窓から差し込む陽光に
そっと手を翳す
翳した指の透き間から
幾筋もの光が和音となって、響き渡る

部屋中に響き渡るそのハーモニーは
希望に満ちた朝の光
朝の空気の中、陽光が満ち溢れ
そ ....
この ちいさなガーデンには
色んな花が 咲いている
と 書けば
一見 華やかさをも
演出できるだろう

枝が枯れた ジン や
幹の枯れた シャリ さえも
愛しく 思えて く ....
はやく大人になりたいな
頬を薔薇色に染めて君は言った

子供のころに戻りたいわ
目の下に立派な隈をこさえて君は言う

いつどんな時
君は君の世界に満足するのだろう

僕は狂った時計の ....
不器用だから
泣きじゃくって
のりしろは全部
切り落としてしまった

僕、という立体を
通りぬけてゆく風
端っこがめくれて
ビラビラしている

無理しないでね、と
幻のような声を ....
ある晴れた日に
君は洗濯物を吊していた
それは手に取ることができた
ベランダのところから


そんなふうに君を
追いかけることもなく
僕は歩いてきた気がする
ピンクの夢を見ていた ....
世界からわたしが消えたら
悲しむひとはいないだろう
そう口にすると
「親御さんが悲しむよ。」
必ず誰かが
醜い笑顔で鬼の首を取ったように言ってくれる
ナニモシラナイクセニ


母は生 ....
  世界を変えたければ
  自分を変えなくちゃならない
 
  なんて面倒くさいんだ
  そこには見方の問題がある

  今夜
  雨上がりの空を見上げる時
  誰も同じ角度からは
 ....
こんな風に 暑い一日 始まった
朝から 晩まで 汗っかきかな

未だ 分からないけれど
ツツーッと 伝う

それが 合図
それは アイス
それを 愛す

一瞬でも 冷たくなる 瞬間 ....
何度振り返ってもあのタンポポ
踏まれる場所に咲いている
アスファルトから芽を出して
どうしてもそこが良かったんだね

風からの問いに頷くように
そよいでもみたそうな
けれど地に這って咲い ....
人生って奴は
いつでも だれにとっても
脚本もなくリハーサルもない
ぶっつけ本番なんだ
ごめんなさい

ごめんなさい

またしてる

またしてる

ごめんなさい

ごめんなさい

さびしいよ

いとしいよ

ごめんなさい

ごめんなさい


ここ ....
ぼくはそもそもひとりでぼくなのだから
ぼくのみているせかいをこわさないで
ぼくのたからものをこわさないで
たいせつなものはぼくにしかわからない
まちがってる?
いいんだ ぼくはぼくをまもりた ....
種々(くさぐさ)の根に吸い上げられる水の轟音。
あなたのその脚は、根。土に喰い込んだ根。
その根はあなたの地上の背丈よりずっと、地下高くひろがり、吸い上げている。

根の国の暗渠には、歌が ....
オリオンがオリオンである星空を見上げた頃はまだ恋でした 福袋の中でじっとしている さようなら を言えるのは
一人じゃないから
さようならを 言う時は
一人じゃなかったから
あなたは何を待っている?
誰と何を知って来た?

こんにちは は日和見ことば
人に投げておしま ....
まえより
おおきくなったんだって
わかる
なんてうれしそうに
あたまをなぜるの
おとうさん
でもなんて
おもたい手なの
なんてしずんでくるの
おとうさん
マニキュアを塗って

少し特別な気になっていた

真っ赤なマニキュア

小指だけは黒

趣味が悪いと笑われた

それでも

特別な気になっていた



あなたの ....
心から心から心から

だから何も要らない
君と初めて
手をつないで歩いた
赤錆びた鉄橋の上の
線路づたいに
まるで世界のはじっこに
流れ着いた人のような気分だった
空は重く
カラスが頭上を何羽も
飛び交い
柱の上からこちらを ....
 
