ふわふわとした
形のないものを抱いて
目を覚ました

今日は何だか
うまくいきそうだと思わせる
朝の匂いは甘くて

誰かの柔軟剤の残りが
空気に溶けて
酔っているだけなのか

 ....
東京SK駅から北東約十分
明日にかかるプールバーで
転がる玉を見ている
すべての始まりはそこで
やがて
花火の夜に散るように
マイクロバスから
あせた国際色が帰る宿
すべての始まりはそ ....
縁側 うららかな日差し やわらかな風

生垣の隙間 垣間見る人影 爽やかな駆け音

走り抜けて畦道 水路飛び越え 亀が見上げる

覗き込む青鷺 啄む嘴 鋭くて

空は紺碧 流れて群青  ....
一段 一段
階段を登る
二階につく

そんなことさえ
新鮮に感じる日

ふわり
記憶が消えたかのよう

あと何回 
夏を迎えられるだろう

汚れた窓ガラスが
光を和らげてい ....
一番星 見つけた!

あれは金星だよ

なんて綺麗な輝き!

(この陶然と鮮明に
懐かしく憧れる想い
記憶に焼きつけ)

一番星 見つけた

青い屋根に昇る
金色の輝き

 ....
そんなきみは本当はぼくじしんのたたかいだった
シデムシマンよ
きみはぼくのひみつの友達
きみは黒い上翅のマントをひろげ青空のどこからかやってきて
急降下でキャタピラーのタイヤにしょうとつしたか ....
ミルク 溢してしまい
その筋 床に白く伸びていく
時、 
ロープに足 引っ掛かり転び
びちゃ 倒れ込む、沸きだす
恥辱の感情 あらわに自ら恥ずかしく
なんで毎晩恥ずかしい悪夢 観るんだろう ....
わたしのデスクから斜め四十五度の視界に
ペールブルーの空がのぞく

けだるさを隠しもしない
ぬるま湯のようなオフィスで貪るのは
春の新作とか、要領を得ない愚痴とか
とにかくもふんわりとした ....
都市は病んでいる
と書いて見せ
私達は辛苦の最中にある
と言って聞かせ

日常に埋没したなにか
を探しては
月夜の喧騒と静寂の間
をさまよって

どれだけ尽くしても
どれだけ時間 ....
斜光が
千年(ちとせ)の
斜光が
赤々、
街道沿いの
植木を
染め

やっと夕暮れ、

道端に座り
さっきまでずっと
哭いていた神様、
その陶器の肌のような
豊穣な涙に ....
木々の根元、広がる薄暗がりの光景
浮かび上がり

律動し呼応し合う天と大地に静かさ在りと

言葉、
透明な呪いに充ちる声のヒビキ
意味の向こうに突き抜け静かさ司る。
うっすらと
満遍なく
広がる
絹糸のような
感触、

言祝ぎ斜光の橙に染まり

凝集する眼差し
光の瞬きの瞬間、

一つ思考の生動 感じる。
ねむっている
きみの頬
それは言葉のない絵本のようなもので
とてもカワイイ
きみの夢のなかで
そのやわらかな 二枚のページは
そらにとばされた
あかいふうせんとなり
おいしそうな
あ ....
痕がある
誰にも知られたくない痕がある
痕が疼く度に
歯を食い縛る
今はそれだけしか出来ない
やがて痕が
わたしを生かす為の
糧と成る事を祈る
気付かないようにしてきたが、
確かに{ルビ主人=あるじ}は{ルビ自分=わたし}であった。

としたら、
すぐに仕事に戻るのでしょうか?

否。

寝間着のまま夏に向けて冬のキセルを取り ....
五月のすがすがしい晴れの・・・と書きだしたかったが、
今日はどんよりした曇り空。
降りそうで降らない、何とか持ちこたえている
そこそこ生きてきたが
まだ答え合わせはできない
重なり合う未来、 ....
朝 目がさめて

僕がお布団ともっと一緒にくっついてたい
という日



僕はもう起きてなにか始めてもいいと思うのに
お布団がやたら僕にくっついてくる
という日

がある

 ....
小煩いの壁紙にはエロチシズム

なにかを、
芳しく、
静まるような。

涙色のレザーソファには
矢車菊が まだ、薄暗い陽に
セントバーナードが眠りに落ち
小花をあしらったわたしの
 ....
持ち家で生活に困らない
歩みは遅いが滑らない
どんな場所でも前にしか進まない
アクシデントは殻に入ってしのぐ
食べ物は草木の表皮だから無限
殻の維持に必要な炭酸カルシウムも
街のコンクリー ....
有り難い
いのちが、
あることを
有り難く思うのは
死あってのことだ


物事は常に
変化していくから
今が尊い
今は
全てとつながっている


{引用=※五行歌とは、「五 ....
 芸術における表現の自由という命題があらゆる意味に於いて言葉上の珍穴子である限り、今後詩人という名刺を自らに課し扱うことを私は拒否もしくは否定する。

その壱
詩人とはなんだろう。人が言葉を ....
あまだれ ぽつぽつ
落ち続け
貴女はいったい何処いった?

