買っておいた三温糖も切れたので

砂糖なしの薄いインスタントコーヒーに

スーパーで分けてもらった氷を入れて飲む

それでもカフェインが完全に切れるよりはましだ

夕食のおかずのレトル ....
僕をいじめた彼は
7年前で30人友達がいた

ああ

僕は昨日やっとラインが
20人になった

僕だってライン以外にも
関わる人はいる

おそらく彼は
ラインが30人だとして
 ....
きちんとした背広を着た初老の男性が
泥水を飲んでいる
目を閉じて
じっくりと
味わいながら

その隣では鬼瓦のような険しい顔の男性が
やはり泥水を飲んでいる
「こんなものはナンセンスで ....
ライティングを行う助手
というには

あまりにおそれ多い日の出の太陽が

さあ
撮りなさいというように

今朝も美しく
天空を飾る雲たちを

あかね色に染めてゆく

この瞬間 ....
約束の場所に君はあらわれなかった
記憶の断片を拾い集めて繋ぎ合わせても
約束の場所に君はあらわれてない

約束の場所に君はあらわれなかった
わたしは約束の場所がどこだったか
忘れてしまって ....
また立ち止まり踞る

どうしても拭えない血液は

孤独でなくとも溢れてしまう

前に進んだと思っても

心があの時の景色から動けず


女々しいことは理解かっている

最早こ ....
幼き日の柔らかい心

雑多な痕が出来ていく

罪の意識は何処吹く風で

痛みがあるのが世界だと

頑なに歪さは増していく


心から熱い血が流れて

風に吹かれて夜をさ迷い
 ....
かなしみは
雨降るなかに
浮き上がり
泣いているのは
誰なのか
こころの奥処で震えている
遠く遥かな心象を
雨が静かに消していく

冷たい雨は降り続け
街はけぶり霞んでいき
救わ ....
今日八年越しの花嫁を何年かぶりに観た。
佐藤健が、Dにそっくりだった。実際はやっぱりそこまでかっこよくはない。ただ雰囲気が似ていた。
映画の中のようにどこまでも想われることはなかったけど、たった数 ....
アナゴさんの年齢が
27歳だということを知った
何を隠そう
27歳は
俺の息子の年齢だ
「アナゴさんが息子と・・・・・
そんな馬鹿な!
俺の同期の間違いだろう!」
「お父さん」
あの ....
 あなたが云えば
 うんうんと
 頷く

 こごえる唇 の
 雨 の
 したたり 
 
捨てられている灰色のスーパーカブを
松原鉄工所に持って行くと
同じクラスのマッツンが
走れるように直してくれた

シートを掛けて林に隠して
3台溜まった所で五人のいがぐり頭
ヤマロクとオ ....
なんにでもなれたかもしれないあの頃の自分はもういない。
はっきり言ってあなたは、将来なんにもなれなくて幸せもあまりないです。
好きな人からは嫌われるし、ろくな男から好かれません。
まあそんな未来 ....
あまたの声が木霊する
陽炎のように消えゆく前に
それらの声を抱きしめる

遠い地平と波打つ黄金

わたしは彼らと交わった
消えゆく前に、消えゆく前に
もう一度だけ抱きしめて

黄金 ....
私は掌を合わせていた。
いつもなら般若心経を唱えている所だ。
目の前には先祖代々の位牌が並べられている。
頭の中は仔猫でいっぱいだ。
ただ合掌しているだけの
格好だけの姿だ。

用事とい ....
その日は本当に文字通り地獄で本当に疲れた。
緩衝材である男子が、休みたいのはこっちなのに休んだのだ。私は嫌いな女と1対1で演習をやらなくてはならなかった。望んでもない不運だった。
神様鍛えてくれて ....
激しい濁流と錆びた鉄橋はゆきずりの光景でしかない

ビニ傘で行く手をさえぎる横暴なエスコートがわたしと雨粒を斜めに切断する


無限を接写する賭博者たちは必ず破綻した

二度目に犯した過 ....
なんだかんだ言ったって

自分が一番偏見だらけ

偉そうに

お前は一体何様だって

自分で自分に

問いかけたい
昔僕は雑誌の編集部を訪れた
原宿の外れの通りに 僕はいた
少しだけ寒い日のことだった
中では若い女が足を僕のそばで踏み鳴らしていた
そして面接した僕は落ちたのだ
僕は僕の切っ先を少しだけズレて生活をしました
僕は僕の切っ先を少しだけズレて背伸びをしました
僕は僕の切っ先を少しだけズレてガラケーから最新のiPhoneに買い替えました
僕は僕の切っ先を少しだ ....
  『鬼哭啾啾』(きこくしゅうしゅう)
こんな夜更けに誰だろう心の扉を叩くのは
あらん限りの力を込めて救いを求めて呼んでいる