 
父は会社を辞めて
小さな薬局を経営していた
母は近くの
ガソリンスタンドで働いていた
僕が社会に出る頃には
薬局もガソリンスタンドもなくなって
父と母だけが残った
僕の仕事は ....
相変わらず僕は
たいていの場所へ
行けてしまう

羽ばたかない翼にしがみついて
南の島に不時着することだって
くねらない蛇に飲み込まれたまま
海峡の下に潜り込むことだって

軽過 ....
{ルビ弓弦=ゆづる}が啼いている
火と風の言葉で
戦いはもう終わったと
あのひとはもう帰って来ないと


裸足で駆けてゆく濡れた樹下闇
白い裳裾を引きずりながら
胸には冷たい雫が流れ込 ....
  間違いを犯し続ける
  勇気が欲しいね

  何が正しいのかを
  忘れてしまわないうちに

  黒板に殴り書きされた
  白いチョークの言葉を覚えてる?
  あれが最初の知恵だっ ....
手の平の中で笑い
確信を抱き飛ぶ

上にmore上に
上に上に

疑問符のシャワー
浴びるだけのブラックジャックは
GameOver

KingがQueenを抱き寄せる
52枚の ....
?公園に女の子が八人いました。
さらに後から男の子が何人か来ました。
全部で子供は十五人になりました。
公園に男の子は何人いますか??

レスリーは両手の指を曲げたり伸ばしたりしている

 ....
もっともらしい言葉で
魔法をかけようとしても

下心は見透かされて
彼女は立ち去っていく


もっともらしい儀式で
神を呼び起こそうとしても

やってきたのは雨雲
雷を落として
 ....
世界の
まんなかにいたのに
すみっこにいた
すみっこにいたのに
まんなかにいた

風向きひとつ
陽射しの強弱
空腹感
あいまいで ただ
わたしにすっと落ちてくるもの

巣のない ....
うつ伏せに寝ていると
今日はたまたま息子さんが居て
こっちへやってきて髪をさわる
中国語の心地良い抑揚
髪の匂いがいいよとお母さんに言ったらしい

色々なマッサージや整体を経てここにやって ....
 
 
職場に行くと
体臭が匂うと言われる

みなマスクをしている
それほど匂うらしい

家に帰ると
息子が帰りを迎えてくれる

お父さん、臭いか
と尋ねる

息子は
う ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コード2- ……とあ ...自由詩10*13-4-26
わたしワールド- 藤鈴呼自由詩2*13-4-26
ネジ巻男の憂鬱- 瑠依自由詩513-4-26
僕、という立体- 佐野権太自由詩8*13-4-26
ピンクの空- 番田 自由詩213-4-26
世界からわたしが消えたら- 伊織自由詩8*13-4-26
ザ・真っ当な主張- まーつん自由詩8*13-4-25
ギリギリのライン- 藤鈴呼自由詩2*13-4-25
靴とタンポポ- もっぷ自由詩1313-4-25
ぶっつけ本番- HAL自由詩7*13-4-25
ごめんなさい- 吉岡ペペ ...自由詩513-4-25
あのね- うんち自由詩6*13-4-25
根に吸い上げられる水のはなし- 凍湖(と ...自由詩513-4-24
オリオンがオリオンである星空を見上げた頃はまだ恋でした- 北大路京 ...短歌413-4-24
福袋の中でじっとしている- 北大路京 ...自由詩1013-4-24
さようならの子守唄- salco自由詩5*13-4-24
のびてくる僕とおとうさんの手- 美砂自由詩513-4-24
マニキュア- 永乃ゆち自由詩8*13-4-24
心から- 永乃ゆち自由詩3+*13-4-24
ダイブ- Lucy自由詩8*13-4-24
家族の仕事- たもつ自由詩713-4-24
アシカセ- nonya自由詩16*13-4-24
馬酔木のうた- 石瀬琳々自由詩6*13-4-24
黒板消し- まーつん自由詩6*13-4-24
イノチガケDEトランプ- シスター ...自由詩113-4-24
中庭のある小学校で- 夏美かを ...自由詩26*13-4-24
泥まみれ- まーつん自由詩5*13-4-24
満ち欠け- 三田九郎自由詩513-4-24
中国整体院- 灰泥軽茶自由詩7*13-4-24
加齢臭の季節- 小川 葉自由詩6*13-4-23

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