「油断に慢心に
経験から来る誤りは
事故のもと」

今までだいじょうぶだったから
だいじょうぶは
事故のもと
たまたまだいじょうぶだっただけかも
しれない
慣れると
危ないことも
 ....
疲れたけれど
明日も歩こう
疲れちゃったけど
云わないで歩こう
神さま疲れた
神さまだけには
疲れちゃったよ
天と地と
自分だけ知って
明日も歩こう
心の深層に潜む本当の顔は見えない
抑え込んで心の底に沈めて蓋を閉めた
葬り去った思いは蘇えることはないのか
私は幾つもの仮面を被り演じている
私でない私を
偽った私を
偽りの人生を歩んでい ....
失くした心と失くした勇気
冷たい金属のような
失くした愛
心の中で考えるから
心は悪くなっていく
良くなったただ一つの事は病気
心が健康な色になった
こうして生きていける気持ちになった
 ....
もしこれっきり何も書けなくなって

ただの一片の詩も落とさずに
残りの人生を生きてゆくとしたら

それはそれでその幸せを祝おうか

シ ....
から だった
前進しようと思えば未だできたが
から だった

寝ても覚めても
あんまりカラカラと鳴るばかりで
もう嫌気がさしちまった

(なのに夢の空はまた
淡い淡い紅に染まり
何 ....
小さな溜め息といっしょに吐き出す
貴女への恋は
あと何度の二酸化炭素にすればいいのでしょうか

小さく繰り出すつま先は
貴女との距離を
あと何歩で埋めてくれるのでしょうか

辛くもない ....
ぬっとり湿った夜の膜を
そっとふたつの指で広げれば
胸を裂くような光のしたを
あたたかさ、なさけなさの影が歩いていた

カーブミラーの歪みのなかの
少しだけ正しい領域を
裸足で歩くわたし ....
コトコトと煮物を煮る
人生にはそんな要素が必要な気もする

アンテナを高く張ってトレンディなことも必要なのかもしれない
誰もいっぺんには多くのことはできないから

天才でもないので特に高み ....
風に運ばれて揺れる髪の毛は
頬をなぞる優しい手の動きを
思い出すような恋に良く似てる
永遠の森で見つけた涙を
頭の上に乗せて歩きたい
夕暮れが濃い青であることに同意してくれた
ふすまの模様がウサギみたいだと言ってくれた
天袋のホコリを捨ててくれた
鎖骨から心音を聴かせてくれた
それでも
ずっと前を歩いてた
先にフッと居な ....
  五月晴れした 虚空に見える
   すえひろがりの 長い白帯
 それは 単なる 天体ショウか
   それとも 平和の飛行雲か
 あぁ あぁ それは摩訶不思議
    卒寿のおらは 翳あわく ....
新緑の樹木を
下から眺めると
その美しさにいつも感動する
枝振りといい
葉のつきぐあいといい
まったく調和そのままだ
曇り空を見ていた
コンビニのベンチで
缶コーヒーを飲みながら

部屋に篭っていると
自らの身体の痛みに
意識が集中してしまうから

近所のコンビニのベンチで
ずっと空を見て座っていた ....
ひび割れていくことに
何の感慨もない
爪を立てていた猫に
謝礼を支払えばいい
痛かったことや悲しいことが
あんなに嫌だったのに
手放す時が来ることが寂しい

腹を立てている自分を嫌 ....
自称詩界隈で
面白いとか
ユーモアがあるとか言われてる
奴らのレベルは
世間的には全く相手に
されないぐらい酷いものだ
だからそんなクソつまらない連中が
面白いと評価するもんが
クソほ ....
まぶしさは骨から出てるホッチキス

笑顔のダサい恋人

やました先生のメロン爆弾

ようかんのみぞおち破裂

時計の形の虫がいて聞こえない

実印の首筋いたい すきだった
 ....
元気な時には
「病気は健康の対極にあるもの」
だと思っていた
入院したらよくわかった
「病気は健康のすぐ隣にあるもの」
ということが
すべて諦めかけたときに
コンビニに行って弁当買うてあたためた
何も変わらないいつもの弁当
俺の一所懸命にあたためつづけたもの
それと弁当
くれるレシートと夕陽
そして弁当
 ....
揺らめいている
天井隅の空間が
静けさに包まれ
揺らめいている

