壊れた蛙になって 何時までも 浮遊する
ぷかぷかと 葉巻を流れた煙の先に
紫の 十字路

オレンジは 爽やかな季節の 代名詞だから
今は 要らないと言ったのに
まあまあ 夜なんだから  ....
天井から集まる
星屑のめいめつが
頬からこぼれそびれて
睫毛にからまり
目を閉じると
角膜の表面に錨をおろし
浮標のように
ただ揺れている
覚束ない眩しさを
ひとつ摘んで
たやすく ....
広い野原に
抜ける空

ぽつんと
ぽつんと
木が立っている

横に広がる枝ぶりと
見事に茂る葉 葉 葉
空と甍のその間

広がる枝を覆い隠す
天平の空の庇に
広がる椨(たぶの ....
{引用=

天蓋は燭光の水あかり
心をてらす 後后のゆらめき


ここは、光さえためされ 路にまどう
教室の窓外に 黒光りする鱗の群れが、
古代魚たちが、泳ぎすぎる」


ありふ ....
夕暮れの淋しさひとつ風に乗せ
揺れるススキを追いかけて
ひとりで道を歩いてた
さよならさよならまた明日
ひとりぼっちもたまにはいいさ

夕暮れのせつなさひとつ風に乗せ
暮れなずむ空を見上 ....
古い家の梁に
ロープを掛けただけの
私の特製ぶらんこ
ゆらゆら揺れているのが好きだった


目をつぶると
ぶらんこの旅がはじまる
家ごとゆらゆら揺れて
私は遠いところまで行ってしまう ....
{引用=♪ダッダダダダッダ、ダッダダダダッダ
  じーんせい楽ありゃ ふみしめて〜♪
            (山上路夫作詞・木下忠司作曲)}
第8647話 電気を帯びた黄門様

 〜江戸  ....
冷たい汗
夜の金の径
いつまでも響く
足跡の径


塩の岩 塩の波
街のすきま 
指のすきまを埋める白
痛みの音 静かな
水音


無垢の右目 狂気の左目
 ....
 こんなに醜い洗脳が、実際に行われるとは思わなかった。
 それぞれの国が、貧富の格差に伴って抱えた怒りを、
 ともかく外へ向けさせようと必死だ。

 誰かが誰かを悪者にし、いがみ合うよう仕 ....






水平線を断ち切るように見上げる


加速してゆく時代は
小さな出来事をかき消して
紙の上の真実は風に飛ばされてしまう


     ※


(渡り鳥が ....
星月夜大陸横断するバイク

爽やかに陰鬱な馬乗られてる

球音が耳に残るや処暑の空

藪枯らし匙投げた医師にアホと言う

星逢う夜髪をショートにしてみたの

あのやろう絶対しば ....
初秋や Rock'n'roll Is Dead

水色のスカートひらり放屁虫

猫じゃらし美容師の胸あたってる

蚯蚓鳴く緑色したエフェクター

都会では生きていけない飛蝗かな
 ....
酸素魚雷を知ってるかい?

無航跡で射程も長い

ぶち当たれば敵の艦は木っ端みじんさ

すごく強いんだぜ

ぼくの手首をみてごらん

さざなみの痕がみえるだろ

知ってるかい? ....
  椅子の上に
  左脳がひとつ置かれていた



  色褪せた譜面から
  いくつかの音符はこぼれ
  床のうえでひょこひょこ跳ね
  透き通った窓は、わたしたちと
  青 ....
青紫の花びらに
涙がひとつ
めしべの奥の
白い洞窟に
隠されているのは
新しいいのちが
育まれる仕組み

蜂がはいっていく
蟻が群をなしてはいっていく
ぼくもはいっていく
男は虫 ....
膝小僧というより膝小娘 夕暮れの陽 落ち風に 
窄めた花の 慎ましき
約束の地 ありやなしや

流れ往く雲 間に星の 
応え無き 人の世に 
約束の地遥かなりや
 書きたかった
ずっときみのことが

心臓が血液を押し上げるように
月が魚を狂わせるように

まるで澄まし顔の
 未開の詩よ
ことばの装いと枷とはわたしのもの

やがて旅人でしかい ....
 
