にんげんが痛みを知ったとき

他の動物たちは

それ見たことかと

手をたたいた

森の聖人がリスやキツネに

『見ていてごらん。彼等は今に誤りに気付き ....
雨 雨
切々と うたう

わたしはピアノを弾いている

絵も描けず
詩も書けず
下手な暮らしをしているが

わたしはピアノを弾いている

今この瞬間
いくつもの
想いが
浮 ....
私立女子高。
可愛い制服と、私の他に、私の中学から受験する者が居ない事を
目的で選んだ第二志望の高校だった。
第一志望の高校は落ちた。当然第二志望の女子高は私の偏差値より
下回っていた。
 ....
私はきみのことが好きだ
でも どうやらきみは
私のことを好きになることができない体質だったらしい

仕方がないので
私はきみを好きでいつづけることを
やめることにした

無理にきみに合 ....
私は強くなる
大切な守りたい人のために
私ができることをしたい
悔いを遺して逝きたくはないから
人って生き物が嫌いだけど好きだから
私にできることはなんですか
悔いを持ち生 ....
こんな
二等辺三角形を
埋め込んだ
見たこともない
青が
備わる
午後の影を
見遣り

フレームだけの
都市には
ガラスの雲
が置いてあるので
立体ラジオの
気象予報士は
 ....
カウンターの背の高いスツールに腰掛け
グラスに注がれたバーボン
氷のゴツゴツした表面を覆いながら滑り落ちる
琥珀色の液体にジッと
視線を這わせ

すでに結露したグラスを捧げ
グビリと ....
亀はじっとして動かない
僕は固い甲羅になった亀の両脇を片手でおそるおそる上から掴み上げると
道路脇の川へ下りてゆき逃がしてやりました 。
亀は うれしかったのか 哀しかったのか
目には涙に濡れ ....
キャンプ場の近くを車で走っていたら20センチくらいの亀が道路をえっちらほっちらと横切っていました。
僕が車を止めて近づくと、亀は首や手足を引っ込めたまま
動かなくなりました 。

このままでは ....
私は想う
あなたと出会う
その事実を
あなたの意味を

これから
私は失っていく
例えば友を
痛みを

そのとき
私が還れるために
北極点のすがしさで
あなたが

たとえ ....
原作は読まずに映画を観に行った。どうせ出来そこないの九州弁を聞かされた挙げ句、薄っぺらな人間把握を押しつけられるのが関の山と踏んでいたが、意外や意外。

人間把握の深い浅いはともかく、俳優陣による ....
飲みかけのまま冷めた
珈琲、煙草の味
忘れた頃に思い出す
君の声の澄んだ白

錆びた鐘を打って
不協和音を降らす
オトフラシの瞳
瞬きする度、澱む
もし片手で踊ることができたなら 視線羽に代えもう一度いなくなるだろう
雨の中濡れるつったいう
死にそうな真夜中過ぎのローソンで
『彼氏居ますか?』某店員に
鶏のおくのなか きちがいな海がながれる
泡は掬えず とりあえず雲だけ

わたしが人をみるのはつなげないから
生きるために理解するから

止めることを熾き上げて
暗い白に

わたしが人 ....
最近何とも鬱気味で
鬱気取ってる自分が嫌い
誰もお前の事なんか気に留めてないんだから声も出さずに
黙々と手際良く
自分で自分の墓穴を掘って
そん中でちっちゃくなって丸くなって死ね ....
脳味噌でかんがえるこころや不安定は
いつもあいつのことをきにしてしまう
ごめんなさい なにがいいたいのかわからない
かたちのない宝石を
手のひらで転がす九月の午後
孔雀たちはまどろんでいる
淡く実る葡萄の夢を見ながら
学生のころ

留年すれすれだった彼女と試験期間中

ラブホテルに十連泊した

ゼミイチだったから

ぼくには後期試験は関係がなかった

フラ語を教え、経済原論を教え、

商業簿 ....
ろうそくの明かりに
手をかざしながら
彼女の詩を聞いていた
途方もなく遠くへ
来てしまったけれど
あの時あの熱の中で
自分の手は自由に生きていた
熱を求めては
焼かれて弾かれる
炎は ....
あんなに大きかった人が
幽霊になってしまった
行方不明の幽霊
生きているはずなのに
わたしたちは
残念ながら霊感がまったくなくて
幽霊がみえない
幽霊は文字のようで
記憶のようで
素 ....
大きな声で言う
わたしはもう大丈夫じゃない
もう一度言う
わたしはもう大丈夫じゃない
だから
安心して
わかるでしょ

