徒花に実をつけさせてやる 顔見ると
大体この子は
将来巨乳になりそうか
わかるんで
スカウトしてきて
立派な巨乳になるように
栄養豊かな食料と
適度なエクセサイズを与え
と言っても強制ではなく
あくまで本人の ....
別れ際はいつもうそみたいにすがすがしかった。
うしろ髪をちぎれそうなほどひかれながら、それでもひとりで帰っていくこと。
もともとひとり同士のものが、いっときそばへ寄って、それからまたひとりへ戻 ....
セピア色古いイメージ膨らんだ運動会ではしゃいでいた僕

昔からある食べ物は今も美味手を加えない純粋な味

浜辺からギターの音が流れ来る聞き覚えある幸せの歌

水溜まり車が走り飛び散った天然 ....
お漏らしせずに ちょっと我慢して!
もう少しで宇宙までいけるから!

なんて言ったってただのオーガズムじゃね、
上空400キロメートル、ギリギリ地球だよ。

あつーいあつい大気圏抜けて ....
裁判所から出頭の通知が来た

なのにこのこころの優雅さはなんだろう

みんなじぶんが正しくて

みんなじぶんが得をしたいだけだ


そんなことで砕け散るような

俺は岩じゃない
 ....
  頭と心と後ろの者 散乱の言葉になれない象徴まで掘り下げることの
困難なダイヤモンドダストが滞ることなく 手を伸ばし 溢れている

  ただそれだけのこと 生きを背中から知らせ 前へ倣う最前列 ....
ぼくが温めていたのは
翡翠色でつむじ曲がりの卵
アイスクリームにはボートを浮かべ
溺れるふりして幽霊女とキスをする
ポケットに隠した一人分の蠍をひらり
素顔の道化師に変えてご覧に入れまし ....
盆休みでネタがないから
毎年毎年この時期になると
無理に深刻な顔して
何とかしのごうとしてんじゃねえだろうな
もし不細工ねえちゃんかき集めた
グループが覚醒剤で一斉検挙でもされたら
みんな ....
あなたたちは自ら望んで
戦地に赴いた訳ではない

ただ父や母や祖父や祖母を
そして幼き子と愛する妻を護るために

玉砕覚悟で銃火飛び交う島々へと
海では一機一艦の命を受け空で散華された
 ....
大人の階段を昇る筋肉がない 男にも連れ去って欲しい夜がある 考えることもなく ぼんやりしている
朝から 何もしていない
それとも何だろう
白い 釣り糸を垂れて


あの言葉は何を意味したのだろう
女のことばかりを考えていた
緑色の自転車を走 ....
日々の習慣こそ愛おしい

扉を開けてただいま、と言う
杖は手摺に立て掛ける
靴を脱いで右端に寄せる
一人前の惣菜を冷蔵庫に入れる

白い手拭いを
四つ折りにして
赤い糸で等間隔で縫う ....
夕焼けは空全体が燃えることだった
そんな日々からずいぶん経って
いま夕空のどこを探しても
みつけられない六歳の空

大人なのに泣いている理由がわかって
こんな場合にこの気持ち
どう切り替 ....
   未熟な目線を どうか伏せずに見つめて下さい

瑠璃濃く刻々と 裏返る程の直線の広がり 尚煙立つ 
天分を受け取るかの如くの手のひらの菊の華

しゃくしゃくとその精華 馨しく立つ

 ....
空を滑り落ちた小鳥のように
翼をたたんで
ムクゲが地面に死んでいる

ぽとり
ぽとり
眼をとじ
命を閉じて

どこまでも拡がっていく夏空の下
次々に開く
新しい花達のふもと

 ....
清秋の流れ星が 陽だまりの弧を縁取り
初夜の刻

この色をもって橙に染める
現状の円らな出来事を 仕分ける
曼珠沙華のセカンドカラーに清めを求める

些細に複雑な絡みをそのまま 溶かして ....
たまごのあてさきは
今日も 運動会です


最後には 綱引きで終わるはずですが
お弁当を 食べたフリしている こも いるのしょうから
パン喰い競争は できたら はずさないでほしいです

 ....
いきかがり上
この焼けつくアスファルトを 歩かねば なりません

せみしぐれは しずかです
電気屋の扇風機売り場の せみしぐれとは ちがって
緑の影から にわかに飛び立った 蝉の翼の ....
のっぴきならない
事情がお有りと
要らぬお察し致します

