あひるは腰かけていた
石のおいろはみどりいろ
あひるはそこへ腰かけて
誰かが来るのを待っていた
誰かが喋り声を出すのを
じっと待っていた
しんしろの太陽は黙っていた

これらの人を知っ ....
誰だ?
マオたんが
なんとなく
首相に似てるって
言ったのは?
マオたんは
どこぞの
金メダリストと違って
何度見ても
ハッキリ特徴が
掴めないみたいな顔じゃ
ないんだかんねーだ ....
銀紙をくしゃくしゃに丸めたあとで
拡げたみたい
海面で瞬く無数のさざ波が
煩い

雲から
スポットライトが注ぐ
見えるはずないステージが
現れ

翳む
ぼやける
ぶれる
沈み ....
  俺のテレキャスターは
  どんな女よりも
  艶っぽく喘ぐ

  だから
  要らないんだ
  柔らかくて暖かい
  夜の女の 肢体なんて

  俺のテレキャスターは
  どん ....
考えると苦しくなる

胸も頭も指先も

だから考えるのをやめる

病気でタバコをやめるみたいに


それは体力と

心の頑丈さの問題か

愛とか嫌いとかではない

朝から ....
君がステキな景色見る時には隣にいたい 春うらら梅香る城散歩猫

昼寝猫はなさき薫る梅一輪

黒猫が丸く膨らむ春うらら

黒猫や背に梅の香を漂わせ

わたしたちは
いつだって
傘のかなしみを知らないのです
雨は水のふりをしているけれど
あれは
悪魔なのです
今は悪魔であるけれど
もとは穢れなき天使だったのです

傘は特別製の防御服 ....
あなたのそんなところがうんざりするのよ
最近きみが言うのはそればっかりだ
【最初はそこが大好きだと言ったじゃないか】

だって あなたはいつもだれにでもやさしい
でもぼくが大切にしているのは ....
最終列車が息を吐く

車内には人が結構たくさん乗っているけれど
皆疲れて茫然としており
身体半分が無機質な物体になりかけ
車内の音を吸い込んでいくので
奇妙な静けさが漂っている

発車 ....
雪解けの時を待った
土を食べたくて

小さなシャベル片手に
まっすぐ真白い粉塊の一点めがけ


(吸い込まれる) 

くらいに感じてくれたらいいな

そんな気持ちの柔らかさで
 ....
【 そのあとがある 】


「ソ」の次は 音叉の「ラ」の音が 来るよ
    さあ チューニングしようぜ

空を超えよう
    人間 ....
 
限りなく明日に近づけば

今になる

だから、僕らは夢をみるの




 
お母ちゃんの指になったと母は言ひ

母だけが味方の人生峠道

ひ孫から祖母まで包む紙おむつ

縁とは不思議なものよ妻の尻

何とまあ年々父は欠けてゆく

母と二人墓で打ち明けられた ....
思いはちぎれた
ここにある手は君のだろうか
すでに 疲れた 君とは 生きたいけれど 


思う以上に 色々な物事は 虚しい気がする 
考えすぎた 目にするものを


思った これ ....
お前の道でひかれたたぬき

その道は
車が走る
人が走る

たぬきがいた
それを知った
お前の道で
たぬきの道で
もしこのよに穴があったら
多分地面を見下ろすとおもう

高くて広いそらは
うるさくて 重くて 儚い
だから綺麗な孔のなかで

芽を瞑りたい
骨格をあらわに
白い野に立つ

背筋を伸ばし
左右対称に枝を張り

あるいは 捻れ
歪みながら
闇雲に空へ手を延べる

曝け出された履歴のあげく

無防備に芽吹くものを
先端 ....
風の変り身に
逆立つ産毛はあるが
人の変り身を
捉える触角はない

好奇心の玩具は
すぐに揮発させてしまうくせに
邪推の深海魚は
いつまでも対流させている

賞賛の燃料があれば ....
それは、
大まかに表したのなら踏切
もしくは縁が擦り切れた、
クラウドの束
私はなかなか爪を切れない性分で、
街には、
ローディング時間がない
そんな夢すら見ないのは
昆虫、
路地、 ....
おまえらがつねに嫌いです
ネイル先で彼氏の蓋をはじきとばしたり、
車両の揺れに合わせ欲情を波打たせる性癖などを飾られても、なんの興味も沸かない
(そうやっていつも、わざわざ口にする
(ヒトは青 ....
 カモメが鳴いている。ゲームボーイが発するエイトビットの効果音に似ている。ぼくらのあらゆる体液を染み込ませたエロ本だらけのこの廃小屋が、蒸し暑い潮風を吸ってさらに膨張している。ぼくはかげろうの中にいる .... 子どもたちの語彙が拙いから。

