炊事をする
きみのうなじが
とても綺麗で
思わず口づけをした
きみはくすぐったがって
首を竦めようとしたけれど
構わず舌を這わせた
今はダメ
悩ましげな声を出すきみに
後でなら良いの ....
諦めなければ
叶わぬ夢は無いと
人の幸せばかりを
追い願い続けた君は

自然分娩で
助産婦の手を借り
自宅出産で
十才の女の子を頭に
五人の子供をもうけた

つい先だって
今年 ....
言い訳にならぬコトバに頷いてデコボコの月丸くしていく 一限目から必殺技の名前考えている 息つぎだけでせいいっぱい 三千世界におはよーございまーす もしも
あなたが
何度電話をかけても
相手につながらなくて
耐えられない程 不安になったなら

あなたの部屋の窓から外を眺めてみてください

窓に近寄り
息を吹きかけ
ぼんやりした ....
今すぐ粉々にしてくださいって

誰かにすがりつきたくなるときがあるよ

肩や腕や胸ではなくて

せいぜいひざの下にしがみつく

だって

怖いからね

優しい人が

自 ....
愚かな自分を鏡に映す
冷え切ったからだにのこる温もりをさがしてみる
かつて確かにあったその感触を思い出してゆく

暖かい手を心に紡いでみる
たぶん忘れてはいない筈のことばを捜して
記憶を暖 ....
表情の少ない
甥と姪が泣いている
眼を腫らしてはにかんでいる

泣くことなど想像もつかなかった
山男の義兄が
もう少し生きて欲しかったと泣いている

葬儀の場は
涙の大きなプールで
 ....
もう
たぶん来ないと思うんだ
あれほど

不安だった喪失も
なんだか
親友めいていて

あなたがいない

けれど
私は生きていて
おはよう、って挨拶をして
手にしたカバン
 ....
殺人事件が起きたとテレビが報道した。現場のマンション付近からレポーターが事件のあらましを緊迫した口調で話していた。テレビには事件の重大さを示すようなテロップが表示された。別れ話がこじれて男 .... ほんとうをひとつ石のしたに埋めた
約束をひとつ鏡の裏にかくした

退屈がちょっと窓からのぞいた
懸命がぼくのしりをたたいた

月は宙ぶらりんで柳のしたを通りがかった
杜甫と李白がちいさな ....
家の中なのか外なのかわからない
縁側と呼ばれる曖昧な場所がある
バルコニーやらベランダとは違う
人が一息つける場所
今はあまり見なくなった


同じような場所がある
家の中のパ ....
時空のゆらぎを感じて漂う心情。
ある時は旅情となり、またある時は慕情となる。
孤独に縁どられた私の過去の墓標の前には、
今はもう懐かしさを感じさせるものばかりが並んでいる。

私が嫉妬を ....
直そうとして潰した 帽子はあたまのマスクです

マスクはおくちの帽子です

そのはずなのにどうしてか


帽子ほど

マスクは選んでもらえません

マスクほど

帽子は聞かせてもらえません

 ....
最後に伝えた言葉が
僕があなたに一番言いたかったことだなんて
間違っても
思ってはいけない

最初に伝えた言葉が
僕があなたに何の構えもなく本音を言ったなんて
間違っても
思ってはいけ ....
何度か
反響して
その後
ピアニシモで
消えた
短い言葉
爪先が弾いた
小石のようだった


リコシェ
アルデンテを
やたらとウリにしてる
リストランテの ....
人の住まない家はすぐに朽ち果てる
心の通わない恋はすぐに醒めてしまう

貴方は私に何を求めたの?
(いつでも心は行き違い)
貴方はやすらぐ場所が欲しかっただけ?
(心の穴埋めのリフレイ ....
カレンダーを貼った位置が低い 女子大のトイレの
便座になりたい
手でわっかを作って
その上に
まだちょっとだけ青い
お尻を載せたい
体温で温めてあげたい
舌をウォシュレットみたいに
ウィーーンて出したい

万が ....
何に対しても一生懸命でいよう

今を大切にしたいから

たとえ「そんなに生き急いでどうするの?」と言われても

「死に急ぐよりマシだから」と笑ってやるさぁ
別れた女の良いところを100挙げて外は明るくなってきた 残響

さようなら しばしのお別れさ
吐き出した祈りは 冬空に白く漂って
すぐに消えた 手を振る暇もないうちに
果てしない景色の 彼方へと羽ばたいていった

この熱が まだ残っているうち ....
テレビを点けると、美智子妃殿下が  
カメラのレンズの向こう側にいる  
一人ひとりの国民をみつめ     
静かな深いまなざしで  
語りかけていた   

「私は子供の頃、絵本に親しみ ....
時々、人の目を臆することなく
甘えてみたくなる

鼻をあなたの背中に押し付けて
思いっきり
人の匂いを吸い込んでみたくなる

ひなたに寝転んで
雲の形に一喜 ....
それは現代詩
たぶん現代詩
祝!現代詩
頭痛に現代詩
ごっつ現代詩
馬の耳に現代詩
目.肩.腰に現代詩
とびだせ現代詩
ストップ現代詩
主演現代詩
脚本現代詩
監督現代詩
近日 ....
ちょっと薄汚れて古い街だが愛着もある
あの街へかえろう

鑑別所から卓也もかえってきたし
住むところとこれからの仕事をなんとかしないとならない

さんざん迷惑をかけたその当事者が俺だなんて ....
海底の遺跡の上に初時雨
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9946)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うなじに口づけ- 花形新次自由詩213-11-19
私信_一足先のけこちゃんへ- 板谷みき ...自由詩6*13-11-19
言い訳にならぬコトバに頷いてデコボコの月丸くしていく- 北大路京 ...短歌813-11-19
一限目から必殺技の名前考えている- 北大路京 ...自由詩713-11-19
息つぎだけでせいいっぱい- 北大路京 ...自由詩4*13-11-19
三千世界におはよーございまーす- 北大路京 ...自由詩313-11-19
あなたの部屋の窓ガラスが透明であったなら- ichirou自由詩3*13-11-19
泣いて叫んでせいぜい粉々- クナリ自由詩7*13-11-19
ただこころのなかで- 梅昆布茶自由詩1113-11-19
葬式- ……とあ ...自由詩22*13-11-19
バジル- umineko自由詩12*13-11-19
事件- 葉leaf自由詩113-11-19
そんな花見- 梅昆布茶自由詩1813-11-18
縁の側で- 龍九音自由詩2*13-11-18
幸福のゆらぎ- ヒヤシン ...自由詩9*13-11-18
直そうとして潰した- 北大路京 ...自由詩213-11-17
帽子とマスク- 吉岡ペペ ...自由詩413-11-17
最後の言葉- クナリ自由詩4*13-11-17
効率が悪い- ホロウ・ ...自由詩2*13-11-17
さよならは私から- 龍九音自由詩3*13-11-16
カレンダーを貼った位置が低い- 北大路京 ...自由詩513-11-16
便座になりたい- 花形新次自由詩513-11-15
大切な今- 龍九音自由詩2*13-11-15
別れた女の良いところを100挙げて外は明るくなってきた- 北大路京 ...自由詩713-11-15
残響- itukamitanij ...自由詩2*13-11-15
花の御心を生きるひと__- 服部 剛自由詩6*13-11-14
子供だねと頭を撫でて- 中山 マ ...自由詩313-11-14
ようこそ現代詩地獄へ- 左屋百色自由詩12*13-11-14
あの街へかえろう- 梅昆布茶自由詩1113-11-14
海底の遺跡の上に初時雨- 北大路京 ...俳句613-11-14

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