耳を
 澄ませば
 夏草の受け止める
 雨音
 さふぁり


 金魚のひれ
 ひらひらと
 漂い
 脱俗を
 せまる


 食うのみに生きたが
 戦後と
 あなたは言 ....
何も掴めなかったそこにあった物語


甘えに甘え餃子三昧の日々


人形と書籍に埋もれ月光浴


奇数好きの猫など信じられるか


鐘の音に最後といえば最後のダッシュ


 ....
見たこともない世界に愛しさを投げ込みたい
いつも乗り換えるだけの駅を降りて
ぶらぶら散歩してみたい

本当に足が棒になってもう歩けないほど歩いてみたい
こころ壊れてしまうまで君を愛していたい ....
うちの飼い猫の名前は
あんず(♀ 11歳)
ししゃも(♀ 推定9歳)
豆乃助(♂ 11ヶ月)

みんな食べ物に関係しているので
今度産まれてくる赤ちゃんの名前も
食べ物の名前にしてみよう ....
気圧の上がらない交差点で
空を見上げた
そこには少しの眩しさを残して
手の距離よりは遥かに遠く
銀鼠の雲が広がっている

知らない街の知らない人々が
交差点とは名ばかりで
これからも互 ....
思い出す

女子高生の頃
道路に急に出てきた
サッカーボール

ボールを拾いに来た
利発そうな小学生

”ありがとうございます”
そうていねいに挨拶してくれた

なんだか とっ ....
{引用=(自動扉の開く気配
 夏の口が開き熱っぽい舌が僕をなめる
 揺れる木漏れ日 吹き出す汗 シャツを流れる風
 即興的に産まれたノイズ まぶしいタイル 
 葉の擦れ合う音 靴ひも 蝉の声はさらに重 ....
 
 
 
【gravity】



 僕たちは引かれ合う――見えない何かに導かれて

 宇宙に浮かぶ無数の光のように
 僕たち一人一人はとても小さな星さ
 無数の ....
うちで飼っているヤマトヌマエビが脱皮した
と嬉しそうに妻が脱け殻を箸につまんで見せてくる
食卓に置いとくから見てね
暫く飯喰いながら脱け殻を見るようになり
ヤマトヌマエビの脱け殻に慣れてきた頃 ....
ひらひら不規則にばらまいている
妙な笑顔で広告を振りまいている

いつも知らない振りして誰かの髪を飾る
家に帰ってくっついてきたものが何か知る

割れ物がばらばらになるまでに何があった
 ....
まだ見ぬ女性に電話する
「あなたは、マグリットが好きでしょ。」
確信を持って私は伝えた
当然間違えるはずなどない

羊水に浮かび私達は遊んだ
35年間ぶりに再会した

ATGCの配列が ....
5時間後には職場にいる

向こうから

朝が轟音たてて近づいて

午前4時のカラス、鳴く

励ましてくれるひと、ありがたい

応援したくなるひと、たいせつだ

沈んだ気持ちにさ ....
あなたが私にくれた
最初のプレゼントは命
あなたが先につくっていてくれた
私の住む地球

世界は広いだろう
この目で見えないだろう
まだ知らぬ空間をもっているだろう

 ....
いつも君を見ていた
君の笑顔を見ていた

君を愛していた
君の笑顔を愛していた

君を守る
君の笑顔を守る

そのためなら
命も惜しくはないと思った

君のためなら
死んでも ....
新緑の季節
五月の朝の陽光を浴びた
ニコライ堂 緑青に覆われたドーム屋根

明るい陽光に
くっきりとした陰影を残した
コンドルの遺産は
一二〇年経った今日も
聖橋から靖国通りに向かう坂 ....
剃刀の刃で喉を裂き死ぬという、いかにも凄惨な最期を遂げた人に僕がかけるべき言葉はなかった、はず。

夜は野卑な信号の群れをくぐって淫靡な闇の中に車を送り出している。
とある日
 
郵便受けに入っていた種
石灰と肥料と期待を土に混ぜ込み
成長を見守る

木の葉を器用に全身に巻き
住居と食料を兼ねる
木はやせ細り
わずかばかりの蕾を儲けた

ふい ....
タバコ噴かしながらお向かいのじっちゃんがね

泣くなって言うんだ

昨日泣いてたとは知らないのに

泣いちゃダメだって言うんだ

泣きつきたい気分だから

大丈夫だってば〜って
 ....
他人の顔の
僕を真似して
語り合うのは
いつものことだ

明日に転がる
数字次第で
どこに進むか
任せてみるさ

空に両手を
広げてみても
雲にこぼれた
夕日みたいだ
ありきたりだと
思えた1日も
実は違ったんだ

そこに気づいた時に
次の日が待ち遠しく
なったのです
女子の装いが夏仕様になったので
街中も通勤車両もなんだか華やいだ気になります

実はぼく爆弾魔なのです
鞄の中には手造りの爆弾が入っているのです
この浮ついた空気を爆破するのです
テロリス ....
仕事帰りの疲れた身体をシートに沈めると
ひと駅間に
うつらうつら
して

ごく短い夢/妄想を見てしまう

夢/妄想から醒めた瞬間
時間の感覚が混乱して
おいてきぼりを食らった気分で
 ....
61
誕生パーティ、彼女がホールのケーキを切り分けると、集まったボーイフレンドたちの支持率が見て取れた。

62
目的地への案内板が「↓」であったので、スコップを探そう。

63
形見わけ、故人の押入 ....
いつまでも待てないよ

アタシがこんなにがんばってもネ
気持ちに気付いてくれないんだから

あなたの心めがけ、土足で踏み込んであげる

心のど真ん中に居座って、しっかり撃ち抜いてあげるね ....
アジサイの蕾ふくらむ真昼どきふと戦争の頃思いいず

公理さえ定理もいらぬ人もいる健全に過ごさねば滅ぶ

妻ととも来年からは二人して新しき人生はじめむかな
坂のてっぺん
背伸びをして
月にきすをした
照れた月は
少し赤くなって
フェードアウトしていった
僕はそれがおかしくて
チョコレートをかじりながら
鼻歌を歌った
舞台の緞帳はいよいよあがり

しかしその舞台のうちで更なる幕は開かれる

改革は合わせ鏡

今や幾重にも続く世紀の幕開けに

観客は右に左に首をかしげ

出演者達は台本を忘れ

 ....
お酒を飲みすぎた 翌朝

大好きな アイスコーヒーを
飲む気には なれなかった

モーニングセットにはコーヒーが
おきまりだが

きょうは オレンジジュースの気分だ

濃いめのオレ ....
重油が雲のように流れうねる
粘液質の眠りの底に響いて届く
何色かの鐘の音色に共鳴する
筋肉繊維の無数の弦が共震し
開かれる眩暈と明晰の間の扉


甘く緩く脊髄を対流する
胸 ....
あなたとの消息がとだえて
3週間と1日がたってしまった

まいにち 寝る前にあなたの
名を呼ぶ ちいさな声で

たった1日
数時間の会話だったけど

あたしは
感じた
あたしと同 ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
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