もうじき終わるこの日差し

そうとも知らず夏はジリジリと

あの日のウチらのように



 
ぼくは馬鹿だった

ぼくは天才だった

感じていたのは無力さではなかった

じぶんの有害性を感じていたのだった

ひととはうまく交われなかった

それがぼくを

強くもしていた ....
だれかを信じようとしていた

そんなのは

生きているうちで

いちばんの嘘っぱちだった


愛しているひとに

愛しているよと言うように

愛していないひとに

なんにも言わずにいるように

この世 ....
ふりかえると夏がいた
透きとおる肌
後ろの道が透けて見えた
ほほえむ顔がうつむいて
夕陽から漂う風を浴びた横顔は
もう夏ではなかった
私の知る夏は消えていく
知らない存在に変わってしまう ....
だいじょうぶだ
朝日のない丘はそこらじゅうにある
君も例外なく飲み込まれる
気付いていなくてもあんなにも伝えようとしていたのにそれは
宛てにならない人の声 手探りの心臓の道 真っ暗い洞窟
重 ....
桜色のファブリーズ
求めたのは 春の 語らい

風が 冬の匂いを 撒き散らす 
その代わりに

白が 消毒液を 連想される 
場所を 離れて

もともとは アロマ成分を
重視し ....
誰も
いない
誰も
いなかった


死ねば
いない
悔いだけが
残されている
コンビニに
おでんと肉まん
買いに行き
無いと言われて
店員射殺



牛丼を
おにぎりにして
と頼んだが
汁多いからって
拒否られ射殺
奥に仕舞い込んでいた未使用の
少し焼けてきた葉書の束

ふと 手に取り
書き始めた文字は
青臭くて齧るとまだ苦い

幾つもの文字を吊るしては
甘くなれと
この一つの息で長く吹き込んだ ....
 
エノコログサがじゃれついて
あなたのこころにも可愛い穗がひとつ
くすぐってよ と飛び付いたのは
いじられっ子の陽気な風
カメラのレンズ越しに睨んでいたのは
優しい光線だよ
昼下がりの ....
2012/08/31 14:53

 家の洋服という洋服、下着、タオル、布をめちゃくちゃに投げつけ、広げ、収拾がつかない状態にしたのち取り押さえられ、そのとき傷口が開き、なおも取り押さえられ、格闘 ....
子供たち暑さに強い体持ち夏にしか出来ないことをする

枝を持ち地面に書いた詩の一部想いが深い分だけリアル

逃げ道を探す生き方したくない早朝会議眠気が増える

ギター弾き君の心を和ま ....
梅昆布茶さんのおすすめリスト(13739)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紫の_十字路- 藤鈴呼自由詩8*12-9-3
暗礁- sample自由詩1012-9-3
椨(たぶのき)ー上総国分尼寺- ……とあ ...自由詩9*12-9-3
水の時- 月乃助自由詩18+*12-9-3
夕暮れの淋しさひとつ風に乗せ- 未有花自由詩18*12-9-3
鞦韆(ぶらんこ)- yo-yo自由詩1412-9-3
水戸黄門ダイジェスト- salco散文(批評 ...5*12-9-2
冬と走狗- 木立 悟自由詩312-9-2
日本と韓国と中国- Ohatu自由詩2+*12-9-2
「空想距離・フラクタル次元の無限性のような幾何学的幻想」- ベンジャ ...自由詩5*12-9-2
俳句2012_8月下旬_B_星月夜- 北大路京 ...俳句8*12-9-2
俳句2012_8月下旬_A_バッタ- 北大路京 ...俳句6*12-9-2
torpedo- 高原漣自由詩4*12-9-2
左脳の時間- 草野春心自由詩1112-9-2
朝顔の顔- 殿岡秀秋自由詩912-9-2
膝小僧というより膝小娘- 北大路京 ...自由詩11*12-9-2
河原歩けば月見上げ_川面の光綺麗- 板谷みき ...自由詩2*12-9-2
未開の詩よ- ただのみ ...自由詩23*12-9-2
この日差し- 殿上 童自由詩21*12-9-2
だれにも心配かけたくなかった- 吉岡ペペ ...自由詩1112-9-1
ラプソディ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-9-1
- 木屋 亞 ...自由詩5*12-9-1
尾めで体位は、肥満の丘され道具チキン、- 狩心自由詩3*12-9-1
桜加減を_もう一度- 藤鈴呼自由詩6*12-9-1
グッドバイ- 番田 自由詩112-9-1
ハードボイルドワンダー短歌1- 花形新次短歌212-8-31
残暑見舞い- subaru★自由詩25*12-8-31
ハイ!_ポーズ- 乱太郎自由詩17*12-8-31
20120831- 榊 慧散文(批評 ...112-8-31
子供たち- 夏川ゆう短歌312-8-31

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