にわとりが先か
たまごが先か
目の前に
にわとりがいる
くふぇー くふぇーと
鳴いている
足踏み鳴らして
鳴いている
その存在感は
命の叫びは
あたしが先よ
とで ....
ぴrぴrぴrぴrぴrぴr第一言語日本語じゃない゚Д゚)つ≡≡〔}音割れ水星感わたし今、ガンギマリなんでyo,DDDDDDJ照明ささやくよおくすり追加乗り遅れるんじゃ王様ゲーム流れ流れロボ流れ出す突然の ....
街を歩いていると
ある一軒の店が
目にとまった
カラフルな店内に
吸い寄せられるように
店に入る
どうやら手芸用品店
のようだが
とにかくカラフルな
資材が所狭しと
並んで ....
ところであなたの結末は
空に聳える塔の上
さらに伸ばした指の先
白い雲の浮かぶ場所
光の中で交差する
きらりと光る紛い物
ところで自分の結末は
八五番の緑色
赤い豚の急降下
離島 ....
湖は空を映している
それは私と息子の関係に似ている
澄み切った青色の空を
湖はより澄み切った夏色で
そういう風に生きて欲しくば
そういう風に生きていこう
叶うかどうかは ....
みられたい自分と
見える自分が
違うのはよくあること
いいかっこしたいけど
どこか抜けている
誤字のような間違いをして
気付かないままでかけてしまう
そんな今日のはじまりに
あ ....
横断舗道を
小学校六年くらいの
男の子たちの集団が
渡っていく
夏休みが始まったばかりだというのに
どの子も
こんがりと日焼けしていて
プールでもいくのだろうか
子犬がじゃれ合うみ ....
お昼寝の時間
うまく
流れに乗れなくて
眠ったふりで
じっとしていた
人影がくる
園長先生
ことば
かわすわけでなく
寝顔を眺めて
うなずいている
そうして
ブ ....
カーッ カーッ カラスが
近所中に響き渡る声で
仲間に何か伝えてる
ピュー ピュー 小鳥のヒナが
か細い声で おかあさんに
ごはんをねだっている
ミャー ミャー ふけネコが
でか ....
a,
波打ち際にしゃがみこんで
砂浜にいくつも円を描く
白いスカートの裾は
潮にひたひた濡れて揺れて
手の甲に透けた
青い筋がきゅっと強張る
最初の晩から此処へ来て
明日には帰 ....
まっすぐに降り来る滴に目をとじて我が指こばむ花を笑えず
崖のふち龍は落ちて三叉路の二重三重の径を咥える
欲情を箒で掃う真夜中に火花と錆のまたたきを呑む
....
ヴェイロンにぶつけて変な汗拭う
戻り梅雨エーマイナーのアルペジオ
花魁の廓詞や冷やし酒
ポン酢だけ持って烏賊釣り参加する
黒猫が見つめる先に熱帯魚
バスを待つ時間 ....
蜂をしゃぶったのどに光が当たる
竹ひごで編んだ身体に風が吹く
シャーベットカラーの臨終に手足が跳ねる
沖あいでこいびとが放ったブイが海中へ消える
香水と星とが同時に蒸発する
水のようにド ....
ああ
星空が好きな君と
夜景が好きなあなたの
狭間で
同じ色の空を見ようなんて
そんなうまい話は
転がってはいない
のに
嘘だらけの夏の夜は
蒸し暑さと涼しさ ....
透明な祭壇の上で
君は羽化する
私はただ見あげ見つめるだけ
君は羽化をくりかえす
私はただ見つめつづけるだけ
君はそのたびごとにちがう羽をひろげて
雨の羽
砂の羽
....
愛していると言わないで
そいつは僕を窒息させる
愛していると言わないで
がんじがらめにされてしまう
いつも いつも
あなたを気にしちゃいられない
いつも いつも
笑ってば ....
氷がとけて
カラカラまわる
扇風機の羽がとんでいく
いくつもいくつもとんでいく
レモンイエローそそぐよ光
玉粒の汗が夏の匂い
浴衣姿が綺麗だねと
寿司屋の前で ....
うまく言葉が出てこないから花の種をまく
**というわけで 愛用の帽子はベージュのレース製
筋金入りの自由自在 たたんでひろげてひっぱる
突然ピンと宙に浮く
新しいのを買ったらと 90歳の母の助言
思い出の中に浮かぶ帽子たち
....
いまは天国におられる
カート・ボネガット殿
あなたは著作の中で
一切 悪人を登場させなかった
そこがぼくが愛読者であったし
敬意を払う大きな理由でした
しかし遺作となった《国の ....
叫んだ声も消えてしまう
そんな深い夜の日は
グラス片手に夜明けをじっと待つ
あなたのことを
見えないドアごしに
心配している
ひとり べんちで
そんなときにも
わたしのことなんて
考えてくれてないなんて
すねながら
ばかだよね
(ばかじゃないよってもうひ ....
故郷の僕が糸電話で
「お元気ですか」と尋ねる
それから
口にあてていた紙コップを耳に、
耳にあてていた紙コップを口にあて直し
都会の僕が
「元気です」と答える
そんなことを
終 ....
とある宗教に誘われて断りました。
それで なんとなく宗教について考えています。
うちは 神棚と仏壇があり 毎朝 御水と御茶 ご飯などを
お供えして先祖を拝みます。実家も同じです。
嫁にきてから ....
ピアノの音
芝生の上
アリが歩く
ネコの声
まぶしい
太陽
麦の穂
犬と遊ぶ少年
そよ風と
木々のざわめき
午後の紅茶
ティーカップ
人間という呼び名を 愛に 変えたらどうだろうと思う
こどもは際限なく なんで?と聞いてくる
みんな勘で生きているんだよ
そうとしか言いようがない
....
彼女は古いホテルに住んでいる
訪ねて来る人はいない
アールグレイの紅茶をこよなく愛し
その香りと味に心震わせている
そんな彼女のところに珍しく人が訪ねてきた
それはまるで ....
シリーズで
負けた試合も
投げていた
神様
仏様
稲尾様
一番は
子供を庇い
壊された
心優しい
エプシロンだね
ピストルを
おまえのこめかみ
に当てて
凄く大きいと
言わせてみたい
若い頃
早撃ちマックと
呼ばれたが
今は抜くことすら
儘ならない
子どもの頃
夏になると
庭に母がとうもろこしを植えた
毎日水やりをするのは
弟と私の仕事だった
「これ、なんていうとうもろこしか知ってる?」
「とうもろこしに名前なんてあるの、おねえち ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457