とんぼ
だけど

高いビル
飛行機
ねこ
ぬれてる
もうツバキが、
だって
ともだち
晴れ
寒い
/ぼくらの/聞こえないうた/呼ばないで
 ....
次の駅まで5分25秒
話した
他愛もないことたち
人見知りのあなたと
人見知りのわたしの人生が
はじめて交わった

まっすぐに話せないはずの視線が
まんまるな瞳に吸い込まれていく
ね ....
      水平線が欲しいと泣いた
      混ざらぬふたつが眩しすぎ
      泣くしかなかった                 
      空は碧に準じて深すぎて
      ....
ふぅ〜

誰かのため息が
うなじをくすぐる
振り返ったら

黄色くなった“春”が立っていた

眼は真っ赤に泣きはらし
皮が捲れて鼻水が垂れている

あぁ〜

私はポケットから ....
震災関連番組を見ている
私の背中に
六歳の娘が不意に覆い被さってくる

今朝思い切り叱られて
「ママなんか大嫌い」と
涙を溜めた目で私を睨みつけていた娘が
「ママ、大好き」と言いながら
 ....
目が疲れたので
書きかけた詩を止めた
いつも そんなことを考えては
暮れかけた思いの中をさまよう
部屋には 人はいないと気づく
誰の影もなく夕暮れが光を落とす


体が駄目になった ....
私はモノに名前などはつけない

自転車や楽器など愛すべきモノたちへ

名前をつけてはいつくしむ人たちに対して

嫌悪感ほどは抱かないがむず痒くなる

しかし私は毎日牛乳を飲むときや
 ....
忘れてしまえるということは
すばらしいことだとおもう

今日のことも
だれかのことも
わすれながらいきてゆく

わすれられないことを
すこしづつ手放して
花が咲くように
花がちるよ ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みどりが丘で- salco自由詩16*13-3-18
マオたん- 花形新次自由詩113-3-18
凪ぎ- Lucy自由詩19*13-3-18
ギター弾きの想い人- まーつん自由詩12*13-3-18
朝から鼻血がとまらない- 吉岡ペペ ...自由詩713-3-18
君がステキな景色見る時には隣にいたい- 北大路京 ...自由詩513-3-18
猫しだい- ……とあ ...俳句8*13-3-18
カサノ_カナシミ- そらの珊 ...自由詩19*13-3-18
本心- HAL自由詩7*13-3-18
発車までしばらくお待ち下さい- 灰泥軽茶自由詩5*13-3-18
ハヤブサ- 芦沢 恵自由詩22*13-3-18
【さくらの_ゆくえ_その一_開花編_】三編のオムニバス- るるりら自由詩8*13-3-18
僕らの明日- 殿上 童自由詩22*13-3-17
川柳十句- 三州生桑川柳213-3-17
もう別れよう- 番田 自由詩213-3-17
たぬきの道- 朧月自由詩313-3-17
- 十二支蝶自由詩113-3-16
冬の木- Lucy自由詩13*13-3-16
スネオ- nonya自由詩23+*13-3-16
二人、または- ゼンメツ自由詩2113-3-16
どうしてもそれをみずの色だなんて言いたくない- ゼンメツ自由詩1413-3-16
エイトビット摂氏三十六度- 魚屋スイ ...自由詩2013-3-16
聞こえないうた- 破片(は ...自由詩2413-3-16
この夜のすべて- 伊織自由詩8*13-3-15
準ずるものたち- 石田とわ自由詩12*13-3-15
【_美しき“春”よ_】- 泡沫恋歌自由詩15*13-3-15
二千十三年三月十一日に- 夏美かを ...自由詩27+*13-3-15
目の光- 番田 自由詩513-3-15
牛三郎- 灰泥軽茶自由詩7*13-3-15
忘れるための夢- 朧月自由詩613-3-15

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