ

妻と子と四人できてみた紫陽花園黒姫・お多福・ロッド・ケルン

雨降りのあじさい数多咲きにけり「花火」という名のわがあじさい

早く起き聖書三章朗じつつこれからのことじっとかんが ....
 妻の花々と野菜たち

妻と農協へ行った
大きい肥料の袋
を二っ買った
朝には青い朝顔が
三つ四つ笑顔を見せる

花と野菜たちに
たっぷりと肥料をやる
すくすくと育つ
みどりのト ....
梅昆布茶さんの生田 稔さんおすすめリスト(44)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_レモネード・エピソード- 生田 稔自由詩715-12-2
_結婚- 生田 稔短歌315-12-1
_妹子の郷- 生田 稔短歌215-11-29
__木曽路より伊那に- 生田 稔短歌515-11-3
_或る日- 生田 稔短歌615-10-16
夢幻の街路- 生田 稔自由詩315-8-18
_ブローチ- 生田 稔自由詩615-6-4
ピンポン- 生田 稔自由詩415-5-22
「妻の庭」- 生田 稔自由詩915-5-21
ビュッフェ- 生田 稔自由詩315-4-22
_Evening_into_night- 生田 稔自由詩214-5-19
Walk_Along- 生田 稔自由詩214-5-14
七十九歳になって- 生田 稔散文(批評 ...7+14-5-7
デイケア・センター- 生田 稔自由詩414-2-24
青い水- 生田 稔自由詩214-2-22
_花- 生田 稔短歌314-2-5
キツネうどん- 生田 稔自由詩714-2-4
_神の御手- 生田 稔俳句313-12-1
今日の仕事- 生田 稔自由詩413-11-22
_形象- 生田 稔自由詩313-10-20
十月- 生田 稔短歌313-10-15
大津の町に- 生田 稔川柳313-10-13
小川コーヒー- 生田 稔俳句413-10-1
秋の夕暮れ- 生田 稔俳句713-9-28
盛り花一つ- 生田 稔自由詩513-9-21
秋のある時- 生田 稔短歌2+13-9-17
執拗な猫- 生田 稔自由詩113-9-12
七月二十六日- 生田 稔短歌413-7-26
アジサイ- 生田 稔短歌313-7-2
妻の花々と野菜たち- 生田 稔自由詩313-7-2

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