そんなにも歩き疲れたのならばお前は夕暮れの街角に屹立して空を見上げ落涙してないで一刻も早くタクシーを拾い道中寝て帰れ  親分が死んだ
 翌日は
 空がどんよりしずみこんでいて
 さかんに落ちる公園の黄葉たちをみていた
 車内の
 十月


 か。


 なやまされていた
 か。
 ....
じぶんをたもつために
だれかをひつようとする
そしてこわす
なにもかも


そのくるしさにたえかねながら
それでもすがりつかないと
じぶんでいられないあなたが
ときどきひどくかなしい ....
明日食えなくなれば
君、きみは白く
きちがいになればいい
記憶の在処を忘れた痴呆老人のように
惚けた役者を演じてやればいい
そうすればきっと誰かの目に止まり
こちらから
施しの言 ....
1 光りは遠くにあって手にはとれないもの
  互いの体温通りに
  祈りは空まで伸びて発光体となる

2 夢は狂おしいぐらいに膨らんでゆくもの
  明日も昨日もあやしくなるほど
 ....
目覚めの弱い朝
濃いめのブラックコーヒーと
アーモンドチョコレート
苦みで潤される喉をなぞるカカオの甘さ
寝ぼけた体が整えられていく

今日はどうやら天気が良さそうだ

もうすっかり冷 ....
夏の夜
電信柱
伝わって
家出果たした
ぺたぺた
よちよち
さっきまで 笑ってた友 急にキレ 僕をえぐった サバイバルナイフ

殴られた 歯が折れるほど 殴られた 後は優しい DVセックス

あなたなど 選ばなければ 良かったと 自分を責める 怨念波紋 ....
はねるような昂揚と

けつまずくような直進性で

新幹線、がむしゃらにすべっていた

車窓にはひとがげのない

等身大のミニチュアの町が

きょうの幸福にひらいていた


町 ....
思い悩み
どうしても考えがまとまらないときは
一歩外に出て、深呼吸をしたらどうですか

この星は
内なる熱に悩まされ
運行の遅れをとても気にしていました
でも、やはり
一夜で辻褄を合せ ....
チーズは永遠ではない

チーズは私たちの所有物ではない

私たちは絶えず

このことに備えてゆくのだ

私たちは絶えず

新しいチーズを探し続けてゆくのだ


怖れるな

 ....
未来には まだ誰も居ない

存在は過去と今だけ

未来には まだ誰も居ない
 
 
 
真夜中の
高層ビルを写真に収めると
ワンフロアだけ
灯りが点いている
残業してる
君がまだ
一人だけそこにいる

+

掌に宇宙
君の掌にも宇宙がある
手をつなぐと ....
初めて君の手のひらに触れた





ちょっとカサカサしてて

でも、あったかくて



君の優しさが伝わってくるような…そんな感じ








 ....
午前1時の 朝ごはん

はちみつを
かけただけのトーストと
皮の削り残した


咎める人の
いないことに
慣れてしまったら
何を自由と 呼べば良いの

“1人で死ぬことが究極 ....
フルーツサンドを食べたら
急に彼に会いたくなった
キウイの色が眩しくて

もう何日も会っていない
彼の顔が見たい
会いたいよ
会いたいよ
そう思うけれど
仕事で帰りが遅く
彼の家は ....
お前の骨はとても細くて
俺の肉まで貫いていて
お前の肌はとてもキレイで
どんなものでも突き通せない
お前の骨はとても細くて
シミルくらいに痛いんだけど
白くて甘い肌のせいで
突き刺さらな ....
よのなかの電波の網の中にいてお前の音だけ手探りをする



胸底にお前の喘ぐ声がする風の音だと限りなく言う



遥かなる街でお前が笑っててお前を抱いて眠ろうとする
松の木で作られた
防風林を抜けてゆく
秋風

旅立ちの日なのですね

鞄の中を
何度見直しても
なにかをあすこに
置き忘れてきたような
十月は
指先に感じる
わづかな冷たさに
 ....
アスファルト
通りすぎた
西風に

砂は覚えている

眠る
この夏の足跡

輝いた
ピーチパラソル

君がひとつ大人になれば
またおいでよ

ささやきながら

 ....
きみが紫露草のようなんだ

青色がとても似合うからか

そもそもきみが青だからか

地べたの緑の小さな宇宙に

散らばる青い星々だからか

この可憐な草花のあまくて

涼やかな香がきみだからか

きみ ....
絶望的な奴って

絶望的な奴と何かを食べることは出来ない。
栄養を取る必要がないからです。

絶望的な奴と勝負事は出来ない。
失うものが何も無いからです。

絶望的な奴と酒を飲めない。 ....