揺らめきは
静けさを呑み
三億年前の生き物の
真っ赤な蠕動を今の今
一瞬見事に開いたり
見たこともない
幾何学模 ....
入院すると
やたらに空が見たくなる
青空でも曇り空でも雨空でも
とっくに終わったよと
あきれ顔で南の国に言われそうだが
待ちに待った開花だ
長かった冬に別れを告げる合図だ

こんにちは
思い出を咲かせる
友よ
熟れた苺は
三温糖の甘さで身をもちくずし
林檎は
シナモンの香リを身にまとわせながら
北国の樹を忘れてゆくだろう

{引用=ずっと果実でいたいという純心は
換気扇のはねに吸われて}

 ....
ひだり肩越しに見る夜みかづきが
なくってもあったかいな背中

きみのひだり肩に顎を乗せて日がな一日過ごす、
感じをひらいてはもとにもどすあそび、むすんで
ひらいて、くりかえす、くつがえす、返 ....
ゆるしてくれる{ルビ他様=ひとさま}などいない姿になって街に出よう
あらかじめ悟っていられるだろう
大雨の後の泥濘があれば選んで歩こう
泥まみれのありさまになってみれば
初めて得るあたたかな心 ....
叶わなかった
何かの代わりに
自称詩を書き始める奴が多い

例えば
バンドをやっていたとか
絵を描いていたとか
お笑い芸人になりたかったとか

どれもこれも
全然ものにならなくて
 ....
肉の激痛、全身を貫くなか
魂の認識、一層鮮明に
意識保ち、いずれ帰郷する
フルサトは
星達の天から滾滾と
響きとなり湧出する

影絵となり弾む旋律たちの反復に
貫く主音の自在に伸び沈み躍る
ー音色は何処までも深く柔らかく

かつて己の属していた
界の掬われ ....
3億8千万を
銀行から自分の車まで
一人でどうやって運んだのか
から始まって
聞けば聞くほど
胡散臭さ満載の事件だが

3億8千万って
そんなに大したことないな
と思っている
そこ ....
やっと夜が訪れた
昼日中の肉の激痛修まって
静けさに 魂漂う 夜の深み

はっきりと
感じるのだ、自らの
奥底に未だ燃え盛る
生きる意志を魂を

やっと夜が訪れた
昼日中の肉の激痛 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
事故のもと- ホカチャ ...自由詩2*17-6-13
- もっぷ自由詩717-6-6
叫び- 星丘涙自由詩3*17-6-6
ウォーキング- 黒髪自由詩4*17-6-4
春の夕べのレイトショー- TAT自由詩217-6-3
からがら- ひだかた ...自由詩10*17-6-2
Detest- えこ自由詩317-5-29
犯す- 印あかり自由詩20+*17-5-25
Police- 梅昆布茶自由詩1417-5-24
- ミナト ...自由詩3*17-5-22
群青- 自縛ポエ ...自由詩317-5-22
大脳皮質に破裂ができて- 信天翁自由詩217-5-20
樹木美- ホカチャ ...自由詩117-5-20
今日の午後- ひだかた ...自由詩10*17-5-14
水平になっちまえ- 竜門勇気自由詩3*17-5-14
ウンコよりつまらない- 花形新次自由詩317-5-13
ふぇのん- 初谷むい川柳317-5-11
病気観- ホカチャ ...自由詩1*17-5-10
すべて諦めかけたときに弁当を- 奥畑 梨 ...自由詩6*17-5-10
揺らめく- ひだかた ...自由詩217-5-10
- ホカチャ ...自由詩117-5-10
北の桜- 乱太郎自由詩12*17-5-6
五月はジャムを煮る- そらの珊 ...自由詩15*17-5-6
ひだり肩越しに見る夜/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩4*17-4-25
その街は- もっぷ自由詩3*17-4-25
ゼロ- 花形新次自由詩3+17-4-24
帰郷- ひだかた ...自由詩5*17-4-22
響くフルサト(改訂)- ひだかた ...自由詩5*17-4-22
3億8千万円- 花形新次自由詩217-4-20
佇む魂- ひだかた ...自由詩7+*17-4-13

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