白い途、水の空
在るもの造形の力、
浮き上がり
岸辺の貴女 逃れゆく

絶えず絶えず逃れゆき
坂道 夜の暗闇に 
落ち ....
もう
随分長い間
自分を
探していた
気がする

自分が
見えなくて
泣きたくなる
そんな夜を
こえて
これたのは

あなたが
いたからだよ

その手が
温かくて ....
ただ ここに隙あるから
好きになったかな

隙間あったから
入る余地あったかな

隙間なかったら
タンポポさえ
咲かなかったかな

あなたを好きになれて
良かったよ

隙 ....
           - L'impromptu 自由律



サブタレニアン護摩誰や五月雨や



因る戀は射干玉ありふれた{ルビイデア=ιδέα}



チョコを ....
真新しいマンションが増えてきたこのまちで
わずかに残った古いモノ
ああ、あのぼろっちい空き家ね
頑固に過去にしがみつく
なんとも無様な姿を地域住民にさらしながら
はや数十年が経過した
 ....
道化の口角を極端に上げて
引き攣った笑顔を その白塗りの顔に浮かべながら
人間としての階段を きわめてダイナミックに下ってゆく
ジョーカーダンス あなたは
最も深い地の底の地獄を まるで天上界 ....
 一度固まってしまった接着剤はもう剥がしようがない。何処までも先祖を辿るのと同じように。

線香を供えるときには顔も知らずに亡くなった人も数にいれる。つまり戸籍上は曾祖父やら祖母やら兄弟なのだ ....
どんな花だって
一度は誰かに歌われたはず
だから綺麗でいることに
意味があると思うの

君に見つけて貰って
安心したせいなのか
少しわがままな癖を
隠し切れなかった

それでも花の ....
ゆうやけ、こやけ、
鍋の底がすこし焦げた、
スプーンですくった、黄いろいルーの、
ぐつぐつと美味しそうに、ガスコンロの火で煮込まれてゆく、
それは、
ようやくふたりで完成させた、
さいごの ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
again- ミナト ...自由詩423-5-21
ビー玉沿線- AB(な ...自由詩9*23-5-21
抱きしめて- 短角牛自由詩3*23-5-21
余音- 日朗歩野自由詩4*23-5-21
一番星- ひだかた ...自由詩4*23-5-20
シデムシマン_ライジング- 本田憲嵩自由詩4*23-5-19
ミルク- ひだかた ...自由詩4*23-5-18
幸福につかれたら- 自由詩3*23-5-18
それから- ヌヌヌ自由詩123-5-17
道端の神様(改訂)- ひだかた ...自由詩623-5-16
言葉の光景- ひだかた ...自由詩623-5-14
一つ思考- ひだかた ...自由詩423-5-14
あかいふうせん- 本田憲嵩自由詩623-5-14
飛翔- 渡辺亘自由詩323-5-14
五月の風- 奥畑 梨 ...自由詩1*23-5-13
昼ごはん- 空丸自由詩623-5-13
相思相愛すぎる- 日朗歩野自由詩8*23-5-13
うすいはなのいろ- あらい自由詩3*23-5-13
カタツムリライフ- イオン自由詩2*23-5-12
※五行歌_二首「死あってのことだ」- こしごえ自由詩4*23-5-12
脱_詩人宣言- アラガイ ...自由詩12*23-5-12
あまだれ一夜- ひだかた ...自由詩9*23-5-11
単純に愛したかった- ルルカ自由詩1*23-5-11
心ん中- ルルカ自由詩3*23-5-11
君はエケルチを視たか- 墨晶川柳3*23-5-11
よしやの秘密- うめバア自由詩623-5-10
JOKER- 本田憲嵩自由詩623-5-9
ASCHE_UND_LANGE_- アラガイ ...自由詩5*23-5-9
勿忘草- ミナト ...自由詩123-5-8
カレーライス- 本田憲嵩自由詩11*23-5-7

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