あ どもども 見知らぬ皆さん こんちくわ

えっと ヨルノテガムと申します てへ

この頃 何か映画批評のようなものを書きたい と思ってまして
何か ズボラ ....
爆ぜていく悲しみのビーズを
目は閉じたまま手探りで
探して紡いでまた取り落とし
私の四度目の恋が死にます

狂おしいのでもう何も思わない
何も考えない
誰も愛さない
ようにしようと思う ....
わたしのなかを
あなたのなかを


風がいちど
吹きぬける


あつくもなく
さむくもない


温度とは
呼べそうもない風


放浪、漂流、点在、葬 ....
倒壊する柱廊
夜より深く寄り添って
呼吸を整えるわたしたち
目にしない貝殻の夢を見る

したり顔で人の世の不幸を
散種する予言の彼岸で
美しい馬の背に乗った
しなやかな筋肉のあなたをみ ....
バベルの塔 天まで高く STORY 軒を貸しては 母屋取られる 無口な風に誘われて

ろんど

昔誰かいたの
追憶の匂いがする


じっと見つめたまま

ゆらゆらと胡蝶が舞います

広い世界とはうらはらに

わたし
暢気なお庭で遊 ....
私が死んだらどうか
庭には一面青い花を植えてほしい

春にはシラーとアリウムが
夏にはマツムシソウとラベンダーが
秋にはクジャクソウとリンドウが
冬にはミスミソウとヒヤシンスが
それぞれ ....
いっぱい泣いたら
いつか笑える
と無責任に言い放つ
そのあとに続くことばを
のみこむ

そこは新しい世界
きのうのなみだを
キラキラ輝かせても
それは別世界
壊れたもの戻らない
 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9946)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アフター5- セガール ...自由詩310-10-9
赦されるの蚊、この殺戮は。- 石川敬大自由詩1810-10-9
あさにちかいよる- 水中原動 ...自由詩110-10-9
似非者たち- アラガイ ...自由詩5*10-10-9
ステップ- 朧月自由詩210-10-8
私という余韻- 見崎 光自由詩1010-10-8
その昔、僕のひとり暮らしは靴を探すところから始まった- TAT短歌4*10-10-8
秋のナイフ- ハイドパ ...短歌3*10-10-8
きょうの新幹線- 吉岡ペペ ...自由詩210-10-8
秋分点- 西天 龍自由詩2*10-10-8
チーズ- 吉岡ペペ ...自由詩310-10-8
- 徘徊メガ ...自由詩410-10-8
寝帰り- 小川 葉自由詩710-10-8
手のひら- ほのか自由詩4+10-10-8
talking_about_Life- Akari Chika自由詩5*10-10-8
thinking_about_Love- Akari Chika自由詩4*10-10-8
焦げちまった空の下- 黒田康之自由詩210-10-8
つながる- 黒田康之短歌210-10-8
旅愁- 塩崎みあ ...自由詩3*10-10-7
夏の面影- アラガイ ...携帯写真+ ...8*10-10-7
紫露草- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...3+10-10-7
絶望的な奴- ……とあ ...自由詩13*10-10-7
映画_北野武監督作_『Dolls』_の黄色い車〜〜〜- ヨルノテ ...散文(批評 ...210-10-7
Nôtre_Dame_de_Paris- 瀬崎 虎 ...自由詩110-10-6
どちらにしても風は吹き続けるのだから- ホロウ・ ...自由詩4*10-10-6
記憶- 瀬崎 虎 ...自由詩210-10-6
Fame- 呉汁±短歌110-10-5
幻窓- アラガイ ...携帯写真+ ...7*10-10-5
ブルーガーデン- 未有花自由詩20*10-10-5
なきごと- 水中原動 ...自由詩210-10-4

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