雨が沖縄を通り
九州を越え
関東をすべり
東北へ行って
 ....
ホイミとか
ケアリーとか
そんな高等なこと
とてもじゃないが
できやしないけれど
僕たちのそれに当たるのは
いつであっても
この声だ
この言葉だ
そうあの日も話をしたよね

まだ ....
沼田城址公園の猫

その猫はチャトラ
顔は大きいが痩せていて
バランスが無い。
愛想が頗る良いが、下品ではない。
飼い猫にしては痩せている。
野良であろうか がっついてる。

のっそ ....
妖気漂う刺青の白い肌
石熱に浮かぶ唐草模様
殺し殺されても/あなた
死人には
口があるとは
思いませんか
/
あの日
あの夏の夜
呼び出された倉庫で
確かに僕たちはあい ....
実のつらなりが
水に映る
逆さになり
雨が来る


遠くと近くの震えが混ざり
小さな 音だけの雨となり
曇へ降る虹
曇から降る虹を見つめる


指のかたちの熱が ....
「大人になっても空気が読めない人」と、教えたとき
研究室のドアを勢いよく開けて君を呼んだあの眼鏡の
特徴の無い地味な女を思いうかべていたのです。
その日は、研究発表の準備会があり
専科が集まっ ....
あれは誰だ
誰だ
俺だ
俺はデブだ
デブマンだ
チョーデブマンだ

厚切り肉の名を受けて
脂身捨てず闘う男(脂身がいっちゃん美味いんだから!)
デブアセーは大洪水
「デブは ....
不意に雨
どしゃ降り抜けて
チェックイン
タオルをくれた
フロントの君
熱いってそりゃーそーだよこんなにも熱があるのにオレを頼れよ
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
俺何か間違ってるか?- TAT自由詩4+*10-9-30
pianissimo_words.- Akari Chika自由詩8*10-9-30
「檻の中の同性愛」- 桐ヶ谷忍散文(批評 ...3*10-9-30
無題#- くろきた自由詩5+10-9-30
から- ポー自由詩3*10-9-30
透明な構図- 塩崎みあ ...自由詩4*10-9-30
バーカウンターの蛙- ……とあ ...自由詩10*10-9-30
亀_‥‥_続き- アラガイ ...携帯写真+ ...6*10-9-30
- アラガイ ...携帯写真+ ...3*10-9-30
フラッグ- umineko自由詩6*10-9-30
方言のちから_映画『悪人』を観た- A-29散文(批評 ...1*10-9-30
音降- 泡沫自由詩310-9-30
ノライツツ- 十二支蝶自由詩110-9-29
恋は遠い日の花火では、、- TAT短歌4*10-9-29
_- 十二支蝶自由詩210-9-29
【急募!】電信柱を曲がってくるマリア_時給〜応相談〜- TAT自由詩3*10-9-29
髪の毛- 十二支蝶自由詩210-9-29
中_庭- 塔野夏子自由詩17*10-9-29
ラブホテル- 吉岡ペペ ...自由詩5+10-9-29
創書日和【熱】潜熱- 大村 浩 ...自由詩7*10-9-29
幽霊のダンス- さだあい ...自由詩510-9-29
わたしはもう大丈夫じゃない- さだあい ...自由詩710-9-29
イナバウアー- おるふぇ自由詩410-9-29
沼田の猫- ……とあ ...自由詩13*10-9-29
あの日あの場所で- アラガイ ...自由詩3*10-9-29
夜と辺- 木立 悟自由詩1410-9-29
タロットカード- 西日 茜自由詩3+*10-9-28
デブマン- 花形新次自由詩3*10-9-28
三十歳/男/営業マン/出張先/広島- TAT短歌2*10-9-28
風邪- ユメサキ ...短歌210-9-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329