もしや事情が無いのなら
尚更心配致します

ただ等閑なだけならば
私は安堵致します

あなたに易きときあれば
私は安 ....
いくぶん体温の高い
あなたを胸に抱けば
心の真ん中にある
バターが溶け出し
私は
ホットケーキになった

ふくらんで
ふくらんで
痛いほどふくらんで
あなたに与える
ちょっとのほ ....
また月が始まる ぼやけた記憶を貼りつける
待宵に届かない蒸しる 古ぼけた鼓動

情熱の断片を繋げることもなく 剥がすこともなく
また月が始まる

手のひらに収まる小癪な小川 運命も何処へ
 ....
言葉と私はひとつにならない
私は私に話しかける
私自身の現代詩による
欠陥のすべて

そう、
あなたは話さない青
沈黙を重ね盗み続ける青
そのすべて

話せば話した分だけ
孤独に ....
レシートがお札に変わる財布だったらなぁ 僕は闇属性なので
まぶしいものにめっきり弱い

「じめじめしやがって
お前はナメクジみたいだな
キノコと仲良くやっていろ」

日没になると
カーテン越しにそう言われて
最初は腹を ....
白日は西へ立ちゆき五畳間はこころ一日沈みをりけり 心を揺さぶり腑に流れてゆく 真心の陽
そこまでの手ぶらの素足の 足らずの清い幼さ

空と同じ光に映える雄飛を醸す ゆっくりと瞬きを繰り返す
表 表 表に

これが息を嗜みながら 笑顔と至福 ....
恋をして綺麗になってまた泣くね


気のせいかあの子の声がこだまする


フラれてはヤケ酒飲んで会社行く


彼岸花私の恋を浄化して


あの花の名前忘れて久しきは


 ....
時々
じょうごがあったらなぁとおもう
たとえば
砂の粒を透明なびんにあつめる時
たとえば
湖水を小分けして胸にしのばせる時

{引用=いちみりも
こぼさずに
うつくしく
やりとげな ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
徒花に実をつけさせてやる- 北大路京 ...自由詩113-8-16
巨乳牧場- 花形新次自由詩113-8-16
朝顔のこと- はるな散文(批評 ...113-8-16
セピア色- 夏川ゆう短歌113-8-16
脳内麻薬で宇宙まで- なかうち ...自由詩113-8-16
俺は岩だ- 吉岡ペペ ...自由詩413-8-16
片目の露骨- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-8-15
熱帯抱卵節- ただのみ ...自由詩21*13-8-15
涼を求めて- 花形新次自由詩213-8-15
御霊(みたま)への歌- HAL自由詩8*13-8-15
大人の階段を昇る筋肉がない- 北大路京 ...自由詩813-8-15
男にも連れ去って欲しい夜がある- 北大路京 ...自由詩1013-8-15
夢の夏- 番田 自由詩213-8-15
運針/千人針- そらの珊 ...自由詩16*13-8-15
六歳- もっぷ自由詩1013-8-15
後夜刻の追願- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-8-14
「ムクゲの咲く朝」__(詩人サークル「群青」8月の課題「漠」 ...- Lucy自由詩17*13-8-14
初夜刻の祈り- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-8-14
毎日が運動会- るるりら自由詩9*13-8-14
いきかがり上- るるりら自由詩12*13-8-14
便り- hiroto22自由詩3*13-8-13
食べさせる- そらの珊 ...自由詩18*13-8-13
また始まる秘光- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-13
未詩- 左屋百色自由詩11*13-8-13
レシートがお札に変わる財布だったらなぁ- 北大路京 ...自由詩513-8-13
カーテン- ニワコ自由詩7*13-8-13
étude- もっぷ短歌2*13-8-13
真心の陽- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-8-13
- 田園川柳2*13-8-13
遠い日_おもちゃのラッパでした- そらの珊 ...自由詩22*13-8-12

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