あとで何も思い出せないくらいの人生を生きたい
あの時あそこで何をどんだけ食べたとか
そのあと誰かと湖の閉鎖中のボート乗り場で
かなりきわどいところまで乳繰り合ったとか
そんなことど ....
早朝に雨が
鳴いている

目覚めもままならない夢現の耳元を騒ぐ
水の弾きと滴り
薄暗い窓辺は濡れたまま空を映す
うなだれ余した昨日までの日照りが
一清されるように流れる中で
肌を掠める ....
一定、一定の過去を創りだす

わたしの
しんぞうのうらがわの、
思想力と安楽死を求めてる、
わかく
やわらかく
なまぬるいそんざいかん



宇宙葬に関わっては、
いまだ周囲 ....
私の小さな声が聞こえますか?
この小さな息づきが聞こえますか
心臓を
守って
眠っている

今にも落ちそうに
大きく揺れている 鈴の音は

広すぎる世界の隅々まで
響き渡らせるには ....
キュンと鳴くこの胸の音聞かせたい
遠くからでも想っています
切り立った断崖の道を
あなたは独り 駆けていく
何物にも動ぜぬ 意思を以て

もしも その先に待つ
あなたの夢が
輝き放ち続けるなら

私もあなたの背中を押そう
あなたの手を取っ ....
{引用=
中途半端な気持ちで
ハウ・ドゥー・ユー・フィール?
と問えば
こぶしがかえってきた

涙が流れ出る夏
涙があふれる夏

みんなからだがおかしい
脳のどこかもおかしい
 ....
 誰でも良かった、しかし誰であっても駄目だった。特別なんて無い、ただの世界だ。
 むしゃくしゃしたからといって無差別に人を殺す事は許されないし、退屈だからといって無差別に人を愛する事もまた許されない ....
○登場人物の紹介

竹田雷電(たけだ・らいでん)   ………… チンピラ。火曜日に落雷の超能力が使える。
月谷守(つきたに・まもる)    ………… 職業不詳。現在世界放浪中。月曜日の夜 ....
「水没した都市」の駅でアクアバイクを借りて
ハシケを曳きながらとろとろと岬沿いを走っていく
俺とあんちゃんは
一宿一飯の恩義で仕事をおおせつかった
沖合に座礁した小船の積荷を採ってきて ....
凍える体を暖めてくれる
そんな 一杯のコーヒーにもなれない僕は
冷え切った君の手をさする
どうにかして
暖めてあげられないかと

癒されない痛みがあることを知る
閉じては開く 傷跡がある ....
あんなに月といっしょだったのに

金星はひとりぼっちになっていた

でもそれは

俺の見えている世界だけのお話で

じっさいはなにも変わらないよな

流れ星だ!しばらく見つめていた ....
もし俺が死んだって何も悲しむ必要は無いさ
俺は世界になるのだから
俺が死んだその時に
普段見逃してしまうような事も捕まえればいいさ
地平線の意味
水平線の彼方
ありとあらゆる単 ....
つよくなってどうするの?

つよくなったあとどうするの?

花を咲かせてどうするの?

花が咲いたあとどうするの?


過去は変えられないけれど

じぶんと未来は変えられる

 ....
恐竜は鳥になってしまった
大空を羽ばたくかわりに
偉大さをなくした

朝 にわとりが声をあげる
恐竜の飛べない子孫が
景気よく声をあげる

より大きなものを知るためには
偉大であって ....
 
 
もう
酒と煙草しか
愉しみはなくなった

それから詩

鼻で笑われてもいい
あまえんなと
卑劣に
罵られてもかまわない

ただ、これだけは
どうか私から
奪わない ....
割れたコップ
壊れた冷蔵庫

彼女はいつも苛々してる

こぼれたチョコチップ
鳴らない電話

唇を噛んで
その場をやり過ごす

いつだって
繋がってたいんだって
毎日笑って
 ....
風の弱い 祭りの日

千代紙で折った鶴を
そっと巾着に忍ばせた

少し早足で あなたと並ぶ

慣れない下駄に
つまずきながら

漆黒に
赤や青の屋台が
眩しくて

熱気に
 ....
 
