たとえば家を出た後で
火の元大丈夫だったかなとか
鍵かけ忘れてないかなとか
心配になったことないですか

確認妄想というそうですが
うちのパパが若干その気があるのですが
そんなときの僕の ....
さかさまのきみがいて
ぼくはめがはなせなくて
てんきよほうはあめだったのに
そらはいつのまにかはれていて
きづかないのはぼくだけだった
うみとそらのちがいをきいた
きみのなかにみえたの ....
鶴橋の町で五〇年 湯を炊いてきた
百草湯の源田のおやじが 今年亡くなった
あれは夏の午後
「湯を炊く」と言い残して赤十字病院で息を引きとった
おやじは享年七七歳
銭湯が寂れる中 おやじは ....
かつて
ともに歌った
歌の
楽譜のページが
にじんで
黄ばんで
ぼやけたとしても
私のことを
呼び捨ててくれる
あなたの声は
変わらぬ
大きさで
私の背中叩く

かつて
 ....
十一月十八日の雨の中
独りで街を歩く
私はひどく寒そうにしていた
晩秋の冷気は
誰の肌にも等しく訪れるというのに
片や暖かさは
幸せを選んで賢く舞い降りる

洒落た厚手のコート
小さ ....
「あなたちの時代はもう終わった。
これからは俺たちの時代だ」
そう言うたくましい若者たちが
限界集落間近の僕たちの自治会にも
現れないかなあ!
神事なさいと言う内奥の声を
聞いて私は急発進の車を
避けながらプールに飛び込んで
禊(みそぎ)潔斎(けっさい)を
水垢離(みずごり)で済ませてから
ちんちんの熱いお湯を何気なく
口に入れて ....
電車の自由席
隣の席に荷物を置いて占領している人を
素敵だとは思わない

しかしその人は
自由を満喫するのが自由席だからと
邪魔されないようにしている
自分は知的だと足を組む

満員 ....
僕たちは、また新しい朝陽に出会うだろう。

僕たちは、また新しい夜空に出会うだろう。

僕たちは、また新しい言葉に出会うだろう。

僕たちは、また新しい自分に出会うだろう。

僕た ....
夜ご飯食べました
影響されやすい僕は
影響されやすい僕を直したいです
あ!時計が過去を未来と勘違いしている!
話の続きです
芯のある自分になりたいです
何にも影響されず
自分の世界観を貫 ....
あの人に送るはずの希望を

間違ってぼくに送ってきた

気にしない

気にしない

一休さんは気にしないから

冷たく無視でもしておこう


冬空の電飾は

ごみごみしな ....
十一月十八日 江戸 秋葉原
野次馬たちの視線を七色に乱反射させ
聳え立つは巨大なギヤマンの壺
その目もくらむ頂上の 縁を走る 影二つ

永久脱毛された花魁姿のゴリラ
追いかける血まみれの巡 ....
陽射しの下に
人が集まって
笑いが起きる

日々の小さなグルーヴを
ありがたく思う

そんな大げさな話ではないけれど

たとえば
心無いものと出会って
戦士は剣を抜き

心優 ....
洋装に日本髪といえば
私の妻のことだ

成人式で初めて結った
日本髪が勿体ないとの
母親の口車に乗って
ジーンズにロングコートに
日本髪の出で立ちで出社して
更衣室で同僚数人がかりで
 ....
一寸先も闇だった
夜空から月も星も剥がれ落ちて
真っ暗な闇のなかに
いきなりサムライが現れて
刀を抜いてきた

人通りの絶えた道で
先を急いでいた商人は
足止めされて
殺気に身を構え ....
イージーオープンがイージーでない
ひとり笑って寒くなる
目が覚めてすぐ目が西陽にやられて
ちかちかしながら
インターネット動画を見続ける
朝ごはん昼ごはん晩ごはん
昨日の夜も風呂に入らなか ....
ただ大人しく眠っていたいだけなのに
あれやこれやとツマラナイことが降り積もる
見ないふりができないから
こなしていかなければならなくて
結局一日中奔走する
身体も心も休まることなく
ただヒ ....
とりあえずのチキンは食べられてしまって
ぎゃばんのseasoningが恋しいクリスマスも近いし

ぼくのなかの騒がしい自由は休憩しているのだろう

忘れさられる歌を今日もうたっているし
 ....
ここから先は闇で、その先には何も無い
裏を返すと闇はゼロで、ゼロは全てで、そこにはすべてがあるという事だ
見えない先に手を伸ばす。手は闇の向こうに伸びる。
カーテンの向こうに突っこま ....
理不尽な手錠を一つずつ外していく
もうこれ以上汚れる必要はない