土砂降り雨のその中で頼る当てなくたどり着き
今にも喉張り裂け ....
いつも心の中は北風が吹いている
おりしも外は吹雪


開き直りと空威張りと痩せ我慢


肩を落としてうなだれるか
肩をいからせ開き直るか
僕の生活どちらかひとつ


空はいつま ....
遠くで鐘が鳴っている
ひんやり切ない秋の日に
何処までも高い青空に
追いかけても追いかけても
決して追いつけないあの場所で
(金木犀が軌道を舞い
秋の大気が生まれるところ)

遠くで鐘 ....
仔猫はとても醜かった。
気持ちのいい感情ではないが
それが本音だ。
きっとノミだらけだろう。
なんの病気を持っているかわからない。

でも生きている。
生きているという事は
神がこの世 ....
なけなしの金でコーラの大瓶、一本と
インスタントコーヒーと三温糖を買って
あっという間にコーラは空になり
インスタントコーヒーと三温糖で
アイスコーヒーを作って
スーパーから貰ってきた氷を入 ....
   *

 ハナニアラシ 花にまつわる文法についての挿話 送り火がまわる芒原の果てでホールデンを幻視する鰥夫の男 発熱のやまない室で、氷水が爆発する深夜 仔牛の肝臓を輪切りにする作業のな ....
生きること

とにかく生きること

たとえどんなに辛くても

生きていることが大事

もし生きることから

逃げないのであれば

全てを良しとしよう
冷たい雨が、
降っている。

夏も終わりの九月末日、転がる地表に
黄昏色の
冷たい風が、吹いている。

けして救われない悲しみを
救われなさゆえに、
意味ないと
 ....
その日私は急いでいた。
14時に目的地に付かなくてはいけないのに
家を出たのは13時50分だった。
とはいえ5分弱で到着する場所だったから
車を発進させるまでは
余裕の私が少し顔を出していた ....
息が詰まりそうになる
やらなければならないことが
次から次へと降って湧いて
淡々と粛々と処理をこなす
気持ちがどこかへ行っている
熱意はとうに消失している
それでも処理をこなし続ける
決 ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13736)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風の世紀の黎明の闇- ジム・プ ...自由詩1*21-10-1
あの頃の彼に辿り着くまであと10人- moote自由詩321-10-1
泥水を飲む- 猫道自由詩321-10-1
日の出と雲とカラス- st自由詩421-10-1
約束の場所に- こたきひ ...自由詩121-10-1
喪うということ- 自由詩121-9-30
- 自由詩221-9-30
夜のスケッチ- ひだかた ...自由詩921-9-30
_- 杏っ子自由詩121-9-30
一番ショックな出来事- 花形新次自由詩221-9-30
トイレットペーパーの芯はどこですか- 津煙保存自由詩4*21-9-30
マッツンの十五の夜- 板谷みき ...自由詩2*21-9-29
ごめんしかない- 杏っ子自由詩121-9-29
抱きしめて- ひだかた ...自由詩621-9-29
それは猫だった_3- RAVE散文(批評 ...3*21-9-29
地獄サバイブ- 杏っ子自由詩221-9-29
郊外- 末下りょ ...自由詩7*21-9-29
自分- 美香鈴自由詩121-9-29
ある秋に- 番田 自由詩121-9-29
背伸び- 本田憲嵩自由詩2*21-9-28
二十一歳に書いた歌詞- 板谷みき ...自由詩1*21-9-28
二十一歳の呟き- 板谷みき ...自由詩2*21-9-28
遠くで鐘が鳴っている- ひだかた ...自由詩521-9-28
それは猫だった_2- RAVE散文(批評 ...1*21-9-28
令和の闇2- ジム・プ ...自由詩2*21-9-28
花に嵐- 中田満帆自由詩321-9-28
生きる- 美香鈴自由詩121-9-28
冷たい猫- 秋葉竹自由詩121-9-27
それは猫だった_1- RAVE散文(批評 ...3*21-9-27
夢に見るのは- 坂本瞳子自由詩121-9-27

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