 
水に音がする
今日、記念日
心臓がヒトからヒトへと
伝染していく
いくつもの屍をまたいできた命が
測量会社の裏口を叩く
内から命の返事がある
シャボン玉は飛ぶ
空へと延びる ....
きのう月ははんぶんで

それはそれで気持ち良さそうに

浮かんでいる気もしたけれど

ぼくらの星の衛星は

勝手にひかりに名前をつけられている

まるでひかりが月みたいじゃないか
 ....
青空と強く降り注ぐ陽射しの中
パラパラと降りだした雨粒
光を纏って輝き出せば
空に虹がかかり
ぽろんぽろんと鍵盤が弾みだす

夢とも現実ともとれない世界
その風景を残そうと
携帯にメモ ....
 エポケーの歌 (2)

わたしはそれ以来考え続けた
新しい自分になって
何をしたらいいのか
心は清く、さらさらと流れ
どこにも悪いところはない
自分は新しい
自分は新しい
自分は ....
わたしの家族は、みなそれぞれにパソコンを持っていて、わたしはといえば、専用のものはないのだが、家族供用とされた一台はもうほとんどわたしだけが使っているので、実際はそれがわたしの占有のようになってい .... 尾崎豊がコンサートで

オレはクールだ、オレはタフだ、って言っていたけれど

オレもそんな人生を歩いている

42にもなって

いまだにじぶんの可能性に

疑いをもてないでいる
 ....
朝がくるたびに
こそこそするよ
生かされたことに
複雑だよ
懸命じゃないと
はずかしいから
隠れるように
後悔するよ
でも
よかったんだよ
君にあえるから
早く君に手紙をかこう
 ....
その日茗荷谷博士は、
本屋「絶倫堂」店員のノリちゃんに
八幡宮に呼び出されました。
博士は、ノリちゃんに出会って以来、
毎日「絶倫堂」に肉まんを大量に抱えて通いつめ、ついに
ノリちゃんと付き ....
まぶしすぎて螺旋を描いていた
体中の塩分が海に向かって
こぼれだしそうで
じっとフェンスを睨んだ

死んでしまうまでの時間を
生きていると呼ぶのだ
死んでしまう前に
生きているだけのこ ....
子供に○○○されても
□□□□る大人になりなさい

それでもやっぱりどうしても
変な物を身につけてしまうから
だからそんな社会で、
君らが少しでもそれを捨てられるように

10年後そん ....
秋の夜長が静かにこちらへ歩を進めている
もう虫が鳴いている
昼間の入道雲が萎んでしまえば
いそいそと秋が町のあちらこちらに姿を見せる

ところがどうだろう
私はまだ秋の準備ができていない
 ....
チェンバースは
やりかたってもんを
とても、よく
心得ている
それは
おれの寝床で
今日に
踏ん切りがつかない
おれの意識を
疾走させる
果てし ....
鵜飼千代子さんのおすすめリスト(9858)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あとで何も思い出せないくらいの人生を生きたい- ホロウ・ ...自由詩7*10-9-5
秋雨- 見崎 光自由詩4*10-9-5
平方に曲げて- usoni自由詩9*10-9-5
鈴鳴り- Akari Chika自由詩4*10-9-5
おもう- 橘あまね短歌610-9-4
エール- 結城 希自由詩2*10-9-4
みんな、おしまい。- 真島正人自由詩7*10-9-4
舎利子- 光井 新自由詩410-9-4
温泉街- 捨て彦散文(批評 ...210-9-4
いつかまた、会えるから、(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩610-9-4
碧い七里ヶ浜- Akari Chika自由詩1*10-9-4
流れ星- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-3
饒舌ダウナー- 虹村 凌自由詩1*10-9-3
結婚してた記念日- 吉岡ペペ ...自由詩5+*10-9-3
恐竜は鳥になってしまった- 佐々宝砂自由詩6+*10-9-3
愉しみ- 小川 葉自由詩110-9-3
Is_she_alright?- Akari Chika自由詩2*10-9-2
あんず飴- Akari Chika自由詩1+*10-9-2
記念日- たもつ自由詩710-9-2
誓い- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-2
夢の続きを- ミツバチ自由詩9*10-9-2
エポケーの歌(2)- 生田 稔自由詩3*10-9-2
妹とパソコンのこと- はるな散文(批評 ...10+10-9-2
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩210-9-2
れたあ- 朧月自由詩310-9-2
あしたのタケジョー- 花形新次散文(批評 ...2*10-9-2
展望台と世界の花- 瀬崎 虎 ...自由詩310-9-2
未来に植える小五の種- 酸素の枷自由詩110-9-2
夏なつかしく秋になく- 木屋 亞 ...自由詩4*10-9-2
生身のものにはノイズが混じるものさ- ホロウ・ ...自由詩3*10-9-2

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