世界を受け入れようと
世界に溶け込もうと
我慢し続ける事は間違いだ

自分が信じる美しさと正しさを 妥協してはならない
 ....
心のなかの晩秋は
村雨ばかりの降りしきる
そこへわたしは土足で立ち尽くし
自らを裏切り続けている

かなしみ屋の通り道で
一等かなしいラブストーリーを と

けれどいつまでも訪れず ふ ....
僕は一枚の紙

美しい物語が綴られるはずだった紙
だのに、その表面は虚しい無地のまま
降り止まない雨に打たれて
溶けだしてる



ある晴れた日、道行く人々が
ふいに風に舞う紙に変 ....
 あのひとは損な人だった。

 15歳くらいまでにやられたこと言われたことがえげつなすぎて、本当にいい思い出がない。やはり亡くなってスッキリした、と思うたびに、風穴が空いている自分を知る。

 ....
思い出を
思い出さないようにと思いながら
今朝も起きて食べて現実と歩いている


寄せるしろい 腕が
知らない世界へさらいに来て
巨大なしろい フォークが
ざざざ、と遠のいて
それを ....
帰るよ、とか
ケーキ買ったよ、とか
たいがいの報告に

ってひと文字で応える

それは、了解ですの意味だって
わかっているけど
少しさみしいから
り、り、ってコオロギかよ!
って ....
もう
葉を落とすこともなくなった
落葉樹のようなふたりになったら
冬には陽当たりの良い縁側がほしいね

一日中観ていられる
そんなちいさな庭もあれば素敵なことだね
ある日

これから ....
遊歩しよう
忘れられた花園を
青ざめた果樹園を
影色の桟橋を
空中に漂う墓標たちのあいだを
谺たちが棲む迷宮を
天使の翼のうえを
玩具箱の中を
空へと伸びつづける孤塔の尖端を
傷だら ....
健康な時は
一人暮らしも気楽でいいが
いざ病気になったら
急に不安が増大する
夜中に突然倒れたらどうなるんだろう?
救急車を呼んでくれる人はいない
発見された時には
手遅れだったというこ ....
小刻みに震えながら重い足取りで進む俺
どこまでもリアルに灰色に広がる地平が
奇妙な高揚感を誘う
不意に吹き抜ける強風に
踊り出す手足はてんでばらばら
関節の軋む音 辺りに響き
俺は自分が薄 ....
音楽は音になる

音は盆栽になる

盆栽は音楽になる

それ自体がフェルマータ


その音楽とは

プランクトンの独り言

電子音のような自然音

朴訥なるデンジャラス
 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
信じることで- りゅうさ ...自由詩117-11-27
すなどけいのこい- かんな自由詩3*17-11-22
源田湯- 鶴橋から ...自由詩617-11-22
大学時代の先輩と飲む- 北村 守 ...自由詩2*17-11-22
孤独と呼ぶには幸せ過ぎる、或る日のこと- のらさん ...自由詩217-11-21
若者発言- ホカチャ ...自由詩117-11-21
過ごした- 間村長自由詩6*17-11-20
座席の荷物は心のお荷物- イオン自由詩2*17-11-19
出会える- 水宮うみ自由詩4*17-11-18
変わりたい- moote自由詩317-11-18
気にしない- 吉岡ペペ ...自由詩317-11-18
11月18日秋葉原で- ただのみ ...自由詩5*17-11-18
円卓- ガト自由詩6*17-11-18
日本髪- 花形新次自由詩217-11-16
断崖- こたきひ ...自由詩217-11-15
イージーオープン- 奥畑 梨 ...自由詩417-11-15
自らの目からこぼれ落ちる涙に気がついたときは立ち止まろう、遅 ...- 坂本瞳子自由詩2*17-11-11
日々のエチュード- 梅昆布茶自由詩1017-11-7
ここから先は闇で、その先には何も無い- TAT自由詩117-11-2
不滅- 狩心自由詩317-10-29
晩秋の一頁- もっぷ自由詩517-10-25
僕は一枚の紙- まーつん自由詩10*17-10-22
ジャンヌ、雪の病室- 田中修子散文(批評 ...4*17-10-22
ほろほろ- 唐草フウ自由詩3*17-10-21
ただいま- 佐野ごん ...自由詩7*17-10-20
ある日- もっぷ自由詩617-10-20
遊歩療法- 塔野夏子自由詩10*17-10-19
一人暮らし- ホカチャ ...自由詩2*17-10-18
現夢〇荒野- ひだかた ...自由詩617-10-18
フェルマータ- 吉岡ペペ ...自由詩317-10-13

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